鈴木央
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鈴木 央 | |
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本名 | 同じ |
生誕 | (1977-02-08) 1977年2月8日(42歳) 日本・福島県須賀川市 |
国籍 | 日本 |
職業 | 漫画家 |
活動期間 | 1994年 - |
ジャンル | 少年漫画 青年漫画 |
代表作 | ライジングインパクト ブリザードアクセル 七つの大罪 |
受賞 | ホップ☆ステップ賞佳作(『Revenge』) 第39回講談社漫画賞少年部門(『七つの大罪』) |
公式サイト | 鈴木央のだらだらブログリターンズ |
鈴木 央(すずき なかば、本名同じ[要出典]、1977年2月8日[要出典] - )は、日本の漫画家。福島県須賀川市出身[1]。男性。既婚者。愛称は「央(なかば)」の名前から取られた「ばっちょ」。
1996年に『週刊少年ジャンプ』で開始した『ライジングインパクト』で連載デビュー。代表作に『ライジングインパクト』・『ブリザードアクセル』・『七つの大罪』がある。『週刊少年マガジン』(講談社)誌上において『七つの大罪』を連載中(2018年4月現在)。
目次
1 略歴
2 特徴
2.1 作風
2.2 速筆に関するエピソード
2.3 連載誌に関するエピソード
3 作品リスト
3.1 連載作品
3.2 読切作品
4 脚注
5 外部リンク
略歴
1994年 - 『Revenge』がホップ☆ステップ賞で佳作を受賞しデビュー。
1996年 - 『SAVAGE』で、『週刊少年ジャンプ』本誌デビュー。
1998年 - 『週刊少年ジャンプ』にて『ライジングインパクト』連載開始。
1999年 - 『ライジングインパクト』が連載終了となるも、読者の要望を受け再開。
2002年 - 『ライジングインパクト』連載終了。半年後、『Ultra Red』連載開始。
2003年 - 『Ultra Red』連載終了。
2004年 - 『ウルトラジャンプ』にて『僕と君の間に』連載開始。
2005年 - 『週刊少年サンデー』にて『ブリザードアクセル』連載開始。
2006年 - 『僕と君の間に』連載終了。
2007年 - 『ブリザードアクセル』連載終了。約5ヶ月後に『金剛番長』連載開始。
2010年 - 『金剛番長』連載終了。
2011年 - 『ミラクルジャンプ』にて『神契り』集中連載。『週刊少年チャンピオン』にて読切『ちぐはぐラバーズ』、『週刊少年マガジン』にて読切『七つの大罪』掲載。
2012年 - 『週刊少年チャンピオン』15号から30号まで『ちぐはぐラバーズ』連載。『週刊少年マガジン』にて『七つの大罪』連載。
2014年 - 『七つの大罪』がテレビアニメ化される。(鈴木作品では初の映像化)
2015年 - 『七つの大罪』で第39回講談社漫画賞・少年部門を受賞[2]。
特徴
作風
自身の格闘技好きから来る熱い線、趣味の少女漫画に影響を受けた繊細な画風、ファンタジー風の背景が特徴。デビュー作『Revenge』やその後発表した読切は、いずれも中世ヨーロッパ的な世界観のファンタジー漫画だった。初連載『ライジングインパクト』はゴルフをテーマにしたスポーツ漫画だったが、多くのキャラクターの名前が『アーサー王物語』から取られ、また扉絵などではしばしばファンタジー風のイメージイラストが描かれた。『金剛番長』については当初ファンタジー漫画の予定で連載企画を進めていたが、打ち合わせの最中に冗談で挙がった「番長漫画」のアイデアが盛り上がり、そのまま本採用された。これらの経緯からいくつかの連載作品の中でファンタジーを扱ったのは『僕と君の間に』と『七つの大罪』で、純粋なファンタジー漫画は『僕と君の間に』のみ(『七つの大罪』はアクション要素が含まれた「アクションファンタジー」の色が強い)となっている。
速筆に関するエピソード
『週刊少年ジャンプ』時代は誌内でも有数の速筆で、原稿を落とすことはなく、その上週2日休めていた。『ライジングインパクト』連載初期はアシスタントを使わず1人で執筆していた。途中からアシスタントとして、小学校時代からの幼馴染の女性の「黒峰さん(仮)」を迎えた。名前の由来は、似顔絵に『ライジングインパクト』の「黒峰美花」というキャラクターの顔を代用したためである[3])。この女性とは後に結婚し、名前の表記も「黒峰さん(嫁)」となった。
