UDラス・パルマス
UDラス・パルマス | |||
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原語表記 | Unión Deportiva Las Palmas, S.A.D. | ||
愛称 | Los Amarillos(黄色) | ||
クラブカラー | 黄色・青 | ||
創設年 | 1949年 | ||
所属リーグ | リーガ・エスパニョーラ | ||
所属ディビジョン | セグンダ・ディビシオン | ||
ホームタウン | ラス・パルマス | ||
ホームスタジアム | エスタディオ・グラン・カナリア | ||
収容人数 | 32,392 | ||
代表者 | ミゲル・アンヘル・ラミレス | ||
監督 | パコ・エレーラ | ||
公式サイト | 公式サイト | ||
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UDラス・パルマス(Unión Deportiva Las Palmas) は、スペイン・カナリア諸島のラス・パルマス・デ・グラン・カナリアに本拠地を置くサッカークラブ。セグンダ・ディビシオンに在籍している。32,392人収容のエスタディオ・グラン・カナリアをホームスタジアムとしている。同じくカナリア諸島に本拠地を置くCDテネリフェとの対戦はカナリア諸島ダービーとして知られる。
目次
1 歴史
2 下位クラブと他競技
3 エンブレム
4 タイトル
4.1 国内タイトル
5 成績
5.1 近年の成績
5.2 過去の成績
6 現所属メンバー
6.1 ローン移籍選手
7 歴代監督
8 歴代所属選手
9 脚注
10 外部リンク
歴史
スペインサッカー連盟に登録されたのは1949年6月6日であるが、公式に設立されたのは8月22日である。カナリア諸島にあるCDグラン・カナリア(Club Deportivo Gran Canaria)、アトレティコCF(Atlético Club de Fútbol)、レアル・クルブ・ビクトリア(Real Club Victoria)、アレナス・クルブ(Arenas Club)、マリーノFC(Marino Fútbol Club)が合併して新クラブが誕生。クラブ名称を決めるための会合が開かれ、どの前身クラブの名称も含まないことで合意した。デポルティーボ・カナリアス(Deportivo Canarias)という案もあったが、グラン・カナリア島単独よりもカナリア諸島全体に言及しているとして廃棄された。5クラブの合併による繋がりを表し、ラス・パルマスを本拠地とすることから、最終的にUDラス・パルマス(Unión Deportiva Las Palmas)が選ばれた。この連合クラブは、カナリア諸島の優秀な選手を諸島に引き留め、本土でクラブを探さなくてもよいように設立された。最初の練習は1949年9月16日に行われた[1]。1949-50シーズンにテルセーラ・ディビシオン(当時3部相当)に初参戦し、2位となってセグンダ・ディビシオン(2部)昇格。1950-51シーズンはセグンダで3位となり、プリメーラ・ディビシオン(1部)昇格を決めた。今日まで、リーガ・エスパニョーラ初参戦から2シーズン連続で昇格してプリメーラ昇格を決めたのはラス・パルマスだけである。トップリーグ初挑戦の1951-52シーズン終了後にセグンダ降格となったが、1953-54シーズン終了後に再びプリメーラ昇格を果たし、今度はプリメーラに6シーズン在籍した。
1963-64シーズンにはセグンダで優勝してプリメーラに昇格し、1960年代後半から1970年代後半にかけてはクラブ史上最も成功を収めた期間となった。ビセンテ・ダウデル監督が率いた1967-68シーズンにはレアル・マドリードとFCバルセロナに次ぐ3位となり、母国開催となったUEFA欧州選手権1968にはラス・パルマスから4人の選手が出場して優勝を経験。1968-69シーズンにはレアル・マドリードに次ぐ2位となってさらなる躍進を遂げ、リーグ戦ではレアル・マドリード以外には敗れなかった。1969-70シーズンにはインターシティーズ・フェアーズカップに出場したが、1回戦でヘルタ・ベルリン(ドイツ)に2試合合計0-1で敗れた。1971年3月9日には、ラス・パルマスの現役選手であった28歳のフアン・グエデスが突然死去した。1971-72シーズンには、フランス人のピエール・シニバルディ監督がクラブをリーグ戦5位に導き、翌シーズンのUEFAカップ出場権を獲得。