スティング (映画)








































































スティング

The Sting
監督
ジョージ・ロイ・ヒル
脚本
デヴィッド・S・ウォード
製作
リチャード・D・ザナック
トニー・ビル
マイケル・フィリップス
ジュリア・フィリップス
出演者
ポール・ニューマン
ロバート・レッドフォード
ロバート・ショウ
チャールズ・ダーニング
音楽
スコット・ジョプリン
マーヴィン・ハムリッシュ
主題歌
『ジ・エンターテイナー』
撮影
ロバート・サーティース
編集
ウィリアム・レイノルズ
配給
アメリカ合衆国の旗 ユニバーサル・ピクチャーズ
日本の旗 CIC
公開
アメリカ合衆国の旗 1973年12月25日
日本の旗 1974年6月15日
上映時間
129分
製作国
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語
英語
興行収入
アメリカ合衆国の旗 $156,000,000
配給収入
日本の旗 5億6000万円[1]
次作
スティング2
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スティング』(The Sting)は、1973年公開のアメリカ映画。製作会社はユニバーサル・ピクチャーズで、監督はジョージ・ロイ・ヒル。アメリカン・ニューシネマの代表作『明日に向って撃て!』で共演したポール・ニューマンとロバート・レッドフォードが再共演を果たし大ヒットした。


1936年のシカゴを舞台に詐欺で日銭を稼ぐ1人の若者が、親同然の師匠を殺害したギャングに復讐するために伝説的な賭博師と協力し、得意のイカサマで相手組織を徐々に追い詰めていく様を軽快に描いたコメディ映画。信用詐欺(コン・ゲーム en:Confidence trick)を扱った代表的な映画である。


第46回アカデミー賞作品賞受賞作品。また、2005年に合衆国・国立フィルム保存委員会がアメリカ国立フィルム登録簿に新規登録した作品の1つである。


原題の「Sting」は本来は英語で「ブッスリ・グッサリと強烈に突き刺す」「とどめを刺す」と言う意味だが、ここでは「騙す、法外な代金を請求する、ぼったくる」という俗語。






目次






  • 1 ストーリー


    • 1.1 The Players - "プレイヤーたち"


    • 1.2 The Set-Up - "段取り"


    • 1.3 The Hook - "引っ掛け"


    • 1.4 The Tale - "作り話"


    • 1.5 The Wire - "電信屋"


    • 1.6 The Shut Out - "締め出し"


    • 1.7 The Sting - "とどめの一撃"




  • 2 貨幣価値


  • 3 キャスト


  • 4 日本語吹替


  • 5 スタッフ


  • 6 作品解説


    • 6.1 配役


    • 6.2 演出




  • 7 音楽


  • 8 受賞/ノミネート


  • 9 DVD


  • 10 書籍


  • 11 テーマパーク


  • 12 エピソード・トリヴィア


  • 13 出典


  • 14 外部リンク





ストーリー



The Players - "プレイヤーたち"


1936年9月、イリノイ州のジョリエット(シカゴの南西64km の市)でギャングの手下であるモットーラが、違法賭博の売上金11,000ドル(現在価値で19万ドル程度。貨幣価値については後述。)をシカゴに持っていく途中に路上で強盗の現場を目撃。男がナイフで足を刺され、大金が入った財布を盗まれた。偶然通りすがった別の男が犯人の足に鞄を投げつけて撃退し、モットーラは犯人が落とした財布を拾った。通りすがりの男が警察を呼ぼうとすると被害者の男に咎められた。聞くと男はギャングを主な顧客とする賭博場のオーナーであるらしい。財布の中身は顧客に渡すための金5,000ドルであるため、約束の4時までに届けなければ流用したと疑われ殺されてしまうという。被害者の男は、財布を届ければ謝礼として100ドルを支払うと約束。通りすがりの男が厄介事に関わるのを嫌ったため、モットーラがその役目を買って出た。財布の中身ごと自分のものにできると睨んだからだ。


大金を乱雑にポケットに入れるモットーラに、通りすがりの男は、モットーラの所持金と一緒にズボンの中に入れた方が安全だとレクチャーした。モットーラはタクシーに乗ると、大金が自分のものになったと高笑いする。しかし「大金」が入った袋を開けてみると中身は大量のチリ紙だった。実は、通りすがりの男と被害者の男と強盗は詐欺グループで、まんまとモットーラを騙したのだ。


