マレーシア航空
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法人番号 | 7700150071623 | |||
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設立 | 1947年 (Malayan Airways として) | |||
ハブ空港 | クアラルンプール国際空港 | |||
焦点空港 | コタキナバル国際空港 | |||
マイレージサービス | Enrich | |||
会員ラウンジ | Golden Lounge | |||
航空連合 | ワンワールド[1] | |||
保有機材数 | 115機 | |||
就航地 | 106都市 | |||
親会社 | Penerbangan Malaysia Berhad (Government Holding Company) | |||
本拠地 | マレーシアセランゴール州 クアラルンプール国際空港 | |||
代表者 | イズハム・イスマイル (Managing Director & CEO)[2] | |||
外部リンク | http://www.malaysiaairlines.com/ |
マレーシア航空(マレーシアこうくう、英語: Malaysia Airlines/Malaysian Airlines Berhad、略称:MAS & MAB、マレー語: Penerbangan Malaysia MYX: 3786)は、マレーシアのフラッグ・キャリア。
目次
1 沿革
2 経営
3 塗装
4 使用機材
4.1 運用機材
4.2 特別塗装機
4.3 退役機材
5 就航都市
6 サービス
6.1 マイレージサービス
6.2 空港ラウンジ
6.3 座席
6.4 機内食
6.5 その他
7 2014年の事件
8 脚注
9 関連項目
10 外部リンク
沿革
1947年 前身のマラヤ航空(Malayan Airways Limited)が設立。
1957年 マラヤ連邦がイギリスから独立。
1963年 マラヤ連邦、シンガポールおよびボルネオ島のサバ州・サラワク州が統合し、マレーシアを結成。マレーシア航空(Malaysian Airways Limited)に改称。
1965年 シンガポール、マレーシアから離脱し、独立。
1965年 マレーシア航空はマレーシア・シンガポール両国政府の共同保有に。
1967年 マレーシア・シンガポール航空(Malaysia-Singapore Airlines Limited)と改称。
1971年4月 マレーシア・シンガポール航空の両国共有が解消、マレーシア側はマレーシア航空(Malaysian Airline Limited)を設立。シンガポール側はシンガポール航空となる。
1971年11月 マレーシア航空システム(Malaysian Airline System Berhad)と改称。
1977年12月4日 - ペナン発クアラルンプール行きマレーシア航空653便がハイジャック、機長、副機長が射殺され、墜落。乗員乗客100人全員が死亡。
1983年12月18日 - シンガポール発マレーシア・スバン行きマレーシア航空684便は中継地クアラルンプールにおいて滑走路を2キロメートルほどショートストップした。乗員乗客247名に怪我はなかった[3][4]。
1987年 運航上の名称をマレーシア航空(Malaysia Airlines)に変更。
1995年9月15日 - マレーシア航空2133便タワウ空港の滑走路から外れた地点で着陸し着陸復行を試みている最中にスラム街に突っ込み乗員4名乗客49名中乗員2名乗客32名が死亡した[5]。
2002年 政府全額出資のマレーシア航空会社(Penerbangan Malaysia Berhad)が設立され、機材保有および国内線事業は同社に移管。マレーシア航空システムは同社の子会社として国際線事業を所管する体制に移行(但し国内線の運航も受託)。
2006年 原油高により経営悪化。国内線96路線をエアアジアに委譲。
2007年 ペナン島を拠点とする地域航空会社 ファイアフライ を設立。ボルネオ島のサバ州、サラワク州内のコミューター路線を運航する MASwings[6] を設立。
2011年6月 ワンワールドから加盟指名を受け、2012年末より加盟航空会社として運行開始を発表[1]。
2012年5月2日 マレーシアに本拠を置く格安航空会社大手エアアジアと、経営再建中の国営マレーシア航空は、昨年8月に実施した資本提携を解消すると正式発表した。競合関係にある「格安」による「国営」支援という異例の連携策だったが、マレーシア航空の労働組合の反発が予想以上に強く、頓挫した。上場企業同士の資本提携を政府が強引に解消するのは極めて異例。エアアジアのトニー・フェルナンデス最高経営責任者もマレーシア航空取締役を辞任した[7]。
