シュトゥットガルト























































































シュトゥットガルト
Stuttgart





紋章


シュトゥットガルトの位置(ドイツ内)
シュトゥットガルト

座標: 北緯48度46分43秒 東経9度10分46秒 / 北緯48.77861度 東経9.17944度 / 48.77861; 9.17944

ドイツの旗 ドイツ
バーデン=ヴュルテンベルク州
行政管区 シュトゥットガルト行政管区
地域連合 シュトゥットガルト地域連合
郡独立市
行政区域 23 Stadtbezirke mit 152 Stadtteilen
行政
 - 市長
フリッツ・クーン(緑の党)
面積
 - 計 207.36km2 (80.1mi2)
標高 245m (804ft)

人口 (2008年12月31日)
 - 計 600,068人
郵便番号 70173 – 70619
市外局番 0711
ナンバープレート S
自治体コード 08 1 11 000
ウェブサイト www.stuttgart.de

シュトゥットガルト(標準ドイツ語: Stuttgart、アレマン語:Schduagert(シュドゥアガート/シュドゥアゲアト))は、ドイツ連邦共和国の都市。バーデン=ヴュルテンベルク州の州都であり、ドイツ南西部の世界都市。人口は約62万人(2015年)。シュツットガルトとも表記される。




目次






  • 1 地勢・産業


    • 1.1 紋章




  • 2 気候・風土


  • 3 歴史


  • 4 宗教


    • 4.1 福音主義教会




  • 5 交通


  • 6 教育


  • 7 スポーツ


  • 8 姉妹都市


  • 9 特別友好都市


  • 10 出身の有名人


  • 11 関連項目


  • 12 脚注


  • 13 外部リンク





地勢・産業


ネッカー川沿いにあり、シュヴァーベン地方北部とフランケン地方南西部であるヴュルテンベルク地方を境目とするドイツを代表する工業都市で、もっとも豊かな地域である。ダイムラー、ポルシェやボッシュなどドイツを代表する世界的な企業の本社がおかれている。一方ではブドウなどの栽培も盛んであり、中央駅のそばには今もブドウ畑が残る。ワインも生産され、農業も盛んな田舎街の側面を併せ持つ。


言語構成は上部ドイツ語の語群であるカトリックであるアレマン語の系統に属するシュヴェービッシュ(シュヴァーベン語)と、プロテスタントである上部フランケン語の系統に属する南フランケン語の一言語であるヴュルテンベルク語などの方言が混合する境界域に位置し、中部・北部ドイツ人たちからは「ドイツの田舎者」と揶揄されることがある。


隣接するエスリンゲン、ルートヴィッヒスブルク、フェルバッハ、ヴァイブリンゲン、などのUバーン(LRT:ライトレールトランジット、ほぼ専用軌道の路面電車)、Sバーン(都市近郊電車)が直通運転される近隣周辺都市を合わせて人口100万人を越えるシュトゥットガルト都市圏を形成する。中央駅正面から歩行者専用道路のケーニッヒストラーセが伸び、通りを進んでいくと左手に新宮殿、広場、旧宮殿、ラートハウス(市役所)、マルクトプラッツ(市場)、ブロイニンガーデパートなどが現われ、市の中心部となる。


欧州議会があるフランス・ストラスブールへ車で1時間半、ミュンヘンへ2時間、フランクフルトへ1時間半、スイス・チューリッヒへ2時間半とヨーロッパのへそともいえる絶好のロケーションに位置する。近隣の都市としては、約40キロ北にハイルブロン、35キロ西にシュヴァルツヴァルトの中心都市プフォルツハイム、60キロ北西にシュヴァルツヴァルトを越えライン川沿いにドイツ連邦最高裁判所、連邦憲法裁判所の所在地であるカールスルーエ、35キロ南にロイトリンゲンが位置している。




紋章


シュトゥットガルト市の紋章は、ポルシェとフェラーリの跳ね馬のデザインの元となっている。





気候・風土



気候

緯度的にサハリンの旧日本・ロシアの国境(真ん中)程度の緯度にあり、夏至のころは朝4時ころから夜の10時ころまで明るい。逆に冬至のころは朝8時でも薄暗く、日没も午後4時頃と早く、太陽の高度も低い。夏でも気温は30度を超えることは少なく、湿度は低く蒸し暑さを感じることはない。湿度が低いため空の色は抜けるように青い。冬は寒気が来ると-20度になることもある。雪が積もることは少なく、積もっても2-3日ほどで道路の雪は無くなる。