通りすがりの男はフッカーという名の詐欺師で、レクチャーの際にモットーラの所持金だけ盗み取り、用意していた大量のチリ紙が入った袋をモットーラに渡したのだ。被害者役のルーサーはフッカーにとって親同然の師匠で足は刺されてなどいなかった。モットーラは大量の売上金を所持していたためフッカーとルーサーは大儲けに成功した。しかしフッカーは図に乗り自らの取り分をさらに増やそうとギャンブルに投じて失敗。ルーサーは自らの取り分と引き換えにフッカーを組織から脱退させ、古い友人の元に行くよう命じた。


落ち込むフッカーの前に、警察官であるスナイダーが現れ、詐欺で大金を手にしたことを問い詰めた。スナイダーによるとその金はドイル・ロネガンという大物ギャングの手元に渡る予定のもので、警察がロネガンに事実を伝えればフッカーは殺されると忠告。モットーラがロネガンの手下であると気づいたフッカーは、取り分の一部を要求してきたスナイダーに偽造紙幣を手渡してひとまず難を逃れた。


しかし詐欺グループの師匠でもあるルーサーの命が狙われると思ったフッカーは近くの店に飛び込み彼と電話で連絡を取ろうとしたが繋がらない。急いで彼のいるアジトに向かったが、ルーサーはすでにロネガンの手下により殺害されていた。



The Set-Up - "段取り"


フッカーは、かつてルーサーに紹介されたヘンリー・ゴンドーフを尋ねにシカゴへと向かった。フッカーが目にしたゴンドーフの姿は伝え聞いた「大物詐欺師」とは程遠く、娼館主であるビリーの経営する屋内遊園地兼娼館兼酒場で寝泊りする体たらくであった。当初は落ちぶれた生活への慣れやフッカーの減らず口にやる気のなかったゴンドーフだが、旧友であるルーサーを殺された怒りと、フッカーがロネガンに対して抱いている熱い復讐心への共感から、再び動き出すことを決めた。


身なりを整え新しく家を借りたゴンドーフとフッカーは昔の詐欺仲間を呼び集め作戦を練り始めた。仲間によるとロネガンは堅気の人物に見せかけるために慈善団体に所属し、酒にも煙草にも女にも手を出さず、スポーツにも興じない。しかしポーカーにだけは目がなく、時にイカサマを働いてまで勝ちを狙うらしい。視察のために時々シカゴを訪れるロネガンが移動の列車の中で行われるポーカーに参加すると聞いたゴンドーフはその機会を狙って一昔前の手「電信」でロネガンを騙すことに決め、さらに暫く使用されていない地下室を偽の賭博場に仕立てた。


一方、フッカーに偽札をつかまされたスナイダーが、管轄外のシカゴまでフッカーに追いすがり、ビリーの店でまでバッジをチラつかせていた。



The Hook - "引っ掛け"


ゴンドーフらは、ロネガンの乗車する列車に乗り込んだ。ビリーが車内の狭い通路でロネガンの財布を盗むことに成功した。ゴンドーフはロネガンと同じ組で賭博ポーカーができるよう、車掌に賄賂を手渡した。かくしてロネガンと直接対決することになったゴンドーフは「ショウ」と名乗り泥酔を装って次々と勝負に勝ち続けた。


激昂したロネガンは一度休憩を取り、3と9のカードでイカサマをするように手下に指示。ロネガンの手元に9を4枚、ゴンドーフの手元には3を4枚巡らせることでロネガンが勝てるように仕組んだのだ。そしてイカサマは成功したかに見えた。互いに大量のチップを賭けている中、余裕の表情を見せるロネガン。しかし、ゴンドーフはイカサマされた自分の手札にさらにイカサマ札を加えてさらに強い手を作り、ロネガンに15,000ドルの大損をさせる。


ロネガンは負け金を支払おうとしたがその時初めて財布を盗まれたことに気づいた。「部屋に財布を忘れた様だ」と言い逃れするロネガンにゴンドーフは、「5分後ロネガンの部屋に若い仲間を派遣し負け金を支払わせる」と告げてその場を後にした。