2013年2月1日 : 航空連合「ワンワールド」に正式加盟。この式典には、「member of Oneworld」塗装をまとったA330-300のお披露目(9M-MTE)も行なわれた。
2014年3月8日頃 マレーシア航空370便が海上で墜落。行方不明になる。- 2014年7月17日 マレーシア航空17便が紛争中のウクライナ上空で撃墜される。
2015年1月2日 マレーシア証券取引所での株式の上場は廃止、実質的に国有化される[8]。
経営
マレーシアのフラッグ・キャリアであり、マレーシア国営の投資会社「カザナ・ナショナル」が69%の株を保有する。1997年のアジア通貨危機を切っ掛けに経営が悪化し、さらにエアアジアなどの大手航空会社との競争によって経営不振が深刻化した。日本の同じくフラッグ・キャリアである日本航空の再建などを参考にした経営の立て直しを図っているが、赤字は年々拡大し続けていた[9]。
経営再建中の2014年には、マレーシア航空370便とマレーシア航空17便の不慮の連続事故・事件により乗客は急減[10]、2014年8月29日には、再編計画の一環として従業員2万人のうち、6000人を削減すると発表[11]、さらに2014年末までに上場を廃止した[12]。また、2016年1月に事故機材であったボーイング777-200ERを退役させ機材路線のリストラを進め、路線に関してはエミレーツ航空との提携により確保する方針である[13]。
2015年1月2日、マレーシア証券取引所での株式の上場は廃止された。株式はマレーシア国営の投資会社がすべて買い取り、事実上の国有化となり、今後は政府主導で再建が進むこととなる[8]。経営再建をかけて2015年5月にクリストフ・ミュラー氏がCEOに就任して大幅な人員削減や機内食のコスト削減、不採算路線の運休を進めたが、2016年4月に1年足らずで辞任を発表した。
以降もボーイング777の経年機や効率の悪い大型機のエアバスA380の引退を進めるほか、アムステルダムやフランクフルト、パリなどの不採算路線の運休を進めつつ、格安航空会社との差別化を狙いサービスレベルの維持を進めることで経営の安定化を目指している。[要出典]
しかし事故から5年が経った2019年に入っても、経営状況は改善しているが苦しい状況が続いており、マレーシアの首相マハティール・モハマド氏は、同社を閉鎖する、又は売却する可能性があることを明らかにした。[14]
塗装
垂直尾翼にも描かれている同社のシンボルマークは、マレーシアの伝統的な三日月型の凧「ワウブラン(ワウ=凧、ブラン=月)」を図案化したものである。これは後に新塗装で導入したB737-800、A330-300、A380、A350-900にも反映されている。
使用機材
運用機材
マレーシア航空が発注したボーイング社製航空機の顧客番号(カスタマーコード)はH6で、航空機の形式名は737-8H6、747-4H6, 777-2H6ER などとなる。
マレーシア航空 機材 2019年現在[15][16]
航空機 | 運用機数 | 発注機数 | オプション機数 | 旅客席数 | 備考 | |||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
F | C | Y | 合計 | |||||
エアバスA330-200 | 6 | — | — | — | 42 | 187 | 229 | 経営破たんしたエア・ベルリンからリース会社エア・キャップ経由でリース導入[17] 737-800の代替[要出典] |
エアバスA330-300 | 15 | — | — | — | 36 | 247 | 283 | 同社主力機材 |
27 | 263 | 290 | ||||||
エアバスA350-900 | 6 | 20 | 2 | 4 | 35 | 247 | 286 | A380の代替[18]、ALC(エア・リース・コーポレーション)からリース導入[19] |
エアバスA380-800 | 6 | — | — | 8 | 66 | 420 | 494 | 主にイスラム巡礼チャーター機材[20]及び季節増席対応運用[要出典] |
ボーイング737-800 | 48 | — | — | — | 16 | 144 | 160 | 同社短距離主力機 |
16 | 150 | 166 | ||||||
