プレミアリーグ
プレミアリーグ | |
---|---|
加盟国 | イングランド ウェールズ |
大陸連盟 | UEFA |
創立 | 1992年2月20日 |
参加クラブ | 20 |
リーグレベル | 第1部 |
下位リーグ | フットボールリーグ・チャンピオンシップ |
国内大会 | FAカップ |
リーグカップ | カラバオ・カップ |
国際大会 | UEFAチャンピオンズリーグ UEFAヨーロッパリーグ |
最新優勝クラブ | マンチェスター・シティ (2017-2018) |
最多優勝クラブ | マンチェスター・ユナイテッド (13回) |
テレビ局 | Sky Sports & BT Sport (生中継) BBC (ハイライト) |
公式サイト | Premierleague.com |
2018-19シーズン |
プレミアリーグ(英: Premier League)は、イングランドのサッカーリーグにおけるトップディヴィジョン(1部リーグ)。[1]
目次
1 概要
1.1 方式
2 歴史
2.1 前史
2.2 設立
3 構造
3.1 出場選手登録
4 プレミアリーグのチーム
5 結果
6 統計
6.1 クラブ別優勝回数
7 得点王
8 特徴
9 テレビ中継
9.1 イギリスでのテレビ中継
9.2 アメリカでのテレビ中継
9.3 日本での放送
10 主な選手
10.1 出場ランキング
10.2 得点ランキング
10.3 主な日本人選手
11 参考
12 脚注
12.1 注釈
12.2 出典
13 関連項目
14 外部リンク
概要
世界中で約10億人以上に視聴され、全世界で最も人気が高いリーグであり[2]、世界最高峰のリーグの一つである。サッカー競技のみならず、全世界のスポーツリーグの中で最もテレビ中継の視聴者が多く、人気、実力は共に高い。また、上位チームから下位チームまでの資金力及び、レベル差が小さいのも特徴で度々下位チームが上位チームに勝利することがある。このため現在では世界で最も優勝するのが難しいリーグであると言われている。2000年以降、欧州主要リーグの中でも圧倒的な売上高を誇り、2009-2010シーズンの売上高は24億7900万ユーロであり、2位のブンデスリーガを大きく引き離している[3]。
テレビ放映権料も巨額であり2016年から2019年の3年間で95億ユーロ(約1.3兆円)の契約を結んでいる。放映権料の半分は各クラブに均等に分配され、25%は放映試合数、残り25%は順位に応じて分配される。[4]また海外放送分については均等に分配される。2014-2015年には1位チェルシーには1億2400万ユーロ(約153億円)、最下位のQPRでさえも7900万ユーロ(約105億円)の収益を手にした。[5]
プレミアリーグ創設から、優勝経験があるのは、アーセナル、ブラックバーン・ローヴァーズ、チェルシー、マンチェスター・ユナイテッド、マンチェスター・シティ、レスター・シティの6クラブのみ。2000年代には、マンチェスター・U、チェルシー、アーセナル、リヴァプールの4クラブが毎年優勝争いを繰り広げていることから「ビッグ4」と呼ばれてきているが、2010年からは、それらのチームにトッテナム・ホットスパーとマンチェスター・シティを加えた「ビッグ6」になりつつある。2011年5月、1992年のプレミアリーグ創設から数えて12度目の優勝をマンチェスター・Uが果たした。この結果フットボールリーグ時代の7度の優勝と合わせて19回目の優勝となり、イングランドのトップリーグでの最多優勝チームとなった。優勝チームは翌シーズン、袖に刺繍されている獅子のロゴが金色になる(通常は紺色)。
方式
プレミアリーグは、1992年にイングランドのプロサッカーリーグの改編に伴い、フットボールリーグから分離して新設された。20クラブが所属し、ホーム・アンド・アウェー方式による2回総当りで8月から翌年5月にかけて全38試合を戦う。勝ち点はそれぞれ勝利が3、引き分けが1、負けが0となっており、獲得した勝ち点によって順位を決定する。勝ち点が等しい場合は得失点差、それも等しい場合は総得点による。優勝クラブ、2位および3位クラブには、翌年度のUEFAチャンピオンズリーグの本大会への出場資格が、4位クラブにはプレーオフへの出場資格が与えられる。5位クラブには翌年度のUEFAヨーロッパリーグの本大会への出場資格が与えられる。また、下位3クラブが自動的に2部相当のフットボールリーグ・チャンピオンシップに降格し、フットボールリーグ・チャンピオンシップからは上位2クラブと、3〜6位の4クラブを対象としたプレーオフを勝ち抜いた1クラブの、計3クラブが昇格する。
