トレイルランニング





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トレイルランニング(英: Trail running)は、陸上競技の中長距離走の一種で、舗装路以外の山野を走るものをさす。トレラントレイルランと略される。山岳レースとも呼ばれる。




目次






  • 1 概要


    • 1.1 さまざまなタイプ




  • 2 装備


  • 3 競技


    • 3.1 日本の代表的なレース


    • 3.2 海外の主なレース


    • 3.3 プロ選手・有力選手


    • 3.4 技術


    • 3.5 安全対策


    • 3.6 日本における普及状況と課題




  • 4 テレビ番組


  • 5 脚注


  • 6 関連項目


  • 7 外部リンク





概要


不整地を走るランニングスポーツとしては、以前からクロスカントリーがある。欧米では盛んだが日本ではあまり知られていない状態であった。その後マラソンブームや登山ブームの波にのって、両者の要素を併せ持つ「トレイルランニング」が知られるようになっている。


日本においては、様々な経緯からか、本来の英語のTrail runningの意味からずれたものも含めて広くトレイルランニングと表現していることが多くみられるので注意を要する。



さまざまなタイプ




Trail running(米国での呼称)


Fell running(英国での呼称)

山岳の登山道でのランニング。Fell Runners Association は、山登り・山下り・傾斜度・距離などでカテゴリを分けている。Fellは北部イングランドの山岳の光景の意味。

Cross country running

草原など舗装していないところを走る長距離陸上競技。日本では単に「クロスカントリー」とも呼ばれている。

スカイランニング

標高2000m以上のトレイルを走ること。

Mountain marathon

さらに本格的な山登りマラソン。二日に渡ることや、食糧やテントを携行するものもある。

Adventure running

超長距離など冒険的な要素が強いもの。

ウルトラトレイル

距離が100km以上のもの。

バーティカル

急勾配の斜面を登るもの。



装備


マラソンと同様にほとんど装備を持たずに走るクロスカントリーとは異なり、トレイルランニングでは専用の小型リュックサックに必要な装備を入れて走ることが普通である。


黎明期では「ランニング登山」と称して、通常登山靴や、登山用の杖などを装備して登るような山を、Tシャツに短パン、スパッツ、ランニング・シューズといったランニングのスタイルで入山して走っていた。


しかし近年のトレイルランニングの普及によって専用の装備も開発されるようになり、トレイルランニング製品の市場も拡大しつつある。例えば、シューズでは、登山靴でもランニングシューズでもない、軽く走りやすくグリップの良いトレイルランニング用シューズを使うことが認知されてきた。また、水筒の代わりにチューブを使って給水できるハイドレーションシステム、走りをサポートするストックなども、使われるようになってきている。


下記装備が、ほぼ必須とされる。



  • トレイルランニングシューズ - ロード用よりもグリップ力が強く、横方向のサイドステップにも強い

  • ラン用のウェア

  • ウィンドブレーカー(最低限の防水の物) - 突然の雨天対策。山頂だけ天気が悪いこともあり、降水確率0%でも持って行くべき。

  • グローブ - 岩場などをつかむ


  • バックパック - トレイランニング用の小型の物が発売されている

  • ハイドレーションシステム、もしくは、何らかのボトルを収納する方法 - ハイドレーションシステムでは手を使わずに給水できる。ボトルを手に持って山道を走るのは危険。

  • 行動食 - エナジージェルなど

  • ヘッドライト - 山に入る場合は遭難や日没に備えるべきであり、予備も必須である。UTMFなどの大会では2つ以上持参することが必須。点滅や長時間点灯、更に照度で有利なLEDランプ仕様は必須である。

  • ファーストエイドキット

    • バンドエイドなど

    • テービング用のテープ - 捻挫や骨折用


    • ポイズンリムーバ- 蜂用アナフィラキシーショック

    • ティッシュ



  • 遭難対策


    • 携帯電話 - 遭難時に110番通報するのに使用。圏外では電池の消費量が多いため、機内モードもしくは電源を切ると節電になる。

    • 紙の地図 - 専用機器やスマートフォンなどのGPS付の地図は便利であり通常時は問題ないが、破損・故障したり電池切れになるので、紙の地図は必須

    • コンパス

    • サングラス - 毒虫や木の枝から目を守るので、必須アイテム。

    • ホイッスル - 救助を呼ぶため、野獣の威嚇に効果がある。

    • サバイバルシート - 片面が保温用、裏面が熱中症対策になっており、救助を待つ間に使用する

    • 健康保険証

    • 山岳保険への加入



  • 熊鈴 - 動物対策という面もあるが、加えて、一般のハイキングの人にランナーが近づいていることを知らせるという目的も兼ねる:秋田県では死亡事故が多発しており、「熊鈴が熊を呼ぶ」とも言われる。


