丹波市
たんばし 丹波市 | |||||||
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国 | 日本 | ||||||
地方 | 近畿地方 | ||||||
都道府県 | 兵庫県 | ||||||
団体コード | 28223-5 | ||||||
法人番号 | 3000020282235 | ||||||
面積 | 493.21km2 | ||||||
総人口 | 62,555人 [編集] (推計人口、2018年10月1日) | ||||||
人口密度 | 127人/km2 | ||||||
隣接自治体 | 篠山市、西脇市、朝来市、多可郡多可町 京都府福知山市 | ||||||
市の木 | もみじ | ||||||
市の花 | かたくり | ||||||
丹波市役所 | |||||||
市長 | 谷口進一 | ||||||
所在地 | 〒669-3692 兵庫県丹波市氷上町成松字甲賀1番地 北緯35度10分37.5秒東経135度2分9.2秒座標: 北緯35度10分37.5秒 東経135度2分9.2秒 | ||||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||||
■ ― 政令指定都市 / ■ ― 市 / ■ ― 町 | |||||||
ウィキプロジェクト |
丹波市(たんばし)は、兵庫県東部に位置する市。丹波県民局管轄区域。
市名の由来は、市域がかつて丹波国[1]の一部であったためで、同じ丹波地方の京都府福知山市と県境を接する。
目次
1 地理
1.1 人口
1.2 気象
1.3 隣接している自治体
2 歴史
2.1 沿革
3 行政
3.1 市長
3.2 市名制定に関する経緯
3.3 市議会
3.4 市役所
3.5 警察
3.6 消防
3.7 国の機関
3.8 県の機関
3.9 市章
4 経済
4.1 産業
4.1.1 概要
4.1.1.1 農業
4.1.1.2 商業
4.2 金融
4.3 丹波市に本拠を置く主要な企業[18]
4.4 温泉
5 姉妹都市・提携都市
6 地域
6.1 大字
7 教育
7.1 高等学校
7.2 中学校
7.3 小学校
7.4 特別支援学校
7.5 専門学校
7.6 医療機関
8 交通
8.1 鉄道
8.2 一般路線バス
8.3 高速バス
8.4 道路
8.4.1 高速自動車国道
8.4.2 一般国道
8.4.3 県道
8.4.4 道の駅
9 メディア
9.1 新聞
9.2 テレビ
9.3 ラジオ
9.4 防災行政無線
10 名所・旧跡・観光スポット
11 祭事・催事
12 出身有名人
13 その他
14 脚注
15 関連項目
16 参考文献
17 外部リンク
地理
兵庫県東部の内陸部に位置し、瀬戸内海と日本海のほぼ中間部の山間にある。加古川水系の最上流、由良川水系の最上流に位置し、北海道と末端部を除けば日本で一番標高が低い中央分水界がある。また、子午線(東経135度線)が通る町でもある。
文化・経済的には丹波市以北をもって北近畿圏となる[要出典]。標高100m前後の盆地に、田畑が広がり、霧の出ることも多い。積雪は近年では年数回程度であるが、旧青垣町は豪雪地帯に指定されている。また面積は県下5位である。
山 : 妙見山、安全山、篠ケ峰、
河川 : 加古川、竹田川
人口
平成22年(2010年)国勢調査で前回調査からの人口増減をみると、4.28%減の67,780人であり、増減率は県下41市町中27位、49行政区域中35位。
丹波市と全国の年齢別人口分布(2005年) | 丹波市の年齢・男女別人口分布(2005年) |
■紫色 ― 丹波市 ■緑色 ― 日本全国 | ■青色 ― 男性 ■赤色 ― 女性 |
丹波市(に相当する地域)の人口の推移 ► | |
総務省統計局 国勢調査より |
気象