外国籍選手の登録制限は無く、EUおよびEFTA加盟国の国籍を持つ選手は労働許可証取得の必要が無い。それ以外の国籍選手は労働許可証取得の必要があるが、取得の条件として過去2年間で代表Aマッチ(親善試合を除く公式戦)の75%以上に出場していること、過去2年間のFIFAランキングの平均順位が70位以上の国の代表選手であることが必要。ただし、条件を満たさない場合でも特例として労働許可証が発行されることはある。ちなみに、イギリス(イングランド・ウェールズ・スコットランド・北アイルランド)、およびアイルランド国籍の選手は国内選手扱いとなる。ベンチ入り人数は7人まで。
歴史
前史
1980年代、イングランドサッカー界は低迷していた。スタジアムは古く傷んでおり、観客は古びた設備で観戦することを強いられた。サッカー界は、アメリカのNFLのようなエンタテイメント性への脱皮が模索された。
また、同時代にはフーリガンを代表する暴力行為も広がりを見せていた。1985年という年はイングランドサッカー界にとって厄年で、5月11日ブラッドフォードシティサッカー場火災で56人が焼死、バーミンガムシティサッカー場崩落で1人死亡、5月29日、UEFAチャンピオンズカップ決勝 リヴァプール対ユヴェントス戦で、サポーターが暴徒化し39人の死者が出る事件が発生(ヘイゼルの悲劇を参照)。イングランドのクラブはUEFA(欧州サッカー連盟)が主催する大会への出場を禁じられた(無期限、後に5年間。当事者のリヴァプールは7年間に変更される)。これを最後に一旦BBCとITVによるサッカー中継が休止された。
プレミアリーグ移行前であったフットボールリーグのディビジョン1(プレミアリーグが新設されるまでの1部リーグ)は収益・観客数などでセリエA、リーガ・エスパニョーラに大きく遅れを取っており、優秀なイングランド人選手数人は海外に活躍の場を求め、イタリア・フランス・スペインが欧州3強であった。しかし、1990年を境にこの下降傾向が減速し始めた。イタリアワールドカップで、イングランドがベスト4に進出(準決勝で敗退、3位決定戦で敗れ4位)。UEFA主催大会への出場禁止措置も解かれ、イングランドサッカー界に再興の兆しが見え始めた。
1980年代後半頃から、テレビマネーも重要になっていた。フットボールリーグは1986年に2年で630万ポンドで契約していたが、これがBBCとITVとの間で結ばれたカルテルであることが発覚、また放映権料の分配もリーグの全92チームに均等に行われていたため、特に強豪で人気のあったビッグ5(リヴァプールFC、トッテナム・ホットスパーFC、アーセナルFC、エヴァートンFC、マンチェスター・ユナイテッドFC)といわれたチームから不満の声が上がりリーグからの離脱が噂され始めた。
1988年1月、FA創立100周年の年、FAはビッグ5の経営者を集め、当時創立予定であった衛星放送BSB(現:Sky Sports)に放送権を移し、BBCとITV間のカルテル打破と放映権料の増収を図らせた。まだ衛星も打ち上げられていない放送局との契約は不安視されたが、92クラブ中91チームが契約の方向でまとまりかけた。このとき従来放映権を握ってきたITVは、ビッグ5に秘密裏に高額な放映権料を提示したが、わずか5チームだけではリーグを構成できないため、ビッグ5は他のクラブを密かに誘いはじめた。1989年4月15日ヒルズボロ・スタジアムでの観客将棋倒し事故で96人が死亡(ヒルズボロの悲劇)したことを受けて、当時のマーガレット・サッチャー首相はサッカー通の裁判官・ピーター・テイラーに劣悪な環境のサッカー場の改修を指示。その後立見席が全廃された。
1990年11月ビッグ5の各経営者がロンドンで秘密裏に夕食会をもち、リーグからの離脱を決定、FAに報告したところ、リーグから猛反発を招き、1991年6月13日高等法院での審判により、FAにリーグの運営権があることが確認された。
テレビ放映はITVが入札でSkyに敗れ撤退した。
設立