ボーイング737MAXシリーズ | — | 25 | 25 | TBA | 2019年以降受領予定、MAX8を15機、MAX10を10機導入意向[要出典][21] | |||
貨物部門 | ||||||||
エアバスA330-200F | 3 | — | — | |||||
Total | 84 | 45 | 27 |
2010年10月以降導入機から、白ベースの胴体に赤と青で風をイメージした新塗装となっており、表記についても「malaysiaairlines」へ変更されている。[要出典]
2014年の事故以降、経営危機により経営再建のため国有化後、運航機材のリストラも進めていて、ボーイング777などの経年機の整備待機(ストア)機材も多くなっている。[要出典]
国有化以降エアバスA380型機の運航路線は時刻表上ロンドン・ヒースロー線(二往復全便)のみ他チャーター便や機材変更で路線投入があるだけのため実稼働機材は全6機中3機程度であった。2015年 FIFAクラブワールドカップ日本開催の際[22]、FCバルセロナは往復移動で同社同機材(機体番号:9M-MNF)のチャーター便を使用した[23]。なお、その後も日本路線でも繁忙期を中心にクアラルンプール - 成田、関西線などでの運用が続いている。[要出典]しかし、A380の輸送定員の多さから将来的にイスラム巡礼専門の部門での運用を検討中[24]。
エアバスA350型機の運航路線は、長距離路線のクアラルンプール - ロンドン線が2018年1月より運航開始、同年5月5日より成田 - クアラルンプール線のうちMH89/MH88がA330に代わって就航。さらに6月5日には週5便のMH71/MH70にも導入され[25]、大阪/関西 - クアラルンプール線にも同年8月5日より同型機が導入される[26]。
エアバスA330-300型機
エアバス A330-300型機 新塗装
エアバスA330-300型機 menber of Oneworld塗装
エアバスA380-800型機
ボーイング737-800型機
ボーイング737-800型機 新塗装
特別塗装機
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- 「"member of Oneworld"」ワンワールド塗装 (A330-300:9M-MTE・9M-MTO、ボーイング737-800:9M-MXC)
- 「40th years MALAYSIAN HOSPITALITY 1972-2012」レトロ塗装 (ボーイング737-800:9M-MXA)
- 「100th A380」(A380-800:9M-MNF)
- 「Malaysia negaraku」(A330-200:9M-MTX・9M-MTZ、A350-900:9M-MAC・9M-MAF、ボーイング737-800:9M-MXS)
以下、退役,抹消済
- 「"An experience redefined"」(ボーイング 747-400:9M-MPD)
- 「"Freedom of space"」(ボーイング 777-200ER:9M-MRD、2014年ウクライナで撃墜された機材)
- 「40th years MALAYSIAN HOSPITALITY 1972-2012」レトロ塗装 (ボーイング747-400:9M-MPP)
退役機材
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- エアバスA300B4
- エアバスA330-200
ボーイング737-200、300、400、500
ボーイング747-200B、300、400
- ボーイング777-200ER
- マクドネル・ダグラスDC-10-10、30、30CF
- マクドネル・ダグラスMD-11、F、CF
就航都市
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- 表記なし : 自社機材乗り入れ路線
- * : ワンワールドパートナー加盟(または加盟予定)路線
マレーシア航空 就航都市 (2017年3月現在) | ||||
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国 | 都市 | 空港 | 備考 | |
東南アジア | ||||
マレーシア | クアラルンプール | クアラルンプール国際空港 | メインハブ空港 | |
クチン | クチン国際空港 | 準ハブ空港 | ||
コタキナバル | コタキナバル国際空港 | |||
ペナン州 | ペナン国際空港 | |||
ランカウイ島 | ランカウイ国際空港 | |||
ジョホールバル | スナイ国際空港 | |||
