フェブラリーステークス

















































フェブラリーステークス

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2016年フェブラリーステークス表彰式

開催国
日本の旗日本
主催者
日本中央競馬会
競馬場
東京競馬場
創設
1984年2月18日
2018年の情報
距離
ダート1600m
格付け
GI
賞金
1着賞金1億円

出走条件
サラ系4歳以上(国際)(指定)
負担重量
定量(57kg、牝馬2kg減)
出典
[1][2]
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フェブラリーステークスは、日本中央競馬会(JRA)が東京競馬場で施行する中央競馬の重賞競走(GI)である。


競走名の「フェブラリー(February)」は、2月を意味する英語[3]


正賞は日本馬主協会連合会会長賞、地方競馬全国協会理事長賞、全国公営競馬主催者協議会会長賞、日本地方競馬馬主振興協会会長賞、ブリーダーズカップチャレンジ賞[1][2]




目次






  • 1 概要


    • 1.1 競走条件


      • 1.1.1 優先出走権




    • 1.2 賞金


    • 1.3 コース




  • 2 歴史


    • 2.1 歴代優勝馬


    • 2.2 フェブラリーステークスの記録




  • 3 脚注・出典


    • 3.1 参考文献


    • 3.2 注釈


    • 3.3 出典


      • 3.3.1 各回競走結果の出典






  • 4 ほかに日本で行われるダートの国際GI競走


  • 5 外部リンク





概要


JRAが施行するダート重賞競走では、最も古い歴史を持つ競走である[4]


1984年に前身となる「フェブラリーハンデキャップ」が創設[4]、東京競馬場のダート1600mで施行され、当初はGIIIの格付けだった[4]。1994年にGIIへ昇格するとともに負担重量も別定に変更、名称も「フェブラリーステークス」に改称された[4]


その後、中央競馬と地方競馬の交流競走が拡大されるなか、1997年には中央競馬のダート重賞競走として初めてGIに格付け[4]され、負担重量も定量に変更、国内の上半期のダート最強馬決定戦に位置付けられた[4]。2007年からは国際競走に指定され、外国馬の出走も可能になった[5]


2016年からブリーダーズカップ・チャレンジの対象競走に指定され、優勝馬には当該年のブリーダーズカップ・クラシックへの優先出走権と出走登録料・輸送費用の一部負担の特権が付与される[6]


本競走で上位を争った馬からは、アラブ首長国連邦のドバイで行われる国際招待競走「ドバイミーティング」へ遠征するものも出るようになった[4]。2011年の優勝馬トランセンドは、ドバイワールドカップで優勝したヴィクトワールピサと接戦の末、2着に入っている[4]。また、1999年にはメイセイオペラ(岩手)が地方競馬所属馬として初めて優勝した[7]



競走条件


以下の内容は、2017年現在[1][2]のもの。


出走資格:サラ系4歳以上(出走可能頭数:最大16頭)



  • JRA所属馬

  • 地方競馬所属馬(下記参照)

  • 外国調教馬(8頭まで、優先出走)


負担重量:定量(57kg、牝馬2kg減)


  • 第1回から第10回まではハンデキャップ、第11回から第13回までは別定[8]

出馬投票を行った馬のうち、優先出走権(次節参照)のある馬から優先して割り当て、その他の馬は「通算収得賞金」+「過去1年間の収得賞金」+「過去2年間のGI(JpnI)競走の収得賞金」の総計が多い順に割り当てる。



優先出走権


外国馬、およびレーティング順位の上位5頭(2012年より。牡馬・セン馬は110ポンド、牝馬は106ポンド以上であることが条件)[9]は優先出走できる。


2014年より以下の競走における1着馬に、優先出走権が付与される[10]
























優先出走権付与競走
競走名 格付 施行競馬場 施行距離
東海ステークス GII
日本の旗中京競馬場
ダート1800m
根岸ステークス GIII
日本の旗東京競馬場
ダート1400m


賞金


2018年の1着賞金は1億円で、以下2着4000万円、3着2500万円、4着1500万円、5着1000万円[1][2][11]



コース


東京競馬場のダートコース、1600mを使用。


スタート地点は芝コース上にあり、スタート直後は芝コースを走行、第2コーナー付近からダートコースに入る[12]。バックストレッチとホームストレッチに2つの坂が設けられており、このうち長さが501mあるスタンド前のホームストレッチには高低差2.4mの上り坂がある[12]