1992年2月20日、フットボールリーグのディビジョン1(1部リーグ)に所属していたクラブ全てが離脱し、FAプレミアリーグを設立。FAプレミアリーグは、テレビ放映権やスポンサーなどの契約を独立して結べるようになった。その後、フットボールリーグとの間で、従来通り3チームずつの昇格・降格を行うことで合意。1992 - 93シーズン、初めてのFAプレミアリーグが開幕。最初のゴールはシェフィールド・Uのブライアン・ディーン(2-1 マンチェスターU.)。その後、1995年にリーグ構成クラブ数を22から20に削減。2006年6月8日、FIFAはヨーロッパ全てのリーグに対し、2007-08シーズン開始前にトップディヴィジョンのクラブ数を18にするよう要求したが、プレミアリーグは削減しない方針を表明している。
2007年2月12日、名称が「FAプレミアリーグ」から「バークレイズプレミアリーグ」に変更された。
2012-2013シーズンからユースリーグのプレミアリザーブリーグとプレミアアカデミーリーグが統合し、U-21プレミアリーグ、U-18プレミアリーグが新設した。
2016-2017シーズンからはバークレイズが冠スポンサーから外れ、U-21プレミアリーグを「プレミアリーグ2」に変更し、23歳以下までの出場が可能となった。
構造
プレミアリーグは、所属する20クラブによって所有される株式会社として運営される。各々のクラブは契約やルールの改定に関する投票権を持つ株主として考えられる。
なお、主要なルール変更やリーグに関わる重要な提案を行う場合、それらに対して拒否する権限を保持するフットボール・アソシエーション(FA)の承認も必要となる[6]。
出場選手登録
- トップチームに登録できる選手は25人までで外国人枠はないが、ホームグロウン選手を7名含む必要がある。ホームグロウン選手以外の登録は最大で18名となる。尚、23歳以下の選手は上記登録人数に関係なく登録できる。
- 外国人選手は労働ビザを取得する必要があり、取得条件は直近の2年間の国際Aマッチ75%以上出場が目安。
- ベンチ入りは7人まで。
プレミアリーグのチーム
2018-2019年シーズンのプレミアリーグのクラブ数は前年同様の20。ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズ、カーディフ・シティ、フラムがプレミアリーグ (PL)に昇格。
チーム | 創設 | 監督 | 国・ 地方 | ホームタウン | スタジアム | 収容人数 | 位置 | 前年度成績 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ニューカッスル・ユナイテッド | 1893年 | ラファエル・ベニテス | NEE | ニューカッスル ・アポン・タイン | セント・ジェームズ・パーク | 52,387人 | 地図 | (10位) |
ハダースフィールド・タウン | 1908年 | デイヴィッド・ワグナー | YH | ハダースフィールド | ジョン・スミスズ・スタジアム | 24,500人 | 地図 | (16位) |
バーンリー | 1882年 | ショーン・ダイク | NWE | バーンリー | ターフ・ムーア | 22,546人 | 地図 | ( 7位) |
マンチェスター・シティ | 1880年 | ジョゼップ・グアルディオラ | マンチェスター | エティハド・スタジアム | 55,097人 | 地図 | ( 1位)優勝 | |
マンチェスター・ユナイテッド | 1878年 | ジョゼ・モウリーニョ | オールド・トラッフォード | 76,100人 | 地図 | ( 2位) | ||
エヴァートン | 1878年 | マルコ・シウバ | リヴァプール | グディソン・パーク | 40,569人 | 地図 | ( 8位) | |
リヴァプール | 1892年 | ユルゲン・クロップ | アンフィールド | 54,074人 | 地図 | ( 4位) | ||
レスター・シティ | 1884年 | クロード・ピュエル | EM | レスター | キング・パワー・スタジアム | 32,500人 | 地図 | ( 9位) |
ウルヴァーハンプトン・ワンダラーズ | 1877年 | ヌーノ・エスピーリト・サント | WM | ウルヴァーハンプトン | モリニュー | 31,700人 | 地図 | ※( 1位)優勝 |
ワトフォード | 1881年 | ハビ・グラシア | EE | ワトフォード | ヴィカレッジ・ロード | 21,977人 | 地図 | (14位) |