ブルネイ | バンダルスリブガワン | ブルネイ国際空港 | ||
インドネシア | ジャカルタ | スカルノ・ハッタ国際空港 | ||
デンパサール | ングラ・ライ国際空港 | |||
スマトラ島 | クアラナム国際空港 | |||
スラバヤ | ジュアンダ国際空港 | |||
フィリピン | マニラ | ニノイ・アキノ国際空港 | ||
シンガポール | シンガポール | シンガポール・チャンギ国際空港 | ||
タイ | バンコク | スワンナプーム国際空港 | ||
プーケット県 | プーケット国際空港 | |||
ベトナム | ハノイ | ノイバイ国際空港 | ||
ホーチミンシティ | タンソンニャット国際空港 | |||
カンボジア | プノンペン | プノンペン国際空港 | ||
シェムリアップ | シェムリアップ国際空港 | |||
ミャンマー | ヤンゴン | ヤンゴン国際空港 | ||
東アジア | ||||
日本 | 東京 | 成田国際空港 | ||
大阪 | 関西国際空港 | |||
韓国 | ソウル | 仁川国際空港 | ||
中華民国 | 台北 | 台湾桃園国際空港 | ||
香港 | 香港 | 香港国際空港 | ||
中国 | 北京 | 北京首都国際空港 | ||
上海 | 上海浦東国際空港 | |||
広州 | 広州白雲国際空港 | |||
厦門 | 厦門高崎国際空港 | |||
海口 | 海口美蘭国際空港 | [27] | ||
福州 | 福州長楽国際空港 | [27] | ||
南京 | 南京禄口国際空港 | [27] | ||
重慶 | 重慶江北国際空港 | [27] | ||
深圳 | 深圳宝安国際空港 | 2017年8月17日より就航開始予定[27] | ||
成都 | 成都双流国際空港 | 2017年10月17日より就航開始予定[27] | ||
天津 | 天津浜海国際空港 | 2017年度中に就航予定[27] | ||
南アジア | ||||
バングラデシュ | ダッカ | シャージャラル国際空港 | ||
インド | デリー | インディラ・ガンディー国際空港 | ||
バンガロール | ベンガルール国際空港 | |||
チェンナイ | チェンナイ国際空港 | |||
ハイデラバード | ラジーヴ・ガンディー国際空港 | |||
ムンバイ | チャットラパティー・シヴァージー国際空港 | |||
スリランカ | コロンボ | バンダラナイケ国際空港 | ||
ネパール | カトマンズ | トリブバン国際空港 | ||
西アジア | ||||
サウジアラビア | ジェッダ | キング・アブドゥルアズィーズ国際空港 | ||
ヨーロッパ | ||||
イギリス | ロンドン | ロンドン・ヒースロー空港 | ||
オセアニア | ||||
オーストラリア | シドニー | シドニー国際空港 | ||
アデレード | アデレード空港 | |||
メルボルン | メルボルン空港 | |||
パース | パース空港 | |||
ブリスベン | ブリスベン空港 | |||
ニュージーランド | オークランド | オークランド国際空港 | ||
休・廃止路線 | ||||
アルゼンチン | ブエノスアイレス | エセイサ国際空港 | ケープタウン経由便 | |
インドネシア | ジョグジャカルタ特別州 | アジスチプト国際空港 | ||
タイ | ムアンクラビー郡 | クラビー空港 | ||
フィリピン | セブ島 | マクタン・セブ国際空港 | ||
インド | コーチ | コーチン国際空港 | [28] | |
モルディブ | マレ | イブラヒム・ナシル国際空港 | ||
イタリア | ローマ | フィウミチーノ空港 | ||
ドイツ | フランクフルト | フランクフルト空港 | ||
フランス | パリ | パリ=シャルル・ド・ゴール空港 | [29] | |
オランダ | アムステルダム | アムステルダム・スキポール空港 | [30] 現在KLM・オランダ航空によるコードシェア便で運航 | |
クウェート | クウェート | クウェート国際空港 | ||
レバノン | ベイルート | ラフィク・ハリリ国際空港 | ||
日本 | 東京 | 東京国際空港(羽田空港) | ||
名古屋 | 中部国際空港 | |||
福岡 | 福岡空港 | |||
中華民国 | 高雄 | 高雄国際空港 | ||
中国 | 昆明 | 昆明長水国際空港 | ||
武漢 | 武漢天河国際空港 | [31] | ||
オーストラリア | ケアンズ | ケアンズ国際空港 | ||
