昌原市
昌原コンベンションセンター(CECO) | |
位置 | |
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慶尚南道における市域 | |
各種表記 | |
ハングル: | 창원시 |
漢字: | 昌原市 |
片仮名転写: | チャンウォン=シ |
ローマ字転写 (RR): | Changwon-si |
統計 | |
面積: | 743.48 km2 |
総人口: | 1,081,499(2010年7月) 人 |
行政 | |
国: | 大韓民国 |
上位自治体: | 慶尚南道 |
下位行政区画: | 5区2邑6面54洞 |
行政区域分類コード: | 38010 |
昌原市の木: | マツ |
昌原市の花: | サクラ |
昌原市の鳥: | ウミネコ |
自治体公式サイト: | 昌原市 |
昌原市(チャンウォンし)は、大韓民国慶尚南道の道庁所在地。大韓民国の地方自治法第175条に基づいて特例が適用される特定市である。1970年代に韓国最初の計画都市として建設された都市で、2010年に軍港都市である鎮海、港湾都市である馬山が市域に編入された。
韓国プロ野球のNCダイノス、韓国バスケットボールリーグの昌原LGセイカーズとサッカー・Kリーグの慶南FCの本拠地である。
目次
1 地理
2 気候
3 歴史
3.1 古代から近代まで
3.2 計画都市「昌原市」の建設
3.3 拡大「昌原市」の成立
3.4 年表
3.5 対馬島の日の継承
4 行政
4.1 下位行政区画
4.2 警察
4.3 消防
5 交通
5.1 鉄道
5.2 バス
5.2.1 旧昌原市
5.2.2 旧馬山市
5.2.3 旧鎮海市
5.3 高速道路
6 教育(大学まで)
7 観光
8 スポーツ
9 姉妹都市
10 脚注
11 外部リンク
地理
慶尚南道の東南部に位置する。東は金海市、西は咸安郡、北は昌寧郡・密陽市と境を接する。
気候
- 最高気温極値39.0℃(1994年7月20日)
- 最低気温極値-11.3℃(1991年2月23日)
昌原 (1981−2010)の気候 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
平均最高気温 °C (°F) | 7.3 (45.1) | 9.6 (49.3) | 13.6 (56.5) | 19.3 (66.7) | 23.2 (73.8) | 25.9 (78.6) | 28.8 (83.8) | 30.2 (86.4) | 27.0 (80.6) | 22.3 (72.1) | 15.9 (60.6) | 10.3 (50.5) | 19.4 (66.9) |
日平均気温 °C (°F) | 2.8 (37) | 4.7 (40.5) | 8.7 (47.7) | 14.1 (57.4) | 18.4 (65.1) | 21.7 (71.1) | 25.2 (77.4) | 26.5 (79.7) | 22.8 (73) | 17.4 (63.3) | 11.0 (51.8) | 5.4 (41.7) | 14.9 (58.8) |
平均最低気温 °C (°F) | −1 (30) | 0.5 (32.9) | 4.5 (40.1) | 9.7 (49.5) | 14.3 (57.7) | 18.5 (65.3) | 22.7 (72.9) | 23.6 (74.5) | 19.4 (66.9) | 13.2 (55.8) | 6.8 (44.2) | 1.3 (34.3) | 11.1 (52) |
降水量 mm (inch) | 36.9 (1.453) | 45.3 (1.783) | 74.3 (2.925) | 129.9 (5.114) | 142.2 (5.598) | 232.3 (9.146) | 293.8 (11.567) | 299.0 (11.772) | 167.3 (6.587) | 50.2 (1.976) | 52.2 (2.055) | 22.0 (0.866) | 1,545.4 (60.843) |
平均降水日数 (≥ 0.1 mm) | 5.1 | 4.6 | 7.4 | 8.0 | 9.3 | 10.4 | 13.9 | 12.2 | 8.5 | 4.2 | 5.1 | 3.5 | 92.2 |
% 湿度 | 50.8 | 51.8 | 56.8 | 60.9 | 67.7 | 75.5 | 80.2 | 76.5 | 70.7 | 62.3 | 58.3 | 53.4 | 63.8 |
平均月間日照時間 | 179.7 | 183.6 | 190.5 | 209.2 | 205.5 | 160.4 | 136.9 | 159.4 | 158.0 | 205.5 | 179.6 | 176.7 | 2,145 |