風土






Birkenkopfより見る州都シュトゥットガルトのパノラマ写真。テレビ塔が右手に有り、塔がある丘陵の上は起伏の少ないなだらかな平原になっており空港も有る。



周辺はネッカー川を中心とする丘陵地帯で、4月になると道路沿いに植えられたリンゴの花がいっせいに咲きほころび、桃源郷を連想させるほど美しい風景が広がる。


歴史


13世紀に都市特権を得た。それより徐々に発展するが、17世紀の三十年戦争で荒廃した。19世紀にヴュルテンベルク王国の都となり、19世紀後半より街の工業化が進んだ。戦後は、アメリカ欧州軍の司令部が置かれている。


音楽史においては、1834年にシュトゥットガルト会議が開催され、管弦楽における基準ピッチが「ラ(A)」=440Hz(A440)と定められた。(のちに1859年のパリ会議、1885年のウィーン会議で「ラ(A)」=435Hzと決議されたが、1939年のロンドン会議で再び440Hzと決議されて現在に至る。)





クリスマスマーケット(Weihnachtsmarkt)




新ベンツ博物館




ポルシェ博物館のポルシェ917クーペ




宮殿前の夜の広場




カンシュタッター・フォルクスフェスト


かつてのヴュルテンベルク王国の首都であり、美術館や音楽施設が充実した芸術都市としての性格も有する。シュトゥットガルト室内管弦楽団や、シュトゥットガルト州立歌劇場、シュトゥットガルト・バレエ団の活躍は世界的にも知られる。


ミュンヘンのオクトーバーフェストと並び、ドイツ第2のフェスト(お祭り、祭典)といわれる「カンシュタッター・フォルクスフェスト」は、カンシュタット地区のネッカー川河川敷で開かれるビールとワインで祝う収穫祭である。5000人収容可能なビアホール専用テントが多数出現する収穫祭は、毎年9月下旬から10月上旬にかけて行われている。また同じ場所で春には、もう少し規模の小さいフリューリング・フェスト(Frühlingsfest)が開かれる。
また、ヴァイナハツ・マルクト(クリスマスマーケット)(11/23頃から一ヶ月間)はドイツで2番目に古い歴史を有しており、近隣から参加するバスツアー客でごったがえし、凍える冬の寒空の下、熱燗で飲むハーブ入り赤ワイン,
キルシュヴァッサーなどの度数の高いシュナップス(スピリッツ)は実に美味しい。


写真にある観覧車や、パラシュート、空飛ぶ絨毯などの遊具はドイツ国内やEU圏内を移動興行するので、組み立て式になっておりトレーラー荷台サイズに分解して積載できる。日本の場合観覧車は搭乗して一周して終了するが、フェストの会場では加減速をしながら何回転もするなどサービス精神は旺盛であり、乗っているゴンドラには窓はなくオープンエアー状態で釣り下げのポールを軸として自分たちで回転させることができ、組み立て式というイメージと相まってスリル満点である。



観光スポット



アルテ・シュロス

中央駅より歩行者天国でアクセス。新宮殿の近くに位置し建物内部が博物館になっている。

マルクト・プラッツ

アルテシュロスの近くに位置し土曜日、日曜日に朝市が開かれる。ヴァイナハツ・マルクトはここで開かれる。

マルクト・ハレ

マルクト・プラッツやブロイニンガーの近くにひっそりと構える室内マーケット。1階では食品が、2階ではレストランと日用雑貨を取り揃える店が入っている。特に1階にある肉屋のタンは絶品。

土曜午後、日曜日は安息日として一般のスーパーは閉店となるが、マルクト・ハレは営業をしているので肉などの足りない食材を購入するには便利である。


メルセデス・ベンツ博物館

カンシュタッター・フォルクスフェスト会場の対岸のネッカー川河川敷のゴットリーブ・ダイムラー・シュタディオンの奥に位置しダイムラーの工場内にあるため、正門より連絡バスに乗りアクセスする。正門近くにシュトラーセン・バーンの終点駅がある。(2006年に改修され、位置が工場内部からメルセデス通りに面した場所に変わり、徒歩で入館できるようになった。入館料は€8(割引料金は€4)である。)


ポルシェ博物館

駅から少し離れるがネッカー川を渡り北上したフォイヤーバッハ地区にある。Sバーン、シュトラーセン・バーンでアクセス可能。

09年1月に新しいミュージアムが完成。中にはカフェがあり、ピットを見ながら休めるようになっている。

ヴィルヘルマ動物園

ヴィルヘルム国王の夏の離宮が動物園になっている。

植物も多く、奥には海洋動物もいる。ただし遅い時間になると大多数の動物は舎屋に入ってしまって見られなくなる。

中央駅からSバーン(S1&2&3/Badcanstatt下車)、Uバーン(U14/Wilhelma下車)、バス(52、55、56でRosensteinbrücke下車)でのアクセス。

