宝塚歌劇団25期生




宝塚歌劇団25期生(たからづかかげきだん-きせい)とは1935年に宝塚歌劇団に入団し、1936年に初舞台を踏んだ104人を指す[1]。初舞台公演演目は雪組公演『ラ・ロマンス』、月組公演『ゴンドリア』、星組公演『バービイの結婚』のいずれかである[1]。当時は寶塚少女歌劇團であった。




目次






  • 1 概要


  • 2 一覧


  • 3 脚注


  • 4 参考文献





概要


この期には元月組組長の沖ゆき子、女優の朝雲照代、東屋鈴子、東風うらゝ、日高澄子、萬代峯子、宮川五十鈴、歌手の深緑夏代(入団時は深緑夏子)らが入団。


東風うらゝ、深緑夏代の初舞台公演演目は『バービイの結婚』で[2]、廣野みどりと若潮みつるの初舞台公演演目は雪組公演『ラ・ロマンス』である[3][4]



一覧


入団時の成績順にまとめている[5]















































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































芸名[1]
読み仮名[1]
誕生日
出身地
出身校
芸名の由来
愛称
役柄
退団年[1]
備考

空小鳥
そら ことり

8月22日[6]

大阪府[6]


セキちゃん[7]
オヒラ
娘役
1945年
姉は花乃井千草

青井このみ
あおい このみ

3月17日[8][6]

静岡県静岡市[8][6]

精華高等女学校[8]

アイ子[8]
娘役

1946年


光春子
ひかり はるこ

1月25日[6]
大阪府大阪市[6]




1940年


朝雲照代
あさくも てるよ

10月6日[6]

神奈川県横浜市[6]


アイコ
娘役
1940年


美原玲子
みはら れいこ

4月1日[6]
大阪府大阪市[6]





1948年
改名後・美原レイ子(みはら れいこ)[9]

山田神路
やまだ かみじ

12月21日[6]

三重県伊勢市[6]




1940年
改名後・西尾四季子(にしお しきこ)[9]

野分若菜
のわ わかな

6月14日[6]
大阪府[6]




1943年


竹垣小菊
たけがき こぎく

4月28日[6]
大阪府大阪市[6]




1940年


東屋鈴子
あずまや すずこ

2月14日[6]

東京都[10][6]
東京市富士見尋常小学校[8]

トンちゃん[11]

1946年
俳優・東屋トン子

眞澄鏡子
ますみ きょうこ

5月16日[6]

熊本県熊本市[6]




1942年


奈和八千代
なわ やちよ

7月25日[6]

兵庫県神戸市[12][6]




1945年


山鳩くるみ
やまばと くるみ

1月8日[13][6]
東京都港区[4][6]

日本女子商業学校[12]

宝塚音楽学校で命名して貰う[8]
ベビイ
コバちゃん[14]

1941年
夫は水島道太郎
娘は小林夕岐子
宝塚劇場地下「タカラジェンヌ」経営




青柳真弓
あおやぎ まゆみ

大阪府大阪市淀川区[6]





1939年


翼豊
つばさ ゆたか

2月17日[6]
東京都目黒区[6]


宝塚音楽学校で命名して貰う[11]
ハコ[11]

1940年
改名後・翼ゆたか(つばさ ゆたか)[9]

村雨立子
むらさめ たつこ

7月22日[6]
大阪府大阪市[6]




1940年


谷間小百合
たにま さゆり

1月1日[8][6]

広島県広島市[8][6]
広島偕行社附属済美国民学校[8]



1941年
俳優

東風うらゝ
こち うらら

11月26日[6]

岩手県盛岡市[6]
熊谷尋常高等小学校

ベコちゃん
ユキちゃん[10]
男役
1940年
俳優・宮城千賀子

渚真帆
なぎさ まほ

9月14日[6]
東京都[6]




1946年
妹は花笠かほり

高塚るり子
たかづか るりこ

1月4日[6]
広島県呉市[6]





1937年


月待潮
つきまち うしお

6月16日[6]





1938年


神歌美鈴
かみうた みすず

8月24日[8][15][6]

京都府京都市[15][6]


式三番から神歌と、三番叟を表す美鈴に因んで父親が命名[11][15]
那智さん[15]
両役

1951年
父は狂言師・日本画家の山口蓼州[16][15]

明石千浪
あかし ちなみ

12月13日[6]

京都府京都市[6]




1940年
改名後・明石千波(あかし ちなみ)[9]

芦川千津子
あしかわ ちづこ

7月4日[6]
広島県福山市[3][6]
福山市立南尋常高等小学校[17]

ヌクちゃん


1941年


静久子
しず ひさこ

8月22日[6]

奈良県[6]