出典: Korea Meteorological Administration [1] |
歴史
古代から近代まで
古代の弁韓地域に属し、統一新羅時代に義安郡、高麗時代に義安県が設置された。朝鮮王朝時代の1408年、昌原都護府が設置されて昌原の地名が始まった。当時の行政の中心は現在の昌原市義昌洞に置かれていた。
近代以降、開港地となった馬山府に昌原郡の行政の中心が移り、また昌原郡沿岸部には新たに軍港都市として鎮海が建設された。1955年に鎮海が昌原郡から分離し、鎮海市となった。
一方、王朝時代の中心部であった旧昌原邑城付近は郊外となり、発展から取り残された。
計画都市「昌原市」の建設
1973年7月、昌原面・熊南面・上南面などは隣接する馬山市に編入される。1974年4月に「産業基地開発区域」に指定され、大規模な機械工業基地の建設が進められる。1979年、昌原新都市設計が決定され、オーストラリアのキャンベラをモデルとする都市計画が始まり、1980年には昌原市に昇格した。
1983年には慶尚南道庁が釜山広域市から移転してきたのをはじめ、1990年代からは慶尚南道を管轄する行政機関が相次いで移転・開設されている。
1995年には昌原郡の一部を編入し、都農複合形態市となった。区を置かず、洞を再編して「大洞制」を取った。2010年6月末の時点では、下位行政区画として12行政洞(61法定洞)1邑2面が置かれていた。
現・義昌区域
| 現・城山区域
|
拡大「昌原市」の成立
2010年7月1日、旧昌原市、馬山市、鎮海市が合併され人口110万人の大都市「昌原市」が発足した。
年表
- 1974年4月1日 - 建設部告示第92号により、馬山市の一部が「産業基地開発区域」に指定される。
- 1976年9月1日 - 慶尚南道昌原出張所が設置され、道直轄となる。
- 1980年4月1日 - 馬山市の一部(義昌洞・八龍洞・上福洞・龍池洞・聖住洞・熊南洞・三帰洞、義昌洞以外は昌原出張所の管轄地域)をもって昌原市を設置。
- 1983年2月15日 - 一部(召界洞の一部)が馬山市に編入。
- 1983年7月1日 - 慶尚南道庁が昌原市に移転。
- 1992年5月1日 - 地方法院・地方検察庁が昌原市に移転。
- 1993年11月29日 - 韓国銀行支店が昌原市に移転。
- 1995年1月1日 - 昌原市と昌原郡東面・北面・大山面が合併し、都農複合形態市の昌原市が発足(3面)。
- 1995年3月2日 - 東面が東邑に昇格(1邑2面)。
- 1997年7月14日 - 大洞制を導入し、当時の24洞を12洞に統廃合。
- 2010年7月1日 - 昌原市・馬山市(1邑4面)・鎮海市が合併し、昌原市が発足(5区2邑6面)。
- 旧・昌原市の区域に義昌区・城山区を設置。
- 旧・馬山市の区域に馬山合浦区・馬山会原区を設置。
- 旧・鎮海市の区域に鎮海区を設置。
- 2012年1月1日 - 昌原消防本部が発足。慶尚南道消防本部から昌原市内の3消防署を編入。
対馬島の日の継承
昌原市は、2005年3月18日に旧馬山市議会が採択した「対馬島の日条例」を継承。毎年6月19日に記念行事を行っており、2012年12月11日には従来の条例に代わる新条例として「昌原市対馬島の日条例」を採択している。さらに2017年3月30日には、市議会で「対馬島の日の行事に政府支援を求める建議案」を採択。中央政府レベルの支援を求めている[2]。
行政
下位行政区画
馬山合浦区 - 마산합포구【馬山合浦區】 (マサン-ハッポ=グ)
馬山会原区 - 마산회원구【馬山會原區】 (マサン-フェウォン=グ)
城山区 - 성산구【城山區】 (ソンサン=グ)
義昌区 - 의창구【義昌區】 (ウィチャン=グ)
鎮海区 - 진해구【鎭海區】 (チネ=グ)
警察
- 昌原中部警察署
- 昌原西部警察署
- 馬山中部警察署
- 馬山東部警察署
- 鎮海警察署
消防
- 昌原消防本部
交通
鉄道
韓国鉄道公社(KORAIL)
慶全線:昌原中央駅 - 龍岡駅 - 昌原駅 - 馬山駅 - 中里駅
鎮海線:昌原駅 - 新昌原駅 - 南昌原駅 - 聖住寺駅 - 慶和駅 - 鎮海駅 - 統海駅
徳山線:昌原駅 - 龍岡駅 - 徳山駅
現在、市内で旅客営業を行っている鉄道路線は、慶全線のみとなっている。
昌原中央駅・昌原駅・馬山駅は、ソウル駅方面からのKTXが一部乗り入れ、馬山駅には経由する全てのKTXが停車する。ソウル駅より馬山駅へは約3時間。ソウル駅・大邱駅からのITX-セマウル・ムグンファ号も運転される。中里駅方面へは全てムグンファ号で、1日1往復のソウル駅発・及び馬山駅発以外は釜田駅(釜山広域市)より運転。順天駅までの列車が多い。釜田駅 - 馬山駅は1時間20分であるが、1日4 - 5往復のみの運転。
