ネオアコ
ネオアコとは、ポスト・パンクの流れから派生した音楽ジャンル/スタイルのひとつ。ネオ・アコースティック (neo acoustic) の略称。なおネオアコ(ネオ・アコースティックも含む)と言う言葉自体は和製英語であり、欧米では通用しない言葉である。
目次
1 概要:歴史
2 代表的なミュージシャン
2.1 イギリス
2.1.1 80年代
2.1.2 90年代以降
2.2 オーストラリア
2.3 ギリシャ
2.4 日本
3 関連項目
4 脚注
5 外部リンク
概要:歴史
1980年代初頭、イギリスのチェリー・レッド、ラフ・トレード、ポストカード、ベルギーのクレプスキュールといったレーベルから、「パンク以降」を感じさせる新しい感覚のアコースティック・サウンドを奏でるアーティストが登場した。「ネオ・アコースティック」という呼称は、これらのアーティストまたはムーブメントに対して、日本の評論家やレコード会社が名付けたのが始まりとされる。。
呼称の由来として、当時パンク以降に登場した様々な音楽スタイルに対して「ネオ○○」というジャンル名が与えられていたことが背景にある(ネオ・サイケ、ネオ・モッズなど)。この場合の「ネオ」はポスト・パンクに近い意味合いであると思われ、音楽業界において「パンクが旧来の価値観を破壊した」という認識のもと、旧来の音楽スタイルと区別する意味で使われたものである。
1980年代半ば頃まで、ネオアコはイギリスおよび日本の”少数の”リスナーに一定の人気を保っていた。1983年から1985年にかけては、アルバムが発表されるが、当時の日本においてネオアコのファンは、あくまで一部の洋楽リスナーに限定されていたと言っていいだろう。日本ではネオアコとされたオレンジ・ジュースだが、彼らの曲「リップ・イット・アップ」[1]はシックなどの影響を受けたダンサブルな曲だった。音楽的には、ニール・ヤング、ボブ・ディラン、バーズをはじめとする1960年代、70年代のアメリカ、イギリスのフォーク、フォーク・ロックとは異なり、アコースティック楽器を中心としているが、「青臭く」て大人の視点が欠落した透明感のあるサウンドを特徴とする。1980年代半ば以降は、アーティストの音楽性が洗練されていった影響もあり、この動きは一時下火となっていた。
1989年、日本でネオアコから多大な音楽的影響を受けたフリッパーズ・ギターがメジャー・デビューしTVドラマの主題歌に使われた「恋とマシンガン」ブレイクを果たすと、その後彼らが影響を受けたネオアコのアーティスト達を様々な媒体で紹介した事や、また彼らが導火線となったとされる渋谷系の勃興も相まって、1990年代初頭にネオアコの人気が盛り上がり、多くの新しいファンを獲得した。
代表的なミュージシャン
イギリス
80年代
アズテック・カメラ (Aztec Camera)- プリファブ・スプラウト
フェルト (Felt)
オレンジ・ジュース (Orange Juice)
ペイル・ファウンテンズ (The Pale Fountains)
エヴリシング・バット・ザ・ガール (Everything but the Girl)
フレンズ・アゲイン (Friends Again)
ウィークエンド (Weekend)
イースト・ヴィレッジ (East Village)
ジャスミン・ミンクス (The Jasmine Minks)
ザ・パステルズ (The Pastels)
アイレス・イン・ギャザ (Eyeless in Gaza)
ロータス・イーターズ (The Lotus Eaters)
ザ・ブルーベルズ (The Bluebells):パティ・ラベルのブルーベルズとは異なる。
フレンズ(Friends)
ヒット・パレード (The Hit Parade)
90年代以降
トラッシュキャン・シナトラズ (The Trash Can Sinatras)
ベル・アンド・セバスチャン (Belle and Sebastian)
オーストラリア
ゴー・ビトウィーンズ (The Go-Betweens)
ギリシャ
ファンタスティック・サムシング(Fantastic Something) - 1980年代に登場したヴェイス兄弟のユニット。ギリシャ生、米国育ち。一部では「ギリシャのサイモン&ガーファンクル」と呼ばれていた。唯一発表されたアルバム制作には、実際サイモン&ガーファンクルの楽曲制作にも長く携わっていたエンジニアのロイ・ハリーが担当。
日本
- フリッパーズ・ギター
ブリッジ[2]
- カジヒデキ
b-flower[3]
- ペニー・アーケード[4]
デボネア[5]
関連項目
- フォーク
脚注
^ http://www.discogs.com/ja/Orange-Juice-Rip-It-Up/.../220713
^ “BRIDGE INTERVIEW 2017”. ポプシクリップ。 (2017年4月23日). 2018年1月10日閲覧。
^ “b-flower”. OTOTOY. 2018年1月10日閲覧。
^ “PENNY ARCADE / A GIRL FROM PENNY ARCADE”. KiliKiliVilla (2016年2月16日). 2018年1月10日閲覧。
^ “Debonaire未発表音源集『Lost And Found』先行予約受付開始。”. KiliKiliVilla (2017年9月12日). 2018年1月10日閲覧。
外部リンク
- 第90回 ─ ネオアコ - bounce.com 連載
| ||||||||