1940年


御門公子
みかど きみこ

7月18日[6]
東京都港区[6]




1943年
改名後・港公子(みなと きみこ)[9]

泉夢子
いずみ ゆめこ

1月23日[6]
東京都[6]




1940年


波川銀子
なみかわ ぎんこ

1月22日[6]
大阪府大阪市[6]




1940年


宮川千鈴
みやがわ ちすず

4月26日[6]

兵庫県神戸市[6]

奈良女子高等師範学校附属高等女学校



1942年
改名後・宮川五十鈴(みやがわ いすず)[9]
俳優・宮川玲子

友松美和子
ともまつ みわこ

1月27日[18][6]

大阪府大阪市[6]

宝塚尋常高等小学校[19]

宝塚音楽学校で命名して貰う[20]
サッちゃん[4]


1943年


飛鳥華子
あすか はなこ

8月21日
兵庫県神戸市

父親が命名[12]


1940年


美禰彰子
みね あきこ

6月25日[6]
兵庫県神戸市[6]




1940年


笠縫しま子
かさぬい しまこ

1月1日[6]
東京都[6]




1941年


鈴鹿ゆめじ
すずか ゆめじ

2月11日[6]
大阪府大阪市[6]



男役
1941年


高柳まき子
たかやなぎ まきこ

1月27日[6]
兵庫県神戸市[6]




1938年


梅若幸代
うめわか さちよ

1月17日[6]
大阪府大阪市[6]




1940年


八雲たつ子
やくも たつこ

1月29日[6]
兵庫県神戸市[6]




1941年


沖ゆき子  
おき ゆきこ

10月10日[6]
東京都[6]
中村高等女学校

オッちゃん
チョンロ
男役

1981年
書道家

緑牧葉
みどり まきば

10月26日[6]
京都府京都市[6]




1938年


磯野そよ子
いその そよこ

6月23日[6]
東京都[6]





1944年
改名後・桑ゆみ子(くわ ゆみこ)[9]

出雲国子
いずも くにこ

1月12日[6]
兵庫県神戸市須磨区[6]


イマちゃん
男役

1949年


姫宮紅子
ひめみや べにこ

8月1日[6]
大阪府大阪市[6]




1938年


若草美知子
わかくさ みちこ

10月16日[6]
兵庫県神戸市[6]




1940年
改名後・若草美智子(わかくさ みちこ)[9]

山上晴江
やまのえ はるえ

9月7日[6]
神奈川県小田原市[6]




1945年


琴浦糸子
ことうら いとこ

8月19日[6]

福岡県北九州市[6]




1940年
改名後・大江生野(おおえ いくの)[9]

越路葉子
こしじ ようこ

5月12日[6]

福井県福井市[6]




1940年


日高澄子
ひだか すみこ

3月5日[6]

京都府京都市[6]
植柳尋常小学校


娘役
1946年
俳優

大和錦
やまと にしき

3月4日[6]

北海道函館市[21][6]


宝塚音楽学校で命名して貰う
鈴ちゃん[22]
スーちゃん[14]


1940年
改名後・藍野ゆかり(あいの ゆかり)[9]
従姉妹は小夜福子、雲井千草

篠原敦子
しのはら あつこ

2月6日[6]
大阪府大阪市[6]




1939年


萬代峯子
よろずよ みねこ

6月28日[6]

福岡県[11]
福岡高等女学校[11]
父親が命名[11]
イシカワさん[14]
バンダイさん
娘役
1941年


青鳥みちる
あおとり みちる

2月21日[19]

山口県下関市[19]

生野高等女学校[19]
両親が命名[19]


1940年


霧島輝子
きりしま てるこ

1月26日[6]

鹿児島県鹿児島市[6]




1941年


鵲渡
かささぎ わたる

9月21日

愛知県


百人一首
トミちゃん
娘役

1965年
改名後・鵲わたる(かささぎ わたる)[9]

大伴千春
おおとも ちはる

5月26日[4][6]

長野県[6]

梅花高等女学校[21]
是からしっかり藝を身に付けて伸びていく様に、と大海の潮に擬えて父親が命名[10]
チセちゃん[4]
ミサワ
男役
1944年
クラブ・オートモ経営

穂草むすぶ
ほぐさ むすぶ

3月7日[6]
兵庫県[6]


タケコ
娘役
1940年


水町鮎子
みずまち あゆこ




おふみさん

1941年


深緑夏子 
ふかみどり なつこ

9月24日

大韓民国京城
対馬高等女学校
父親が命名[2]
ターコ
タマコ
娘役

1955年
改名後・深緑夏代(ふかみどり なつよ)[23]
妹は千秋みつる
シャンソン歌手
宝塚歌劇団シャンソン講師
(1966年4月 - 1977年3月)

