ウエストハートフォード (コネチカット州)
ウエストハートフォード West Hartford, Connecticut | |
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— 町 — | |
ウエストハートフォードのブルーバック広場、2008年撮影 | |
標語:都市のスタイルが村の魅力に合う所 | |
コネチカット州におけるハートフォード郡(ピンク)と同郡におけるウエストハートフォード(赤)の位置 | |
座標: 北緯41度46分04秒 西経72度45分14秒 / 北緯41.76778度 西経72.75389度 / 41.76778; -72.75389 | |
国 | アメリカ合衆国 |
州 | コネチカット州 |
郡 | ハートフォード郡 |
ニューイングランド市町地域 | ハートフォード |
地域 | 州都地域 |
法人化 | 1854年 |
行政 | |
- 種別 | 町政委員会・マネジャー方式 |
- 町マネジャー | ロナルド・F・ヴァン・ウィンクル |
- 町政委員会 | |
面積 | |
- 計 | 22.3mi2 (57.7km2) |
- 陸地 | 21.9mi2 (56.6km2) |
- 水面 | 0.4mi2 (1.1km2) |
標高 | 164ft (50m) |
人口 (2010年) | |
- 計 | 63,268人 |
等時帯 | 東部標準時 (UTC-5) |
- 夏時間 | 東部夏時間 (UTC-4) |
郵便番号 | 06107, 06117, 06119, 06110 |
市外局番 | 860 |
FIPS code | 09-82590 |
GNIS feature ID | 0213529 |
ウェブサイト | www.westhartford.org |
ウエストハートフォード(英: West Hartford)は、アメリカ合衆国コネチカット州ハートフォード郡中央部に位置する町である。州都ハートフォード市のパリッシュ(地区)だったが、1854年に町として法人化された。2010年の国勢調査では人口63,268 人であり、州内の町では第1位、市を合わせても第9位である[1]。
ハートフォード市の郊外部では内側の環状地にあり、高級住宅が多い。町の中心街は「ウェストハートフォード・センター」と呼ばれる。この地域はファーミントン・アベニューと南北のメインストリートを中心にし、17世紀終盤から地域社会の中心になっている。2008年にこの地域にブルーバック広場が新しく追加された。
2010年、雑誌「キプリンガーズ・パーソナル・ファイナンス」が、「家族を育てるために最適な都市10傑」の1つにウェストハートフォードを挙げた[2]。同じく2010年、「キプリンガー」の「次の10年間で有望な都市10傑」では第9位になっていた[3]。やはり2010年、CNNの雑誌「マネー」では、アメリカの良好な小都市の第55位に挙げていた[4]。同年、オンライン・マガジンの「Travelandleisure.com」は、国内でも「格好いい」郊外部10傑の1つに挙げた。同誌はファーミントン・アベニューに近いウェストハートフォード貯水池を「ウェストハートフォードのセントラル・パーク」と呼んでおり[5]、「最先端を行くレストラン、ショッピングの機会が多いこと、駐車場が豊富にあることから、休暇を過ごすに適したホットスポット」とも表現していた[6]。
目次
1 地理
2 人口動態
2.1 収入
3 交通
3.1 主要高規格道路
3.2 バス路線
3.3 バス停
3.4 鉄道の駅
4 経済
4.1 主要雇用主
5 教育機関
5.1 公立学校
5.2 私立学校
5.3 高等教育機関s
6 メディア
7 ユーティリティ
8 著名な出身者
8.1 コナード高校卒業生
8.2 ホール高校卒業生
9 見どころ
10 脚注
11 外部リンク
地理
アメリカ合衆国国勢調査局に拠れば、町域全面積は22.3平方マイル (57.7 km2)であり、このうち陸地21.9平方マイル (56.8 km2)、水域は0.42平方マイル (1.1 km2)で水域率は1.91%である[1]。
ウェストハートフォードの西側はロングアイランド湾からバーモント州境近くまで伸びる山岳性トラップロックの尾根である、メタコメット山地が並んでいる。その中でも著名な地形はタルコット山と、メトロポリタン地区に属する多くの高原貯水池であり、水源とレクリエーションの機会を提供している。全長51マイル (82 km) のメタコメット・トレイルがこの尾根を横切っている。町のウェブサイトでは、町内最高地点が標高778フィート (237 m) のタルコット山としている。町役場の標高は120フィート (37 m) である。
ウェストハートフォードの東は州都ハートフォード市に接し、その他にブルームフィールド町、ニューイントン町、ニューブリテン市、ファーミントン町、エイボン町と接している。ボストン市からは南西に約100マイル (160 km)、ニューヨーク市からは北東に120マイル (192 km) にある。州間高速道路84号線が町内を南西から北東に通っている。
人口動態
ウェストハートフォードの人口推移[7] | |