『週刊少年マガジン』に移籍した現在も、同世代の真島ヒロなどと並び誌内でも有数の速筆といわれ、本誌に一挙2話を掲載することも少なくない[4]。そのため『七つの大罪』はコミックス第1巻発売から、2か月に1巻のペースで刊行され続けている。現在でもアシスタントに任せるのはトーンやベタ塗りなどの処理のみで、キャラクターや背景は本人が執筆しているという[5]。
連載誌に関するエピソード
『Ultra Red』の打ち切り最終回で、背景の群衆の1人の服に「BYE BYE JUMP」という言葉を忍ばせており、この言葉通り鈴木は後に『週刊少年ジャンプ』から『ウルトラジャンプ』を経て、『週刊少年サンデー』に移籍した。『金剛番長』終了後は小学館以外の雑誌にも作品を掲載し、2011年には『週刊少年チャンピオン』と『週刊少年マガジン』に読み切りを、さらに2012年にはそれぞれに連載作品を掲載。この時点で日本で発行されていた4つの週刊少年漫画誌全てに連載作品を掲載した漫画家の一人となった[6]。
作品リスト
連載作品
ライジングインパクト(1998年52号 - 1999年16号、1999年27号 - 2002年12号、週刊少年ジャンプ、集英社、全17巻)
- 当初は人気が出ず打ち切りとなるも、3ヵ月後に異例の連載再開を果たす。再開直前に発売したコミックス2巻の帯には、「大声援に『ジャンプ』が応えた!!連載再開決定!!!」と書かれていた。3年後再び打ち切りとなり、1作品で2度打ち切りとなった。
Ultra Red(2002年45号 - 2003年29号、週刊少年ジャンプ、集英社、全4巻)
僕と君の間に(2004年 - 2006年、ウルトラジャンプ、集英社、全3巻)
ブリザードアクセル(2005年15号 - 2007年27号、週刊少年サンデー、小学館、全11巻)
金剛番長(2007年47号 - 2010年15号、週刊少年サンデー、小学館、全12巻)- 神契り(2011年No.01 - No.03、ミラクルジャンプ、集英社)
ちぐはぐラバーズ(週刊少年チャンピオン 2012年15号 - 2012年30号、全2巻)
七つの大罪(週刊少年マガジン 2012年45号 - 連載中、既刊35巻)
読切作品
- Revenge('95 Spring Special掲載、ホップ☆ステップ賞SELECTION15巻収録) - デビュー作
- 小さな街角の夢('95 Winter Special掲載)
- SAVAGE(週刊少年ジャンプ1996年46号掲載) - Revengeの続編
- 太陽の主(赤マルジャンプ 1998 WINTER掲載、ライジングインパクト2巻収録)
- メモリーオブムーン(週刊ヤングジャンプ2004年14・15号掲載)
- ゴー!ブレイクスルー!!(IKKI2004年3月号掲載)
- ブリザードアクセル(週刊少年サンデー2004年28号掲載)
- 迷え子羊たち!(ウルトラジャンプ2010年1月号、2011年2月号掲載)
- カウガール対空飛ぶ円盤(サンデーGX 2010年10月号掲載)
- 連載詩 空が分裂する(別冊少年マガジン 2011年5月号掲載) - 見開きイラスト1枚
- ちぐはぐラバーズ(週刊少年チャンピオン 2011年20・21号掲載)
- 七つの大罪(週刊少年マガジン 2011年第52号掲載)
脚注
^ 単行本第1巻の「出身は福島県のS市、円谷プロの出身地でもある小さな町」という表記より。
^ “『講談社漫画賞』決定 少年部門は『七つの大罪』&『弱ペダ』”. ORICON (2015年5月13日). 2015年5月13日閲覧。
^ 『ライジングインパクト』単行本第3巻・162ページ「トテプニページ・5」より。
^ 2014年44号(95話、96話)、2014年49号(101話、102話)、2015年46号(144話、145話)など。
^ “鈴木 央”. 小学館. 2007年10月31日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2009年6月30日閲覧。
^ 読み切りなどの形も含め、上記の四大週刊少年誌に掲載経験を持つ漫画家として、他に 牛次郎・小林よしのり・梶原一騎・松本零士・真樹日佐夫・影丸譲也・一峰大二・望月三起也・藤子不二雄・水木しげる・川崎のぼる・手塚治虫・貝塚ひろし・柳沢きみお・ビッグ錠・石森章太郎・荘司としお・ジョージ秋山・森田拳次・赤塚不二夫・水島新司・梅本さちお・滝沢解・本宮ひろ志・ながやす巧・逆井五郎・永井豪らがいる。このうち永井豪は、2016年現在も発行中の4つの週刊少年誌に加え、休刊した週刊少年誌3誌(週刊ぼくらマガジン、週刊少年キング、週刊少年宝島)全てに連載経験を持つ。
外部リンク
まんが家BACKSTAGE 鈴木央 - ウェイバックマシン
鈴木央のだらだらブログリターンズ - 公式ブログ