17区 (パリ)






パリ・17区の位置



パリ・17区の位置


パリの17区 (17く、仏:17e arrondissement de Paris) は、フランスの首都・パリ市を構成する20の行政区のひとつである [1]。第17区、パリ17区ともいう。市の北西部にあり、セーヌ川の北側に位置している。




目次






  • 1 概要


  • 2 地理


    • 2.1 隣接する自治体(行政区)


    • 2.2 地区(カルチェ)




  • 3 住民


    • 3.1 人口




  • 4 歴史


  • 5 政治・行政・司法


    • 5.1 主な官公庁・公共機関




  • 6 生活


    • 6.1 墓地等




  • 7 教育


    • 7.1 大学等


    • 7.2 高等学校等




  • 8 宿泊施設


    • 8.1 主な宿泊施設




  • 9 文化施設


    • 9.1 美術館・博物館


    • 9.2 映画館・劇場


    • 9.3 その他




  • 10 宗教施設


    • 10.1 教会・寺院




  • 11 観光・憩い


    • 11.1 建築


    • 11.2 公園・緑地等




  • 12 交通


    • 12.1 鉄道


    • 12.2 高速道路・有料道路


    • 12.3 道路


    • 12.4 広場・交差点




  • 13 著名な居住者等


    • 13.1 貴族


    • 13.2 政治


    • 13.3 学者


    • 13.4 文化


    • 13.5 芸能


    • 13.6 その他




  • 14 著名な出身者


    • 14.1 政治家・貴族


    • 14.2 芸能




  • 15 その他ゆかりある人物


  • 16 脚注


  • 17 参考文献


  • 18 関連項目


  • 19 外部リンク





概要


パリの17区は、市の北西部にある行政区。「バティニョール=モンソー区 (Arrondissement de Batignolles-Monceau)」と呼ばれることもある[2]。セーヌ川の北の地域にある。北から西にかけて、ペリフェリック (パリ環状道路)に沿う形で市の境界線が敷かれており、北の一部がセーヌ=サン=ドニ県に接しているほかは、オー=ド=セーヌ県に接している。人口は、160,860人 (1999年。人口の推移等詳細については後述)。




シテ・デ・フルー(ル) (Cité des Fleurs) のメゾン


区の名称は、市の中央部から時計回りに螺旋を描くようにして各区に付けられた番号を基にしており、当区はその17番目にあたることから、「17区」と名づけられた。17区の主要な施設としては、パレ・デ・コングレ、エコール・ノルマル音楽院(音楽師範学校)、バティニョール公園などのほか、8区、16区との境界に凱旋門がある。


16区や8区等に接する西側地域は一般住宅街、あるいは"プチ高級住宅街"とされているが、セーヌ=サン=ドニ県と接する東部地域周辺に差し掛かると18区同様、移民等"バンリューの問題"に突き当たることとなる。



地理




パリ・17区の概略図


17区は、パリの北西部に位置しており、"芸術の街・モンマルトルの丘"がある18区の真西にあたる。セーヌ川の北の地域にある[3]。面積は、5.67 平方キロメートル。



北から西にかけて、ペリフェリックに沿う形で斜めに市の境界線が敷かれており、北のやや東寄りではセーヌ=サン=ドニ県の自治体であるサントゥアンに接し、北のやや西寄りから西にかけてはオー=ド=セーヌ県の各自治体、北はクリシー、北西はルヴァロワ=ペレ、西はヌイイ=シュル=セーヌに接している。南は、シャルル・ド・ゴール広場以東は同じパリの行政区である8区(境目にあるモンソー公園は8区に属する)に、以西は16区に接している。東は18区に接している。





凱旋門から16区と17区の境界線を走るグランダルメ大通り、そしてラ・デファンスの眺め





Hôtel particulier au 32 rue de Tocqueville, Quartier de la Plaine-de-Monceaux et Batignolles



隣接する自治体(行政区)




  • パリの行政区のうち、以下の区。

    • 8区、16区、18区。



  • オー=ド=セーヌ県のうち、以下の自治体。

    • クリシー、ヌイイ=シュル=セーヌ、ルヴァロワ=ペレ。



  • セーヌ=サン=ドニ県のうち、以下の自治体。

    • サントゥアン。




地区(カルチェ)




