福知山成美高等学校
福知山成美高等学校 | |
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過去の名称 | 福知山商業高等学校 |
国公私立の別 | 私立学校 |
設置者 | 学校法人成美学園 |
併合学校 | 福知山女子高等学校 |
設立年月日 | 1872年 |
共学・別学 | 男女共学 |
課程 | 全日制課程 |
単位制・学年制 | 学年制 |
設置学科 | 普通科 商業科 |
高校コード | 26530G |
所在地 | 〒620-0876 |
京都府福知山市堀水内3471-1 北緯35度17分4.1秒東経135度8分1.6秒 | |
外部リンク | 公式サイト |
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福知山成美高等学校(ふくちやませいびこうとうがっこう)は、京都府福知山市に位置する、学校法人成美学園が運営する私立高等学校である。福知山成美や成美高校とも呼ばれる。
現在の校名は2000年(平成12年)に福知山商業高等学校(ふくちやましょうぎょうこうとうがっこう)から改名されたものである。
目次
1 概要
2 教育理念
3 校歌
4 校風
5 学科
6 沿革
7 部活動
8 不祥事など
9 アクセス
10 著名な出身者
11 関連項目
12 脚注
13 外部リンク
概要
京都府に位置しているが、隣接する兵庫県から通学する生徒も多いほか、寮もあるために遠方からの進学者も多い。野球やサッカーなど、府大会に進出する部活動もある。
長らく男子校であったが生徒減少により2000年(平成12年)に一部共学とし、2010年(平成22年)に完全共学となった。併設校であった成美大学、成美大学短期大学部は学生減少によって運営終了となった。
教育理念
- 真 - 真理を究めるために、一生懸命勉強すること
- 善 - 正義と平和を推し進める力を養うこと
- 美 - 心身・環境・生活の美化整頓につとめること
校歌
- 作詞 - 足立萬里
- 作曲 - 本田周司
校風
前身が男子校であり、現在でも男子のほうが女子よりも多い。後述の野球部のように、部活動が盛んである。毎年の伝統(恒例)として、体育祭では体力・精神力(特に協調性)などを身につけるため、男子1・2年生による「エッサッサ」体操が行われていた(2010年度以降は行われていない)。
修学旅行の行き先はハワイであったが、2011年度よりクラスごとの選択制となった後にそれを止め、グアムとなった。なお、2017年12月は北朝鮮からのミサイル発射予告の影響で生徒の安全確保を第一に考え、同年9月に台湾に変更された。
学科
普通科と商業科があり、普通科は複数のコース・クラスが設置されている。2017年卒業生の進学率は約75%(大学進学率は約48%)だった[1]。
- 普通科
- アカデミーコース
- 特進文理国際コース
- 進学コース
- ベーシックコース
- 商業科
- マネジメントコース
- アカデミーコース
- 難関大学進学を目指すクラス。通常授業の他にも放課後補習、土曜補習をしている。
- 2017年合格実績は神戸大学に1名、岐阜大学に1名、兵庫県立大学に1名、県立広島大学に1名。
- 特進文理国際コース
- 英語を重視するカリキュラムが組まれる文系である。6か月または1年の海外留学をする人がいる。また、毎年海外からの留学生の受け入れもある。
- 進学コース
- 勉強と部活動の両立で大学や専門学校への進学を目指す。進学コース以下しか指定校推薦を使うことができない(進学コースを含む)。そのため、毎年一定数上位コースから下位コースへ下がる生徒がいる。
- ベーシックコース
- 基礎的な学習能力を身につけつつ、部活動やさまざまな活動にチャレンジするコース。
- マネジメントコース
- このコースのみ商業科(他のコースは普通科)。商業の勉強が多い。また、経営の専門を目指す。マーケティングや簿記など特徴のある授業が多い。資格の取得にチャレンジする。
沿革
1872年 - 前身となる私塾『愛花草舎』が創立
1948年 - 学制改革により、福知山商業高等学校が成立する。この時点では男女共学。
1957年 - 法律の改正により、財団法人福知山成美会を学校法人成美学苑に改称
1957年 - 福知山女子高等学校が分離。男子校に。
1996年 - 学科再編。
1999年 - 第81回全国高等学校野球選手権大会出場
2000年 - 一部学科で男女共学化、福知山成美高校に校名変更。
2006年 - 第88回全国高等学校野球選手権大会出場、第85回全国高等学校サッカー選手権大会出場
