石神井
石神井(しゃくじい)とは、東京都練馬区の南西部に位置する地区。石神井が含まれる町名は、石神井町、下石神井、石神井台、上石神井、上石神井南町に分けられる。
目次
1 行政・司法・自治体の機関
2 名称の由来
3 人口等
4 名所・旧跡
5 ゆかりの人物
6 石神井を舞台とする作品
7 地域イベント
8 関連項目
9 脚注
行政・司法・自治体の機関
- 石神井警察署 - 石神井町六丁目。石神井町、下石神井、石神井台、上石神井、上石神井南町、立野町、関町東、関町南、関町北、東大泉、南大泉、西大泉町、西大泉、大泉学園町、大泉町地域を管轄している。光が丘警察が出来るまでは、谷原・光が丘地区も石神井警察署が管轄していた。
- 石神井消防署 - かつては石神井公園駅北口にあったが、当該署は設置当初は「「出張所」になり、後に本署となった。
- 練馬区役所石神井庁舎 - 石神井町三丁目。
- 練馬区保健所石神井分室
- 練馬年金事務所 - 石神井町四丁目。
名称の由来
「石神」(しゃくじ、いしがみ)に由来すると伝えられている。むかし村人が井戸を掘った折、石棒が出てきた。その石棒には奇端(きずい=めでたいことの前兆)があり、村人達はそれを霊石、石神様として祭った。これが通称「石神神社」、今の石神井神社の始まりだという。いつか、村の名もそれにちなんで石神井となった。一説には、石神様は三宝寺池(今の石神井公園の一部)から出現した石剣ともいう[1]。
石神井の地名は古く、鎌倉時代の弘安5年(1282年)に宇多重広(うだしげひろ)という武将が、娘に石神井の所領を譲った書付けがある[1]。
現在この石剣は、石神井神社に神体として祭られている。
人口等
- 人口
- 55,117人(5年間で3,429人、6.63%増)。うち、石神井町25,471人、石神井台29,646人
- 世帯数
- 24,987世帯
(平成17年度国勢調査(速報値))
名所・旧跡
東京都立石神井公園(石神井池、三宝寺池)- 都立公園。武蔵野三大湧水地のひとつとして有名。
石神井城址- 当地の豪族・豊島氏の居城。三宝寺池畔にあり、現在、土塁のみが残っている。1477(文明9)年、太田道灌に攻め滅ぼされた。落城の折、城主豊島泰経の娘・照姫が三宝寺池に入水したといわれており、三宝寺池畔には、泰経と照姫の遺品を埋めたとされる殿塚と姫塚がある。
ゆかりの人物
- 檀一雄
- 作家。1912(明治45)年生まれ-1976(昭和51)年没。女優・檀ふみの父親。石神井公園近くに居住していた。代表作「火宅の人」。1986年、深作欣二監督、緒形拳主演で映画化された。
- 檀ふみ
- 女優。1954(昭和29)年生まれ。作家・檀一雄の娘。石神井公園近くに居住している。
- 古谷三敏
- 漫画家。1936(昭和11)年生まれ。石神井台に居住。代表作「ダメおやじ」
- 平井和正
- 作家。1938(昭和13)年生まれ。石神井台に居住。代表作「幻魔大戦」
- 江原真二郎
- 俳優。1936(昭和11)年生まれ。三宝寺池近くに居住。女優・中原ひとみの夫。
- 中原ひとみ
- 女優。1936(昭和11)年生まれ。三宝寺池近くに居住。俳優・江原真二郎の妻。照姫祭りで照姫の母方役を演じたこともある。
- 吉沢やすみ
- 漫画家。1950(昭和25)年生まれ。代表作「ど根性ガエル」
- 弘兼憲史
- 漫画家。1947(昭和22)年生まれ。代表作「課長島耕作 人間交差点」漫画家柴門ふみの夫。
- 柴門ふみ
- 漫画家。1957(昭和32)年生まれ。代表作「PS.元気です俊平 あすなろ白書 東京ラブストーリー 家族の食卓 新・同棲時代 同・級・生」
- 假屋崎省吾
- 華道家。1958年生まれ。区立光和小学校出身である。
- 角松敏生
- 音楽家。1960年生まれ。区立石神井西中学校出身。卒業パーティーで「いとしのLayla」を披露。当時はギタリストでもあった。
- ほかに、松本孝弘、川崎麻世、和久井映見、小林綾子など。
石神井を舞台とする作品
アダルト・ウルフガイ・シリーズ『人狼白書』(平井和正著)
ドラえもんやラーゼフォンの舞台は、石神井周辺がモデルと言われている。
とり・みき作の石神伝説に石神井周辺が舞台になっている話がある。
吉沢やすみ代表作ど根性ガエルは、石神井周辺がモデルと言われている。
HoneyWorks原作ずっと前から好きでした。〜告白実行委員会〜は、石神井周辺がモデル。- TVアニメ やがて君になる 第3話 まだ大気圏 中に、石神井町4丁目の描写が有る。
地域イベント
- 照姫まつりが有名である。石神井在住の小林綾子が照姫役を演じたこともある。
関連項目
石神(シャクジ)- 石神井公園
脚注
- ^ ab練馬区公式ホームページ ■石神井町(しゃくじいまち)
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