シュトゥットガルトテレビ塔

市の南側にあるデガロホ丘陵地帯の頂部に位置する、高さ216.6mの塔で、約150mの地点に展望台があり、シュトゥットガルト周辺を一望できる。1954年から55年にかけて建設されたもので、鉄筋コンクリート造によるテレビ塔として、世界初のものである。現在、ドイツ各地で鉄筋コンクリート造のテレビ塔を見ることができるが、そのさきがけとなったのがこの塔である。

シュタッツギャラリー

中央駅から伸びるケーニッヒシュトラーセの東側にあるマリエンシュトラーセ沿いにある美術館。

多彩な展示があり実に楽しめる内容になっている。

学生はドイツでのStudent Cardを掲示すると入場閲覧が無料になる特典もある。

プラニー

プラニーシュトラーセに店を構える古く、伝統のあるカフェ。値段も良心的でコーヒー以外にも軽食も摂れる。








新宮殿前の広場360°パノラマ 右手の木陰の奥側がオペラハウス




宗教


シュトゥットガル市民の26%がローマ・カトリック教会の信仰を表明し、約30%が福音主義 教会に属している。今日シュトゥットガルト市民の11.3 %がムスリムである。市民の33%が他の宗教か無信仰者である。


























































































2005年シュトゥットガルト市民世代別宗教帰属状況[1]

福音主義
ローマ・
カトリック
他宗教
無信仰
合計
年齢集団
信徒数
in %
信徒数
in %
他宗教信徒数
無信仰者数
in %
総数
in %
0歳から18歳まで
23,062
25.4
18,980
20.9
48,852
53.7
90,894
100
18歳から30歳まで
29,080
28.2
29,668
28.8
44,215
43.0
102,963
100
30歳から45 歳まで
40,043
27.3
37,086
25.3
69,696
47.4
146,825
100
45歳から65歳まで
42,293
29.2
38,516
26.7
63,714
44.1
144,523
100
65歳以上
50,061
47.5
29,960
28.5
25,205
24.0
105,229
100
全年齢総計
184,539
31.3
154,210
26.1
251,685
42.6
590,434
100


福音主義教会




シュトゥットガルト・シュティフト教会


1534年ヴュルテンベルク 公国において宗教改革が導入された。それにともない ルター派のヴュルテンベルク福音主義州教会が設立され,今日まで存続している。この州教会はシュトゥットガルト市内に本部を置き、シュトゥットガルト・シュティフト教会を首座教会にしている。福音主義を信仰している市民の大半はドイツ福音主義教会(EKD)に加盟しているルター派のヴュルテンベルク福音主義州教会に属し、改革派教会の信仰を持つ少数の市民は福音主義改革派教会に属している。ドイツ福音主義教会(EKD)に加盟していない保守的なルター派自由教会や福音派系プロテスタント教会に属している市民も存在している。



交通




シュトゥットガルト空港




シュトゥットガルト中央駅




  • シュトゥットガルト空港


    • アトランタ、ロンドン、パリ、ブリュッセル、アムステルダム、コペンハーゲン、ストックホルム、ヘルシンキ、ミラノ、ローマ、チューリッヒ、バルセロナ、ウィーン、ブダペスト他に国際線が就航する。


    • ハンブルク、ハノーファー、デュッセルドルフ、フランクフルト、ベルリン他に国内線が就航する。



  • シュトゥットガルト中央駅
    ICE、インターシティなど特急列車が走り、国内はもとよりEU圏内、スイスの主要都市を結んでいる。フランクフルト空港-当駅間を結ぶルフトハンザの便名を持つICEAIRailも運行されている。両空港間の距離は約160kmと短く、航空機が40分かかるのに対してAIRailは1時間13分と大差は無い。むしろ市中心部に到着できるので便利である。
    屋外広告を殆ど目にすることのないドイツであるが、駅舎の時計塔の上には大きなメルセデス・ベンツ(現地発音はメアツェーデス・ベンツに近い)のマークが誇らしげに回転していて遠くからでもよく目立つ。
    駅はターミナル駅(頭端式ホーム)となっているので、当駅に停車する長距離列車はスイッチバックして目的地へ向かう。駅の地下にはSバーンのための地下ホームがあり、こちらは普通の通過型ホームで、周辺都市と結んでいる。なお、現在、シュトゥットガルト近郊の鉄道網を抜本的に改革する"Stuttgart 21"プロジェクトが進められようとしており、シュトゥットガルト中央駅に関しても、現在の地上ホームに直交する形で地下駅を建設し、既存の地上ホームを廃止する予定であるなど、その姿を大きく変えることになると思われる。