パリ・17区のカルチエ詳細図


パリの行政区は、それぞれ4つの地区(カルチェ)に区分されている。17区を構成する4地区のコードと名称は、次のとおりである。



  • 65 - テルヌ地区 (Quartier des Ternes)

  • 66 - プレーヌ・ド・モンソー地区 (Quartier de la Plaine-de-Monceaux)

  • 67 - バティニョール地区 (Quartier des Batignolles)

  • 68 - エピネット地区 (Quartier des Épinettes)



住民



人口


17区の人口は、1954年に231,987人となり、ピークに達した。しかし、その後は減少を続け、1999年にはピーク時の7割程度の160,860人となった。2005年の推計では160,300人と見積もられており、人口の更なる減少が見込まれている。


また、人口の減少とともに人口密度も減り続けており、1999年の人口密度は、ピーク時の7割程度の28,375人となっている。人口の推移の詳細は、次のとおりである。





























































































区人口 市人口 区人口/市人口 区人口密度 市人口密度 備考

1872年
101,804 1,851,792 5.50% 17,958 21,303

1954年
231,987 2,850,189 8.14% 40,922 32,788 人口がピークに達する。

1962年
227,687 2,790,091 8.16% 40,164 32,097

1968年
210,299 2,590,771 8.12% 37,096 29,804

1975年
186,293 2,299,830 8.10% 32,862 26,457

1982年
169,513 2,176,243 7.79% 29,902 25,035

1990年
161,935 2,152,423 7.52% 28,565 24,761

1999年
160,860 2,125,246 7.57% 28,375 24,449

2005年
160,300 2,166,200 7.40% 28,277 24,920 人口は推計。

  • 注意


    • 人口密度は、1平方キロメートルあたりの人口。区人口密度は、17区の面積を5.669平方キロメートルとして算出した。また、市人口密度は、森林部(ヴァンセンヌの森、ブローニュの森)を除くパリ市全体の面積(86.927平方キロメートル)をもとに算出した。

    • 1962年から1999年までの区人口及び市人口は、フランス国立統計経済研究所のデータ (Île-de-France )を参考とした。





歴史







政治・行政・司法



主な官公庁・公共機関



  • 第17区役所 (Mairie du 17e arrondissement) - 区の南東部、クリシー広場の近くにある。


生活



墓地等



  • バティニョール墓地 (Cimetière des Batignolles


教育





リセ・カルノ(Lycée Carnot)の前身エコール・モンジュ時代、1875-77年にギュスターヴ・エッフェルが建設したル・アル・エッフェル (Le hall Eiffel)



大学等



  • エコール・ノルマル音楽院(音楽師範学校、École Normale de Musique de Paris


高等学校等



  • リセ・カルノ(Lycée Carnot) - 通常の中学校(コレージュ)〜高校(リセ)課程と、グランゼコール準備級課程を加えた公立校。主な卒業生ないし出身者については「Catégorie:Élève du lycée Carnot (Paris) (仏語版)」を参照。画家フランシス・ピカビア、元大統領ジャック・シラク(のちリセ・ルイ=ル=グランに転校)らが在籍した。

  • リセ・アンテルナショナル・オノレ=ド=バルザック(lycée international Honoré-de-Balzac) - オノレ=ド=バルザック国際高校。通常の中学校(コレージュ)〜高校(リセ)課程と、グランゼコール準備級課程を加えた公立校。

  • サント=ウルスル=ルイーズ・ド・ベティニ(Sainte-Ursule - Louise de Bettignies) - 小学校(エコール・プリメール)〜 高校(リセ)課程の私立校。作家フランソワーズ・サガンなどが在籍した。



宿泊施設



主な宿泊施設



  • オテル・ハイアット・リージェンシー・パリ・エトワール (hôtel Hyatt Regency Paris Étoile
    • 旧名称はオテル・コンコルド・ラファイエット (Hôtel Concorde Lafayette)。パレ・デ・コングレに隣接するホテル。パリでは、エッフェル塔、トゥール・モンパルナスに次いで3番目に高い建物である [4]



文化施設




Le théâtre Hébertot, été 2006 (dernières dates de la pièce "Doute"、"ダウト 疑いをめぐる寓話"の最終公演期日).