ロネガンの部屋を訪れたフッカーは「ケリー」と名乗った。フッカーは懐からロネガンの財布を取り出し、「ショウ」が連れの情婦に盗ませたと告げ口した。「ショウのイカサマは貴方のそれより1枚上手だった」と言う「ケリー」にロネガンは激怒。フッカーとゴンドーフの両方を始末しようとするロネガンにフッカーは「借りのあるショウを殺すのは格好悪い。ほかの方法がある。俺はショウの組織の乗っ取りを目論んでいる。だから貴方の力を貸して欲しい」と提案。ロネガンの用意した車に乗せられたフッカーはその車内で、「「ショウ」の経営する賭博場で詐欺を働けば借りを返すどころか負け金を遥かに上回る大金を手にできる」と言った。


翌日の午後に賭博場の近くの店で詳細を話すことを約束し車を降りたフッカーは早速ゴンドーフの元へ戻り、ロネガンを丸め込むことに成功したと報告するのだった。


帰宅したフッカーを、ロネガンの配下の殺し屋たちが待っていた。辛くも逃げ延びたフッカーだったが、その話を聞いたゴンドーフは冷淡に「これ以上ケチがつくようなら、この仕事は中止だ」と告げる。一方、失敗の報を聞いたロネガンは激怒し、一流のプロ「サリーノ」にフッカーを確実に殺させるよう命じるが、フッカーが「ケリー」だということには気づかなかった。



The Tale - "作り話"


ゴンドーフが、自ら構えた偽の賭博場で順調に準備を進めるのと時を同じくしてフッカーはロネガンと待ち合わせた店にいた。話によると「ケリー」は賭博場へ電信を送る電報局の人物と繋がりを持っており、賭博場に送る競馬中継を実際よりも数分遅れたものにさせることができるという。その時間差の内に電話で教えられた当たり馬券を購入すればすぐに賭博場のオーナーである「ショウ」を破産させることができるとのことだ。しかし最初の1回はあくまでテストのため賭け金は2000ドルに留めた。本命のレースはその後にするということだ。そしてレースは始まりロネガンの賭けた馬は見事勝利した。


これを機にロネガンが一気に大金を投資すると期待したフッカーであったが、まだ何か裏があると察したロネガンは賭け金は小額ずつしか出さないとした。


ロネガンと別れたフッカーの前に、スナイダーが現れる。シカゴ名物高架鉄道の駅の屋根から跳ぶという荒業でかろうじて逃げのびたフッカーの背中に、スナイダーは怒号と罵声を浴びせるのだった。スナイダーの事を聞かされたゴンドーフは、「何か手を打たなくちゃな」と考えこむ。



The Wire - "電信屋"


フッカーを完全に信じ切れずにいるロネガンは、電報局の担当者との面会を要求。あわてたフッカーは急慮仲間の一人を担当者に仕立て上げロネガンと面会させることにした。


フッカーの仲間は電報局に塗装業者に変装して潜入。いわゆるカゴ抜け詐欺の手口で「担当者」になりすまして密談の場所を変えた。もう一度だけ競馬中継の操作をしてほしいと申し出るフッカーとロネガンに対し「担当者」は査察官が目を光らせているとして断った。しかし、ロネガンは次も操作に成功すればその時に50万ドルの大金を賭けてその儲けを山分けすると言って、強制的に競馬中継の操作を約束させた。


そのころフッカーを追うスナイダーはゴンドーフを追うFBI捜査官ポークに呼ばれ、ゴンドーフを陥れるためにその友人であるフッカーを逮捕することを要請される。



The Shut Out - "締め出し"


レース当日ロネガンはいつもの店で賭ける馬を電話で指定された。一方ゴンドーフの賭博場ではスタッフが配当の低いレースを探していた。もしロネガンに大金を賭けられたら配当金を支払えないからである。かろうじて配当金の低いレースを探し出した折、ロネガンが賭博場に姿を現した。大金を賭けられると察したゴンドーフはすかさずレースの中継を開始させロネガンの馬券購入を阻止した。腑に落ちないロネガンであったがレース結果が先ほど店で伝えられたそれと一致したためフッカーと電報局の「担当者」を完全に信頼することにした。ロネガンは賭博場にいたフッカーを呼び、明日のレースのために50万ドルを用意すると約束した。


その夜、なじみの食堂で自分を追っている殺し屋らしき男をガラス越しに発見したフッカーは、店のトイレにある窓を1つ開けるよう新顔のウェイトレスであるロレッタに頼み込む。別のトイレに鍵を掛けて彼女と潜み、開いた窓から「殺し屋」を外に追い出そうと目論んだのだ。わざと食堂の外に出て「殺し屋」を店内に誘き寄せたフッカーの作戦は成功。「殺し屋」が窓から外に出た隙に食堂の入口から逃亡したフッカーは何とか逃げ切ることに成功した。