1850 | 4,411[8] |
1860 | 1,296 |
1870 | 1,533 |
1880 | 1,828 |
1890 | 1,930 |
1900 | 3,186 |
1910 | 4,808 |
1920 | 8,854 |
1930 | 24,941 |
1940 | 33,776 |
1950 | 32,402 |
1960 | 32,382 |
1970 | 68,031 |
1980 | 61,310 |
1990 | 60,421 |
2000 | 63,589 |
2010 | 63,268 |
以下は2010年の国勢調査による人口統計データである[9]。
基礎データ
人種別人口構成
| 年齢別人口構成
世帯と家族(対世帯数)
|
|
交通
主要高規格道路
アメリカ国道44号線
州間高速道路84号線/アメリカ国道6号線
コネチカット州道9号線
コネチカット州道4号線
コネチカット州道71号線
コネチカット州道173号線
コネチカット州道185号線
コネチカット州道189号線
コネチカット州道218号線
バス路線
市内をコネチカット交通ハートフォードが運行する幾つかのバス路線が通っている。バスの通る主な道路は、オールバニ・アベニュー(58系統)、ニューブリテン・アベニュー(37、39系統)、パーク通り(31、33系統)、ファーミントン・アベニュー(60、62、64、66系統)、アシラム・アベニュー(72系統)、ヒルサイド・アベニュー(63系統)、ブールバード/サウスクエーカーレーン(69系統)である。
バス停
ハートフォード・ニューブリテン・バスウェイの一部として、市内に以下のバス停を建設している。
- エルムウッド - ニューパーク・アベニューとニューブリテン・アベニューの角
- フラットブッシュ・アベニュー - フラットブッシュ・アベニューとニューパーク・アベニューの角
鉄道の駅
アムトラックのハートフォード・ユニオン駅はファーミントン・アベニューを町の中心から約10分の距離にある。ウェストハートフォードでもニューヘイブン・ハートフォード・スプリングフィールド通勤鉄道のために、フラットブッシュ・アベニューとニューパーク・アベニューの角に新駅建設を検討中である。
経済
主要雇用主
町の2010年包括的財務報告書に拠れば、郡内の主要雇用主は次の通りである[11]。
順位 | 雇用主 | 従業員数 |
---|---|---|
1 | ウェストハートフォード町 | 1,000–2,000 |
2 | ハートフォード大学 | 1,000–2,000 |
3 | ヘブルー・ヘルスケア | 500–999 |
4 | ワイアモールド | 500–999 |
5 | グッドリッチ | 250–499 |
6 | コネチカット大学 | 250–499 |
7 | アメリカン・メディカル・レスポンス | 250–499 |
8 | ザ・チーズケーキ・ファクトリー | 250–499 |
9 | セントメアリー・ホーム | 250–499 |
10 | コルト・マニュファクチャリング・カンパニー | 250–499 |
11 | イームコ・インプルーブメント LLC | 35-50 |
教育機関
2006年、雑誌「マネー」がアメリカ合衆国の中で最も教育の行き届いた町第10位にウェストハートフォードを挙げた。これは町の住人の中で卒業率や専門学位の保持率を元に計算したものだった[12]。2006年の「コネチカット・マガジン」は、コネチカット州の人口5万人以上の市町の中でウェストハートフォードの公共教育を上位3位の中に入れた。上位に来たのはグリニッジ町とフェアフィールド町だった[13]。
公立学校
町内には公立高校としてコナード高校とホール高校の2校がある。ウェストハートフォード公共教育学区の中に小学校11校、中学校3校がある。
私立学校
- セントトマス使徒小学校
- セントティモシー中学校
- ノースウエスト・カトリック高校
- セントブリジッド小学校
- アメリカン聾学校
- キングスウッド・オックスフォード学校
- レンブルック学校
- ヘブルー・ニューイングランド高校
- ソロモン・シェッチャー・デイスクール
- ジャーマン・コネチカット・スクール
高等教育機関s
町内には以下の高等教育機関がある。
- ハートフォード大学
- セントジョセフ大学
- コネチカット大学大ハートフォード・キャンパス
メディア
- 印刷物
- 「ジューイッシュ・レッジャー」、週刊紙
- 「ウェストハートフォード・ライフ」、月刊紙
- 「ウェストハートフォード・ニューズ」、週刊紙
- 「ウェストハートフォード・プレス」、週刊紙
- ラジオ
- WCCC (AM)
- WWUH
- WNPR、公共放送
- テレビ
- ウェストハートフォード・コミュニティ・テレビ[14]
- WVIT
ユーティリティ
- 電力: コネチカット電燈電力
- 水道: メトロポリタン地区コミッション
- 天然ガス: コネチカット天然ガス
- 電話、ADSL/光ファイバー・インターネット、IPTV テレビ: AT&T
- ケーブルテレビ/ケーブル・インターネット: コムキャスト
著名な出身者
マヌート・ボル(1962年–2010年)、NBAバスケットボール選手、ワシントン・ブレッツ他
