南区 (名古屋市)
みなみく 南区 | |
|---|---|
 笠覆寺 | |
| 国 |  日本 |
| 地方 | 中部地方、東海地方 |
| 都道府県 | 愛知県 |
| 市 | 名古屋市 |
| 団体コード | 23112-6 |
| 面積 | 18.46km2 |
| 総人口 | 136,451人 （推計人口、2018年10月1日） |
| 人口密度 | 7,392人/km2 |
| 隣接自治体 隣接行政区 | 名古屋市（熱田区、天白区、瑞穂区、 緑区、港区） 東海市 |
| 区の木 | クスノキ |
| 区の花 | ヒマワリ |
| 南区役所 | |
| 所在地 | 〒457-8508 愛知県名古屋市南区前浜通3丁目10番地 北緯35度5分42.3秒東経136度55分52.2秒座標: 北緯35度5分42.3秒 東経136度55分52.2秒  |
| 外部リンク | 名古屋市南区 |
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| ウィキプロジェクト | |
名古屋市南部の繁華街「新瑞」
名古屋市営氷室荘
南区（みなみく）は、名古屋市を構成する16区のひとつである。
目次
1 概要
2 地理
2.1 地形
2.1.1 河川
2.1.2 台地
2.2 区内の町名
2.3 隣接する自治体・行政区
3 歴史
3.1 沿革
4 施設
4.1 警察
4.2 消防
4.3 医療
4.4 郵便局
4.5 図書館
4.6 文化施設
4.7 運動施設
5 国家機関
5.1 内閣府
5.2 厚生労働省
5.3 国土交通省
6 経済
6.1 第一次産業
6.2 第二次産業
6.3 第三次産業
6.4 本社を置く主な企業
7 教育
7.1 大学
7.2 専修学校
7.3 高等学校
7.4 中学校
7.5 小学校
7.6 学校教育以外の教育施設
8 交通
8.1 鉄道
8.2 バス
8.3 道路
9 観光
9.1 名所･旧跡
9.2 観光スポット
10 文化
10.1 祭事･催事
11 出身著名人
11.1 ゆかりのある人物
12 脚注
12.1 出典
13 関連項目
14 外部リンク
概要
名古屋市の南部に位置する。旧東海道（現在では愛知県道222号緑瑞穂線）沿いには、笠寺観音（笠覆寺）や笠寺一里塚などの史跡が残る。
「南区」の区名を持つ現存の行政区のうちでは最も古い（現存しない区では大阪市南区（現・中央区）が最古）。
地理
大江川
国道1号を境に、東側は笠寺台地とよばれる丘陵地。西側は山崎川および天白川に沿った平坦な地形で、海抜ゼロメートル地帯も少なくない。
地形
河川
主な河川
- 山崎川
- 天白川
- 大江川
- 堀川
- 新堀川
昔は湿地帯が多く大人の身長をこえる芦などが群生し、呼びあいながら方向を確認していた名残の「呼続」なる地名や「大磯」など、現在も古来の地理にちなんだ地名が残る。
台地
- 笠寺台地
区内の町名
名古屋市の地名#南区を参照。
隣接する自治体・行政区
名古屋市の行政区
港区、熱田区、瑞穂区、天白区、緑区
他の市町村
- 東海市
歴史
- 古代では、区の東部の笠寺台地は松炬島と呼ばれる島で、中西部および天白川沿岸はあゆち潟とよばれる干潟であった。尾張氏が拠点とした場所のひとつといわれる。
- 中世になると、製塩が盛んになる。鎌倉古道が通る。
- 江戸時代は、区域のほぼすべてが尾張藩の領地であり、南野村（現・星崎）の一部が美濃今尾藩（尾張徳川家の附家老）の領地であった。中西部で新田事業が盛んに行われる。東海道が通る。
沿革
- 明治
1908年4月1日 名古屋市が区制実施（4区発足）。名古屋市南区が発足する。（名前は南区であるが、現在の南区域は含まれない。）
- 大正
1921年8月22日 現・南区域の愛知郡呼続町および笠寺村が名古屋市南区に編入される。
- 昭和
1937年10月1日 名古屋市が10区制実施。南区から熱田区・中川区・港区・昭和区（一部）が分区。現在の南区が形成される。
1959年の伊勢湾台風では甚大な被害を受けた。
- 平成
1994年3月30日に地下鉄桜通線が野並駅まで開通し、南区内に初めて地下鉄の駅が設置された（桜本町駅、鶴里駅）。