柏原の気候 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
平均最高気温 °C (°F) | 7.7 (45.9) | 8.4 (47.1) | 12.2 (54) | 18.9 (66) | 23.6 (74.5) | 26.9 (80.4) | 30.5 (86.9) | 32.2 (90) | 27.5 (81.5) | 21.7 (71.1) | 16.0 (60.8) | 10.6 (51.1) | 19.7 (67.5) |
日平均気温 °C (°F) | 2.9 (37.2) | 3.4 (38.1) | 6.7 (44.1) | 12.5 (54.5) | 17.5 (63.5) | 21.6 (70.9) | 25.4 (77.7) | 26.5 (79.7) | 22.3 (72.1) | 15.9 (60.6) | 10.2 (50.4) | 5.2 (41.4) | 14.2 (57.6) |
平均最低気温 °C (°F) | −1.0 (30.2) | −0.9 (30.4) | 1.6 (34.9) | 6.5 (43.7) | 12.0 (53.6) | 17.2 (63) | 21.7 (71.1) | 22.4 (72.3) | 18.3 (64.9) | 11.3 (52.3) | 5.6 (42.1) | 1.0 (33.8) | 9.6 (49.3) |
降水量 mm (inch) | 54.7 (2.154) | 76.0 (2.992) | 121.2 (4.772) | 125.1 (4.925) | 166.4 (6.551) | 195.3 (7.689) | 205.2 (8.079) | 141.2 (5.559) | 196.8 (7.748) | 120.8 (4.756) | 81.2 (3.197) | 54.5 (2.146) | 1,538.3 (60.563) |
平均降水日数 (≥ 1.0 mm) | 9.6 | 10.8 | 11.9 | 10.7 | 10.7 | 12.3 | 12.7 | 8.9 | 10.9 | 8.9 | 7.9 | 9.4 | 124.6 |
平均月間日照時間 | 96.4 | 95.1 | 127.2 | 163.9 | 166.8 | 129.5 | 132.2 | 168.7 | 123.2 | 129.6 | 109.8 | 99.4 | 1,541.2 |
出典: 気象庁 |
隣接している自治体
- 兵庫県
- 篠山市
- 西脇市
- 朝来市
多可郡多可町
- 京都府
- 福知山市
歴史
古代の丹波国の西端に位置する氷上郡の地である。4-5世紀の著名な遺跡としては親王塚古墳(氷上地区)、二間塚古墳(春日地区)が残る。古社としては春日町の兵主神社(式外社)が知られている。
戦国時代には「丹波の赤鬼」として知られた赤井直正が春日地区の黒井城に拠って三丹に武威を轟かしている。織田信長麾下の明智光秀による丹波攻めは赤井直正討伐が主眼となっていたが、直正は病没するまでの3年間、明智軍の猛攻に屈しなかった。この頃、柏原八幡神社など明智光秀の丹波攻めによって焼かれたという寺院もある。このため今でも光秀に対する恨み言を聞くことがあり、現代でも光秀が敬慕されている京都府の亀岡市や福知山市とは歴史観を異にしている。
江戸時代の氷上地域は、別所吉治が但馬八木領より丹波北由良領一万五千石に国替えになり、北由良陣屋を築城し北由良藩を立てた。吉治は大阪の陣の功により五千石を加増され、北由良藩二万石の領域が確定した。
また柏原地域が織田家二万石(織田信雄系)の城下町となるが、藩屋敷はあったものの城はなかった。市域全体としては、柏原藩、三田藩、鶴牧藩の領地や旗本領が複雑に入り組んでいた。明治維新後の1871年に豊岡県へ統合され、1876年に兵庫県に属した。この他、徳川家光の乳母・春日局は春日地区に生まれたとされている。
