クリームチーズ
クリームチーズ(英語:cream cheese)は、生クリームまたはクリームと牛乳の混合物を乳酸発酵させてホエイを除いて製造した非熟成の軟質チーズ。比較的水分が多いため、常温や冷凍での保存より、10℃以下での保存が適している。穏やかな酸味とバターのような滑らかな組織が特徴で、パンやベーグルに塗って食べたり、チーズケーキの主な材料として利用される。また、マッシュポテトに混ぜ入れたり、サラダのトッピングや、スモークサーモンの付け合せとして用いられることもある。
栄養分の内分けは水分55%以下、脂肪33%以上、たんぱく質10%、食塩0.8〜1.2%。
現在「フィラデルフィア・クリームチーズ」ブランドの製品[1]を製造販売しているアメリカ合衆国の食品メーカーのクラフトフーヅによると、「クリームチーズの起原は1872年のアメリカにあり、ニューヨークの乳製品加工業者ウィリアム・ローレンス(William Lawrence)が、“これまでにないほど豊かな風味を持つチーズ”を生クリームと全乳から作ったのが始まり」であると言われる。クリームチーズの誕生は、フランスのヌーシャルテルチーズに着想を得たといわれる。
1880年には、ニューヨークのチーズ卸業者A・L・レイノルズ(A. L. Reynolds)が、「フィラデルフィア」と名付けたアルミ箔に包んだクリームチーズの販売を始めた。
日本では、日本法人のモンデリーズ・ジャパンではなくて、森永乳業(製造は合弁会社のエムケーチーズ)が販売している。
関連項目
- 乳製品
- サワークリーム
- フィラデルフィアロール
- チーズケーキ
- スプレッド