羽田空港国際線ビル駅
羽田空港国際線ビル駅 | |
---|---|
羽田空港第1ビル駅側から眺めたホーム (2010年9月11日) | |
はねだくうこう こくさいせんビル Haneda Airport International Terminal | |
◄MO 07 天空橋 (1.4km) (2.1km) 新整備場 MO 09► | |
所在地 | 東京都大田区羽田空港二丁目6-5 北緯35度32分39.7秒 東経139度46分5.4秒座標: 北緯35度32分39.7秒 東経139度46分5.4秒 |
駅番号 | □MO 08 |
所属事業者 | 東京モノレール |
所属路線 | 東京モノレール羽田空港線 |
キロ程 | 14.0km(モノレール浜松町起点) |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗降人員 -統計年度- | 9,258人/日 -2016年- |
開業年月日 | 2010年(平成22年)10月21日 |
乗換 | 羽田空港国際線ターミナル駅 (京急空港線) |
羽田空港国際線ビル駅(はねだくうこうこくさいせんビルえき)は、東京都大田区羽田空港二丁目にある、東京モノレール羽田空港線の駅である。駅番号はMO 08。
英文名称はHaneda Airport International Terminal Stationで、京急空港線羽田空港国際線ターミナル駅と同一となっている[1][2]。
目次
1 概要
1.1 駅開設までの経緯
1.2 開業
2 駅構造
2.1 のりば
3 利用状況
4 駅周辺
4.1 バス路線
5 年表
6 運賃に関する特記事項
7 隣の駅
8 脚注
9 関連項目
10 外部リンク
概要
駅開設までの経緯
東京国際空港は2010年(平成22年)10月21日にD滑走路を供用開始した。これによって発着枠が増加し、国際線定期便の就航が可能になった。
これにより、国際線のキャパシティが現行の第2旅客ターミナルビル南側に設置されていた旧国際線ターミナルビルよりも増大するため、多摩川と東京都道311号環状八号線に沿った区域に国際線旅客ターミナル・貨物ターミナル・駐車場などの新国際線区画が東京国際空港ターミナルによって建設され、その旅客ターミナルの開業に合わせて駅の開設がなされた。
仮称は「国際線ターミナルビル駅」としていた[3]。同年2月10日に正式な駅名は「羽田空港国際線ビル駅」(はねだくうこうこくさいせんビルえき)と発表された[4]。
なお、2002年(平成14年)に羽田再拡張が国土交通省によって策定された当初は、2003年(平成15年)度までに滑走路を着工の上、2009年(平成21年)12月に国際線ターミナルの開業が見込まれていた。しかし、港湾上の構造問題から滑走路の設計変更などが生じて[要出典]2007年(平成19年)5月に着工したため、国際線新ターミナルの着工も順延し、2010年10月21日の開業とされた。
建設途中の同年3月27日に、電気工事をしていたターミナルビル1階部分から出火。作業員1人が負傷、駅舎など約500平方メートルが延焼する事故が発生している[5]。
東京モノレールの駅の建設現場
(2009年4月)
建設現場周辺(2009年4月)
開業
開業予定は当初2009年12月だったが、ターミナルの着工が延期されたことから、2010年10月21日となり[6]、同日のターミナルの供用開始に合わせて開業した。
東京モノレールでは同年7月29日に、当駅に全列車を停車させるとしたダイヤ改正を発表した[7]。東京モノレールでは一日の乗降人員を約8,500人と予測している[8]。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する高架駅である。改札口は2階コンコースと3階下りホーム前に設置され、ともに、到着ロビー、出発ロビーに直結する。両ホームは改札内で往来可能である。
当駅の設置にあたり、天空橋 - 新整備場間の高架軌道のうち、東京都道311号環状八号線上の一部(約900m)を撤去し、代わりに国際線ターミナルビル寄りにS字状に湾曲した高架軌道を新設した。これに伴い、2010年4月10日午後から全列車をモノレール浜松町 - 昭和島間の折り返し運転とし、同年4月11日にかけて切り替え工事を行った。
この措置により、中部国際空港駅、仙台空港駅に次いでプラットホームと国際線出発ロビーが同じ階層となり、下りプラットホームのみシームレスな往来が可能になった。
同駅に東日本旅客鉄道(JR東日本)のグループ企業であるびゅうトラベルサービスが運営する「JR東日本外国人旅行センター」が開設され、訪日外国人向けの特別企画乗車券「ジャパンレールパス」の引き換えやJR券の販売、旅行相談などを受ける。また、駅開業時より「ジャパンレールパス」「JR EAST PASS」で東京モノレール線が利用可能とされた。
自動改札機はすべて幅広型のものが設置されている。到着ロビーと同一階に改札口があるため、カートを改札内コンコースまで持ち込むことができる。ただし、カートを持ち込んだままエスカレーターやエレベーターを利用することはできない。
のりば
番線 | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | 東京モノレール羽田空港線 | 下り | 国内線(第1ビル・第2ビル)方面 |
2 | 上り | 浜松町 のりかえ JR山手線・東京・都心方面 |
- 駅構内設備
- 可動ステップ(1番線のみ)
- 到着ロビー階「JR EAST Travel Service Center」
モノレール下り線ホームから国際線ターミナルに向かう(2010年10月)
国際線ターミナル改札に向かう(2010年10月21日撮影)