沿革
2004年(平成16年)11月1日 - 氷上郡柏原町・氷上町・青垣町・春日町・山南町・市島町が合併して発足。同時に市章を制定[2][3]。
2007年(平成19年)4月1日 - 市花・市木を制定[4]。
2015年(平成27年)6月29日 - 兵庫県立人と自然の博物館は、同県丹波市の白亜紀前期(約1億1000万年前)の地層から恐竜の卵殻化石の新種が見つかったと発表[5]。
行政
市長
- 市長:谷口進一(2016年12月5日就任、1期目)
代 | 氏名 | ふりがな | 就任年月日 | 退任年月日 |
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初-3代 | 辻重五郎 | つじ じゅうごろう | 2004年12月5日 | 2016年12月4日 |
4代 | 谷口進一 | たにぐち しんいち | 2016年12月5日 | 現職 |
市名制定に関する経緯
氷上郡6町の合併にあたっては、新市名候補の公募がなされた。この結果では「氷上」の応募が最多となったほか、「ひかみ」が3位となるなど郡名(あるいは町名)に因んだ応募が比較的多かった。これに対し、氷上郡合併協議会は「ブランド力の活用」などの理由で応募数では2位の「丹波市」を合併協議会委員の投票により選定した。これに対して地元住民のほか、篠山市[6]や綾部市[7]など丹波地域内の周辺自治体などから見直しを求める声が上がった。これを受けて合併協議会は改めて検討を行ったが、「公募は人気投票ではなく、応募数は参考に留めるものである」「公正なルールに従って選定された」「旧国名を採用している事例はほかにも多い」といった理由により見直されることはなかった[8]。
なお、一連の経緯については、竹内正浩が平成の大合併で誕生した各地の地名を考察した著書『日本の珍地名』[9]の中で「京都府をはじめ全国的な反発を買ったという“事件”」と評価している。
篠山市は、当市名により、「丹波産」として出荷していた篠山市産商品が当市産と誤解されているなどとして、当市に対抗して、2019年に市名を「丹波篠山市」に改称する[10][11],
市議会
- 定数 : 20人
- 議長 : 奥村正行(おくむら まさゆき)
市役所
- 市役所 - 丹波市氷上町成松字甲賀1番地
- 春日庁舎 - 丹波市春日町黒井811番地
- 柏原支所 - 丹波市柏原町柏原1番地
- 青垣支所 - 丹波市青垣町佐治114番地(青垣住民センター内)
- 山南支所 - 丹波市山南町谷川1110番地
- 市島支所 - 丹波市市島町上田448番地1
警察
兵庫県警察 丹波警察署(旧 柏原警察署より改称)
消防
- 丹波市消防本部
国の機関
神戸地方裁判所 柏原支部
神戸家庭裁判所 柏原支部- 柏原簡易裁判所
神戸地方検察庁 柏原支部
柏原区検察庁・篠山区検察庁
- 神戸地方法務局 柏原支局
大阪国税局 柏原税務署
兵庫労働局 柏原公共職業安定所
自衛隊兵庫地方協力本部 柏原地域事務所
県の機関
- 兵庫県柏原総合庁舎・丹波県民局
- 兵庫県川西こども家庭センター丹波分室
- 兵庫県森林動物研究センター
市章
- 「丹」を図案化し、当市のキャッチフレーズである「人と自然の交流文化都市」を表し、色は自然を表す緑色が指定された。一般公募により、2004年3月23日から2004年4月30日まで募集し、選定結果で大阪府大阪狭山市在住のグラフィックデザイナーによって2004年7月21日に決定し、[12]合併日の2004年11月1日に制定された。[2][3]
経済
産業
概要
この節は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(2011年5月) |
