ハムストリング
ハムストリング(hamstring)とは、人間の下肢後面を作る筋肉の総称。ハムストリングスとも呼ばれる。ハムストリングとは「もも肉のひも」という原意である。これはハムを作るときに豚などのもも肉をぶらさげるために、これらの筋の腱が使われたことに由来している。
解説
大腿二頭筋、半膜様筋、半腱様筋の3つの大腿後面にある筋(この他に大内転筋を含むこともある)を合わせてハムストリングという[1][2]。この言葉はスポーツに関して特によく使われ、下肢の動き作りや運動能力に大きく影響する部分であるとされている。しかしトレーニングが難しく、反面肉離れなどの故障を起こしやすく、一度故障すると癖になってしまう場所としても知られる。
参考文献・脚注
^ 松村讓兒『イラスト解剖学』中外医学社 125頁。
^ 最後の「ス」は複数形のsであるから「ハムストリング」の方が日本語訳としては自然であるが、一般的には「ハムストリングス」が流通している。
関連項目
- 解剖学
- 人間の筋肉の一覧