美術館・博物館



  • エンネル美術館 (Musée Henner) - ジャン=ジャック・エンネルが描いた絵画を収蔵している。


映画館・劇場




  • エベルト劇場 (Théâtre Hébertot


  • アトリエ・ベルティエ (Ateliers Berthier) - 1895年 - 1898年の間、シャルル・ガルニエにより建造された、オデオン座の附属(第二)小劇場。



その他




  • 国立劇場センター (Centre National du Théâtre (CNT)) - ルジャンドル通り (Rue Legendre) 134番地にある。1993年開館。


  • ヴァグラムホール (サル・ヴァグラム、Salle Wagram) - ヴァグラム通り (Avenue de Wagram) 39-41番地とモンテノッテ通り (Rue de Montenotte) 5番地の交差地点にあるホール。19世紀初頭に建造され、かつては舞踏会(バル、Bal)が開かれ、また自転車の展示が中心だった初期のモンディアル・ド・ロトモビルが開催された。その後は演奏会やボクシングの試合など、多様な用途に用いられてきた。



宗教施設




サン=ミッシェル=デ=バティニョル教会



教会・寺院




  • サン=フェルディナン=デ=テルヌ教会 (Église Saint-Ferdinand-des-Ternes


  • サント=マリー=デ=バティニョール教会 (Église Sainte-Marie-des-Batignolles


  • サン=ミッシェル=デ=バティニョル教会 (Eglise Saint-Michel-des-Batignolles



観光・憩い





Ateliers Berthier, 32 boulevard Berthier (Inscrit, 1990



建築




  • 凱旋門 (Arc de triomphe de l'Étoile)

    • 8区、16区、17区の境界、シャルル・ド・ゴール広場(エトワール広場)に位置している。



  • パレ・デ・コングレ (Palais des Congrès de Paris

    • 大丸フランス - 1998年閉店




公園・緑地等




  • エピネット公園 (Square des Épinettes


  • クリシー=バティニョール公園 (Parc Clichy-Batignolles


  • ジャン・ルクレール公園 (Square Jean Leclaire


  • バティニョール公園 (Square des Batignolles





エトワール凱旋門から見るヨシフ・ギンヅブルク館 (Hôtel de Gunsburg)



交通



鉄道



  • フランス国鉄 (Société Nationale des Chemins de Fer Français (SNCF)

    • ポン=カルディネ駅 (ガール・ド・ポン=カルディネ、Gare de Pont-Cardinet

      • サン・ラザール駅出発後の最初の鉄道駅。




  • Metro-M.svg 地下鉄・メトロ (パリ交通公団(RATP)) (Métro


    • 1号線 (Ligne 1 du Métro

      • ポルト・マイヨ駅 – アルジャンティーヌ駅 – シャルル・ド・ゴール=エトワール駅



    • 2号線 (Ligne 2 du Métro

      • シャルル・ド・ゴール=エトワール駅 – テルヌ駅 – クールセル駅 – モンソー駅 – ヴィリエ駅 – ローム駅 – プラス・ド・クリシー駅



    • 3号線 (Ligne 3 du Métro

      • ポルト・ド・シャンペレ駅 – ペレール駅 – ワグラム駅 – マルゼルブ駅 – ヴィリエ駅



    • 6号線 (Ligne 6 du Métro

      • シャルル・ド・ゴール=エトワール駅のみ。



    • 13号線 (Ligne 13 du Métro

      • 北西方向からの分岐線と北東方向からの分岐線がラ・フルシュ駅で合流し、南に向かって伸びている。

      • 北西方向からの分岐線 : ポルト・ド・クリシー駅 – ブロシャン駅 - ラ・フルシュ駅

      • 北東方向からの分岐線 : ポルト・ド・サントゥアン駅 – ギー・モケ駅 - ラ・フルシュ駅

      • 北西及び北東方向からの分岐線の合流以降 : ラ・フルシュ駅 – プラス・ド・クリシー駅






  • RER.svg RER (フランス国鉄 (SNCF)/パリ交通公団(RATP)) (Réseau Express Régional d'Île-de-France