ベン・ボーヴァ、SF作家、編集者
ジョン・フランクリン・エンダース、医学者、ポリオワクチン開発に大きく貢献したことで、1954年ノーベル生理学・医学賞受賞
エドワード・ローレンツ、数学者、気象学者、カオス理論のパイオニア、ストレンジアトラクター概念の発明者、「バタフライ効果」という言葉を有名にした
エドワード・モーリー、物理学者、マイケルソン・モーリーの実験で知られる、1907年にノーベル物理学賞を受賞
ノア・ウェブスター、辞書編纂者、聖書の翻訳者、綴りの改良者
コナード高校卒業生
マーカス・キャンビー、プロのバスケットボール選手、コナード高校に入学したがハートフォード高校を卒業した
ホール高校卒業生
チャーリー・カウフマン、脚本家、『エターナル・サンシャイン』でアカデミー脚本賞受賞、他に『アダプテーション』、『マルコヴィッチの穴』
ブラッド・メルドー、ジャズ・ピアニスト
ロジャー・スペリー(1913年–94年)、神経心理学者、分離脳の研究で1981年にノーベル生理学・医学賞受賞
見どころ
- ビショップス・コーナー
- ブルーバック広場
- エリザベス公園
- エルムウッド
- ファーン公園
- ノア・ウェブスター邸
- パーク道路
- ウェストハートフォード・センター
- ウェストファームズ・モール
- ウェストムーア公園
脚注
- ^ ab“Geographic Identifiers: 2010 Demographic Profile Data (G001): West Hartford town, Hartford County, Connecticut”. U.S. Census Bureau, American Factfinder. 2012年11月28日閲覧。
^ “10 Great Cities for Raising Families”. Kiplinger.com (2010年8月31日). 2011年3月17日閲覧。
^ “10 Best Cities for the Next Decade”. Kiplinger.com. 2011年3月17日閲覧。
^ “Best Places to Live 2010”. CNN. http://money.cnn.com/magazines/moneymag/bplive/2010/top100/index3.html
^ “Coolest Suburbs Worth a Visit- Page 9 – Articles | Travel + Leisure”. Travelandleisure.com. 2011年3月17日閲覧。
^ “Magazine Cites West Hartford As One Of The Coolest Suburbs – Hartford Courant”. Courant.com (2010年8月4日). 2011年3月17日閲覧。
^ [1][2][3]
^ Figure represents population in the Town of Hartford outside the City of Hartford.
^ “American FactFinder”. United States Census Bureau. 2008年1月31日閲覧。
^ “United States – Fact Sheet – American FactFinder”. Factfinder.census.gov. 2013年2月27日閲覧。
^ “Microsoft Word – {330929A0-A9BC-48EC-BF82-26592FDE0A9B}.doc (PDF)”. 2011年3月17日閲覧。
^ “Best Places to Live– Most educated”. CNN Money (Cable News Network). (2006年). http://money.cnn.com/magazines/moneymag/bplive/2006/top25s/educated.html 2007年6月11日閲覧。
^ “Rating the Towns 2006: Population Over 50,000”. Connecticut Magazine. (2006年12月4日). http://www.zwire.com/site/news.cfm?newsid=17547448&BRD=2329&PAG=461&dept_id=487245&rfi=6 2007年6月11日閲覧。
^ West Hartford Community Television (WHCTV)
外部リンク
Town of West Hartford official website - 公式サイト- West Hartford Center
- West Hartford Community Television
エイボン | ブルームフィールド | |||
ファーミントン | ハートフォード | |||
ウェストハートフォード | ||||
ニューイントン |
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