アーセナル | 1886年 | ウナイ・エメリ | GL | ロンドン | エミレーツ・スタジアム | 60,432人 | 地図 | ( 6位) |
チェルシー | 1905年 | マウリツィオ・サッリ | スタンフォード・ブリッジ | 41,623人 | 地図 | ( 5位) | ||
クリスタル・パレス | 1905年 | ロイ・ホジソン | セルハースト・パーク | 26,309人 | 地図 | (11位) | ||
フラム | 1879年 | クラウディオ・ラニエリ | クレイヴン・コテージ | 26,000人 | 地図 | ※( 3位) | ||
トッテナム・ホットスパー | 1882年 | マウリシオ・ポチェッティーノ | トッテナム・ホットスパースタジアム | 62,062人 | ( 3位) | |||
ウェストハム・ユナイテッド | 1895年 | マヌエル・ペレグリーニ | ロンドン・スタジアム | 60,010人 | 地図 | (13位) | ||
ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオン | 1901年 | クリス・ヒュートン | SEE | ブライトン・アンド・ホヴ | AMEXスタジアム | 30,750人 | 地図 | (15位) |
サウサンプトン | 1885年 | マーク・ヒューズ | サウサンプトン | セント・メリーズ・スタジアム | 32,689人 | 地図 | (17位) | |
ボーンマス | 1890年 | エディ・ハウ | SWE | ボーンマス | バイタリティ・スタジアム | 11,464人 | 地図 | (12位) |
カーディフ・シティ | 1899年 | ニール・ウォーノック | WAL | カーディフ | カーディフ・シティ・スタジアム | 26,828人 | 地図 | ※( 2位) |
※フットボールリーグ・チャンピオンシップ
- チーム名・監督・本拠地名については現時点のもの(公式に変更が発表されているものを除く)。
結果
※1992年までのリーグ優勝チームはフットボールリーグ#歴代優勝クラブを参照。
年度 | 優勝 | 2位 | 3位 | クラブ数 |
---|---|---|---|---|
1992-1993 | マンチェスター・ユナイテッド | アストン・ヴィラ | ノリッジ・シティ | 22 |
1993-1994 | マンチェスター・ユナイテッド | ブラックバーン・ローヴァーズ | ニューカッスル・ユナイテッド | 22 |
1994-1995 | ブラックバーン・ローヴァーズ | マンチェスター・ユナイテッド | ノッティンガム・フォレスト | 22 |
1995-1996 | マンチェスター・ユナイテッド | ニューカッスル・ユナイテッド | リヴァプール | 20 |
1996-1997 | マンチェスター・ユナイテッド | ニューカッスル・ユナイテッド | アーセナル | 20 |
1997-1998 | アーセナル | マンチェスター・ユナイテッド | リヴァプール | 20 |
1998-1999 | マンチェスター・ユナイテッド | アーセナル | チェルシー | 20 |
1999-2000 | マンチェスター・ユナイテッド | アーセナル | リーズ・ユナイテッド | 20 |
2000-2001 | マンチェスター・ユナイテッド | アーセナル | リヴァプール | 20 |
2001-2002 | アーセナル | リヴァプール | マンチェスター・ユナイテッド | 20 |
2002-2003 | マンチェスター・ユナイテッド | アーセナル | ニューカッスル・ユナイテッド | 20 |
2003-2004 | アーセナル | チェルシー | マンチェスター・ユナイテッド | 20 |
2004-2005 | チェルシー | アーセナル | マンチェスター・ユナイテッド | 20 |
2005-2006 | チェルシー | マンチェスター・ユナイテッド | リヴァプール | 20 |
2006-2007 | マンチェスター・ユナイテッド | チェルシー | リヴァプール | 20 |
2007-2008 | マンチェスター・ユナイテッド | チェルシー | アーセナル | 20 |