    • A線 (Ligne A du RER

      • シャルル・ド・ゴール=エトワール駅のみ。



    • C線 (Ligne C du RER

      • ポルト・ド・クリシー駅 - プレール=ルヴァロワ駅 - ヌイイー=ポルト・マイヨ駅





高速道路・有料道路



  • ペリフェリック (パリ環状道路) (Boulevard Périphérique

    • ポルト・マイヨ - ポルト・ド・シャンペレ - ポルト・ダスニエール - ポルト・ド・クリシー - ポルト・ド・サントゥアン



道路






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  • カルディネ通り(Rue Cardinet


  • カルノー大通り(Avenue Carnot


  • ギー=モケ通り(Rue Guy-Môquet


  • グーヴィオン=サン=シール大通り(Boulevard Gouvion-Saint-Cyr


  • グランダルメ大通り(Avenue de la Grande-Armée

    • シャルル・ド・ゴール広場(エトワール凱旋門)からラ・デファンスに向かって、16区との境界線上を走る。名称はナポレオンの「大陸軍」から。



  • クリシー大通り (アヴェニュー)(Avenue de Clichy
    • クリシー広場から北側方面18区との区境を走り、途中分岐して西側17区内に折れていく。分岐した東側17区・18区の区境の方を走るのは下記サン=トゥアン大通り。



  • クールセル大通り(Boulevard de Courcelles
    • 東側でバティニョール大通りに続く。モンソー公園をなぞるように、両通りとも17区内南側、8区との境界線上を走る。



  • クールセル通り(Rue de Courcelles


  • サントゥアン大通り(Avenue de Saint-Ouen


  • ジュフロワ=ダバン通り(Rue Jouffroy-D'Abbans


  • ステファヌ・マラルメ大通り(Avenue Stéphane-Mallarmé


  • テルヌ大通り(Avenue des Ternes


  • トクヴィル通り(Rue de Tocqueville
    • 17区内中心部を南北に縦断するマルゼルブ大通りの東側を並走する。1964年まで、通り沿いにHEC経営大学院があった。



  • ニール大通り(Avenue Niel


  • バティニョール大通り (Boulevard des Batignolles
    • クールセル大通りから続く、8区との境界線上を走る通り。8・9・17・18区境界地点クリシー広場界隈まで続く。



  • バティニョール通り(Rue des Batignolles


  • ヴィリエ大通り(Avenue de Villiers


  • プーシェ通り(Rue Pouchet


  • プロニー通り(Rue de Prony


  • ベシェール大通り(Boulevard Bessières
    • ベルティエ大通り等と共に"ブルヴァール・デ・マレショー"を構成する。



  • ベルティエ大通り(Boulevard Berthier


  • ペレール大通り(Boulevard Pereire
    • 17区内を東西に走る通り。マルゼルブやヴァグラム大通りが交差する区内中心部ヴァグラム広場を経由し、17区内東側で「くの字状」に大きく曲がったところで下記ローム通りと名を変え8区方面を南北に接続する。そのまま8区内東側を右斜め下に走り、8区内南東側にあるサン=ラザール駅界隈まで続く。



  • マクマオン大通り(Avenue Mac-Mahon


  • マルゼルブ大通り(Boulevard Malesherbes
    • 8区内東側マドレーヌ広場から左斜め上に走り、サントーギュスタン広場経由、17区内を南北に縦断し、区内中心部ヴァグラム広場方面へ続く目抜き通り。ココ・シャネルが初めてアトリエを持ったのも17区側のこの通り沿い。



  • ラ・コンダミーヌ通り(Rue La Condamine


  • ルジャンドル通り(Rue Legendre


  • ローム通り(Rue de Rome
    • 17区内を東西に走る上記ペレール大通りが「くの字状」に大きく曲がったところで南北に走るローム通りと名を変え接続する。そのまま8区内東側を右斜め下に走り、途中、同様に区内を右斜め下に走るコンスタンティノープル通りと交差し、8区内南東側にあるサン=ラザール駅界隈まで続く通り。名称は「ローマ」の意。