- 農林業中心ではあるが、工業も盛んである。パルプ、ベッド、釣り針、自動車ケーブル、携帯電話、菓子などを生産する。また、かつては毛皮の生産地でもあった。このほか、ぼたん鍋用猪の飼育も行われている。
農業
- 市内の春日町は、丹波大納言小豆の発祥地とされる。
有機農業の先進的地域で、全国40か所の「有機農業モデル地区」のひとつに選ばれている。2008年、市島有機農業研究会(市有研)の呼びかけで「丹波市有機農業研究会(丹有研)」が発足。2008年より、丹有研を中心とし「丹波市有機の里づくり推進協議会」が設立された。市有研が発足した1975年は、有吉佐和子の小説『複合汚染』が発表された年にあたり、国民の間で公害問題や食品汚染を追求する消費者運動が盛り上がった時期であった。神戸大学の保田茂(現・名誉教授)の講演を聴いた愛農会の故近藤正の呼びかけで、30数軒の農家により市有研が結成された。しかし、農薬を一切使わない有機農法は、労力がかかるとともに害虫の発生に悩まされる。有機農法を支持する消費者が手伝いに来ることもあり、阪神・淡路大震災の際には、生産者が消費者宅を訪問し水や食糧を配布するなど、消費者と生産者の産消連携運動が有機農法を支えている[13]。
- JAS認証有機米をはじめ、野菜、ブルーベリーなどの果実などが有機農法により生産されている。また丹波地方は豆の生産でも知られるが、こやま園が「丹波なた豆」として商標登録し、2008年には兵庫県認証食品に認定された。近年は古くより丹波地方で健康に良いとして飲まれ、高血圧、腎臓の機能回復などに効能があるとされるナタマメを使った「丹波なた豆茶」(「こやま園」が初めて製品化)が、百貨店や通販サイトでも売られるほか、アメリカ、香港、ベトナムにも輸出されるなど、新たな特産品となっている[14][15][16]。
商業
ゆめタウン丹波(イズミ)やコープこうべのショッピングセンターなどの大規模小売施設のほか、市内各地にスーパー(さとう、ニチリウグループ)やコンビニエンスストアなどがあり、市内の日常的な購買需要はほぼ満たされている。北近畿豊岡自動車道氷上インターチェンジ周辺にはロードサイド店舗が立地している。[17]しかし、市東北部の市島町は福知山都市圏に位置しており、隣接する京都府福知山市の商業・産業に多くを依存しているほか、福知山市の商業施設や病院などの利用は特に多い。その一方、市南部の山南町は隣接する播磨北東の中核都市西脇市との関連が深い。
金融
指定金融機関:丹波ひかみ農業協同組合
丹波市に本拠を置く主要な企業[18]
アイクレオ(柏原工場。本社は東京)- アシダコーポレーション
- 青垣観光バス
- 三井化学エムシー
- 関西ボラコン
- 協和樹脂
クレハ樹脂加工事業所(本社は東京)
こやま園 - 「丹波なた豆」として商標登録し、2008年には兵庫県認証食品に認定された。
ささめ針(釣り針)- 大地農園
- 大日電子
- 丹波新聞社
- 丹波乳業
- 東洋電機株式会社
- 中兵庫信用金庫
西山酒造場 - 日本酒「小鼓」蔵元[19]
- 日本紙器
パナソニック ライティングシステムズ(春日工場。本社は大阪)- パナレーサー
ハリミツ(釣り針)- 氷上製作所
- 兵庫パルプ工業
- ムラコ
- メルコパワーデバイス
- 柳瀬
- 山名酒造
- 西山酒造場
温泉
- 国領温泉 助七(旅館)[20]
出典[21]
姉妹都市・提携都市
- 友好都市
オーバン市(アメリカ合衆国ワシントン州)
1968年(昭和43年)8月11日 友好都市提携
ケント市(アメリカ合衆国ワシントン州)
1969年(昭和44年)11月24日 友好都市提携
地域
大字
- 合併前にあった自治体の6町(氷上町、柏原町、青垣町、春日町、山南町、市島町)の後に大字名が付く。
教育
高等学校
- 兵庫県立柏原高等学校
- 兵庫県立氷上高等学校