2008-2009 | マンチェスター・ユナイテッド | リヴァプール | チェルシー | 20 |
2009-2010 | チェルシー | マンチェスター・ユナイテッド | アーセナル | 20 |
2010-2011 | マンチェスター・ユナイテッド | チェルシー | マンチェスター・シティ | 20 |
2011-2012 | マンチェスター・シティ | マンチェスター・ユナイテッド | アーセナル | 20 |
2012-2013 | マンチェスター・ユナイテッド | マンチェスター・シティ | チェルシー | 20 |
2013-2014 | マンチェスター・シティ | リヴァプール | チェルシー | 20 |
2014-2015 | チェルシー | マンチェスター・シティ | アーセナル | 20 |
2015-2016 | レスター・シティ | アーセナル | トッテナム・ホットスパー | 20 |
2016-2017 | チェルシー | トッテナム・ホットスパー | マンチェスター・シティ | 20 |
2017-2018 | マンチェスター・シティ | マンチェスター・ユナイテッド | トッテナム・ホットスパー | 20 |
最多タイトル:13 マンチェスター・ユナイテッド
最多連覇:3 マンチェスター・ユナイテッド (1998-99, 1999-2000, 2000-01) (2006-07, 2007-08, 2008-09)
優勝チームと2位チームの最大勝ち点差:19 (2017-2018) マンチェスター・シティ (勝ち点100) マンチェスター・ユナイテッド (勝ち点81)
優勝チームと2位チームとの最小勝ち点差:0 (得失点差8) (2011-12) マンチェスター・シティ (+64) マンチェスター・ユナイテッド (+56)両チーム勝ち点89で終了したが、マンチェスター・シティが得失点差でプレミアリーグのタイトルを獲得した。
1シーズンの最多勝利 (38試合):32 マンチェスター・シティ (2017-18)
1シーズンの最多勝ち点 (38試合):100 マンチェスター・シティ (2017-18)
統計
クラブ別優勝回数
クラブ名 | 回数 | 優勝年度 |
---|---|---|
マンチェスター・ユナイテッド | 13 | 1992-93, 1993-94, 1995-96, 1996-97, 1998-99, 1999-2000, 2000-01, 2002-03, 2006-07, 2007-08, 2008-09, 2010-11, 2012-13 |
チェルシー | 5 | 2004-05, 2005-06, 2009-10, 2014-15, 2016-17 |
アーセナル | 3 | 1997-98, 2001-02, 2003-04 |
マンチェスター・シティ | 3 | 2011-12, 2013-14, 2017-18 |
ブラックバーン・ローヴァーズ | 1 | 1994-95 |
レスター・シティ | 1 | 2015-16 |
得点王
プレミアリーグ戦における最多得点者。
シーズン途中でプレミアの他クラブへ移籍した場合も、リーグ戦での得点は加算される。
年度 | 選手名 | 当時所属クラブ | 得点 | 国籍 |
---|---|---|---|---|
1992–1993 | テディ・シェリンガム | ノッティンガム・フォレスト トッテナム・ホットスパー | 22 | イングランド |
1993–1994 | アンディ・コール | ニューカッスル・ユナイテッド | 34 | イングランド |
1994–1995 | アラン・シアラー | ブラックバーン・ローヴァーズ | 34 | イングランド |
1995–1996 | アラン・シアラー | ブラックバーン・ローヴァーズ | 31 | イングランド |
1996–1997 | アラン・シアラー | ニューカッスル・ユナイテッド | 25 | イングランド |
1997–1998 | クリス・サットン | ブラックバーン・ローヴァーズ | 18 | イングランド |
ディオン・ダブリン | コヴェントリー・シティ | イングランド | ||
マイケル・オーウェン | リヴァプール | イングランド | ||
1998–1999 | ジミー・フロイド・ハッセルバインク | リーズ・ユナイテッド | 18 | オランダ |
