オーク
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オーク 日本名=ナラ(楢) | |||||||||||||||||||||
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ヨーロッパナラ(コモンオーク) | |||||||||||||||||||||
分類 | |||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||
Quercus L. | |||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||
落葉樹ナラ(楢) | |||||||||||||||||||||
英名 | |||||||||||||||||||||
Oak | |||||||||||||||||||||
亜属・節 | |||||||||||||||||||||
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オーク(英: oak、仏: chêne、独: Eiche)はブナ科 コナラ属(学名:Quercus)の植物の総称。落葉樹であるナラ(楢)の総称。
目次
1 概要
2 利用
3 オークリーフ
4 ギャラリー
5 脚注
6 参考文献
7 関連項目
8 外部リンク
概要
模式種のヨーロッパナラ(ヨーロッパオーク、イングリッシュオーク、コモンオーク、英名:common oak、学名:Q. robur)が代表的。
なおアカガシ亜属 Quercus(Cyclobalanopsis)は別属とすることがあるが、その場合のオークには含まれる。
あわせて数百種以上が知られ、亜熱帯から亜寒帯まで北半球に広く分布する。日本語では落葉樹の種群はナラ(楢)、常緑樹の種群カシ(樫)は別種にあたり英語では常緑樹である樫をさす場合はlive oakと呼ばれる。ヨーロッパのオークは日本語でナラ(楢)と呼ばれる落葉樹。明治時代の翻訳家が落葉樹のオークを樫と誤訳した例があり、現在も混同されやすい。
利用
加工しやすい種が多く、ヨーロッパや北アメリカでは家具やフローリング(床材)、ウィスキーやワインの樽の材料などに広く使われる。
木肌は中程度から粗めの堅い木材で、木目がはっきりし、特に柾目面にはそれが美しい模様として現れる。また、虎斑(とらふ)と呼ばれる虎の斑紋を連想させる模様が現れることも特徴。材木用としてヨーロッパ原産のヨーロッパナラなど落葉性のナラ類が代表的である。
日本のミズナラ材はこのヨーロッパナラに匹敵する材質をもつ高級オーク材である[1]。
他に、北アメリカ原産のレッドオーク(ロバタエ節 section Lobatae)やホワイトオーク(クェルクス節 section Quercus)、樹皮をコルクとして用いるコルクガシ(Q. suber)などが有名。北米のホワイトオークはウィスキーの樽として使用される。
オークリーフ
ヨーロッパナラの葉はカシワに似た特徴的な形をしており、オークリーフという意匠としてよく知られている。しかし、オークの葉の形は種によってさまざまであり、ヨーロッパナラの葉は一例にすぎない。深く切れこんで先端がとがったもの、細長いものなどもある。また、これはEUの硬貨にも同じような形で存在する。
ギャラリー
ヨーロッパナラの葉と実
オークの無垢材フロア
脚注
^
鳥飼玖美子 (2004), p.158.
参考文献
鳥飼玖美子 『歴史をかえた誤訳』 新潮社〈新潮文庫〉、2004年4月。ISBN 978-4-10-145921-9。
- 上記の初出。鳥飼玖美子 『歴史をかえた誤訳』 新潮社〈新潮OH!文庫〉、2001年5月。ISBN 978-4-10-290095-6。
関連項目
- ナラ
- カシ
- ロイヤル・オーク
- イベリコ豚
外部リンク
平井信二 木の事典 - 北海道大学情報基盤センター北館ホームページ
ブナとナラとカシ - 広島大学地球資源論研究室ホームページ