ダーウィン | ダーウィン国際空港 | [32] | ||
パキスタン | カラチ | ジンナー国際空港 | ||
南アフリカ共和国 | ヨハネスブルク | O・R・タンボ国際空港 | ||
ケープタウン | ケープタウン国際空港 | |||
アラブ首長国連邦 | ドバイ | ドバイ国際空港 | [33] | |
サウジアラビア | ダンマーム | キング・ファハド国際空港 | ドバイ経由便 | |
アメリカ合衆国 | ニューアーク | ニューアーク・リバティー国際空港 | ストックホルム経由便 | |
ニューヨーク | ジョン・F・ケネディ国際空港 | (*) | ||
ロサンゼルス | ロサンゼルス国際空港 | 成田経由便 2014年4月30日をもって運航休止 以降日本航空・アメリカン航空・キャセイパシフィック航空によるコードシェア便で運航 | ||
サンフランシスコ | サンフランシスコ国際空港 | (*) | ||
カナダ | バンクーバー | バンクーバー国際空港 | 香港経由便 |
以前は国際線の特別な路線は経由便として世界最長路線となるケープタウン経由ブエノスアイレス線を運航していたが、2012年2月1日をもって運休となった(直行便最長はシンガポール航空のシンガポール-ニューアーク線)。以前はアフリカやアメリカなどにも路線を保有していたが、経営再建によりアジア路線重視の方向に転換し[34]、運休路線へは今後コードシェアなどでサービスを提供続けるとしている。
国内線ではコタキナバル(サバ州)、ペナン島(ペナン州)、クチン(サラワク州)、ジョホールバル(ジョホール州)への路線を中心に、主要都市を網羅している。
サービス
1992年から1995年まで連続4年間ベスト・ファーストクラス賞、2000年から2004年まで連続5年間ベスト・キャビンスタッフ賞、2005年から2010年は世界で6社(2005年は4社、2006年から)しかない「5つ星航空会社」(イギリス・スカイトラック社/旧インフライトサービス社)に選出されるように、国際的な評価は非常に高い。[要出典]
マイレージサービス
現在は"Enrich"という独自のマイレージサービスを提供中。2013年2月1日のワンワールド加盟後は、ワンワールド加盟会社各社と提携を開始。この他、ワンワールド加盟以前から以下の会社とも提携している。
エールフランス、アリタリア-イタリア航空、ジェットエアウェイズ、KLMオランダ航空、エティハド航空、ヴァージン・アトランティック航空の各社。[要出典]
V オーストラリア(2012年4月1日をもって提携解消[35])、全日本空輸 [36](2012年5月31日で提携解消[37][38])、デルタ航空 [39](2014年5月1日で提携解消)とは契約を解消している。
なお2016年2月1日より新たにエミレーツ航空と提携を開始する予定。[40]
空港ラウンジ
ゴールデンラウンジ(Golden Lounge)は空港ラウンジである。
利用できる乗客は、マレーシア航空ファーストクラス、ゴールデンクラスクラスの乗客、エンリッチプラチナ、エンリッチゴールド、ワンワールド会員およびコードシェアパートナーの基準を満たした乗客である。
ゴールデンラウンジには、オープンバー、フードケータリングがある。
世界中に11のゴールデンラウンジがある。
ラウンジには、ビジネスセンター、フードケータリング、仮眠室、保育所などの様々なサービスを提供している。
[41]
ラウンジは以下の空港で運営されている。
- クアラルンプール国際空港
- コタキナバル国際空港
- クチン国際空港
- ロンドン・ヒースロー空港
メルボルン空港 (オーストラリア)[42]
ペナン国際空港[43]
クアラルンプール国際空港には、マレーシア航空は現在、3つのラウンジがある。(サテライト国際線ターミナルラウンジ、国内ラウンジ、地域ラウンジ)[要出典]
座席
座席構成は、A350とA380がファーストクラス、ビジネスクラス、エコノミークラスの3クラス制、その他の機材はビジネスクラスとエコノミークラスの2クラス制。ファーストクラスとビジネスクラスは、フルフラットベッドシートを搭載している。また、A380・A330-300・A350の全座席には最新の機内エンターテイメントシステムを搭載している。A330-300については機内改修が進められ、2016年末までに在籍する全機が新仕様となった。[要出典]
機内食
機内食はすべてハラール・ミール(イスラム教食)であり、豚肉は一切使わない。アルコールは無料で提供される。ファーストクラス、ビジネスクラスで提供されるサテ(串焼きの牛肉、鶏肉にピーナツソースを添えたもの)は人気がある。また一部機材ではムスリムのための「祈りの間」が備え付けられ、またシートテレビからメッカの位置を確認する事が出来るなど、イスラム教を国教とするマレーシアならではのサービスもある。