マイケル・オーウェン | リヴァプール | イングランド | ||
ドワイト・ヨーク | マンチェスター・ユナイテッド | トリニダード・トバゴ | ||
1999–2000 | ケヴィン・フィリップス | サンダーランド | 30 | イングランド |
2000–2001 | ジミー・フロイド・ハッセルバインク | チェルシー | 23 | オランダ |
2001–2002 | ティエリ・アンリ | アーセナル | 24 | フランス |
2002–2003 | ルート・ファン・ニステルローイ | マンチェスター・ユナイテッド | 25 | オランダ |
2003–2004 | ティエリ・アンリ | アーセナル | 30 | フランス |
2004–2005 | ティエリ・アンリ | アーセナル | 25 | フランス |
2005–2006 | ティエリ・アンリ | アーセナル | 27 | フランス |
2006–2007 | ディディエ・ドログバ | チェルシー | 20 | コートジボワール |
2007–2008 | クリスティアーノ・ロナウド | マンチェスター・ユナイテッド | 31 | ポルトガル |
2008–2009 | ニコラ・アネルカ | チェルシー | 19 | フランス |
2009–2010 | ディディエ・ドログバ | チェルシー | 29 | コートジボワール |
2010–2011 | カルロス・テベス | マンチェスター・シティ | 20 | アルゼンチン |
ディミタール・ベルバトフ | マンチェスター・ユナイテッド | ブルガリア | ||
2011–2012 | ロビン・ファン・ペルシ | アーセナル | 30 | オランダ |
2012–2013 | ロビン・ファン・ペルシ | マンチェスター・ユナイテッド | 26 | オランダ |
2013–2014 | ルイス・スアレス | リヴァプール | 31 | ウルグアイ |
2014–2015 | セルヒオ・アグエロ | マンチェスター・シティ | 26 | アルゼンチン |
2015–2016 | ハリー・ケイン | トッテナム・ホットスパー | 25 | イングランド |
2016–2017 | ハリー・ケイン | トッテナム・ホットスパー | 29 | イングランド |
2017–2018 | モハメド・サラー | リヴァプール | 32 | エジプト |
特徴
2003年頃から、プレミアリーグに所属する各クラブが外国人投資家に買収されるようになった。現在ではリヴァプール(アメリカ)、マンチェスター・U(アメリカ)、チェルシー(ロシア)、マンチェスター・シティ(アラブ首長国連邦)といったビッグクラブや、アストン・ヴィラ(アメリカ)、ポーツマス(フランス)、バーミンガム(香港)などといった中堅クラブまでが外国人オーナーの所有するクラブとなっている(ウィンブルドン現象)。2011年10月現在、リーグ所属の20クラブ中、半数の10クラブで外国人がオーナー職を務めているという現状である[6]。- 肉弾戦を好む国民性のためか、他リーグと比べるとタックルなどに寛容である。
- イングランドのリーグだが、英国籍の選手の率は決して高くはない(13-14シーズン開幕戦の英国籍のスタメン率は34%と過去最低となった)。一時期のアーセナルなどではスタメン全員が外国籍選手だけということもあった。
- 2013/2014シーズンから、ゴール判定システムのホークアイを導入・使用を開始した。
テレビ中継
プレミアリーグの国際映像は1997-98シーズン以降、IMGとの合弁によるPremier League Productionsがリーグ戦全試合の映像制作およびレビュー・ハイライト・情報番組の制作、および配信を行っている(現在のところ2012-13シーズンまでの契約を結んでいる[7])。
現地時間土曜日15時キックオフの試合はスタジアムへ足を運んでもらうため、イギリス国内でのテレビ中継が行われない[8]。ただし、イギリス以外の国では放送されているため、他国の衛星放送をイギリス国内で受信しているスポーツバーなどもあり、その是非が裁判で争われている。
イギリスでのテレビ中継