帆影美里
ほかげ みさと

9月21日[21]
愛知県名古屋市


ノブちゃん[14]
ノムちゃん[13]
男役
1945年


浅香あきを
あさか あきを

2月25日[6]
東京都[6]




1938年


水清和子
みずきよ かずこ


東京都[12]


オチエ

1940年


天野廣子
あまの ひろこ

3月25日[6]
東京都[6]

上野高等女学校[21]

シゲちゃん[4]
男役

1945年


雛菊咲子
ひなぎく さきこ






1943年


芦間小舟
あしま こぶね

4月14日[6]
大阪府大阪市[6]





1939年


呉竹なほみ
くれたけ なおみ

8月27日[24]
東京都[19]

鎌倉高等女学校[19]
実父が命名[19]

男役
1939年


月臣詩子
つきおみ うたこ






1938年


笹村千賀子
ささむら ちかこ

3月9日[6]
東京都[6]




1939年


千蔭春海
ちかげ はるみ

11月8日[6]
京都府京都市[6]




1940年


野路美千代
のじ みちよ

1月1日[6]

高知県[6]



娘役
1941年


鈴之也千菊
すずのや ちぎく

2月12日[6]
奈良県奈良市[6]




1945年


星影美砂子
ほしかげ みさこ

11月20日[3][6]
広島県福山市[6]

広島県立福山高等女學校[17]

スミちゃん[4]
スミタさん
娘役
1942年


扇寿々子
おうぎ すずこ

9月9日[6]
東京都[6]




1938年


久木珠子
ひさぎ たまこ

1月18日[6]
兵庫県神戸市[6]



男役
1945年


花笠藤子
はながさ ふじこ

1月3日[6]
静岡県[6]




1939年


相生松子
あいおい まつこ

3月8日[6]
神奈川県横浜市[6]





1938年
娘は大和由花

高松栄
たかまつ さかえ

4月1日[6]
神奈川県[6]




1938年


東條一子
とうじょう かずこ

5月5日[6]
兵庫県[6]




1940年


七重やゑ
ななえ やえ

6月25日[21][6]

福岡県[6]

福岡高等女学校
宝塚音楽学校で命名して貰う
ミクモちゃん[4]

1942年
改名後・七重八重(ななえ やえ)[23]

白樺町子
しらかば まちこ






1938年


玉野ひかり
たまの ひかり

1月25日[6]
東京都[6]
東京山脇高等女学校
金剛石
ヤマちゃん


1965年
改名後・玉野ひか留(たまの ひかる)[23]

大宮輝子
おおみや てるこ

1月12日[13][6]
東京都豊島区[6]

淑徳高等女学校[13]

木のべ[25]

1945年
改名後・大美輝子(おおみ てるこ)[23]
俳優・近江輝子

小雪京子
こゆき きょうこ

1月10日[10][6]
東京都[10][6]

東洋高等女学校[3]

チャコちゃん[3]
娘役
1945年


笹船陽子
ささぶね ようこ

1月13日[6]

大阪府[10][6]

金蘭會高等女学校[10]
父親が命名
マーちゃん[3]
娘役
1942年
姉は八千草露子
妹は緋桜陽子

小鈴冴子
こすず さえこ

6月3日[6]
兵庫県神戸市[6]



娘役
1941年


若潮みつる
わかしお みつる

10月10日[14][6]

東京都[10][6]

青山學院高等女學部[10]

北村寿夫が命名[4]
ミヤコちゃん[3]
男役
1941年

満潮英雄夫人

瀧和泉
たき いずみ

11月9日[6]

京都府[6]



男役
1940年


澤鞠子
さわ まりこ

9月3日[6]
大阪府堺市[6]



男役
1938年
姉は大殿みやび

汐風みちみ
しおかぜ みちみ

9月17日[6]
東京都[6]
精華高等女学校

ヒロコさん
両役

1962年
改名後・汐風享子(しおかぜ りよこ)[23]

神杉幾代
かみすぎ いくよ

3月17日[6]
東京都[6]

東京高等女学校[3]
友人が命名[3]
チエコ[6]
ゴボウ[6]
娘役
1939年


豊邦康子
とよくに やすこ

2月2日[6]
大阪府大阪市[6]




1945年


東路子
あずま みちこ

7月30日[6]

神奈川県横浜市[6]


ナメコ

1938年


聖瑞穂
ひじり みずほ

8月23日[21][6]
兵庫県神戸市[17][6]

東京府立第六高等女學校[17]
父親が命名[14]
ノビちゃん[14]

1943年
改名後・美瀧みづほ(みたき みづほ)[23]