1972-73シーズンのUEFAカップではトリノFC(イタリア)とŠKスロヴァン・ブラチスラヴァ(チェコスロバキア)を下し、FCトゥウェンテ(オランダ)に敗れた。1974-75シーズン末には、グエデスとともにプレーしたディフェンダーのトノーノが肝臓の伝染病で死去した。1977-78シーズンはクラブ史に残るシーズンとなった。ミゲル・ムニョス監督が采配を振るい、アルゼンチン人のミゲル・アンヘル・ブリンディーシ、ダニエル・カルネバーリ、カルロス・モレーテ、キケ・ウォルフなどが在籍したチームは、欧州カップ戦(UEFAカップ)に3度目の出場を果たし、1回戦でFKスロボダ・トゥズラ(ユーゴスラビア)を倒したが、結果的に優勝するイプスウィッチ・タウンFC(イングランド)に2回戦で敗れた[2]。同シーズンのコパ・デル・レイではクラブ史上初めて決勝に進出したが、エスタディオ・サンティアゴ・ベルナベウで行われた決勝ではFCバルセロナに1-3で敗れた[3]。
1990年代から2000年代にかけてはセグンダ・ディビシオン(2部)とセグンダ・ディビシオンB(現3部相当、1977年創設)が主戦場となった。2000年にプリメーラに昇格し、2シーズンの間トップリーグに在籍した。2001年10月3日にホームで行われたレアル・マドリード戦では、下部組織出身のルベン・カストロの2得点などで強豪相手に4-2で勝利。しかし、2001-02シーズン終了後にセグンダ降格となった[4]。
下位クラブと他競技
1954年からファームチームを所有しており、1976年には正式なBチームとしてUDラス・パルマス・アトレティコが発足した[5]。2006年にはCチームが設立され、カナリア諸島地域リーグの最上位ディビジョン(プレフェレンテ=ラス・パルマス)に到達した。2010年に活動停止したが、翌シーズンには再び活動を再開した[6]。
またラス・パルマスは女子サッカーチームを所有しており、2009年から2011年にはプリメーラ・ディビシオン・フェメニーナ(女子1部)に在籍した。2010年にはインドアサッカーチームを設立し、セントロ・インスラール・デ・デポルテスをホームコートとしてリーガ・デ・フトゥボル・インドア(1部)に在籍している[7]。
エンブレム
ラス・パルマスのエンブレムは上部にクラブ名入りの巻物を配した青色の盾である。盾の下部には小さな5つの盾が描かれている。これは1949年に合併して消滅したレアル・クルブ・ビクトリア(一番左)、アレナス・クルブ、CDグラン・カナリア、マリーノFC、アトレティコCF(一番右)の盾である。それらは巻物を囲むように配置されており、巻物にはラス・パルマス市のスローガンである「Segura tiene la palma」という文字が刻まれている。
スペインの多くのサッカークラブが国王の庇護下にあり、クラブ名称に「レアル」(Real、国王の)という接頭語を用いることを許され、それぞれのクラブはエンブレムなどに王冠を採用している。ラス・パルマスは国王の庇護のもとになく、エンブレム最上部の王冠は前身クラブのひとつであるビクトリアのものである。エンブレムはクラブ旗の中央に鎮座し、上部は黄色、下部は青色の2色が均等に塗られている。ラス・パルマス市の旗にはこれらの色が斜めに使用される[8]。
タイトル
国内タイトル
- セグンダ・ディビシオン : 優勝4回
- 1953-1954, 1963-1964, 1984-1985, 1999-2000
- セグンダ・ディビシオンB : 優勝2回
- 1992–93, 1995–96
- コパ・デル・レイ : 最高位 準優勝
- 1977-78
成績
近年の成績
シーズン
ディビジョン
順位
試合数
勝
分
敗
得点
失点
勝ち点
コパ・デル・レイ
備考
1998–99
セグンダ
6
42
17
17
8
57
38
68
4回戦
1999–00
セグンダ
1
42
20
12
10
60
41
72
2回戦
昇格
2000–01
プリメーラ
11
38
13
7
18
42
62
46
ベスト32
2001–02
プリメーラ
18
38
9
13
16
40
50
40
ベスト32
降格
2002–03
セグンダ
5
42
16
16
10
53
43
64
ベスト64
2003–04
セグンダ
20
42
10
14
18
46
68
44
ベスト64
降格
2004–05
セグンダB
7
38
17
9
12
50
33
60
ベスト64
2005–06
セグンダB
3
38
18
13
7
45
24
67
3回戦
昇格
2006–07
セグンダ
18
42
13
12