2013-14シーズンから2015-16シーズンの放映権はBスカイB(2014年スカイに社名変更)とBTが獲得している。スカイ(Sky Sports)は年間116試合放映で1シーズンあたり7.6億ユーロ、BT(BT Sport)は年間38試合放映で2.46億ユーロとなっている。この新契約の放映権料の総額は、2010–11シーズンから2012–13シーズンまでの契約よりおよそ70%増加している。
アメリカでのテレビ中継
アメリカ国内では2013-14シーズンから3シーズン、NBCスポーツが放映権を獲得。地上波のNBC、ケーブルのNBCSNを中心に放送。2015年8月には、さらに6シーズン分放映権を延長。また最終節はチャンピオンシップサンデーと題して、NBC、NBCSN、USA、Syfy、CNBC、MSNBC、Bravo、E!、Esquire、Oxygenの10チャンネルで同時生中継される。
日本での放送
2007-08シーズンは8月11日に開幕したが、日本国内の放送権獲得の遅れにより開幕戦は全て放送されなかった。ただし開幕から3日後、8月13日になってJ SPORTSが2007-08シーズンから3シーズンに渡り放送権を獲得したと発表。他にNHK BS1でも中継される(週に1~3試合。うち1試合は当日の生中継かディレード録画放送。それ以外の録画中継は主に水曜・木曜の深夜が多い)。その後、2010-11シーズン開幕直前に再びJ SPORTSが3シーズンに渡り放映権を獲得。毎節5試合以上中継されている。
- 2014-15シーズンも、引き続きJ SPORTSでの放送が決定している。2013-14シーズンのテレビ中継実績は、毎節5試合以上放送。オンデマンド放送と合わせて全380試合を放送した[9]。またNHK BS1も放送を継続している。
- 2013年10月17日より、2013-14シーズンのプレミアリーグ全試合がライブ配信にて視聴できるインターネットサービス「J SPORTS Football by LIVESPORT.TV[10]」がスタート。(「GOAL.COM」を運営するパフォーム・グループによる運営)
- 2016-17シーズンからはソフトバンクが運営するスポナビライブで全試合配信されていた。J SPORTSでの放送は生中継2試合、録画放送3試合となるが、権利の都合によりJ SPORTSオンデマンドでの配信は取りやめとなった[11]。シーズン開幕後に新たにフジテレビが放映権を獲得。フジテレビNEXTで毎節2試合、生中継を中心に放送された[12]。
- 2018年5月31日にスポナビライブがサービスを終了することとなり、2018-19シーズンからはパフォーム・グループが運営するDAZNで全試合配信されている。J SPORTSでの放送は引き続き生中継2試合、録画放送3試合となる。
主な選手
出場ランキング
2017-18シーズン終了時点
ランク | 選手 | 出場数 |
---|---|---|
1 | ギャレス・バリー | 653 |
2 | ライアン・ギグス | 632 |
3 | フランク・ランパード | 609 |
4 | ディビッド・ジェームス | 572 |
5 | ガリー・スピード | 535 |
6 | エミール・ヘスキー | 516 |
7 | マーク・シュワルツァー | 514 |
8 | ジェイミー・キャラガー | 508 |
9 | フィリップ・ネヴィル | 505 |
10 | スティーヴン・ジェラード | 504 |
10 | リオ・ファーディナンド | 504 |
太字 は現役選手[13] |
得点ランキング
2016-17シーズン終了時点
# | 選手 | シーズン | 得点数 | 出場数 | 割合 |
---|---|---|---|---|---|
1 | アラン・シアラー | 1992–2006 | 260 | 441 | 0.59 |
2 | ウェイン・ルーニー | 2002– | 198 | 460 | 0.43 |
3 | アンディ・コール | 1992–2008 | 187 | 414 | 0.45 |
4 | フランク・ランパード | 1995–2015 | 177 | 609 | 0.29 |
5 | ティエリ・アンリ | 1999–2007, 2012 | 175 | 258 | 0.68 |
6 | ロビー・ファウラー | 1993–2009 | 163 | 379 | 0.43 |
7 | ジャーメイン・デフォー | 2001–2003, 2004–2014, 2015– | 158 | 466 | 0.34 |