  • ヴァグラム大通り(Avenue de Wagram
    • シャルル・ド・ゴール広場から東に、8区と17区との境界線上から、マルゼルブやペレール大通りが交差する17区内中心部ヴァグラム広場まで走る通り。通り8区側にフランス電力本社がある。名称はナポレオンの「ヴァグラムの戦い」から。




広場・交差点






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パリの「広場(プラス、Place)」は、しばしば2以上の道路が交差する場所に位置し、中心の「島」を道路が周回するロータリー状の交差点となっている場合が多い。中心の「島」部分は、オベリスクや緑地等に利用されている場合もある。17区の広場や交差点には、次のようなものがある。




  • クリシー広場(Place de Clichy

    • 8区、9区、17区、18区の境界に位置している。広場界隈には、1824年創業、縫製工場が付属した衣服店、乃至ボン・マルシェ百貨店より古い世界最古の百貨店ともされる「ア・ラ・ベル・ジャルディニエール (À la Belle Jardinière)」があった。


  • サン=フェルディナン広場(Place Saint-Ferdinand
    • 下記ポルト=マイヨ広場の東側至近にある。周辺界隈には、ブラッスリー「ラ・メゾン (La Maison)」やレストラン「ラ・キュイジニエール・リヨネーズ (La Cuisinière Lyonnaise)」、カフェ「ブルックリン・カフェ・サン=フェルディナン (Brooklyn Café Saint-Ferdinand)」、ミシュランのモロッコ料理店「ティムガド (Timgad)」、和食店「きふね (Kifune)」・・等がある。



  • シャルル・ド・ゴール広場(エトワール広場, Place Charles-de-Gaulle (Place de l’Étoile))

    • 8区、16区、17区の境界に位置している。世界的に有名な凱旋門がある。



  • ジェネラル=カトルー広場 (Place du Général-Catroux


  • ジェネラル=パットン広場( Place du Général-Patton

    • 16区、17区の境界に位置している。



  • スチュアート=メリル広場(プラス・スチュアール=メリル, Place Stuart-Merrill


  • テルヌ広場(Place des Ternes
    • シャルル・ド・ゴール広場の北側至近、8区と17区の境界に位置している。フォーブール=サントノレ通り、クールセル大通り、ヴァグラム大通り、テルヌ大通りが交差する。ホテル・ルネッサンス・パリ凱旋門、カフェやブティック、和食店おかめ (Okamé)、パリ市内各所にあるブラッスリーイポポタミュ (Hippopotamus) ・・等がある他、高級ブラッスリー ラ・ロレーヌ (La Lorraine)、ミシェル・ロスタン (Michel Rostang) のレストラン・ガストロノミークメゾン・ロスタンなどが知られている。



  • ドミニカ共和国広場(プラス・ド・ラ・レピュブリック=ドミニケーヌ, Place de la République-Dominicaine

    • モンソー公園の北側にある広場。8区と17区の境界に位置している。



  • トリスタン=ベルナール広場(Place Tristan-Bernard


  • ニカラグア広場(Place du Nicaragua


  • ブラジル広場(プラス・デュ・ブレジル, Place du Brésil


  • プロスペル=グボー広場(Place Prosper-Goubaux

    • 8区と17区の境界に位置している。



  • ポルト=ド=シャンペレ広場(Place de la Porte-de-Champerret


  • ポルト=マイヨ広場(Place de la Porte-Maillot

    • 16区と17区、パリ郊外ヌイイ=シュル=セーヌとの境界に位置している。パレ・デ・コングレ・ド・パリがある。ペリフェリックやブールヴァール・デ・マレショー、グランダルメ大通り・・等が交差する。周辺界隈には、マクドナルド、モンブランで有名なパティスリー&サロン・ド・テ「アンジュリーナ」、ブラッスリー「ル・コングレ・マイヨー (Le Congrès Maillot)」、「オーベルジュ・ダブ (Auberge Dab)」・・等がある。



  • マレシャル=ジュアン広場(Place du Maréchal-Juin


  • ヴァグラム広場(Place de Wagram
    • ヴァグラム、マルゼルブ、ペレール大通りが交差する17区中心部に位置する。名称は「ヴァグラムの戦い」から。