- 兵庫県立氷上西高等学校
このほか、市外にある兵庫県立篠山産業高等学校、兵庫県立篠山鳳鳴高等学校に通学する生徒も多い[要出典]。
中学校
ファイル:Tamba city Wada Junior High School ground.jpeg
- 丹波市立柏原中学校
- 丹波市立氷上中学校
- 丹波市立青垣中学校
- 丹波市立春日中学校
- 丹波市立山南中学校
- 丹波市立和田中学校
- 丹波市立市島中学校
小学校
- 丹波市立新井小学校
- 丹波市立崇広小学校
- 丹波市立西小学校
- 丹波市立中央小学校
- 丹波市立東小学校
- 丹波市立南小学校
- 丹波市立北小学校
- 丹波市立青垣小学校
- 丹波市立黒井小学校
- 丹波市立春日部小学校
- 丹波市立進修小学校
- 丹波市立船城小学校
- 丹波市立大路小学校
- 丹波市立久下小学校
- 丹波市立小川小学校
- 丹波市立上久下小学校
- 丹波市立和田小学校
- 丹波市立鴨庄小学校
- 丹波市立吉見小学校
- 丹波市立三輪小学校
- 丹波市立前山小学校
- 丹波市立竹田小学校
特別支援学校
- 兵庫県立氷上特別支援学校
専門学校
- 丹波市立看護専門学校
医療機関
救急患者の半数が市外へ搬送される現状から、「医療崩壊」を指摘する報道もなされている[22]。
兵庫県立柏原病院 - 県立柏原病院の小児科を守る会[3]
- 柏原赤十字病院
- 大塚病院[4]
- 香良病院(精神科)[5]
- 上久下の森診療所(心療内科、内科、漢方内科)[23]
- 赤松医院[6]
- 田中内科医院[7]
- 竹田医院[8]
交通
鉄道(JRの特急)を利用した場合、大阪駅より約1時間10分程度で柏原駅まで到達できる。なお、大阪市からの高速バスは市内を起終点とした系統は設定されていないが、但馬方面発着の一部系統が春日IC・氷上バスストップ・青垣IC各バス停に停車する。
日本の大都市以外の場所で散見されるように、当市でも全域において公共交通機関網は細部に及んでいないほか、運行本数も少なく利便性に乏しい。また、モータリゼーションが進んでおり、自動車運転免許証保有人口に対する自家用車保有率は高い[要出典]。隣接する篠山市にある篠山口駅[24]まで自家用車で向かって乗り継ぐパークアンドライドの利用実態もある[要出典]。
鉄道
G 福知山線 : 下滝駅 - 谷川駅 - 柏原駅 - 石生駅 - 黒井駅 - 市島駅 - 丹波竹田駅
加古川線 : 谷川駅 - 久下村駅
- 中心となる駅:柏原駅[25]
一般路線バス
- 神姫グリーンバス
高速バス
1990年代半ば頃までは、中国ハイウェイバス(新大阪駅 - 西脇 - 柏原)や福知山高速線(大阪駅 - 福知山駅)といった路線が市域を介して運行され停車していたが、前者は運行区間短縮、後者は全線が廃止となった。また、特急バス(三ノ宮 - 佐治・柏原)は運行経路が変更されたうえで土日・祝祭日・ゴールデンウィーク・お盆・お彼岸・年末年始にかぎり市域にある「関西記念墓園」までの運行となった。これらの施策により、広域の利用については一部の利用機会を喪失している。
一方、2005年4月よりそれまで市内を通過していた大阪・神戸から城崎・湯村温泉への特急バスが停車するようになった。
春日IC・氷上・青垣ICバス停
かに王国号(全但バス)
- 大阪(梅田・新大阪) - 城崎温泉駅(2018年8月時点で多客時にかぎりユニバーサルスタジオジャパンまで延長運転)
- 神戸(三宮) - 城崎温泉
夢千代号(全但バス)
- 大阪(梅田・新大阪) - 湯村温泉・浜坂駅
- 神戸(三宮) - 湯村温泉・浜坂駅
- 大阪(梅田・新大阪) - 湯村温泉・浜坂駅
- 関西記念墓園バス停
三田特急線(神姫バス)
- 神戸(三宮) - 関西記念墓園 ※土休日・大型連休・お盆・お彼岸・年末年始に運行。
道路
高速自動車国道