その他
2009年3月18日より、一部機内でエアロモバイル社とのローミングが可能な通信業者の携帯電話(GSM)が利用可能となった。利用できるサービスは当初、通話とSMSのみであったが、その後無線パケット通信も追加された。しかし、現在はどちらも終了している。2014年10月からはアップグレードサービス「MHUpgrade」が開始され、対象はMH便で航空券番号が232で始まる予約(特典航空券を除く)。競売方式で出発の72時間前まで受付が行われ、48時間前までに可否が通知される。[要出典]
2014年の事件
2014年に2件の事件が発生している。双方ともに同一機種(ボーイング777-200ER)に起きている。この2つの事件のために経営状況が悪化し、ヨーロッパ路線の大幅削減などを行わざるを得なくなった。
- マレーシア航空370便
3月8日、乗客乗員合わせて239人を乗せてクアラルンプール国際空港から北京首都国際空港へ向かっていたマレーシア航空370便(ボーイング777-200ER、機体記号:9M-MRO)が、クアラルンプールの管制当局との交信を絶った。ベトナム人民空軍当局者は同8日中に当該機がタイランド湾のトーチュー島付近の海中に墜落したと発表した[44]が、機体の残骸などが発見されなかった[45]。3月24日、マレーシアのナジブ・ラザク首相は、「イギリスの衛星通信会社インマルサットとイギリスの航空事故調査局による衛星情報の新たな解析の結果、同機がインド洋南部に墜落したと見られる」と発表した。2015年1月29日、乗客の死亡認定がなされたが、この時点では異論も多かった。その後7月になって370便の機体の一部がレユニオンで発見されているほか、インド洋で他の機体の部品も発見されているが、乗客やブラックボックスの発見には至っていない。
- マレーシア航空17便
7月18日、アムステルダムアムステルダム・スキポール空港からクアラルンプール国際空港へ向かっていたマレーシア航空17便(ボーイング777-200ER、機体記号:9M-MRD)が、ウクライナのロシア国境付近のドネツク市近郊で、突如空中分解し墜落した。ロシアのインタファクス通信がウクライナ内務省高官の情報として、親ロシア派の反政府武装組織の地対空ミサイル攻撃で撃墜。乗員乗客295人全員死亡と発表した。撃墜による航空事故として死者数が史上最多の事故である。なお、ウクライナ内務省の内務大臣顧問アントン・ゲラシェンコは、親ロシア派のテロリストにより、ブークミサイルによって17便が撃墜されたと述べたが[46][47]、親ロシア派勢力「ドネツク人民共和国」の指導者や「ルガンスク人民共和国」の報道部[48]は、ウクライナ空軍の戦闘機による犯行と主張した。
脚注
- ^ abMalaysia Airlines to join oneworld alliance
^ マレーシア航空、CEO
^ Jon Livesey. “Curse of Malaysia Airlines? 5 tragic moments in airline's history before MH17 and MH370”. デイリー・ミラー. 2014年7月17日閲覧。
^ “Accidents and incidents of Malaysia Airlines”. 中国日報. 2014年3月8日閲覧。
^ “Accident description”. Aviation Safety Network. 2011年3月10日閲覧。
^ マレーシア航空子会社、サラワク・サバ州拠点に10月1日から運航へ
^ 資本提携解消を正式発表 マレーシア航空とエアアジア - 日本経済新聞 電子版 2012年5月2日閲覧
- ^ ab“マレーシア航空 政府主導の新会社で再建へ”. NHK. (2015年1月2日). オリジナルの2015年1月2日時点によるアーカイブ。. https://archive.is/20150102231747/http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150102/k10014399241000.html 2015年1月2日閲覧。
^ 末永恵 (2014年4月12日). “再建中に「悲劇」発生、マレーシア航空の多難”. 東洋経済オンライン. http://toyokeizai.net/articles/-/34994 2014年8月30日閲覧。