必須ではないが、下記装備なども持って行く人も多い



  • ランニング用タイツ - 膝などのサポート、木の枝や虫から足を守るため

  • トレイルランニング用ストック

  • トレイルランニング用ソックス - 水の中に入っても大丈夫な物、まめができにくい物などがある

  • キャップやサンバイザー

  • 行動食以外の食料

  • 人喰い熊は、ベルや普通の威嚇には怯まない。熊スプレーも場所によっては必要となる。


50cm程度以下の積雪であれば、より厚着のウェアと軽アイゼン(チェーンアイゼン)などが追加になる。積雪量が多すぎる場合は雪山登山になる。



競技


トレイルランニングが競技としても実施されている。日本語では、山岳マラソン山岳耐久レースという訳で紹介されることもある。アメリカ合衆国では、草レースはもちろんのこと賞金レースが存在するほか欧州陸上競技協会の公認レースも存在する。



日本の代表的なレース


ウルトラトレイル・マウントフジはウルトラトレイル・ワールドツアーの1つであり、海外のエリートランナーが多数参加している。








































































ウルトラトレイル(100km以上)
名称
運営
都道府県
距離
制限時間
定員
創設
開催月
備考
上州武尊山スカイビュー・ウルトラトレイル
川場村 山田昇メモリアルカップ(山田昇杯)
みなかみ町スカイビュートレイル60(みなかみハピネスカップ)
片品村スカイビュートレイル30(尾瀬ほたかカップ)

実行委員会
群馬県
120km
66km
30km
34時間
16時間
8時間
500人
500人
500人
2014年
(2011年)
(1990年)
9月
前身は2011年より上州武尊山スカイビュートレイル(50km, 25km, 4km)、さらにその前身は1990年より山田昇記念杯登山競争大会(14.8km, 10km)

ウルトラトレイル・マウントフジ
(Ultra-Trail Mt.Fuji, UTMF)
実行委員会
山梨県
168km
88km
46時間
24時間
1200人
1000人
2012年
4月

富士山の周りの山岳地帯を山梨県富士河口湖町八木崎公園から1周。
OSJおんたけウルトラトレイル100K
実行委員会
長野県
100マイル
100km
24時間
20時間
100人
800人
2008年
7月

長野県王滝村を舞台に午前0時にスタートする。
信越五岳トレイルランニングレース
実行委員会
長野県
110km
22時間
600人
2009年
9月

信越高原(新潟県妙高市、長野県長野市・信濃町・飯綱町・飯山市)を舞台とする。ペーサーの伴走許可など、他のレースと異なる点がある[1]

トランス・ジャパン・アルプス・レース
実行委員会
富山県
420km
8日
30人
2002年
8月
北・中央・南アルプスを通って、富山湾から駿河湾まで。

















































SJSスカイランナージャパンシリーズ
名称
運営
都道府県
距離
制限時間
定員
創設
開催月
備考
スリーピークス八ヶ岳トレイル
実行委員会
山梨県
38km
23km
10時間
9時間30分
400人
350人
2013年
6月


富士登山競走
富士吉田市
山梨県
21km
15km
4時間30分
3時間30分
2500人
1776人
1948年
7月

富士吉田市役所〜富士山頂。
OSJおんたけスカイレース
実行委員会
長野県
37km
11時間
800人
2006年
8月






























バーティカル(急勾配)
名称
都道府県
標高差
水平距離
最大斜度
制限時間
定員
創設
開催月
備考
鹿沢VERTICAL500
群馬県
500m
2500m
40度
1時間30分
150人+50人
2012年
5月


































































































































































































































一般の大規模な大会(100km未満)
名称
運営
都道府県
距離
制限時間
定員
創設
開催月
備考
ハセツネ(長谷川恒男)カップ
日本山岳耐久レース
日本山岳スポーツ協会
東京都
71.5km
32km
24時間
6時間30分
2000人
1500人
1993年
10月
4月

奥多摩の山地。
陣馬山トレイルレース
実行委員会
東京都
23.54km
4時間
1500人
2001年
11月

高尾山天狗トレイル
実行委員会
東京都
16km
なし
1000人
2004年
2月

青梅高水山トレイルラン
実行委員会
東京都
30km
15km
4時間50分
なし
1100人
1100人
1999年
2月

みたけ山トレイルラン
実行委員会
東京都
15km
2時間30分
1200人
2000年
12月


大山登山マラソン
実行委員会
神奈川県
9.0km
2時間
2000人
1986年
3月

東丹沢宮ヶ瀬トレイルレース
実行委員会
神奈川県
32.1km
7時間
1000人
2009年
4月

西丹沢アドベンチャーラン42K&21K
実行委員会
神奈川県
42km
21km
8時間30分
5時間
500人+50組
500人+50組
2012年
6月

北丹沢12時間山岳耐久レース
実行委員会
神奈川県
44.37km
12時間
2000人
1998年
7月

神奈川県の丹沢山系北部の1500m級。
房総丘陵トレイルランレース
実行委員会
千葉県
30km
18km
6時間
4時間30分
900人
400人
2009年
3月