8 | マイケル・オーウェン | 1996–2004, 2005–13 | 150 | 326 | 0.46 |
9 | レス・ファーディナンド | 1992–2005 | 149 | 351 | 0.42 |
10 | テディ・シェリンガム | 1992–2007 | 146 | 418 | 0.35 |
太字 は現役選手[14] |
主な日本人選手
この節はその主題が日本に置かれた記述になっており、世界的観点から説明されていない可能性があります。ノートでの議論と記事の発展への協力をお願いします。(2012年12月) |
西澤明訓 - ボルトン (2001-2002)
稲本潤一 - アーセナル (2001-2002), フラム (2002-2004), ウェスト・ブロムウィッチ (2004-2006)
戸田和幸 - トッテナム (2003)
川口能活 - ポーツマス (2003)
中田英寿 - ボルトン (2005-2006)
宮市亮 - アーセナル (2011-2015), ボルトン (2012), ウィガン (2012-2013)
李忠成 - サウサンプトン (2012-2013)
香川真司 - マンチェスター・ユナイテッド (2012-2014)
吉田麻也 - サウサンプトン (2012-)
岡崎慎司 - レスター・シティ (2015-)
武藤嘉紀 - ニューカッスル (2018-)
参考
「プレミアリーグを作った男たち」(NHK 2013年)
脚注
注釈
出典
^ スカパー!・J SPORTSの中継においては「サッカー・イングリッシュ・プレミアリーグ(English Premier League)」と放送されている
^ 『電通報』第4585号
^ デロイトの調査による欧州主要プロリーグの売上高
^ http://www.footballchannel.jp/2015/02/11/post71287/
^ http://www.footballchannel.jp/2015/12/12/post126125/
- ^ ab
SOCCER KING (2011年10月19日 13:43). “FA、プレミアリーグの昇格・降格廃止案を警戒し阻止の構え” (日本語). フロムワン. 2011年10月26日閲覧。
^ IMG (2010年3月8日). “IMG SPORTS MEDIA TO PRODUCE THE PREMIER LEAGUE” (English). 2013年2月8日閲覧。
^
スポーツナビ (2011年11月15日). “テレビ放映権のボスマン裁判”の行方” (日本語). スポーツナビ. 2012年5月20日閲覧。
^ J SPORTS (2014年7月23日). “イングランド プレミアリーグを中心に14/15シーズン海外サッカーも充実のラインアップで放送” (日本語). J SPORTS. 2014年7月23日閲覧。
^ http://www.jsportslive.jp
^ http://www.jsports.co.jp/press_release/20160729.html
^ http://www.fujitv.co.jp/fujitv/news/pub_2016/161014-420.html
^ “Premier League Player Stats”. Premier League. 2017年5月23日閲覧。
^ “Premier League Player Stats”. Premier League. 2017年5月23日閲覧。
関連項目
- イングランドサッカーのリーグ構成
フットボールアソシエーション (FA)
- プレミアリーグ2
- U-18プレミアリーグ
- プレミアリーグ月間最優秀選手
- PFA年間最優秀選手賞
- PFA年間最優秀若手選手賞
- PFA年間ベストイレブン
- FWA年間最優秀選手賞
- イングランドのサッカークラブ一覧
- 世界のサッカー
GOAL!(映画。本リーグが舞台)
外部リンク
- 公式
プレミアリーグ 公式サイト (英語)
The FA.com (英語)
- ニュース
BBC Sport (英語)
Sky Sports (英語)
- ライブ配信サイト
- スポナビライブ
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