2007年 - コース改編
2008年 - 第90回全国高等学校野球選手権大会出場
2009年 - 第81回選抜高等学校野球大会出場、女子硬式野球部創部
2011年 - 福知山女子高校を統合。コース改編。
2013年 - 第95回全国高等学校野球選手権大会出場
部活動
- 福知山商業高校時代の1999年の全国高等学校野球選手権大会(夏の甲子園)に出場。1回戦盛岡中央戦に6-2で甲子園初勝利を挙げる。2回戦では柏陵と対戦。1-3と敗北した。
- 2002年は、プロ2人を輩出した。その年の平安に夏の大会でコールド勝ちした(準決勝でエースの登板を回避したため打ち込まれ、甲子園出場はならなかった)。
2006年のチームは秋春と敗北したものの、夏の大会では平安や前年の第87回全国高等学校野球選手権大会で準優勝の投手陣がそのまま残る京都外大西を破り、7年ぶり2度目の甲子園出場を果たした。第88回全国高等学校野球選手権大会に出場し、1回戦愛工大名電に6-4、2回戦静岡商戦に4-0、3回戦熊本工戦に6-3と勝ち進み、ベスト8へ進出。準々決勝で初出場の鹿児島工に、2-3(延長10回)で敗北したものの、府内の京都市以外の高校としては初めての準々決勝への進出であった。
2008年のチームは春の近畿大会で優勝。夏の大会では第89回全国高等学校野球選手権大会で京都府代表であった京都外大西を破るなど、2年ぶり3度目の甲子園出場となった。
2009年には、選抜高等学校野球大会初出場。初戦の国士舘高等学校(東京)戦では延長15回で勝利。2回戦でその大会の優勝校である清峰高等学校に0-1で破れた。
- 4月には全国6校目となる女子硬式野球部が創部された。監督は元日本代表主将の長野恵利子。2011年に開催されたプロチームも参加する第1回女子野球ジャパンカップでは、準優勝。2012年5月18日、高校・大学・社会人が参加した第5回JABA子規記念杯で優勝[2]。
- 2006年には全国高等学校サッカー選手権大会(冬の国立)初出場を果たした[3]。
- 2011年に初のインターハイ出場を決める[3]。
バレーボール部は全国的にも珍しいビーチバレーコートを学校内に設けている。ビーチバレーの全国大会で優勝経験がある[4]。
不祥事など
- 2016年2月から4月にかけ、当時のサッカー部員5人をはじめとする運動部員ら17人が神戸や滋賀の大型商業施設で集団で万引きをしていたことが判明し、書類送検される。被害総額は約180万円[5]。
- 2013年4月、女子硬式野球部の3年生部員が指導と称して後輩の1、2年生部員42人の前髪をはさみで切り、社会的問題となる[6]。
アクセス
西日本旅客鉄道(JR西日本)福知山線「福知山駅」より徒歩約25分。- 福知山駅前より京都交通バス(堀循環線)で「成美高校前」下車すぐ。
著名な出身者
大原秉秀 - 元プロ野球選手(東京ヤクルトスワローズ)
桑原将志 - プロ野球選手(横浜DeNAベイスターズ)
島本浩也 - プロ野球選手(阪神タイガース)
柳田殖生 - 元プロ野球選手(横浜DeNAベイスターズ)
横山徹也 - 元プロ野球選手(東北楽天ゴールデンイーグルス)
金山亜莉紗 - 女子プロ野球選手(京都フローラ)
古谷恵菜 - 女子プロ野球選手(京都フローラ)
角谷建耀知 - 起業家、経営者 (わかさ生活)
荒維大地 - サッカー選手
井坂進一 - 元サッカー選手
大槻周平 - サッカー選手
高橋周也 - サッカー選手
ぶっちゃあ - お笑い芸人(ブッチャーブラザーズ)
千原せいじ - お笑い芸人 (千原兄弟)
藤田洋平 - プロレスラー
石坪聖野 - ビーチバレー選手
関連項目
- 京都府高等学校一覧
- 成美大学(現:福知山公立大学、旧併設校)
- 成美大学短期大学部
はるかなレシーブ - 如意自在の漫画。作中に登場する遠井成美(とおいなるみ)が所属するビーチバレーの強豪校・福知山学院は、福知山成美高等学校をモデルとしている[7]。
脚注
^ “進路:3人が医学科に合格 福知山成美”. 両丹日日新聞 (2007年4月3日). 2017年6月4日閲覧。
^ 福知山成美高女子野球部が西日本大会で初優勝:両丹日日新聞2012年5月18日
- ^ ab福知山成美高サッカー部がインターハイに初出場 - 両丹日日新聞(2011年6月15日付)2016年5月12日閲覧。
^ バレーボール部 - 福知山成美高等学校
^ <万引き>福知山成美運動部員ら17人関与 被害180万円
^ 後輩42人の前髪切る 京都の強豪女子野球部員 - 日本経済新聞
^ 両丹日日新聞 : アニメ「はるかなレシーブ」に、福知山・成美
外部リンク
- 公式ウェブサイト