2011年3月27日に地下鉄桜通線が野並駅〜徳重駅まで開通。(鳴子北駅、相生山駅、神沢駅)
施設
南警察署
JCHO中京病院
名古屋南郵便局
名古屋市南図書館
日本ガイシホール
警察
本部
愛知県警察 南警察署
交番
- 桜交番（鳥栖1丁目）
- 笠寺交番（笠寺町）
- 本星崎交番（本地通4丁目）
- 鳴尾交番（星崎1丁目）
- 白水交番（柴田本通4丁目）
- 宝交番（中割町3丁目）
- 道徳交番（道徳通2丁目）
- 内田橋交番（内田橋1丁目）
- 明治交番（内田橋2丁目）
- 薬師通交番（岩戸町）
消防
本部
- 名古屋市消防局
消防署
- 名古屋南消防署
出張所
- 道徳（泉楽通1-8）
- 大同（大同町3-4-2）
- 大江（加福本通1-11）
- 星崎（鳴尾1-79）
医療
主な病院
- 地域医療機能推進機構中京病院
笠寺病院（消化器内視鏡センター）
大同病院（総合・救急病院）・だいどうクリニック（専門外来・外来化学療法センター）
郵便局
主な郵便局
- 名古屋南郵便局
図書館
主な図書館
名古屋市立図書館
- 名古屋市南図書館
文化施設
- 名古屋市南文化小劇場
運動施設
体育館
名古屋市総合体育館（日本ガイシ スポーツプラザ）
国家機関
内閣府
- 警視庁
愛知県警察 名古屋交通反則通告センター
厚生労働省
- 日本年金機構
- 笠寺年金事務所
国土交通省
中部地方整備局 名古屋港湾空港技術調査事務所
経済
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笠寺商店街 | あかのれん新瑞橋店 |
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アピタ名古屋南店 | イオンモール新瑞橋 |
第一次産業
古代から海産業が中心だった。特に中世からは前浜塩と呼ばれる製塩業が盛んに行われ、塩付街道を経て美濃や信濃などの内陸部へ運ばれていた。江戸時代に新田開拓が進むにつれ製塩業は衰退。明治ごろには海苔や魚の養殖が盛んになり、愛知海苔（あゆち海苔）の中心生産地となる。愛知海苔は昭和の一時期には有明海を超える産出量を誇っていた。しかし1959年の伊勢湾台風により地元産業は壊滅的な打撃を受け、海産業も衰退。それに代わって各種工業が進出し、工場地帯を形勢することになる。
第二次産業
伊勢湾台風以降は中西部を中心に、鉄鋼・金属・機械・化学などの工場地帯として発展している。概して中小企業が多く町工場と住宅地、商業地が混在した典型的な大都市圏の下町地区である。長く三菱関連の工場によって区の経済は支えられているような状態であったが、2000年に三菱自動車工業大江工場が閉鎖。周囲の下請け・孫請けの工場は少なからず影響を受けた。以降南区の工業は比較的低調で、人口も減少傾向が続いている。2005年に行われた国勢調査では2000年と比較して2.7%減少(約4,000人減少)となった。
第三次産業
瑞穂区との区境に位置する、名古屋南部の繁華街「新瑞」界隈を中心に商業が発展している。笠寺観音の門前町として商店街も形成されている。また、柴田駅近くにネオン街がある。
- 主な商業施設
- あかのれん
- アピタ名古屋南店
- イオンモール新瑞橋
エディオン柴田店- ドン・キホーテ名四丹後通店
ピアゴ ラフーズコア アラタマ店
ピアゴ ラフーズコア 柴田店
本社を置く主な企業
上場企業
- タイテック
- テクノホライゾン・ホールディングス
教育
大同大学
名古屋市立桜台高等学校
大学
私立
- 大同大学
専修学校
- 私立
- 地域医療機能推進機構中京病院附属看護専門学校
高等学校
県立
- 愛知県立名古屋南高等学校
- 愛知県立名南工業高等学校
市立
- 名古屋市立桜台高等学校
私立
- 大同学園 大同大学大同高等学校
中学校
市立
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小学校
市立
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学校教育以外の教育施設
- 名古屋クッキングスクール
交通
笠寺駅
大同町駅
桜本町駅
名古屋市営バス鳴尾営業所