一方、ロネガンの殺し屋は、手柄の独り占めをもくろんだ「サリーノ」に始末されていた。


次の朝、ついにフッカーは自宅アパートで待ち構えていたスナイダーに捕らえられてしまう。FBIの事務所に連行されたフッカーはゴンドーフを追うFBIの捜査官ポークから、次に詐欺を働くのは何時かとゴンドーフに聞いて来いと迫られた。教えなければ20年の懲役に服さねばならないという。フッカーはそれでも断るが、それなら代わりにルーサーの妻を逮捕するといわれて仕方なく捜査に協力することにし、ゴンドーフを裏切ることにした。


行くところのないフッカーはロレッタの部屋を訪れ、共に一夜を過ごす。だが、その部屋の外から「殺し屋」が様子をうかがっていた。



The Sting - "とどめの一撃"


作戦の当日フッカーは賭博場に向かう途中でロレッタに遭遇。抱擁を交わそうとしたその瞬間、フッカーの背後から銃弾が放たれロレッタの頭部を撃ち抜いた。呆然とするフッカーに、銃を撃った「殺し屋」はロレッタが持つハンドバッグに隠されていた拳銃を示した。実はロレッタこそがフッカーを殺害するためにロネガンが雇った殺し屋「ロレッタ・サリーノ」であり、「殺し屋」はゴンドーフがフッカーの元に遣わしたボディーガードであった。


賭博場では、いつものように電話で賭けるべき馬を聞いたロネガンが、ついにある馬の単勝に50万ドルの大金をつぎ込んだ。あまりの賭け金の大きさに静まり返る店内であったが結局ゴンドーフはこの賭けを受け付けた。ロネガンは余裕の表情であった。そこに電報局の「担当者」が姿を見せた。ロネガンが電話で指定された馬の単勝に50万ドルを賭けたと話すと「担当者」は驚いて、「複勝だと言ったろ。その馬は2着だ」と言った。


慌てたロネガンが賭けの取り消しを要求しに馬券売り場に駆け込んだその時、賭博場にポーク率いるFBIとスナイダーが現れた。ゴンドーフに逮捕を告げたポークがフッカーに労いの言葉を掛けると、フッカーに裏切られたことに気づいたゴンドーフはフッカーに発砲。それを見たポークもゴンドーフに発砲し、フッカーとゴンドーフは共に絶命する。ポークはスナイダーにロネガンを外に連れ出すよう命じ、スナイダーは急いでロネガンを外に連れ出した。ロネガンは50万ドルが中に残ったままだと主張するがスナイダーは聞く耳を持たなかった。


スナイダーがロネガンを外に連れ出したのを確認すると、ポークは床に倒れているフッカーに「行ったぞ」と声をかけた。するとフッカーは目を開け、笑いながら立ち上がった。そしてゴンドーフもまた立ち上がった。ポークいわく「スナイダーは最後まで本物のFBIと信じ込んでたよ。」そう。これらは全て、ゴンドーフとポークこと詐欺師ヒッキーによる、悪徳警察官スナイダーとギャングのボスであるロネガンを騙すための極めて大掛かりな芝居だったのである。偽の賭博場が解体される中、ゴンドーフとフッカーは、ロネガンから騙し取った大金を如何に山分けするかを話し合いながら人混みへと消えていくのであった。



貨幣価値


物語中に、金額として様々なドル額が頻出するが、物語の時点の1936年当時と2015年時点での物価水準は、約17倍になっている[2]と想定される。したがって、ロネガンが列車内で損をした1万5000ドルは、現在価値で約25万ドル(100円/ドルとして、約25百万円)、賭博場でロネガンが賭けた50万ドルは現在価値で850万ドル(同、約8.5億円)となる。フッカーが食堂で払った夕食代は、85セントであり、これは現在価値14.5ドル(同、1450円)に当たる。



キャスト



ヘンリー・ゴンドーフ(Henry Gondorff

ポール・ニューマン

30年のキャリアを持つ伝説的詐欺師。株取引詐欺が成功寸前でばれたためFBIに追われる身となり、シカゴに逃亡。細々と生活していたが、友人を殺したロネガンへの復讐心から再び動き出す。

