浅野祥雲
浅野 祥雲(あさの しょううん、1891年 - 1978年)は、日本のコンクリート像作家。本名は、浅野高次郎。
目次
1 略歴
2 作品の現存する主な施設
3 その他
4 関連項目
5 参考文献
6 外部リンク
略歴
1891年、岐阜県恵那郡坂本村(現中津川市)に生まれる。父親は農業の傍ら、土人形を製作する職人であった。父の仕事を継いで土人形製作を始めるが、土では大きな作品がつくれないことから、コンクリートでの作成を思いついたという。1924年、33歳のとき名古屋に移住し、映画館の看板を描くなどして生計を立てる。作品は中部地方を中心に800体近くが現存しており、ほとんどが身長2メートル以上の人物像(仏像)で、コンクリートの表面にペンキで着色され、一箇所に集中して林立することが特徴である。リアルさ・稚拙さ・ユーモラスさをあわせ持った作風で、一度見たら忘れられない強烈さから一部で人気を博している。
作品の現存する主な施設
関ヶ原ウォーランド(岐阜県関ケ原町)
五色園(愛知県日進市)
岩崎御嶽社(愛知県日進市)
桃太郎神社(愛知県犬山市)- 中之院 軍人像群(愛知県南知多町)
- 厄除弘法大師(愛知県尾張旭市)
春日井駅前・弘法大師像(愛知県春日井市)
熱海城・シャチホコ(静岡県熱海市)
圓通寺・毘沙門天像(愛知県名古屋市)
久国寺・護国観音像(愛知県名古屋市)
その他
- 2008年12月12日放送の『タモリ倶楽部』(テレビ朝日)において、「偉大なる造型家 浅野祥雲 没後30年記念 大回顧展!!」と題して作品が紹介された。
- 2015年4月8日放送の『マツコ&有吉の怒り新党』(テレビ朝日)において、「新・3大 浅野祥雲作・コンクリート像の“忘れられない表情”」と題して作品が紹介された。
関連項目
大竹敏之 - 浅野祥雲研究家
参考文献
大竹敏之 『コンクリート魂 浅野祥雲大全』 青月社、2014年 - 浅野祥雲に関する初の作品集・研究書
外部リンク
- 桃太郎神社
- 五色園
- 関ヶ原ウォーランド