歴史



  • 1984年 - 5歳以上の馬によるハンデキャップの重賞競走「フェブラリーハンデキャップ」を新設。東京競馬場のダート1600mで施行、GIII[注 1]に格付け[4]

  • 1989年 - 混合競走に指定[4]

  • 1994年

    • GII[注 1]に昇格[4]

    • 名称を「フェブラリーステークス」に変更[4]



  • 1995年 - 指定交流競走に指定され、地方競馬所属馬が出走可能となる。

  • 1997年

    • GI[注 1]に昇格[4]

    • ダート競走格付け委員会により、GI[注 2]に格付け(適用は1998年から)。



  • 2001年 - 馬齢表示を国際基準へ変更したことに伴い、出走資格を「4歳以上」に変更。

  • 2007年


    • 国際競走に指定され、外国調教馬は8頭まで出走可能となる[5]

    • 国際GIに格付け。

    • 地方競馬所属馬の出走枠が5頭から4頭に縮小。



  • 2009年 - この年より地方競馬所属馬の出走資格はJRAが別に定める出走馬選定基準により選定された競走馬のみとなる。

  • 2012年 - 出走馬選定方法が変わり、レーティング上位5頭に優先出走を認める。

  • 2014年 - トライアル制を確立し、指定された競走の1着馬に優先出走を認める。

  • 2016年 - 「ブリーダーズカップ・チャレンジ」指定競走となる。

  • 2018年 - 関東馬が20年ぶりに勝利。(2000年から18年連続で関西馬が勝利していた。)