ジョニー・フッカー(Johnny Hooker

ロバート・レッドフォード

詐欺で生計を立てる若い詐欺師。ある日詐欺を働いた相手であるギャングのボスの怒りを買い師匠を殺され、その復讐のためにゴンドーフに協力を要請する。

ドイル・ロネガン(Doyle Lonnegan

ロバート・ショウ

ニューヨークとシカゴの街を牛耳るギャングのボス。跛行のアイルランド系アメリカ人。賭博場、食肉工場、銀行、さらには大勢の政治家との繋がりがあり、手下から資金の一部を奪ったフッカーらを必ず殺害することを命じる。

スナイダー(Lt.Wm.Snider

チャールズ・ダーニング

フッカーが暮らすイリノイ州ジョリエットに勤務する警部補。ロネガンがフッカーの命を狙っていることをフッカーに忠告する。極めて暴力的で、すぐに金銭を要求する悪徳警官。

J.J.(J.J.Singleton

レイ・ウォルストン

ゴンドーフの旧友で詐欺仲間。ロネガンの身辺を洗い出したり、イカサマの手助け、ラジオ中継の模写など幅広くゴンドーフの計画に尽力する。

ビリー(Billie

アイリーン・ブレナン

ゴンドーフの友人であり娼館の主。ゴンドーフから「女伯爵」と呼ばれ、経営する屋内遊園地兼酒場兼娼館に彼を住まわせている。詐欺師としての腕前も持ち、ロネガンに対してスリを働く。

ロレッタ(Loretta

ディミトラ・アーリス

フッカーが使っている食堂で働く女性。殺し屋に命を狙われているフッカーの逃亡に力を貸す。その素顔はロネガンが雇った女殺し屋。



日本語吹替




































































































































役名
俳優
日本語吹替
ソフト版
日本テレビ版

テレビ朝日版
[3]
ヘンリー・ゴンドーフ ポール・ニューマン 小川真司 川合伸旺 津嘉山正種
羽佐間道夫
ジョニー・フッカー ロバート・レッドフォード 内田夕夜 柴田恭兵 山寺宏一
広川太一郎
ドイル・ロネガン ロバート・ショウ 池田勝 木村幌 有川博
スナイダー チャールズ・ダーニング 島香裕 宮川洋一 石田太郎
J.J. レイ・ウォルストン 牛山茂 永井一郎 大木民夫
ビリー アイリーン・ブレナン 塩田朋子 新橋耐子 来宮良子
ロレッタ ディミトラ・アーリス 本田貴子 清水良英 一柳みる
その他
小島敏彦
村松康雄
緒方賢一
乃村健次
田中一永
船木真人
髙階俊嗣
風間秀郎
吉野貴宏
津川祝子
加納千秋

金井大
山内雅人
西田昭市
上田敏也
角野卓造
千葉耕市
大宮悌二
徳丸完
北村弘一
兼本新吾
馬場はるみ
田村錦人
亀井三郎
矢田耕司
青野武
麻生美代子
円福恵子
片岡富枝
高橋ひろ子
鎗田順吉
新井和夫[要曖昧さ回避]
大久保正信
幹本雄之
飯塚昭三
嶋俊介
村山明
熊谷誠二

中村正
池水通洋
有本欽隆
緒方賢一
阪脩
田中亮一
村松康雄
千田光男
神山卓三
増岡弘
堀越真己
さとうあい
幹本雄之
岸野一彦
秋山嘉子
梁田清之
辻親八
坂東尚樹
丸山詠二
真殿光昭


演出 圓井一夫 佐藤敏夫 福永莞爾
翻訳 余語健 平田勝茂
調整 平野富夫 蝦名恭範
効果 遠藤堯雄
桜井俊哉
リレーション
選曲 重秀彦
制作 東北新社
初回放送
1980年12月24日
『水曜ロードショー』
本編約120分

