オレンジ
















オレンジ

Orange Crop Kufr Jammal.JPG
オレンジの収穫


分類












































:

植物界 Plantae
階級なし
:

被子植物 Angiosperms
階級なし
:

真正双子葉類 Eudicots
階級なし
:

バラ類 Rosids


:

ムクロジ目 Sapindales


:

ミカン科 Rutaceae


:

ミカン属 Citrus


:

オレンジ C. sinensis


学名

Citrus sinensis (L.) Osbeck

和名
アマダイダイ、オレンジ
英名
Orange



オレンジの実と花




オレンジ。内部の様子がよくわかる。




ブラッドオレンジ


























































































































































































































オレンジ(生の全実用品種)
100 gあたりの栄養価
エネルギー
197 kJ (47 kcal)

炭水化物

11.75 g

糖類
9.35 g
食物繊維
2.4 g

脂肪

0.12 g

飽和脂肪酸
0.015 g
一価不飽和
0.023 g
多価不飽和
0.025 g

タンパク質

0.94 g

トリプトファン
0.009 g
トレオニン
0.015 g
イソロイシン
0.025 g
ロイシン
0.023 g
リシン
0.047 g
メチオニン
0.02 g
シスチン
0.01 g
フェニルアラニン
0.031 g
チロシン
0.016 g
バリン
0.04 g
アルギニン
0.065 g
ヒスチジン
0.018 g
アラニン
0.05 g
アスパラギン酸
0.114 g
グルタミン酸
0.094 g
グリシン
0.094 g
プロリン
0.046 g
セリン
0.032 g

ビタミン

ビタミンA相当量
β-カロテン


ルテインと
ゼアキサンチン


(1%)
11 μg

(1%)
71 μg

129 μg


チアミン (B1)

(8%)
0.087 mg

リボフラビン (B2)

(3%)
0.04 mg

ナイアシン (B3)

(2%)
0.282 mg

パントテン酸 (B5)

(5%)
0.25 mg
ビタミンB6

(5%)
0.06 mg

葉酸 (B9)

(8%)
30 μg
ビタミンB12

(0%)
0 μg
コリン
(2%)
8.4 mg
ビタミンC
(64%)
53.2 mg
ビタミンD
(0%)
0 IU
ビタミンE
(1%)
0.18 mg
ビタミンK
(0%)
0 μg

ミネラル
ナトリウム
(0%)
0 mg
カリウム
(4%)
181 mg
カルシウム
(4%)
40 mg
マグネシウム
(3%)
10 mg
リン
(2%)
14 mg
鉄分
(1%)
0.1 mg
亜鉛
(1%)
0.07 mg
マンガン
(1%)
0.025 mg
セレン
(1%)
0.5 μg

他の成分
水分
86.75 g



  • 単位

  • μg = マイクログラム • mg = ミリグラム

  • IU = 国際単位



%はアメリカ合衆国における
成人栄養摂取目標 (RDIの割合。
出典: USDA栄養データベース(英語)

オレンジ(英名: orange、学名: Citrus sinensis)はミカン科ミカン属の常緑小高木、またはその果実のこと。 (syn. C. aurantium)、柑橘類に属する。和名はアマダイダイ(甘橙、甘代々)。オレンジ類はスイートオレンジ、サワーオレンジ、マンダリンオレンジに大別される。


我々の日常生活において単にオレンジというと、非常に多く栽培、流通されているスイートオレンジのネーブルオレンジかバレンシアオレンジを指すことが多い。また、英語の orange という単語がよく「みかん」と日本語訳されることが多いが、日本で単に「みかん」というとマンダリンオレンジの近縁である温州みかんを指すことが多く、同じ柑橘属であるが、別の種類である。


なお、オレンジの果実のような暖色をオレンジ色という(橙色と区別される事もある)。




目次






  • 1 概要


  • 2 成分


  • 3 品種


    • 3.1 スイートオレンジ


    • 3.2 ビターオレンジ




  • 4 流通


  • 5 脚注





概要


原産地はインドのアッサム地方。日本に導入されたのは明治時代。現在の主産地はアメリカ、ブラジル、スペイン、イタリア、メキシコなど。日本での栽培はネーブルオレンジを除いてそれほど多くなく、国内流通品の大部分はアメリカのカリフォルニア産である。


ネーブルオレンジは広島県、和歌山県、静岡県などで年間6,000トン前後生産されている。


果皮、果肉共にオレンジ色(橙色)で多汁質。適度な甘味・酸味をもち、香り高い。生食用のほか、ジュースの原料として利用され、またカモなどの肉の料理にソースとして用いられる。なお果皮はオレンジピール(オレンジの皮の砂糖漬け)やキュラソーの原料としても使われる。中東では、花弁を蒸留して得られる液体「オレンジフラワー(ネロリ)ウォーター」を菓子や飲み物の香りづけに用いる。


果皮と袋(じょうのう)が密着して離れにくいのが特徴。



成分


主成分として4-6%のショ糖と0.7-1.2%のクエン酸を含む。ビタミンCを40-60mg/100g前後、ビタミンA効力を10-42IU/100g前後含む。遊離アミノ酸として、アスパラギン、アスパラギン酸、プロリン、γ-アミノ酪酸、アルギニンなどを多く含む。



品種



スイートオレンジ


スイートオレンジの品種群には、普通オレンジ(common orange)、ネーブルオレンジ(navel orange:臍柑=果実のお尻の部分にへそ〔くぼみ〕のあるオレンジを指す)、ブラッドオレンジ(blood orange)などがあり、普通オレンジとネーブルオレンジの栽培がもっとも多い。ブラッドオレンジの原産地はイタリア。主にジュースの原料となる。その名の通り、真っ赤な色のジュースとなる。



  • 普通オレンジ品種群

    • 早生種

      • ハムリン(hamlin)

      • パーソンブラウン(parson brown)

      • サルスチアーナ(salustiana)



    • 福原 

    • 中生種

      • パインアップル(pinnapple)

      • シャムーティ(shamouti)



    • 晩生種


      • バレンシア(valencia)

      • ペラ(pera) など





  • ネーブルオレンジ品種群

    • ワシントン(washington)

    • トムソン(tomson)

    • ナベラーテ(navelate)

    • バイアニーニャ(bihianinha)

    • 鈴木

    • 丹下

    • 清家

    • 福本 など



  • ブラッドオレンジ品種群

    • サンギネロ(sanguinello)

    • タロッコ(tarocco)

    • モロ(moro)

    • マルチーズブラッド(maltese blood)

    • サンギネリ(sanguinelli)

    • ドブレヒナ(doblefina) など





ビターオレンジ




  • ダイダイ (daidai)


  • キノット (chinotto)


  • ベルガモット (bergamot)


  • ビガラード (bigarade)


など















流通


バナナやオレンジなどの輸入果実を卸売市場で取引するときの単位は「カートン」と言い、レモンは1カートン88個である。[1]



脚注





  1. ^ 日本経済新聞朝刊 2017年4月26日






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