著名な居住者等



貴族




  • アンヌ・ド・ロシュシュアール・ド・モルトマール(フランス語版)
    • 政治から自動車操縦、彫刻に至るまで多才の人。ユゼス公爵夫人、ロシュシュアール子爵家一族。シャンゼリゼ通り界隈や7区のラシェーズ通り(Rue de la Chaise)等に邸宅があり、17区のポンスレ通り(Rue Poncelet)にアトリエがあった。



  • アンナ・ド・ノアイユ(ノアイユ伯爵夫人アンナ=エリザベート、小説家・詩人)
    • ルーマニア大貴族ビベスコ家出、嫁ぎ先はノアイユ"公爵"家。シテ・デ・フルー (Cité des Fleurs) に優美なパイプオルガン付きサロンを造築。7区ラ・トゥール=モブール大通り (boulevard de La Tour-Maubourg) 界隈で出生し、1910年から1933年に亡くなるまで16区シェフェール通り(フランス語版)40番地、スクアール・デュ・トロカデロ (Square du Trocadéro) 界隈に居住。生没地にプラークが掲げられている。




政治




  • オーギュスト・バラニ(フランス語版) (初代17区長 1860-1870年)


  • ドミニク・ド・ビルパン (元首相)



学者



  • ジル・ドゥルーズ(哲学者)


文化




  • エドゥアール・マネ(画家、印象派)
    • ラ・コンダミンヌ通り (Rue La Condamine) にアトリエ兼居住。バジールやルノワールらと共に"バティニョール派 (印象派)"と呼ばれたグループの中心にいた。



  • ピエール=オーギュスト・ルノワール(画家、印象派)

    • 6区内では、ヴィスコンティ通り (Rue Visconti)、ノートルダム=デ=シャン通り (Rue Notre-Dame-des-Champs) にアトリエ兼居住。1868年以降、友人バジールと共に17区ラ・コンダミンヌ通り9番地にアトリエ兼居住。1873年以降は、9区サン=ジョルジュ通り (Rue Saint-Georges)に。1875年から1877年まで、18区コルトー通り12番地 (Rue Cortot, 1960年にモンマルトル美術館設立) に居住。



  • フレデリック・バジール(画家、印象派) - 同上ラ・コンダミンヌ通り9番地等にアトリエ兼居住。友人ルノワールやマネらと行動を共にした。


  • アルフレッド・シスレー(画家、印象派) - シテ・デ・フルー (Cité des Fleurs) 27番地居住。


  • エミール・ゾラ(作家) - 1869-1871年の間、ラ・コンダミンヌ通り14番地に居住


  • ステファヌ・マラルメ(詩人) - 1875年からローム通り (Rue de Rome) 87番地に居住。プラークが掲げられている。


  • ジョルジュ・デスパニャ(フランス語版)(画家) - ベルティエ大通り(フランス語版)19番地にアトリエがあった。


  • ポール・シャバス(フランス語版)(画家) - 同23番地


  • ガストン・ギニャール(フランス語版) - 同25番地


  • ルネ・ビヨット(フランス語版)(画家) - 同29番地


  • ピエール・カイエ=ベルーズ(フランス語版)(画家) - 同31番地


  • アルフレッド・ロール(画家) - rue Alfred-Rollと突き当たる同33番地


  • エルネスト=アンジュ・デュエズ(フランス語版)(画家) - 同39番地


  • ジョン・シンガー・サージェント(画家) - 同41番地


  • ジョヴァンニ・ボルディーニ(画家) - 同41番地


  • ジョルジュ=アントワーヌ・ロシュグロス(画家) - 同61番地


  • マリー=ルネ・ウッチアーニ(フランス語版)(画家) - 同63番地


  • アベル・ベルトラム(フランス語版)(画家) - 18区内Rue Caulaincourt、Rue Sevesteから17区内Boulevard Gouvion-Saint-Cyr等に居住。


  • エルネスト・ゴウアン(設計技師)


  • ドビュッシー(作曲家)
    • ドビュッシーが唯一完成させたオペラ『ペレアスとメリザンド』を初演した1902年の頃は、カルディネ通り (Rue Cardinet) 58番地で暮らしていた。1905年以降は16区にあるマレシャル=ド=ラトル=ド=タシニー広場付近に住んでいる [5]



  • ポール・タファネル(指揮者)