国道23号線と名古屋高速3号大高線
鉄道
東海旅客鉄道（JR東海）
■東海道本線：（名古屋市熱田区） - 笠寺駅 -（名古屋市緑区）
名古屋鉄道（名鉄）
■名古屋本線：（名古屋市瑞穂区）- 呼続駅 - 桜駅 - 本笠寺駅 - 本星崎駅 -（名古屋市緑区）
■常滑線：（名古屋市熱田区）- 豊田本町駅 - 道徳駅 - 大江駅 - 大同町駅 - 柴田駅 -（東海市）
■築港線：大江駅 -（名古屋市港区）
名古屋市交通局（名古屋市営地下鉄）
桜通線：（名古屋市瑞穂区）- 桜本町駅 - 鶴里駅 -（名古屋市天白区）
桜通線：（名古屋市瑞穂区）- 桜本町駅 - 鶴里駅 -（名古屋市天白区）※笠寺駅からは名古屋臨海鉄道東港線も通っている。また、東海道本線に並行して東海道新幹線が通っている。区の明確な中心駅はなく、JR笠寺駅、名鉄本笠寺駅、名鉄大江駅、地下鉄桜本町駅などに利用がほぼ分散している。この他、区域から徒歩圏内の駅として地下鉄新瑞橋駅、妙音通駅がある。区役所はJR笠寺駅と名鉄本笠寺駅のほぼ中間に位置する。
バス
路線バス
- 名古屋市営バス
営業所
- 名古屋市営バス鳴尾営業所
道路
高速道路
名古屋高速道路 3号大高線
国道
- 国道1号
国道23号（名四国道）- 国道247号
主要地方道
名古屋市道名古屋環状線（環状線）
名古屋市道東海橋線（東海通）- 愛知県道36号諸輪名古屋線
愛知県道55号名古屋半田線（環状線の一部）
一般県道
- 愛知県道222号緑瑞穂線
- 愛知県道223号笠寺星崎線
- 愛知県道225号名古屋東港線
- 幹線道路の道路通称名
＜南北の道路＞
- 名四国道
- 環状線
＜東西の道路＞
- 東海通
観光
星崎城
笠寺観音
桜神明社
道徳公園
見晴台遺跡公園
日本ガイシホール
名所･旧跡
主な城郭[1]
- 星崎城
- 市場城
- 戸部城
- 山崎砦
- 桜中村城
- 戸部一色城
- 帯刀屋敷
- 山崎城
- 新屋敷西城
- 鳥栖城
寺部城 - 遺構はほとんど残っていないが、「本城中学校」など地名に残っている。- 星崎城
主な寺院
- 安泰寺
- 玉泉寺
- 光照寺
- 善東寺
長楽寺 - 尾張三十三観音霊場第4番札所- 天福寺
- 東宝寺
- 白毫寺
笠覆寺 - 尾張四観音の1つ（別称：笠寺観音）- 地蔵院
主な神社
- 稲葉神社
- 牛毛神社
- 桜神明社
- 富部神社
- 鳥栖神明社
- 鳥栖八剱社
- 星宮社
主な遺跡
- 笠寺一里塚
- 鳥栖神明社古墳
- 鳥栖八剱社古墳
- 見晴台遺跡
観光スポット
公園
- 大江川緑地
- 笠寺公園
- 道徳公園
- 呼続公園
- 見晴台考古資料館
文化施設
- 名古屋市見晴台考古資料館
スポーツ施設
名古屋市総合体育館（日本ガイシ スポーツプラザ）- 名古屋スイミングクラブ
娯楽施設
湯～とぴあ宝
- 名古屋笠寺ワシントンホテルプラザ
文化
祭事･催事
- 主な催事
- 全日本高等学校選抜ソフトテニス大会
- ジャパン・フィギュア団体戦
出身著名人
佐久間信盛
佐久間信盛（戦国武将）
上田重安（戦国武将、茶道上田宗箇流流祖）
山口重政（戦国武将、常陸国牛久藩初代藩主）
田村直美（歌手）
いとうまい子（女優）
鬼頭数雄（プロ野球、元大東京軍・ライオン軍，南海軍）
鬼頭政一（プロ野球、元名古屋軍，ライオン軍・朝日軍，西鉄クリッパース，近鉄パールス）
鬼頭勝治（プロ野球、元近畿日本軍）
岸田メル（イラストレーター）
福留宏紀（プロ野球、元オリックス）
早川伸吾（お笑い芸人、東国原英夫の一番弟子）
伊藤渉（元衆議院議員）
ゆかりのある人物
きんさんぎんさん（長寿双子姉妹、生まれは隣接区の緑区鳴海。二人とも南区で天寿を全うした）
松原智恵子（女優、桜台高校卒）
松下由樹（女優、北海道名寄市生まれ・笠寺育ち）
脚注
出典
^ “愛知のお城巡り”. 名古屋市南区の城郭. http://www.oshiromeguri.com/nagoya/084minami/
関連項目
マコンデ美術館 - 南区にあったが、三重県伊勢市へ移転。
外部リンク
- 名古屋市南区 ホームページ
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愛知県の自治体と行政区