^ “マレーシア航空、撃墜で予約者33%減 3月の北京行き不明もダメージ”. 産経新聞. (2014年8月29日). オリジナルの2014年8月29日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20140829195313/http://sankei.jp.msn.com/economy/news/140829/biz14082909200002-n1.htm 2014年8月30日閲覧。
^ Shamim Adam (2014年8月29日). “マレーシア航空、6000人削減へ-CEOは来年7月まで続投”. Bloomberg. http://www.bloomberg.co.jp/news/123-NB0W4U6VDKIB01.html 2014年8月30日閲覧。
^ “マレーシア航空が従業員3割削減へ、年内に上場廃止”. Reuters. (2014年8月29日). http://jp.reuters.com/article/jpchina/idJPKBN0GT0XK20140829 2014年8月30日閲覧。
^ マレーシア航空、A380の定期整備で747-400を期間限定で復活へ
^ https://news.yahoo.co.jp/pickup/6316880
^ Malaysia Airlines Current Fleet
^ マレーシア航空 運用機材一覧
^ 機体登録毎に機体経歴確認可能
^ マレーシア航空、初のA350-900を受領 1月からロンドン線に投入へ
^ マレーシア航空、A350-900を2機追加契約 2018年から計6機導入へ
^ マレーシア航空、A380の巡礼専用フライトを「アマル」にリニューアル
^ ボーイング、マレーシア航空と737 MAX 10を10機契約 MAX 8から変更
^ マレーシア航空、成田にA380 FCバルセロナ来日便
^ マレーシア航空のA380、FCバルセロナ選手乗せ成田出発
^ マレーシア航空、A380の巡礼専用フライトを「アマル」にリニューアル
^ [1]
^ [2]
- ^ abcdefgマレーシア航空、2017年にかけてマレーシア/中国路線を拡充 FlyTeam 2016年11月8日付
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^ マレーシア航空、2016年1月末にパリ、アムステルダム線を運休 FlyTeam 2015年12月8日付
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^ マレーシア航空(MH)とのコードシェア・マイレージ提携の終了について - 全日本空輸公式サイト
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^ マレーシア航空、エミレーツ航空とコードシェア提携 上級会員の特典でも flyteam 2015年12月5日付け
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^ “Report: Malaysian jet crashes near Ukraine”. (2014年7月17日). http://www.aljazeera.com/news/europe/2014/07/report-malaysian-jet-crashes-near-ukraine-2014717151147473508.html 2014年7月17日閲覧。
^ “マレーシア航空機 ウクライナで撃墜か”. 日本放送協会 (2014年7月18日). 2014年7月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年7月18日閲覧。
^ マレーシア航空機を撃墜したのはウクライナ空軍スホーイ25型機(2014年7月20日時点のアーカイブ) - ロシアの声、2014年7月17日, 21:53
関連項目
- ファイアフライ (航空会社)
- MASwings
三枝の国盗りゲーム…優勝商品のマレーシア・オーストラリア旅行を協賛していた。出場者が海外旅行を獲得すると、マレーシア航空の客室乗務員より目録が渡された。
シンガポール航空(1972年9月までMSA「マレーシア・シンガポール航空」として同一会社だった 参考図書:消えたエアライン 賀集章:著、山海堂:2003年刊)
外部リンク
- Malaysia Airlines(英語版)
- マレーシア航空(日本語版)
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