清川はやみ
きよかわ はやみ

2月23日[6]
京都府京都市[6]
同志社高等女学校
自分で考案
エミちゃん
男役
1981年


鈴音麗子
すずね れいこ

3月13日[6]

愛知県名古屋市[6]




1939年


荒海日出子
あらうみ ひでこ

2月13日[6]

兵庫県川西市[26][6]

梅花高等女学校[12]

タマゴちゃん[26]

1940年


小町鈴代
こまち すずよ

2月10日[6]
大阪府[6]




1938年


舞鶴あさひ
まいづる あさひ

8月23日[6]

岡山県[10][6]

大阪府立大手前高等女学校[3]
母親が命名[26]
ナンバ[3]

1942年


香椎多美子
かしい たみこ

7月12日[6]
東京都[6]




1938年


竹内加詠子
たけうち かえこ

11月29日[6]
大阪府[6]




1940年


朝山ひろか
あさやま ひろか

9月13日[6]
東京都[6]





1942年


大利根波子
おおとね なみこ

8月12日[6]
東京都[6]




1939年


筑紫梅子
つくし うめこ

3月9日[6]
福岡県北九州市門司区[6]




1939年


菊秀美
きく ひでみ


東京都[27][6]

泰明尋常小学校[28]

ハナコ[27]

1939年


廣野みどり
ひろの みどり

3月13日[6]
東京都[6]


モンちゃん

1945年


月尾靖子
つきお やすこ

11月9日[6]
東京都[6]




1944年


芳野宮子
よしの みやこ

12月22日[6]
広島県[6]




1938年



脚注


[ヘルプ]



  1. ^ abcde100年史(人物) 2014, pp. 26-27.

  2. ^ ab『宝塚小夜曲』丸尾長顕著、ポプラ社、1950年2月20日

  3. ^ abcdefghijk『エスエス』、東宝発行所、1939年1月号

  4. ^ abcdefghi『エスエス』、東宝発行所、1939年10月号


  5. ^ 100年史(人物) 2014, p. 5.

  6. ^ abcdefghijklmnopqrstuvwxyzaaabacadaeafagahaiajakalamanaoapaqarasatauavawaxayazbabbbcbdbebfbgbhbibjbkblbmbnbobpbqbrbsbtbubvbwbxbybzcacbcccdcecfcgchcicjckclcmcncocpcqcrcsctcucvcwcxcyczdadbdcdddedfdgdhdidjdkdldmdndodpdqdrdsdtdudvdwdxdydzeaebecedeeefegeheiejekelemeneoepeqereseteuevewexeyezfafbfcfdfefffgfhfifjfkflfmfnfofpfqfrfsftfufvfwfxfyfzgagb『歌劇』、宝塚少女歌劇団、1938年1月1日、214号


  7. ^ 『歌劇』、宝塚少女歌劇団、1938年12月1日、225号、p83

  8. ^ abcdefghij『エスエス』、東宝発行所、1938年2月号

  9. ^ abcdefghijk100年史(人物) 2014, p. 26.

  10. ^ abcdefghij『エスエス』、東宝発行所、1939年6月号

  11. ^ abcdefg『エスエス』、東宝発行所、1938年3月号

  12. ^ abcde『エスエス』、東宝発行所、1939年3月号

  13. ^ abcd『エスエス』、東宝発行所、1938年1月号

  14. ^ abcdefg『エスエス』、東宝発行所、1939年9月号

  15. ^ abcde『市史研究紀要 たからづか』第25号、宝塚市教育委員会、2011年3月


  16. ^ 『寳塚日記』冨士野高嶺著、不二乃屋、1948年1月10日

  17. ^ abcd『エスエス』、東宝発行所、1939年5月号


  18. ^ 『エスエス』、東宝発行所、1939年8月号

  19. ^ abcdefgh『エスエス』、東宝発行所、1938年6月号


  20. ^ 『エスエス』、東宝発行所、1939年4月号

  21. ^ abcdef『エスエス』、東宝発行所、1939年11月号


  22. ^ 『東京市兒童標準文集 高等科用』東京市國語敎育研究會編、敎文社・文舟社、1937年6月15日、P108

  23. ^ abcdef100年史(人物) 2014, p. 27.


  24. ^ 『寶塚スタア生れ月暦』


  25. ^ 『歌劇』、宝塚少女歌劇団、1939年1月1日、226号

  26. ^ abc『エスエス』、東宝発行所、1938年7月号

  27. ^ ab『エスエス』、東宝発行所、1939年7月号


  28. ^ 『エスエス』、東宝発行所、1938年5月号




参考文献


  • 監修・著作権者:小林公一 『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡り続けて(人物編)』 阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14601-0。








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