航空科 (陸上自衛隊)






航空科部隊旗(奥の3本)


航空科(こうくうか、英: Aviation)は、陸上自衛隊の職種の一つ。他国軍隊における陸軍航空隊に相当する。職種標識の色は浅葱。




目次






  • 1 概要


  • 2 部隊


  • 3 主な航空機


  • 4 関連項目


  • 5 外部リンク





概要


地上部隊を支援するため各種航空機を用いて空中機動、人員輸送などを行なう。方面航空隊に隷属する航空野整備隊にあっては航空機の整備、管制気象部隊にあっては航空機の運航を円滑に行うための航空交通管制・気象予報に関することを行う。


また、災害発生時は方面通信群と連携して被災地の近傍または上空から撮影した映像を衛星回線を介して主要司令部に配信することで災害派遣部隊の迅速な編成に寄与する。



部隊


航空科における最大の部隊単位は陸上総隊直属の第1ヘリコプター団(木更津駐屯地)で、各方面隊に方面航空隊、各師団および旅団に直轄の飛行隊(第12旅団および第15旅団はヘリコプター隊)がある。また、航空管制に関する部隊としては防衛大臣直轄の中央管制気象隊および各方面航空隊直轄の方面管制気象隊があり、方面管制気象隊は管内の航空科部隊が所在する駐(分)屯地に派遣隊を分派している。


職種学校は三重県伊勢市に所在する陸上自衛隊航空学校、教育研究支援部隊は教育支援飛行隊がある。航空機の整備に関しては特に専門的な技術が要求されるため、後方支援体制の変革に伴う編成替えはされず方面航空隊の指揮下で運用されている。


陸上自衛隊ではヘリコプターを主力としており職種徽章にも回転翼を配してるが、連絡偵察用に固定翼機も少数配備している。なお固定翼機の操縦教育は海上自衛隊に委託されており、小月航空基地で海上自衛隊や海上保安庁の操縦訓練生と共に教育を受ける。


航空管制については、飛行場管制を主として行う。特に札幌飛行場・宇都宮飛行場・明野飛行場では進入管制区を有しており、札幌飛行場に至っては民間機を含めて管制を行う。要員への教育はその特殊性から航空自衛隊第5術科学校で航空自衛隊・海上自衛隊とともに教育を受ける。



主な航空機



  • 多用途ヘリコプターUH-1JおよびUH-60JA

  • 輸送ヘリコプターCH-47J/JA

  • 観測ヘリコプターOH-6DおよびOH-1

  • 対戦車ヘリコプターAH-1SおよびAH-64D

  • 特別輸送ヘリコプターEC-225LP

  • 連絡偵察機(固定翼)LR-2

  • 練習ヘリコプターTH-480B



関連項目



  • 陸曹航空操縦学生


  • 第15ヘリコプター隊 - 2013年3月、第15飛行隊から改編


  • 第12ヘリコプター隊 - 2001年3月、第12飛行隊から改編


  • AH-X(AH-1Sの後継機種導入計画)

  • 航空士 (自衛隊)



外部リンク


  • 陸上自衛隊とは > 職種 > 航空科




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