歴代優勝馬


距離はすべてダートコース。


優勝馬の馬齢は、2000年以前も現行表記に揃えている。


競走名は第1回から第10回までが「フェブラリーハンデキャップ」[4]、第11回以降は「フェブラリーステークス」。























































































































































































































































































































































































































































































回数 施行日 競馬場 距離 優勝馬 性齢 所属 タイム 優勝騎手 管理調教師 馬主
第1回 1984年2月18日 東京 1600m ロバリアアモン 牡5 JRA 1:40.1 吉永正人 松山吉三郎 管浦一
第2回 1985年2月16日 東京 1600m アンドレアモン 牡6 JRA 1:36.9 中島啓之 松山康久 (株)アモン
第3回 1986年2月15日 東京 1600m ハツノアモイ 牡5 JRA 1:36.7 大塚栄三郎 仲住芳雄 仲川初太郎
第4回 1987年2月21日 東京 1600m リキサンパワー 牡6 JRA 1:36.5 柴田政人 高松邦男 岩井三郎
第5回 1988年2月20日 東京 1600m ローマンプリンス 牡7 JRA 1:37.7 増沢末夫 佐藤征助 (有)ロング商事
第6回 1989年2月18日 東京 1600m ベルベットグローブ 牡6 JRA 1:37.2 郷原洋行 大久保房松 栗林英雄
第7回 1990年2月17日 東京 1600m カリブソング 牡4 JRA 1:36.7 柴田政人 加藤修甫
(株)荻伏牧場レーシングクラブ
第8回 1991年2月16日 東京 1600m ナリタハヤブサ 牡4 JRA 1:34.9 横山典弘 中尾謙太郎
山路秀則
第9回 1992年2月22日 東京 1600m ラシアンゴールド 牡4 JRA 1:35.4 蛯名正義 大久保洋吉 大原詔宏
第10回 1993年2月20日 東京 1600m メイショウホムラ 牡5 JRA 1:35.7 柴田政人 高橋成忠
松本好雄
第11回 1994年2月19日 東京 1600m チアズアトム 牡5 JRA 1:37.8 本田優 星川薫 北村キヨ子
第12回 1995年2月18日 東京 1600m ライブリマウント 牡4 JRA 1:36.4 石橋守 柴田不二男 加藤哲郎
第13回 1996年2月17日 東京 1600m ホクトベガ 牝6 JRA 1:36.5 横山典弘 中野隆良 金森森商事(株)
第14回 1997年2月16日 東京 1600m シンコウウインディ 牡4 JRA 1:36.0 岡部幸雄 田中清隆
安田修
第15回 1998年2月1日 東京 1600m グルメフロンティア 牡6 JRA 1:37.5 岡部幸雄 田中清隆 石井政義
第16回 1999年1月31日 東京 1600m メイセイオペラ 牡5
岩手[4]
1:36.3 菅原勲 佐々木修一 (有)明正商事
第17回 2000年2月20日 東京 1600m ウイングアロー 牡5 JRA 1:35.6 O.ペリエ 工藤嘉見 池田實
第18回 2001年2月18日 東京 1600m ノボトゥルー 牡5 JRA 1:35.6 O.ペリエ 森秀行 (有)池ばた
第19回 2002年2月17日 東京 1600m アグネスデジタル 牡5 JRA 1:35.1 四位洋文 白井寿昭
渡辺孝男
第20回 2003年2月23日 中山 1800m ゴールドアリュール 牡4 JRA 1:50.9 武豊 池江泰郎
(有)社台レースホース
第21回 2004年2月22日 東京 1600m アドマイヤドン 牡5 JRA 1:36.8 安藤勝己 松田博資
近藤利一
第22回 2005年2月20日 東京 1600m メイショウボーラー 牡4 JRA 1:34.7 福永祐一 白井寿昭 松本好雄
第23回 2006年2月19日 東京 1600m カネヒキリ 牡4 JRA 1:34.9 武豊 角居勝彦
金子真人ホールディングス(株)
第24回 2007年2月18日 東京 1600m サンライズバッカス 牡5 JRA 1:34.8 安藤勝己 音無秀孝
松岡隆雄
第25回 2008年2月24日 東京 1600m ヴァーミリアン 牡6 JRA 1:35.3 武豊 石坂正
(有)サンデーレーシング
第26回 2009年2月22日 東京 1600m サクセスブロッケン 牡4 JRA 1:34.6 内田博幸 藤原英昭
高嶋哲
第27回 2010年2月21日 東京 1600m エスポワールシチー 牡5 JRA 1:34.9 佐藤哲三 安達昭夫
(株)友駿ホースクラブ
第28回 2011年2月20日 東京 1600m トランセンド 牡5 JRA 1:36.4 藤田伸二 安田隆行 前田幸治
第29回 2012年2月19日 東京 1600m テスタマッタ 牡6 JRA 1:35.4 岩田康誠 村山明 吉田和美
第30回 2013年2月17日 東京 1600m グレープブランデー 牡5 JRA 1:35.1 浜中俊 安田隆行 (有)社台レースホース
第31回 2014年2月23日 東京 1600m コパノリッキー 牡4 JRA 1:36.0 田辺裕信 村山明
小林祥晃
第32回 2015年2月22日 東京 1600m コパノリッキー 牡5 JRA 1:36.3 武豊 村山明 小林祥晃
第33回 2016年2月21日 東京 1600m モーニン 牡4 JRA 1:34.0 M.デムーロ 石坂正 馬場幸夫
第34回 2017年2月19日 東京 1600m ゴールドドリーム 牡4 JRA 1:35.1 M.デムーロ 平田修
吉田勝己
第35回 2018年2月18日 東京 1600m ノンコノユメ 騸6 JRA 1:36.0 内田博幸 加藤征弘 山田和正


フェブラリーステークスの記録


  • レースレコード - 1:34.0(第33回優勝馬モーニン)[13]


脚注・出典



参考文献


  • 「フェブラリーステークス」『中央競馬全重賞成績集【GI編】』 日本中央競馬会、2006年、1397-1433頁。


注釈




  1. ^ abc当時の格付表記は、JRAの独自グレード。


  2. ^ ダートグレード競走の格付表記は、国内限定の独自グレード扱い。




出典




  1. ^ abcd重賞競走一覧(レース別・関東) (PDF)”. 日本中央競馬会. p. 6 (2017年). 2017年2月6日閲覧。

  2. ^ abcd平成29年第1回東京競馬番組 (PDF)”. 日本中央競馬会. 2017年2月20日閲覧。


  3. ^ 2017年度第1回東京競馬特別レース名解説 (PDF)”. 日本中央競馬会. p. 5. 2017年2月20日閲覧。

  4. ^ abcdefghijklmno“レースについて:フェブラリーステークス 今週の注目レース”. 日本中央競馬会. 2017年2月20日閲覧。

  5. ^ ab第1回 東京競馬成績集計表 (PDF)”. 日本中央競馬会. pp. 415-416 (2007年). 2016年2月15日閲覧。(索引番号:03095)