舞鶴若狭自動車道
春日インターチェンジ (IC)
一般国道
- 国道175号
- 国道176号
- 国道427号
- 国道429号
- 国道483号(北近畿豊岡自動車道のうち、春日和田山道路)
2005年4月17日、春日ICから氷上ICの供用が開始された。同道路はのちに、丹波市(春日IC)から朝来市(和田山IC)まで結ばれ、自動車専用道路として供用されている。なお、当道は国の直轄事業として整備されたことから通行料金は無料となっている。
県道
- 主要地方道
- 県道7号青垣柏原線
- 県道36号西脇篠山線
- 県道59号市島和知線
- 県道69号春日栗柄線
- 県道77号篠山山南線
- 県道78号丹波加美線
- 県道86号多可柏原線
- その他の県道
- 県道109号福知山山南線
- 県道138号追入市島線
- 県道171号黒井停車場線
- 県道708号岩崎市島線
- 県道709号中山綾部線
道の駅
- あおがき
丹波おばあちゃんの里(2006年4月8日開業)
メディア
新聞
神戸新聞 丹波総局
読売新聞 丹波通信部
丹波新聞 - 兵庫県の丹波地域を発行エリアとする地方紙。1924年創刊。本社は柏原町に所在。毎週2回(日曜日・木曜日)発行している。- 丹波新報社 - ネットに限定し丹波市、篠山市を中心にその周辺の西脇市、福知山市、三田市、神戸市、播磨一帯などの地域情報を発信している。
テレビ
サンテレビ 丹波総局
地上デジタル放送中継局の開局状況は以下のとおりである(2010年10月現在)。
- 市島(高谷山) - 2008年5月1日開局。
- 氷上(安全山) - 2008年9月1日開局。
- 青垣(大箕山) - 2010年3月1日開局。
- 柏原東奥 - 2010年10月1日開局。
ラジオ
AM局
ラジオ関西 - 558kHzおよび1395kHz
NHKラジオ第1放送 - 666kHz
NHKラジオ第2放送 - 828kHz- 朝日放送(ABCラジオ) - 1008kHz
- 毎日放送(MBSラジオ) - 1179kHz
大阪放送(ラジオ大阪) - 1314kHz
FM局
FM COCOLO - 76.5MHz
兵庫エフエム放送 (Kiss FM KOBE) - 78.3MHz(氷上中継局、出力100W)
エフエム京都 (α-station) - 81.3MHz(福知山中継局、出力50W)
NHK-FM - 88.6MHz(氷上中継局、出力100W)
たんばコミュニティネットワーク (805たんば) - 80.5MHz(氷上・安全山本局、出力20W及び市島・高谷山中継局、出力20W)
- 市域の約60%をカバーしているが旧町域の山南町全域・柏原町の一部・青垣町の一部・春日町の一部に不聴地域が存在している。
- 県域放送と異なり出力が弱いため市外からの受信には高利得アンテナの設置や高所での受信が必須となる。
防災行政無線
- 丹波市では、全世帯に防災行政無線戸別受信機が配布されている。旧町域の6町それぞれに独自のシステムを導入しているのが特徴であるが、12時・18時(冬季は17時)の定時放送と19時30分の市役所本庁から行われる放送は全市域一斉に放送が行われる。
- 各町ごとに地区と呼ばれるものが存在しており地区単位の放送も可能である。地区公民館及び小学校・中学校に防災行政無線の遠隔操作端末が設置されている。
- 消防本部の指令システムと連携しており、非常招集サイレンを送出することで各町の消防団を招集することができる。
- 現在、無線施設の老朽化により2016年現在、旧青垣町及び旧山南町の防災行政無線システムを地域振興波を利用した小ゾーン方式で設備更新を行っている。今後、各町の設備老朽化が進むことから地域振興波を利用した新システムへ移行が決定している。
- 60MHz帯を利用した大ゾーン方式による無線システムと360MHz帯を利用した小ゾーン方式による無線システムが混在している。