17
51
59
51
3回戦
2007–08
セグンダ
8
42
15
12
15
51
55
57
ベスト32
2008–09
セグンダ
18
42
10
17
15
46
51
47
2回戦
2009–10
セグンダ
17
42
12
15
15
49
49
51
3回戦
2010–11
セグンダ
15
42
13
15
14
56
71
54
2回戦
2011–12
セグンダ
9
42
16
10
16
58
59
58
2回戦
2012–13
セグンダ
6
42
18
12
12
62
55
66
ベスト16
2013–14
セグンダ
6
42
18
9
15
51
50
63
ベスト32
2014–15
セグンダ
4
42
22
12
8
73
47
78
ベスト32
昇格
2015-16
プリメーラ
11
38
12
8
18
45
53
44
準々決勝
2016-17
プリメーラ
14
38
10
9
19
53
74
39
ベスト16
2017-18
プリメーラ
19
38
5
7
26
24
74
22
ベスト16
降格
過去の成績
|
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34シーズン プリメーラ・ディビシオン(1部)
28シーズン セグンダ・ディビシオン(2部)
6シーズン セグンダ・ディビシオンB(現3部相当)
1シーズン テルセーラ・ディビシオン(現4部相当、1977年以前は3部相当)
現所属メンバー
- 2018年2月9日時点
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- 監督
パコ・エレーラ
ローン移籍選手
- in
|
|
- out
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歴代監督
マルセル・ドミンゴ 1959-1960
ミゲル・ムニョス 1977-1979
イニャキ・サエス
マリアーノ・ガルシア・レモン
セルギイェ・クレシッチ 1999-2001
ダビド・ビダル 2003-2004
フアン・ロドリゲス
セルギイェ・クレシッチ 2009-2010
パコ・ヘメス 2010-2011
フアン・マヌエル・ロドリゲス 2011-2012
セルヒオ・ロベラ 2012-2014
ホシコ 2014
パコ・エレーラ 2014-2015
キケ・セティエン 2015-2017
マノロ・マルケス 2017-2017
パコ・アジェスタラン 2017
パコ・ヘメス 2017-2018
歴代所属選手
アントニオ・ベタンコルト 1956-1961
フアン・カルロス・バレロン 1995-1997
マヌエル・パブロ
アンヘル・ロペス
アントニオ・グアイレ
ルベン・カストロ
ホルヘ
ロベルト・トラショーラス
ロベルト・ヤルニ 1999-2001
フアン・カルロス・ソコロ
トゥル・フローレス
ガブリエル・シュレール
福田健二 2007-2008
脚注
^ Historia - Nombre del club ラス・パルマス公式サイト(スペイン語)
^ Historia - De las tragedias del destino a los argentinos (71-83) ラス・パルマス公式サイト (スペイン語)
^ Spain - Cup 1978 RSSSF
^ Liga - El 'niño' que eclipsó a Zidane reta al Madrid Yahoo! Deportes、2011年10月12日 (スペイン語)
^ El filial: vivero del fútbol canario Historia del Fútbol Canario (スペイン語)
^ La UD Las Palmas volverá a tener equipo "C" ラス・パルマス公式サイト、2011年6月20日(スペイン語)
^ La UD Las Palmas crea un equipo de Fútbol Indoor ラス・パルマス公式サイト、2010年9月23日 (スペイン語)
^ Historia - Escudo ラス・パルマス公式サイト (スペイン語)
外部リンク
オフィシャルサイト (スペイン語)
Futbolmによるクラブ紹介 (スペイン語)
オフィシャルラジオ (スペイン語)
オフィシャルショップ (スペイン語)
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