  6. ^ ブリーダーズカップチャレンジ競走の追加指定について日本中央競馬会、2016年6月27日閲覧


  7. ^ “第27回フェブラリーステークス特集(メイセイオペラ 地方所属馬初の中央GI制覇)”. JRA-VAN. 2014年12月14日閲覧。


  8. ^ 『中央競馬全重賞成績集【GI編】』


  9. ^ 重賞競走一覧(レース別・関東) (PDF)”. 日本中央競馬会. p. 6 (2014年). 2014年7月26日閲覧。


  10. ^ 平成26年度競馬番組等について (PDF)”. 日本中央競馬会. 2014年7月27日閲覧。


  11. ^ 平成30年度開催重賞一覧(関東)日本中央競馬会、2018年1月2日閲覧

  12. ^ ab“東京競馬場(コース紹介)”. 日本中央競馬会. 2014年12月14日閲覧。


  13. ^ 2016年の成績表参照。




各回競走結果の出典



  • 『中央競馬全重賞成績集【GI編】』第1回 - 第22回

  • JRA年度別全成績

    • (2017年)第1回 東京競馬 第8日 (PDF)”. 日本中央競馬会. p. 6. 2017年2月20日閲覧。(索引番号:03095)

    • (2016年)第1回 東京競馬 第8日 (PDF)”. 日本中央競馬会. p. 6. 2016年2月15日閲覧。(索引番号:03095)

    • (2015年)第1回 東京競馬 第8日 (PDF)”. 日本中央競馬会. p. 6. 2016年2月15日閲覧。(索引番号:03095)

    • (2014年)第1回 東京競馬 第8日 (PDF)”. 日本中央競馬会. p. 6. 2016年2月15日閲覧。(索引番号:03095)

    • (2013年)第1回 東京競馬 第8日 (PDF)”. 日本中央競馬会. p. 6. 2016年2月15日閲覧。(索引番号:03095)

    • (2012年)第1回 東京競馬 第8日 (PDF)”. 日本中央競馬会. p. 6. 2016年2月15日閲覧。(索引番号:03095)

    • (2011年)第1回 東京競馬 第8日 (PDF)”. 日本中央競馬会. p. 6. 2016年2月15日閲覧。(索引番号:03095)

    • (2010年)第1回 東京競馬 第8日 (PDF)”. 日本中央競馬会. p. 11. 2016年2月15日閲覧。(索引番号:03095)

    • (2009年)第1回 東京競馬 第8日 (PDF)”. 日本中央競馬会. p. 11. 2016年2月15日閲覧。(索引番号:03095)

    • (2008年)第1回 東京競馬 第8日 (PDF)”. 日本中央競馬会. p. 11. 2016年2月15日閲覧。(索引番号:03095)

    • (2007年)第1回 東京競馬 第8日 (PDF)”. 日本中央競馬会. p. 11. 2016年2月15日閲覧。(索引番号:03095)

    • (2006年)第1回 東京競馬 第8日 (PDF)”. 日本中央競馬会. p. 11. 2016年2月15日閲覧。(索引番号:03095)

    • (2005年)第1回 東京競馬成績集計表 (PDF)”. 日本中央競馬会. pp. 439-440. 2016年2月15日閲覧。(索引番号:03095)

    • (2004年)第1回 東京競馬成績集計表 (PDF)”. 日本中央競馬会. pp. 442-443. 2016年2月15日閲覧。(索引番号:03095)

    • (2003年)第2回 中山競馬成績集計表 (PDF)”. 日本中央競馬会. pp. 437-438. 2016年2月15日閲覧。(索引番号:03095)

    • (2002年)第2回 東京競馬成績集計表 (PDF)”. 日本中央競馬会. pp. 419-420. 2016年2月15日閲覧。(索引番号:03095)



  • netkeiba.comより(最終閲覧日:2017年2月20日)

    • フェブラリーハンデキャップ

      • 1986年、1987年、1988年、1989年、1990年、1991年、1992年、1993年


    • フェブラリーステークス

      • 1994年、1995年、1996年、1997年、1998年、1999年、2000年、2001年、2002年、2003年、2004年、2005年、2006年、2007年、2008年、2009年、2010年、2011年、2012年、2013年、2014年、2015年、2016年、2017年




  • JBISサーチより(最終閲覧日:2017年2月20日)
    • フェブラリーステークス

      • 2015年、2016年、2017年、2018年





ほかに日本で行われるダートの国際GI競走




  • チャンピオンズカップ(中京競馬場)


  • 東京大賞典(大井競馬場)



外部リンク







  • レース分析:フェブラリーステークス 今週の注目レース - 日本中央競馬会






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