ポチ型コルベット
204型小型対潜艦 ポチ型コルベット | |
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基本情報 | |
艦種 | 小型対潜艦(対潜コルベット) |
運用者 | ソビエト連邦海軍 ブルガリア海軍 ルーマニア海軍 |
建造期間 | 1960年 - 1968年 |
同型艦 | 66隻 |
前級 | クロンシュタット型(122bis型)駆潜艇 |
次級 | グリシャ型コルベット パウク型コルベット |
要目 | |
排水量 | 508 t(基準) 589 t(満載) |
全長 | 59.4 m |
最大幅 | 7.9 m |
吃水 | 2.0 m |
機関方式 | CODAG 2軸推進 ガスタービンエンジン×2基、M503Aディーゼル×2基 |
出力 | 38,000馬力 (ガスタービン30,000馬力+ディーゼル8,000馬力) |
速力 | 38ノット |
航続距離 | 4,500海里/10ノット 520海里/37ノット |
乗員 | 80名 |
兵装 | 57mm連装両用砲×1基 RBU-6000対潜ロケットランチャー×2基 406mm対潜魚雷発射管×4基(一部の艦は、533mm魚雷発射管×2基) |
ポチ型コルベット(Poti class corvette)とは、ソ連海軍の小型対潜艦である。"ポチ型コルベット"はNATOコードネームであり、ソ連/ロシアにおける正式名称は204号計画型小型対潜艦(Малые противолодочные корабли проекта 204)である。
目次
1 概要
2 関連項目
3 出典
4 外部リンク
概要
ポチ型コルベットは、ソ連海軍の艦艇としては初めてガスタービンエンジンを搭載した艦艇であり、対潜兵装も初期型はRBU-2500を搭載していたが、後には新型のRBU-6000を2基装備するなど、先進的なものを備えていた。
しかし、対空・対水上兵装はマスト後方に装備された連装57mm砲1基のみで、艦対空ミサイルやCIWSを装備していないため航空機や対艦ミサイル攻撃には非常に脆弱であり、防空能力に問題があった。さらには過小な船体が災いして対空ミサイルの追加装備がままならなかったため、後には対空ミサイルを装備した1124型小型対潜艦や1241.2型小型対潜艦にとってかわられた。
ポチ型コルベットは1960年から1968年にかけて66隻(ケルチ造船所:24隻、ゼレノドリスク造船所:31隻、ハバロフスク造船所:11隻)が建造された。
ソ連海軍では1980年代後半に退役したが、ブルガリア海軍に6隻[1]、ルーマニア海軍に3隻[2]が引き渡されている。
関連項目
対潜艦 / 駆潜艇
出典
^ http://vimpel.boinaslava.net/index.php?module=bg_pr204
^ Capt. Sharpe, Richard. Jane's Fighting Ships 1991-92. Coulsdon: Jane's Information Group. ISBN 0710609604.
外部リンク
vimpel.boinaslava.net(ブルガリア語)
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