鎮海線は、2015年1月31日をもって定期旅客列車の運行が終了し、以降は貨物列車・臨時旅客列車のみの運行となっている。
昌原都市鉄道
- 現在、昌原市にはKORAIL以外の鉄道路線はなく、市内の公共交通は路線バスのみである。しかし、昌原・馬山・鎮海の3市合併前より、都市鉄道建設の必要性について議論がなされており、2011年5月、政府の予備妥当性調査で必要性が認められ、具体化した。路面電車として2020年に開通する予定となっていたが、その後2014年、計画の白紙化が発表された。
バス
合併前の旧昌原市・旧馬山市・旧鎮海市のそれぞれにターミナルがある。
旧昌原市
- 昌原総合バスターミナル 新昌原駅から300m北に所在。高速バスは、ソウル高速バスターミナルへはおおむね30分間隔で運行し、所要時間は4時間20分。その他東ソウル総合バスターミナル・城南行きがある。市外バスは釜山西部バスターミナルへは1時間に5~6本程度の運行で、所要時間は45分。南山洞経由海雲台行きが20~30分間隔、老圃洞(釜山総合高速バスターミナル前)へ1時間間隔。その他仁川国際空港・蔚山・安山・統営・大田・大邱西部市外バスターミナル行きなどがある。金海国際空港への空港バスも発着する。
旧馬山市
- 馬山高速バスターミナル 馬山駅より1.6km南東に所在。ソウル高速バスターミナルへは1時間に2~3本が運行し、所要時間は4時間5分。その他東ソウル総合バスターミナル・城南・大田・光州・大邱(大邱東洋)・西大邱高速バスターミナル・浦項への便がある。
- 馬山市外バスターミナル 馬山駅より700m北東に所在。釜山西部バスターミナルへは昼間8分間隔の運行で、所要時間は50分。釜山総合バスターミナルへは1時間2~3本。その他仁川国際空港・蔚山・大邱西部市外バスターミナル・経由浦項・大田広域市・清州・晋州行きなどがある。
- 金海国際空港への空港バスは、馬山市外バスターミナル及び馬山駅から発着する。
旧鎮海市
- 鎮海市外バスターミナル ソウル南部バスターミナルへは1~3時間に1本程度の運行で、所要時間4時間20分。釜山西部バスターミナルへは15~20分間隔。釜山総合バスターミナル方面への便は少ない。その他巨済方面への便がある。
- 金海国際空港への空港バスは、旧陸軍大学より1日1便のみ運行。
高速道路
南海高速道路(10号線)
- 北昌原インターチェンジ - 昌原ジャンクション- 東昌原インターチェンジ
- 南海高速道路第一支線(102号線)
内西ジャンクション-昌原料金所 - 昌原ジャンクション
教育(大学まで)
- 昌原大学校
- 韓国海軍士官学校
- 慶南大学校
- 昌原文星大学(前:昌原専門大学)
- 馬山大学
- 昌信大学
韓国ポリテク7大学 昌原キャンパス(前:昌原機能大学)
観光
- 仏谷寺
- 聖住寺
- 馬金山温泉
- 昌原郷校
- 昌原の家
- 城山貝塚
- 注南貯水池
スポーツ
種目 | チーム名 | 創立年度 | ホーム競技場 |
プロ野球 | NCダイノス | 2012年[3] | 馬山総合運動場野球場 |
Kリーグ | 慶南FC | 2006年 | 昌原サッカーセンター |
KBL | 昌原LGセイカーズ | 1994年 | 昌原室内体育館 |
姉妹都市
韓国国内
全羅南道高興郡
慶尚南道咸陽郡
韓国国外
ジャージーシティー(アメリカ合衆国ニュージャージー州)
- 1986年8月26日 - 姉妹結縁締結
馬鞍山市(中華人民共和国安徽省)
- 1994年10月27日 - 姉妹結縁締結
大垣市(日本・岐阜県)
- 1995年11月3日 - 姉妹結縁締結
呉市(日本・広島県)
- 1999年10月12日 - 鎮海市と姉妹結縁締結
- 2010年 - 合併により締結元を昌原市に変更。
姫路市(日本・兵庫県)
- 2000年4月18日 - 馬山市と姉妹結縁締結
- 2010年 - 合併により締結元を昌原市に変更。
ヤクーツク(ロシア・サハ共和国)
- 2003年6月20日 - 姉妹結縁締結
ミトー(ベトナム・ティンザン省)
- 2006年6月15日 - 姉妹結縁締結
脚注
^ “평년값자료(1981−2010) 창원(155)”. Korea Meteorological Administration. 2011年5月21日閲覧。
^ 「対馬は韓国領」昌原市議会が政府支援を要請朝鮮日報オンライン(2017年3月30日)2017年4月2日閲覧
^ 2012年は二軍のみ設置し、2013年より一軍を設置しリーグ戦に参加す。
外部リンク
- 昌原市公式サイト(韓国語)
- 昌原市公式サイト(日本語)
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