宮下駅
宮下駅 | |
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駅舎(2009年2月) | |
みやした Miyashita | |
◄泉 (3.6km) (1.8km) 小名浜► | |
所在地 | 福島県いわき市小名浜宮下127-3 北緯36度56分51.1秒 東経140度53分11.7秒座標: 北緯36度56分51.1秒 東経140度53分11.7秒 |
所属事業者 | 福島臨海鉄道 |
所属路線 | 本線 |
キロ程 | 3.6km(泉起点) |
駅構造 | 地上駅 |
開業年月日 | 1907年(明治40年)12月1日 |
廃止年月日 | 2015年(平成27年)1月13日 |
備考 | 1941年 高山駅から改称 貨物専用駅 |
宮下駅(みやしたえき)は、福島県いわき市小名浜宮下127-3にかつて存在した福島臨海鉄道の貨物駅である。福島臨海鉄道本線の他、小名浜埠頭本線も接続していたが、駅自体の廃止以前に路線が廃止されていた。
目次
1 歴史
1.1 年表
2 構造
3 駅周辺
4 1985年時の常備貨車
5 隣の駅
6 脚注
7 関連項目
歴史
廃止時点では、東邦亜鉛小名浜製錬所への専用線に発着する車扱貨物を取り扱っていた。製錬所からは専用線を通じて亜鉛精鉱・亜鉛焼鉱を安中駅へ発送していた。亜鉛精鉱の輸送はトキ25000形貨車が、亜鉛焼鉱の輸送はタキ15600形貨車が担っていた。かつては濃硫酸の発送があり、東北地方の工場へ輸送されていたが、2005年3月を以ってトラック輸送に転換され廃止された。
「小名浜港背後地震災復興土地区画整理事業」に伴い、隣接する小名浜駅が約600メートル西側へ移転することになり、東邦亜鉛専用線も移転後の小名浜駅へ接続する工事が行われて、2015年(平成27年)1月13日に新しい小名浜駅が開業するとともに当駅は廃止となった[1]。
年表
1907年(明治40年)12月1日 - 高山駅として開業。
1941年(昭和16年)6月 - 新線に切り替えに伴い移転、宮下駅に改称。
1970年(昭和45年)6月1日 - 当駅 - 小名浜埠頭駅間が開業。
1972年(昭和47年)10月1日 - 旅客営業廃止。
2001年(平成13年)10月1日 - 当駅 - 小名浜埠頭間が廃止。
2015年(平成27年)1月13日 - 駅廃止。
構造
廃止時点では専用線発着車扱貨物の取扱駅であった。地上駅で、駅西側にある東邦亜鉛小名浜製錬所への専用線があった。
その他、日本化成小名浜工場への専用線もあったが、既に廃止されている。日本化成線は工場内を経由し、隣の小名浜駅へ続いていた。
駅周辺
- 藤原川
東邦亜鉛 - 小名浜製錬所- 小名浜製錬 - 小名浜製錬所
日本化成 - 小名浜工場- 小名浜消防署
1985年時の常備貨車
伊藤忠商事所有
タキ4000形(濃硫酸、発煙硫酸専用)19両
タキ5750形(濃硫酸専用)14両
- 小名浜精錬所有
- タキ4000形(濃硫酸専用)6両
- カクタス化成所有
- タキ4000形(濃硫酸専用)5両
- 宝商店所有
- タキ4000形(濃硫酸、発煙硫酸専用)3両
- 越田商事所有
- タキ4000形(濃硫酸、発煙硫酸専用)2両
- 東邦亜鉛所有
タキ300形(濃硫酸、発煙硫酸専用)1両- タキ4000形(濃硫酸、発煙硫酸専用)31両
タキ5750形(濃硫酸専用)13両
タキ15600形(亜鉛焼鉱専用)20両
タキ20100形(重亜硫酸ソーダ液専用)12両
日本化成所有
タキ5750形(濃硫酸専用)2両
タム3050形(ホルマリン専用)11両
タキ8000形(ホルマリン専用)4両
タキ14900形(ホルマリン専用)5両
タキ8100形(希硝酸専用)2両
タキ10700形(希硝酸専用)1両
タキ10450形(濃硝酸専用)8両
タキ29000形(濃硝酸専用)2両
タキ18600形(液化アンモニア専用)18両
- 三谷産業所有
- タキ4000形(塩酸専用)7両
三菱商事所有
- タキ8000形(ホルマリン専用)5両
隣の駅
- 福島臨海鉄道
- 福島臨海鉄道本線
泉駅 - 宮下駅 - 小名浜駅
- 小名浜埠頭本線(廃止)
宮下駅 - 南宮下駅
脚注
^ 交通新聞2015年1月29日
関連項目
- 日本の鉄道駅一覧
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