1991年12月1日
『日曜洋画劇場』
本編約119分


※2018年10月11日発売の『ユニバーサル 思い出の復刻版 ブルーレイ』にはソフト版に加え、日本テレビ版とテレビ朝日版の吹き替えも収録。



スタッフ



  • 監督:ジョージ・ロイ・ヒル

  • 脚本:デヴィッド・S・ウォード

  • 製作:リチャード・D・ザナック/トニー・ビル/ジュリア・フィリップス/マイケル・フィリップス

  • 撮影:ロバート・サーティース

  • 音楽:マーヴィン・ハムリッシュ

  • ピアノ演奏:スコット・ジョプリン『ジ・エンターテイナー』

  • 美術:ヘンリー・バムステッド

  • 装置:ジェームス・W・ペイン

  • 衣裳デザイン:イーディス・ヘッド

  • 編集:ウィリアム・H・レイノルズ

  • 特殊効果:アルバート・ホイットロック

  • 提供:ユニヴァーサル映画、ザナック=ブラウン・プロダクション



作品解説


詐欺師の手法をフィールドワークで集めた言語学者、デヴィッド・W・モラー(英語版)の著作『詐欺師入門―騙しの天才たち:その華麗なる手口』に基づいている。「ゴンドーフ」や「JJ」といった名前は20世紀初期に実在した詐欺師たちの名前に因んでいる。しばしば犯罪映画に分類されることもある。



配役


レッドフォード演じるフッカーは当初ジャック・ニコルソンに出演が打診されていたが、断られた。



演出



  • 撮影当時、ロネガンを演じるロバート・ショウは足首を負傷していたため、ロネガンを足を引きずって歩く人物という設定にした。


  • チャールズ・ダーニング演じるスナイダーが、アイリーン・ブレナン演じるビリーの手にビールをかけるシーンはダーニングによるアドリブである。


  • ポール・ニューマン演じるゴンドーフが劇中、華麗にトランプを操るシーンがあるが、ボディダブル(身代り)を使用しており、実際に操っているのは米国内で著名なマジシャンであるジョン・スカーンである。



音楽


主題歌は、スコット・ジョプリンの『ジ・エンターテイナー』を30年代に編曲した曲で、この映画の成功により、知名度は爆発的に上がった。



受賞/ノミネート


第46回アカデミー賞

















































受賞

人物

作品賞

リチャード・D・ザナック
トニー・ビル
マイケル・フィリップス
ジュリア・フィリップス

監督賞

ジョージ・ロイ・ヒル

脚本賞

デヴィッド・S・ウォード

編集賞

ウィリアム・H・レイノルズ

美術賞
ヘンリー・バムステッド
ジェームズ・ペイン

衣裳デザイン賞

イーディス・ヘッド

音楽賞

マーヴィン・ハムリッシュ

ノミネート

主演男優賞

ロバート・レッドフォード

撮影賞

ロバート・サーティース

録音賞
ロナルド・K・ピアース
ロバート・バートランド


第48回キネマ旬報ベスト・テン

委員選出外国語映画第4位/読者選出外国語映画第1位/読者選出外国語映画監督賞



DVD


2005年に、DVD『スティング スペシャル・エディション』が発売された。特典映像としてオリジナルの予告編や俳優・スタッフが語る「スティングの見どころ」を収録。また、新規に日本語吹替音声を収録している。



書籍


作品内で用いられた詐欺の手法を詳細に記した『The Big Con』は1940年に初版され、1999年に再版された。


ロバート・ウィーバーカによるノベライズ『スティング』(村上博基訳、ハヤカワ文庫)がある。



テーマパーク


主人公達が大芝居を打つ舞台となった場外馬券売り場の入口と主人公が身だしなみを整えた床屋はユニバーサル・スタジオ・ジャパンのニューヨーク・エリアで再現されている。



エピソード・トリヴィア




  • ロバート・レッドフォード演じるジョン・フッカーの名前の由来はブルース歌手のジョン・リー・フッカーではないかと推測されている。

  • 劇中でレッドフォードとショウが初めて対面するシーンで使用された食堂は映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』でも使用されている。

  • 製作会社のユニバーサル・ピクチャーズにとって、『西部戦線異状なし』以降43年ぶりにアカデミー作品賞を受賞した作品である。

  • レッドフォードは出演した『アクターズ・スタジオ・インタビュー』の中で、『スティング』を全編通して観たのは2004年6月が初めてであると語った。



出典




  1. ^ 『キネマ旬報ベスト・テン85回全史 1924-2011』(キネマ旬報社、2012年)322頁


  2. ^ The Inflation Calculator Archived 2011年7月18日, at the Wayback Machine.による算出


  3. ^ 『MOVIE (ムービー) 2007年11月号』 62頁。放送局、放送日不明。羽佐間道夫が広川太一郎と共演した思い出深い作品と語っている。



外部リンク




  • スティング - allcinema


  • スティング - KINENOTE


  • スティングのチラシ - ぴあ


  • The Sting - オールムービー(英語)


  • The Sting - インターネット・ムービー・データベース(英語)











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