保存灯台
保存灯台(ほぞんとうだい)は、明治時代に建設された現役の灯台の中で、特に歴史的・文化財的価値が高いものを海上保安庁が選んで、保存処置を講じているもの。
目次
1 概要
2 Aランクの保存灯台一覧
3 ギャラリー
3.1 東北地方
3.2 関東地方
3.3 中部地方
3.4 近畿地方
3.5 中国地方
3.6 四国
3.7 九州
4 脚注
5 関連項目
6 外部リンク
概要
日本の灯台のうち、明治時代に建設され、今なお現役で活躍しているものが67基あるが、築後100年ほどを経過し、歴史的・文化財的価値を増してきている。そこで灯台を管轄する海上保安庁では、1985年(昭和60年)に有識者を交えた「灯台施設調査委員会」を結成し、これらの灯台の文化資産的価値を検討し、価値の高い順にAランク(23基)、Bランク(10基)、Cランク(16基)、Dランク(18基)と4段階に区分した。そして、1991年(平成3年)には「灯台施設保全委員会」を設置し、Aランクに指定された灯台について、景観を損ねない改修や保存方法をはかっている[1]。これらの灯台を、一般に保存灯台と呼ぶ。
なお、灯台施設調査委員会が発足する以前にも灯台の保存活動は行われており、初代酒田灯台、2代目和田岬灯台や初代安乗埼灯台の様に老朽化が懸念され、元の場所に設置が困難な灯台の場合、文化施設等に移設され保存されている灯台もある。
Aランクの保存灯台一覧
前述のとおり、全国に23基が存在する。
- 東北地方
尻屋埼灯台(青森県東通村)
金華山灯台(宮城県石巻市)
- 関東地方
犬吠埼灯台(千葉県銚子市)
- 中部地方
姫埼灯台(新潟県佐渡市)
禄剛埼灯台(石川県珠洲市)
神子元島灯台(静岡県下田市)
清水灯台(静岡県静岡市)
御前埼灯台(静岡県御前崎市)
菅島灯台(三重県鳥羽市)
- 近畿地方
経ヶ岬灯台(京都府京丹後市)
潮岬灯台(和歌山県串本町)
友ヶ島灯台(和歌山県和歌山市)
江埼灯台(兵庫県淡路市)
- 中国地方
美保関灯台(島根県松江市)
出雲日御碕灯台(島根県出雲市)
角島灯台(山口県下関市)
- 四国地方
男木島灯台(香川県高松市)
鍋島灯台(香川県坂出市)
釣島灯台(愛媛県松山市)
室戸岬灯台(高知県室戸市)
- 九州地方
部埼灯台(福岡県北九州市)
水ノ子島灯台(大分県佐伯市)
鞍埼灯台(宮崎県日南市)
ギャラリー
東北地方
尻屋埼灯台
(青森県東通村)
金華山灯台
(宮城県石巻市)
関東地方
犬吠埼灯台
(千葉県銚子市)
中部地方
姫埼灯台
(新潟県佐渡市)
禄剛埼灯台
(石川県珠洲市)
神子元島灯台
(静岡県下田市)
清水灯台
(静岡県静岡市)
御前埼灯台
(静岡県御前崎市)
菅島灯台
(三重県鳥羽市)
近畿地方
経ヶ岬灯台
(京都府京丹後市)
潮岬灯台
(和歌山県串本町)
友ヶ島灯台
(和歌山県和歌山市)
江埼灯台
(兵庫県淡路市)
中国地方
美保関燈台
(島根県松江市)
出雲日御碕灯台
(島根県出雲市)
角島灯台
(山口県下関市)
四国
男木島灯台
(香川県高松市)
鍋島灯台
(香川県坂出市)
釣島灯台
(愛媛県松山市)
室戸岬灯台
(高知県室戸市)
九州
部埼灯台
(福岡県北九州市)
水ノ子島灯台
(大分県佐伯市)
鞍埼灯台
(宮崎県日南市)
脚注
^ 経緯については日本航路標識協会の2001年(平成13年)発行『明治期灯台の保全』が詳しい。
関連項目
- 日本の灯台50選
- 世界灯台100選
外部リンク
海の道しるべ(明治期に建設された灯台) - 日本航路標識協会
日本の灯台|保存灯台- lighthouse-japan.com
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