鋸山トレイルランレース
実行委員会
千葉県
28km
14km
6時間30分
4時間
700人
300人
2010年
12月

道志村トレイルレース
実行委員会
山梨県
41.3km
20.2km
4時間30分
3時間30分
800人
300人
2009年
5月

伊豆トレイルジャーニー
実行委員会
静岡県
75km
15時間
1500人
2013年
3月

菅平スカイライントレイルランレース
実行委員会
長野県
42km
21km
5km
15kmリレー
10時間
7時間
2時間
5時間
400人
400人
200人
20組
2008年
6月

信州戸隠トレイルランレース
実行委員会
長野県
45km
28km
6km
18kmリレー
10時間
8時間
2時間
5時間
350人
350人
200人
50組
2009年
9月

白馬国際トレイルラン
実行委員会
長野県
50km
30km
20km
7km
10時間
7時間
6時間
4時間30分
700人
500人
300人
200人
2011年
9月

夢高原かっとび伊吹
実行委員会
滋賀県
10km
2時間30分
1200人
2010年
8月
山麓の伊吹薬草の里文化センターから伊吹山頂上まで。
国頭トレイルランニング
実行委員会
沖縄県
19km
12km
6km
6kmウォーク
4時間
3時間
1時間
なし
450人
230人
100人
150人
2014年
2月

しかおいトレイルラン

実行委員会
北海道
30km

13km


5km


なし
なし
2009年
10月


その他にも、北アルプスの黒部ダム - 立山間、雲取山縦走38km、ニセコアンヌプリ30km、平尾台40km・17kmなど、いろいろな団体主催の競技が行われている[2][3][4]



海外の主なレース


100km以上のウルトラトレイルにおいては、ウルトラトレイル・ワールドツアー(UTWT)[5]がエリートランナーの主要な大会となっている。その中でも、特にウルトラトレイル・デュ・モンブランが注目される。






























































































ウルトラトレイル・ワールドツアー
名称

距離
累積標高差
創設
開催月
Vibram Hong Kong 100

香港
100km
4500m
2011年
1月
The North Face Transgrancanaria

スペイン
125km
8500m
2003年
3月
Vibram Tarawera 100 km Ultramarathon

ニュージーランド
100km
2776m
2009年
3月

サハラマラソン

モロッコ
240km

1985年
4月

ウルトラトレイル・マウントフジ

日本
161km
9000m
2012年
4月
The North Face 100 Australia

オーストラリア
100km

2008年
5月
The North Face Lavaredo Ultra-Trail

イタリア
119km
5850m
2007年
6月

ウェスタンステイツ・エンデュランスラン

米国
161km
5486m(登り)
7000m(下り)
1973年
6月
The North Face ウルトラトレイル・デュ・モンブラン

フランス・イタリア・スイス
168km
9600m
2002年
8月
La Diagonale des Fous

フランス
164km
9900m
1989年
10月

標高2000m以上のスカイランニングはスカイランニング・ワールドシリーズが組まれている[6]










































































































スカイランニング・ワールドシリーズ
区分
名称

距離
開催月
SKY
Maratòn Alpina Zegama-Aizkorri

スペイン
42km
5月
Dolomites SkyRace

イタリア
22km
7月
Course de Sierre-Zinal

スイス
31km
8月
Matterhorn Ultraks

スイス
46km
8月
Limone Extreme SkyRace

イタリア
23km
10月
ULTRA
Transvulcania Ultramarathon

スペイン
83km
5月
Ice Trail Tarentaise Mizuno-Val d’Isère -

フランス
65km
6月
Hoka One One Speedgoat

アメリカ
50km
7月
Kima Trophy

イタリア
50km
8月
The Rut 50K

アメリカ
50km
9月
VERTICAL
Transvulcania Vertical Kilometer

スペイン

5月
VK Face de Bellevarde

フランス

6月
Dolomites Vertical Kilometer

イタリア

7月
Lone Peak Vertical Kilometer

アメリカ

9月
Vertical Grèste de la Mughéra

イタリア

10月


プロ選手・有力選手




  • キリアン・ジョルネ - UTMB3勝、スカイランナーワールドシリーズ3連覇など


  • 鏑木毅 - 2009年よりプロ


  • 石川弘樹 - 2001年よりプロ[7]

  • 松本大

  • 横山峰弘

  • 北島良子



技術


トレイルはロードとは異なる技術が必要。


下りに関しては下記の方法などが提案されている。



  • 腕は脱力させ、バランスを取るのに使用する[8]