名所・旧跡・観光スポット
- 青垣地域
- 西天目瑞巖山高源寺 - 臨済宗中峰派の総本山。
- 丹波布伝承館(道の駅あおがき)
- 土井遺跡 - 兵庫県における縄文時代の代表的遺跡。
再興寺 - 青垣町大稗、臨済宗妙心寺派。平安時代の三如来坐像(大稗)。[26]
- 市島地域
- 五大山白毫寺 - 705年に法道が開基との伝承あり。
- 妙光山神池寺 - 市島町多利、妙高山中。718年に法道が開基。聖武天皇勅願所との伝承あり。「丹波の比叡」とも。[27]
折杉神社 - かゆ占い。- 大杉ダム
- 三ッ塚廃寺跡 - 国の史跡。
- 柏原地域
- 兵庫県立丹波年輪の里
柏原藩陣屋跡 - 国の史跡。
- 柏原藩織田家旧邸長屋門
- 織田家廟所
柏原八幡神社 - 1024年創建。1585年建立の社殿は国の重要文化財。
柏原町歴史民俗資料館(田ステ女記念館)
兵庫県立柏原高等学校記念館 - 1911年築の洋風校舎建築。
旧氷上郡各町村組合立高等小学校 - 1885年築の洋風校舎建築。
木の根橋 - 兵庫県天然記念物。- 太鼓やぐら
- 丹波の森公苑
新井神社 - 6世紀創建、17世紀築の社殿は兵庫県指定文化財。- おさんの森 - 井原西鶴が記した「好色五人女」巻之三の題材となった「おさんと茂兵衛」が、逃亡中に立ち寄ったとされる史跡。
鬼の架け橋 - 鐘ヶ坂付近の山上に存在する、自然石による橋梁状の物体。- 鐘ヶ坂不動滝 - 鐘ヶ坂にある滝。
- 春日地域
- 七日市遺跡 - 旧石器時代から平安時代の複合遺跡。旧石器時代の遺跡としては西日本最古にして最大規模。
- 日ヶ奥渓谷 - 多紀連山県立自然公園
黒井城跡 - 別名「保月城」。国の史跡。- 大梅山興禅寺 - 黒井城の下館跡。春日局生誕地。
兵主神社 - 式内社、旧県社。
阿陀岡神社 - 式内社、旧県社。- 野村断層
- キャピタルスポーツランド - レーシングカート・サーキット
舟城神社 - 7月7日に「天王さん・牛馬の守護神の祭礼」が行われる。- 春日歴史民俗資料館
- 春日郷土資料館
- 山南地域
岩尾城跡- 旧友井家住宅
- 薬草薬樹公園
川代渓谷、川代公園- 首切地蔵尊
- 岩屋山石龕寺
- 氷上地域
円通寺(永谷山圓通興國禪寺)- 弘浪山高山寺 - 氷上町常楽[28]
水分れ公園 - 日本で一番低い分水界とされる。- 十九山達身寺 - 西国薬師四十九霊場第二十五番霊場
- 丹波市立植野記念美術館
- 独鈷の滝
カタクリ群生地 - 4月第1日曜に「かたくり祭り」が行われる。- 清住コスモス園
祭事・催事
川裾祭り - 7月29日(市島町市島)ほか、元祖川裾祭り(氷上町本郷)、北御油川裾祭(氷上町御油)、成松川裾まつり(氷上町成松)。
国領水無月祭 - 7月31日。
愛宕祭 (丹波市) - 8月下旬。- 案山子まつり[29]
- コスモスまつり[29]
出身有名人
田捨女(歌人。江戸時代の女六歌仙の一人、6歳で「雪の朝 二の字二の字の 下駄のあと」を詠む。)
深尾須磨子(詩人)
春日局(江戸幕府3代将軍徳川家光の乳母)
細見綾子(俳人。旧青垣町出身)
大西瀧治郎(海軍中将。旧青垣町出身)
秋山徳三郎(陸軍中将。陸軍燃料本部長。陸軍築城本部長。旧青垣町出身)
荻野丹雪(墨象家。グラフィックデザイナー)
佐々木恭介(元近鉄バファローズ監督。旧青垣町出身)- 上井寛圓(大本山大覚寺第58世門跡)
有田喜一(元自民党衆議院議員。元防衛庁長官、文部大臣兼科学技術庁長官。旧氷上町出身)
西山敬次郎(元自民党衆議院議員。元近畿通産局長。旧市島町出身)
山名靖英(元公明党衆議院議員。旧市島町出身)
足立良平(元民主党参議院議員。旧青垣町出身)
足立光宏(元プロ野球選手。本籍地が旧青垣町出身)
上島竜兵(ダチョウ倶楽部。旧春日町生まれ、神戸市育ち)
荻野琢真(騎手)