  • ガブリエル・フォーレ(作曲家) - マルゼルブ大通り(フランス語版)154番地に居住


  • シャルル・グノー(作曲家) - ジェネラル=カトルー広場(フランス語版)20番地に居住


  • ジョルジュ・ローデンバック(作家、詩人) - ベルティエ大通り(フランス語版)65番地に居住


  • フランソワーズ・サガン(作家) - マルゼルブ大通り167番地に、若年期に居住した自宅があった。


  • ココ・シャネル(ファッションデザイナー、シャネル創業者) - マルゼルブ大通り160番地に帽子のアトリエを初めて持つ。


  • イヴ・サン=ローラン(ファッションデザイナー、サン=ローラン創業者) - 17歳の時、フランス領アルジェリアからパリ17区に上京居住した。



芸能




  • イヴェット・ギルベール(歌手) - ベルティエ大通り23番地に居住


  • コレット・ドレアル(フランス語版)(女優、歌手) - 同43番地に居住


  • プレストン・スタージェス(映画監督) - 同61番地に居住



その他




  • ギイ・モケ(ドイツ占領期のレジスタンス一員)


  • セシリア・アティヤス(ニコラ・サルコジ前大統領の前妻) - 著名な写真家のJean-Daniel Lorieuxとアンペール通り(フランス語版)56番地に80年代前半に居住。



著名な出身者



政治家・貴族




  • ニコラ・サルコジ(元フランス大統領) - 出生


  • マルティーヌ・オブリー(政治家)



芸能




  • バルバラ(歌手)
    • 17区ブロシャン通り (Rue Brochant) 生まれ。1931年にノレ通り (rue Nollet) と、17区内バティニョール地区を転々とし、1937年以降、マルセイユやオーヴェルニュ地方のロアンヌへ。父がユダヤ系アルザス人の為、1941年以降、ナチス・ドイツ仏占領軍から逃げるため、ピレネー地方タルブ、アンドル県やオーヴェルニュ地方イゼール県等を転々とした。戦後1945年以降は、イヴリーヌ県やパリ18区、9区へ。1946-1959年の間は20区ヴィトゥリューヴ通り (rue Vitruve) 50番地、1961-1968年の間は16区オートゥイユのレミュザ通り (Rue de Rémusat) に。エイズによりヌイイ=シュル=セーヌの病院で死去。



  • カトリーヌ・ドヌーヴとフランソワーズ・ドルレアック(女優姉妹)
    • シテ・デ・フルー (Cité des Fleurs) のクリニックでそれぞれ出生。育ちは16区ミュラ大通り界隈。



  • ジャン=ルイ・リシャール(脚本家・俳優) - 出生


  • イザベル・アジャーニ(女優・歌手) - 出生



その他ゆかりある人物



  • ドミニク・ストロス=カーン(元IMF専務理事、元フランス経済・財政大臣)
    • マルゼルブ大通り145番地にあるリセ・カルノー (Lycée Carnot) に通った。



脚注


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  1. ^ フランス語の 「17e 」 = 「dix-septième 」 は、英語の「seventeenth 」 に相当する序数。「第17の」 「17番目の」を意味する。したがって、原語の「17e arrondissement 」を直訳すると「第17区」となる。


  2. ^ レジフランス (Légifrance). “地方自治一般法典 (Code Général des Collectivités Territoriales (CGCT))” R2512-1条. 2008年6月26日閲覧.


  3. ^ セーヌ川右岸の地域にあたる。


  4. ^ Paris-Skyscrapers.fr. “Paris (Les plus hauts immeubles de la ville)” (仏語) 2008年8月21日閲覧.


  5. ^ 地球の歩き方編集室編 『地球の歩き方A07・パリ&近郊の町 2007〜2008年版』、ダイヤモンド社、2007年、p.216.




参考文献



  • MICHELIN編、『Plan Atlas 56 – Paris du Nord au Sud – 』、ISBN 978-2-06-710591-1、MICHELIN、2007年 (仏語。パリ市内の詳細地図。)


関連項目



  • パリ

  • パリの行政区



外部リンク








  • パリ市役所公式サイト (仏語・英語・スペイン語)


  • パリ・第17区役所公式サイト (仏語)



































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