びっくり箱
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びっくり箱(びっくりばこ、英:Jack-in-the-box, Jack-in-a-box)は、箱の中に人形などを仕込み、開くとバネなどでの力で中身が外へ出てくる玩具のこと。転じて想定しないものが飛び出してくる容器もこのように呼ばれることがある。
目次
1 概要
2 類型
3 世界のびっくり箱
3.1 人間びっくり箱
4 関連項目
概要
びっくり箱は、他人を驚かしてからかったりするための玩具であるが、まま「罪の無い悪戯」の範疇とみなされる。これらは箱内部にばね・ゴムなどの歪みによって弾性エネルギーを蓄えている機械要素が配置され、箱を閉めてある留め金が外されると、解放された運動エネルギーによってその内容物が飛び出してくる。大抵の内容物は人畜無害かつユーモラスなバネ仕掛けの人形(ぬいぐるみの一種)であるが、悪趣味なものではグロテスクな内容物が噴出したり、不愉快な物品が飛び出してくるものもある。[要検証 ]。
バネ以外にも様々な機構を備えたびっくり箱も見られ、例えば蓋を開けると音を立てながら伸びる人形が出てきたりするものもある。近年ではセンサなど電子技術の応用でメッセージ録音に対応しているものもある。
類型
似たようなものはジョークグッズや悪戯玩具に多々見られる。日本などでも手品用品やバラエティグッズなどを扱う店では、「サソリの卵」や「呪いの袋」と題したおどろおどろしい封筒が販売されていることがある。この中身は「輪ゴムと板でできた、ねじりの形で弾性エネルギーを蓄えた簡単な装置」なのであるが、封筒を開けようとすると、装置に蓄えられたねじれが開放され、突然封筒の中から摩擦音がすることから、あけようとした者が驚くというものである。同様のものが沖縄の土産物屋では「ハブの卵」として販売されている。
世界のびっくり箱
人間びっくり箱
アメリカなどでは、大人向け誕生日などのジョークとして、大きなプレゼントの箱にヌードダンサーが隠れていて開けると出てきて踊るなどして驚かせる遊びがある。
これはいわゆる「サプライズ」と呼ばれるもので、他愛ない(悪意の無い)悪戯ないし悪ふざけの範疇で、この類型としては何らかの(当人にとっては好ましい)歓待の席を、当人に内緒で計画・準備して、突然にその場に招き込むといったことも行われる。
関連項目
- 悪戯
びっくり箱殺人事件 - 横溝正史の小説。(金田一耕助シリーズ)