藤本幸人(技術者)
江上剛(作家。旧山南町出身)
荒木宏文(俳優。旧市島町出身)
小南泰葉(シンガーソングライター。旧氷上町出身)
田健治郎 (台湾総督)
角谷建耀知(経営者。わかさ生活)
久下恵美 (女優 劇団SET所属 旧氷上町出身)
上山元気(中京テレビアナウンサー)
れいか(歌手。養父市生まれ、丹波市育ち)- パンチィー山内(元ボクサー、丹波市出身)
その他
郵便番号は以下の通りである。
- 成松郵便局 : 669-36xx
- 沼貫郵便局 : 669-35xx
- 石生郵便局 : 669-34xx
丹波郵便局 : 669-33xx- 山南郵便局 : 669-31xx
- 青垣郵便局 : 669-38xx
- 黒井郵便局 : 669-41xx
- 国領郵便局 : 669-42xx
- 市島郵便局 : 669-43xx
NTTの電話の単位料金区域(MA)は「丹波柏原」市外局番は0795(市内局番は70〜89)。天気予報は078-177。なお、同一市外局番の西脇MA(西脇市、多可郡、加東市:市内局番20〜49)へ電話をかけるには市外局番が必要である。
自動車のナンバープレートは「神戸ナンバー」(神戸運輸監理部兵庫陸運部魚崎庁舎)である。
脚注
^ 現在の兵庫県北東部のほか京都府中部、大阪府北部にまたがる地域。
- ^ ab図典 日本の市町村章 p160
- ^ ab“丹波市章”. 丹波市例規集. 2013年10月14日閲覧。
^ “丹波市の市の花、市の木の制定”. 丹波市例規集. 2013年10月14日閲覧。
^ 恐竜の卵殻化石の新種、兵庫・丹波で見つかる
^ 神戸新聞(2003年5月21日付)
^ 丹波新聞(2003年6月22日付)
^ 新市のなまえ 丹波市 - 氷上郡合併協議会(丹波市、2011年5月17日閲覧)
^ 文春新書、2009年8月刊行、ISBN 9784166606979
^ 【関西の議論】「丹波」はうちが“本家” 「篠山市」を「丹波篠山市」へ改名論浮上の裏…お隣の「丹波市」へ“恨み節”も - 産経WEST
^ 丹波篠山市への市名変更は「5月」4選の篠山市長方針 - 朝日新聞
^ “丹波市の市章が選定されました”. 氷上郡合併協議会. 2013年10月14日閲覧。
^ “丹波市有機の里づくり協議会 - 有機の里・丹波 - 丹波市と有機農業”. 2018年9月14日閲覧。
^ “ベトナムに現地法人 富裕層に「なた豆茶」人気 春日のこやま園2016年01月14日”. 2018年9月14日閲覧。
^ “丹波なた豆茶 こやま園”. 2018年9月14日閲覧。
^ “丹波なた豆茶 こやま園 - 会社概要”. 2018年9月14日閲覧。
^ “丹波市中心市街地活性化基本計画”. 丹波市. 2013年10月20日閲覧。
^ 丹波市公式サイト - 丹波市内企業の紹介
^ 西山酒造場(2018年2月14日閲覧)
^ 国領温泉 助七(2018年2月14日閲覧)
^ “丹波市企業ガイドブック2018年版 [PDFファイル/31.24MB]”. 2018年9月14日閲覧。
^ [1] - 神戸新聞[リンク切れ]
^ NTTタウンページ株式会社
^ 同駅はアーバンネットワークの末端となっており、大阪方面などへの列車頻度が比較的多い。
^ 2010年2月号のJTB時刻表までは、石生駅とされていた。
^ yaokami
^ [2]
^ Facebook 公式、丹波市
- ^ ab丹波市観光協会イベント情報
関連項目
- 丹波国
- 丹波竜
- 全国市町村一覧
参考文献
- 『図典 日本の市町村章』 小学館辞典編集部、小学館、2007年1月10日、初版第1刷。ISBN 4095263113。
外部リンク
- 公式ウェブサイト
- 丹波市観光協会
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