国際線ターミナルからモノレール下り線改札口を見る(2010年10月)
国際線到着ロビーと同階にある改札口。改札内では1番線ホームと2番線ホームに行くことができる。
国際線出発ロビーと同階にある1番線改札口
プラットホーム付近(1番線側)
プラットホーム付近(2番線側)
アクセスホール近景
羽田空港国際線ビル駅の1000形記念車両(2010年10月)
同左(2010年10月)
同左(2010年10月)
利用状況
2016年度の1日平均乗降人員は9,258人である[9]。各年度の利用者数は下表の通り。
年度 | 乗車人員 | 降車人員 | 出典 |
---|---|---|---|
2010年(平成22年) | 865 | 836 | [10] |
2011年(平成23年) | 1,160 | 1,207 | [11] |
2012年(平成24年) | 1,080 | 1,158 | [12] |
2013年(平成25年) | 1,087 | 1,176 | [13] |
2014年(平成26年) | 1,387 | 1,398 | [14] |
駅周辺
東京国際空港
- 国際線旅客ターミナルビル
- 国際線P(駐車場)
- 東京都道311号環状八号線
バス路線
京浜急行バス(共同運行会社を含む)と東京空港交通(共同運行会社を含む)が2010年10月21日から国際線ターミナルに乗り入れている[15]。
年表
2010年(平成22年)
2月10日 - 東京モノレールの駅名が羽田空港国際線ビル駅に決定。
10月21日 - 開業。
- 2020年3月 - 駅名称を 「羽田空港第3ターミナル駅」に変更予定[16]
運賃に関する特記事項
当駅と「羽田空港第1ビル駅または羽田空港第2ビル駅」間の運賃は通常大人片道200円(IC運賃は194円)となっている。ただし、羽田空港で国内線⇔国際線間を相互に乗り継ぐという理由で乗車する場合に限り、その間の運賃が無料となる。無料で乗車する際にはまず、国内線および国際線ターミナルの案内カウンターでパスポートと航空券を提示した上で利用を申し出て「乗継乗車票」を発行してもらい、それを駅の改札口にて提示する必要がある[17]。
なお当駅からの所要時間は、羽田空港第1ビル駅まで4分、羽田空港第2ビル駅まで6分となっている[18]。
隣の駅
- 東京モノレール
東京モノレール羽田空港線
■空港快速
モノレール浜松町駅 (MO 01) - 羽田空港国際線ビル駅 (MO 08) - 羽田空港第1ビル駅 (MO 10)
■区間快速
流通センター駅 (MO 04) - 羽田空港国際線ビル駅 (MO 08) - 羽田空港第1ビル駅 (MO 10)
■普通
天空橋駅 (MO 07) - 羽田空港国際線ビル駅 (MO 08) - 新整備場駅 (MO 09)
脚注
^ ACCESS TO HANEDA AIRPORT - 東京モノレール
^ 2016年以降はハングル表記も羽田空港国際線ターミナル駅と同一。ただし簡体字表記は異なっている。
^ “2009年 羽田空港国際化に合わせ国際線ターミナルビル駅(仮称)を新設します” (プレスリリース), 東京モノレール, (2005年7月29日), オリジナルの2007年1月27日時点によるアーカイブ。, http://web.archive.org/web/20070127112513/http://www.tokyo-monorail.co.jp/news/20050729_03.html 2010年3月11日閲覧。
^ “東京モノレール新駅の駅名決定及び新駅開業に伴う線路切替について” (PDF) (プレスリリース), 東京モノレール, (2010年2月10日), http://www.tokyo-monorail.co.jp/news/pdf/press20100210_new_station.pdf 2010年3月11日閲覧。
^ 羽田空港の新駅で火災、1人軽症 建設中の国際線ターミナル(産経ニュース 2010年3月27日)
^ “「羽田空港国際線ビル駅」開業日の決定について” (PDF) (プレスリリース), 東京モノレール, (2010年5月14日), http://www.tokyo-monorail.co.jp/news/pdf/press_20101021.pdf 2010年5月14日閲覧。
^ 東京モノレール 「東京モノレールダイヤ改正」 (PDF)
^ モノレールvs.京急 羽田国際駅13分の攻防[リンク切れ]
^ “東京モノレール 会社概要”. 東京モノレール. 2018年4月8日閲覧。掲載場所:ページ下段 1日当たり駅別乗降人員。
^ “東京都統計年鑑(平成22年度)”. 東京都. 2015年7月12日閲覧。
^ “東京都統計年鑑(平成23年度)”. 東京都. 2015年7月12日閲覧。
^ “東京都統計年鑑(平成24年度)”. 東京都. 2015年7月12日閲覧。
^ “東京都統計年鑑(平成25年度)”. 東京都. 2015年7月12日閲覧。
^ “東京都統計年鑑(平成26年度)”. 東京都. 2017年4月20日閲覧。
^ 羽田経済新聞「東京空港交通・京浜急行バス、羽田新国際線ビルに-深夜早朝便拡大は検討継続」
^ 2020年3月、羽田空港のターミナルビル等の名称が変わります - 国土交通省 平成31年2月26日
^ 『ターミナル間の移動について/ターミナル間無料連絡京急線・モノレール』《『羽田空港ターミナル BIG BIRD』(日本空港ビルデング運営サイト)》より
^ 『国際線⇔国内線の乗り継ぎ案内(トランジット)』《東京モノレールWebサイト》より
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
外部リンク
- 東京モノレール 羽田空港国際線ビル駅
|