  • アウトバーンA8 A81


  • LRT(Uバーン)
    シュトゥットガルトにおけるLRTの歴史は、1868年の路面馬車に始まり、1895年に電気を動力にする路面電車(シュトラーセンバーン)が登場した。シュトゥットガルトはネッカー川が刻む谷に沿った丘陵地に発達した都市であるため、路線の一部には登山鉄道並みの急勾配の区間が存在する。このため、軌道幅はメーターゲージ(1000mmの狭軌)が選ばれ、次第に路線網が拡張され、市内各所、および近隣都市を結ぶ重要な交通手段に成長した。
    1970年代に入ると、輸送力の増強が問題となり、1976年に、1435mmの標準軌によるLRT(シュタットバーン)に発展させることが決定された。これ以降、新設・改良される軌道は標準軌となり、狭軌と標準軌の両方が走行する都心部では、地下部分を中心として三線軌条の路線が敷設された。2007年12月には、最後まで狭軌で残っていた15番線が標準軌となり、旧タイプの電車は姿を消した。ただ、2009年に路面電車ワールドが開業し、日曜日には、ここへ向かう路線で狭軌の電車が運行されている。
    乗車券は乗車前に駅の自動販売機で購入するが、検札は無い。ただ抜き打ちで取締りをすることがある。乗車後直ぐに車内備え付けの打刻機で乗車券に乗車時刻を打刻しなければならない。


  • 路線バス
    Sバーン、Uバーン、シュトラーセンバーンの駅からは路線バスが接続している。乗車券は目的エリア毎に鉄道と共通で通しの乗車券を購入できる。鉄道とバスは完全にリンクしており待ち時間なしで接続している。バスは連接バスが多く運行されている。鉄道は駅で乗車券を購入するが、バスは乗車時に運転手から購入できる。




教育


  • シュトゥットガルト大学


スポーツ




  • VfBシュトゥットガルト - ブンデスリーガ所属のプロサッカークラブである。ゴットリーブ・ダイムラー・シュタディオンを本拠地とする。


  • シュトゥットガルト・キッカーズ - ブンデスリーガ3部に所属のサッカークラブ。


  • 2006年ドイツ・FIFAワールドカップの開催都市の一つであり、ゴットリーブ・ダイムラー・シュタディオンにて試合が行われた。

  • プロテニス - ポルシェ・テニス・グランプリが開催される。



姉妹都市




  • イギリスの旗イングランドの旗 St Helens, Merseyside(イギリス)1948年


  • イギリスの旗ウェールズの旗 カーディフ(イギリス)1955年


  • アメリカ合衆国の旗 セントルイス(アメリカ)1960年


  • フランスの旗 ストラスブール(フランス)1962年


  • インドの旗 ムンバイ (旧ボンベイ)(インド)1968年


  • チュニジアの旗 メンゼル・ブルギーバ(チュニジア)1971年


  • エジプトの旗 カイロ(エジプト)1979年


  • ポーランドの旗 ウッチ(ポーランド)1988年


  • チェコの旗 ブルノ(チェコ)1989年


  • ロシアの旗 サマーラ(ロシア)1992年



特別友好都市




  • 日本の旗 大垣市


  • イスラエルの旗 Shavei Zion


  • 中華人民共和国の旗 南京市



出身の有名人





  • ゲオルク・ヴィルヘルム・フリードリヒ・ヘーゲル - 哲学者


  • ロバート・ボッシュ - 発明家


  • ゴットリープ・ダイムラー - 技術者


  • ローランド・エメリッヒ - 映画監督


  • ゲルハルト・エルトル - 科学者


  • サシャ・ゲルストナー - HELLOWEENのギタリスト


  • テオドール・ホイス - ジャーナリスト・政治家


  • ユルゲン・クリンスマン - サッカー選手


  • ヘルムート・ラッヘンマン - 作曲家


  • フライ・オットー - 建築家・構造家


  • マンフレート・ロンメル - 政治家


  • フリードリヒ・フォン・シラー - 詩人・歴史学者・劇作家・思想家


  • クラウス・フォン・シュタウフェンベルク - 軍人


  • リヒャルト・フォン・ヴァイツゼッカー - 政治家


  • ゲルダ・タロー - 写真家 (ロバート・キャパのパートナー)


  • CRO - ラッパー・歌手・プロデューサー・デザイナー


  • サミ・ケディラ - サッカー選手



関連項目



  • ジードルング

  • ビブリア・ヘブライカ・シュトゥットガルテンシア



脚注




  1. ^ Verteilung der Religionszugehörigkeit [Statistische Monatshefte, 2005]



外部リンク






公式


  • シュトゥットガルト市公式サイト (ドイツ語)

日系機関


  • シュトゥットガルト日本人会

  • シュツットガルト日本語補習授業校


旅行



  • シュトゥットガルト市観光局 (ドイツ語)(英語)


  • ドイツ政府観光局 - シュトゥットガルト (日本語)


その他


  • シュトゥットガルト公共交通機関

  • シュトゥットガルト大学











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