  • 重心を後傾にしない。重心を後ろにすると転倒しやすくなる[9][10]

  • ストライドを短くして走る方法[9][10]

  • 登山道は真ん中だけでなく、広く、端も使用する[8]

  • 足を進行方向に対して斜めにしたり、サイドステップを使って減速する方法。靴の縦方向に滑ると転倒しやすいが、横方法は転倒しにくく、横方向にエネルギーを逃がす。トレランシューズはサイドステップを取りやすくなっている。登山道を広く使用する方法を併用して、スキーの小回りのパラレルターンと似た原理で減速できる[8][10]

  • ギャロップ走法。減速のためや、足をおける場所が不均等の時などに使用する[10]


下りは木の根っこに足を引っかけると転倒したり、浮き石を強い力で踏むと捻挫したりすることに注意が必要。



安全対策


過酷なコースで行われるため、最終的な安全の確保は競技者の自己責任に任されることとなる。心臓発作はもちろんのこと登山道から転落[11]やクマに襲われて死亡[12]する例もある。大会出場者に対し、万が一の際に他者に責任を求めない旨の承諾書を求める例も存在する。



日本における普及状況と課題


大会において、一時的にせよ競技者が狭隘な登山道を多人数で占拠することとなるため、登山者やトレッキング愛好者から拒絶反応を受けることも珍しくない。例えば、国内の有力レースに成長すると期待されたOSJハコネ50Kレースは、主催者調べで登山者からのクレームはゼロでコースもほとんど荒れなかったとの見解に対し、環境省箱根自然環境事務所は「箱根の歩道(登山道)利用に関するガイドライン」を元に大会開催の自粛を要請したため、2007年に第1回開催を果たしたのみでその後は開催不可能になった[13]。競技を通じて登山道が損傷したり、周辺の植生に悪影響を及ぼすはずだと考える地元関係者も存在する。競技主催者や愛好者は、こうした懸念を取り除くための努力を続けている。


トレイルランニングの普及に尽力している競技主催者や愛好者がいる一方、毎年11月に開催されている神戸市主催の六甲全山縦走大会[14]において、大会ルールで明確に走ることを禁止しているにも関わらず、一部の心無いトレイルランナーが大会に参加し、ルールを破って走っている為に、トレイルランナー自体の印象を悪くしている。


大会参加者のケガや病気、転落事故等は参加者の自己責任となるが、後援団体やスポンサーによっては大会に関連したケガや事故の発生をマイナス要素と受け止め、次年度以降の支援を停止することがある[15]



テレビ番組


  • 「GREAT RACE〜グレートレース〜」(NHK BS1、2015年放送開始)


脚注





  1. ^ “既成概念が変わる!?信越五岳トレラン2009”. All About (2009年6月4日). 2012年9月21日閲覧。


  2. ^ 2014 トレイルランニング大会情報 - トレイルランニング情報サイト トレイルランナー


  3. ^ アートスポーツ ARTSPORTS ODBOX AQUAQU - 2014年シーズン トレイルランニング年間スケジュール


  4. ^ レース大会情報 | トレイルランニング情報サイト - トレラン王国


  5. ^ Ultra-Trail® World Tour | Ultra-Trail® World Tour 2014


  6. ^ 2014 SWS – Less cloud. More Sky


  7. ^ 石川 弘樹 hiroki ishikawa オフィシャルサイト -STORY-

  8. ^ abc鏑木毅講習会菅平下りレクチャー.MOV - YouTube

  9. ^ ab石川弘樹 急な坂の下り方 - YouTube

  10. ^ abcd安全かつスムーズに山を走るTips!その3 | Seven Hills Blog


  11. ^ トレイルランで男性死亡、滑落か 埼玉・秩父 日本経済新聞(2017年11月18日)2018年1月1日閲覧


  12. ^ トレイルランの大会中に少年がクマに襲われ死亡 米アラスカ州 AFP(2017年6月20日)2018年1月1日閲覧


  13. ^ 「OSJハコネ50K」 2008年度中止のお知らせ POWER SPORTS


  14. ^ KOBE六甲全山縦走大会 最終更新日2013年12月16日、神戸市


  15. ^ トレイルラン後援せず 秩父市、死亡事故受け方針 東京新聞(2017年11月23日)2018年1月1日閲覧




関連項目







  • Category:日本のトレイルランニング選手

  • Category:日本のトレイルランニング大会

  • Category:各国のトレイルランニング大会

  • アウトドア


  • 登山

  • ハイキング

  • トレッキング



外部リンク



  • 日本トレイルランニング協会

  • 日本トレイルランナーズ協会

  • ジャパン・スカイランニング・アソシエーション

  • トレラン王国

  • トレイルランナー.JP

  • DogsorCaravan.com

  • 山旅々


  • GREAT RACE〜グレートレース〜(NHK BS1)




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