TPGキャピタル
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TPGキャピタル(英語: TPG Capital)とは、デービッド・ボンダーマン、ジェームス・カルター、ウイリアム・プライスらによって1992年に設立されたアメリカの投資ファンド。かつてはテキサス・パシフィック・グループ(Texas Pacific Group)と称していたが、2007年に正式に改称した。
概要
株式を公開していない企業、将来有望な新興企業、または再建途上にある企業に出資ないしは融資した上で優良企業に育てあげていき、その上で投融資を他に転売して収益を上げている。現在オフィスはテキサス州フォートワース、カリフォルニア州サンフランシスコ、イギリスロンドンに位置している。
最近の主な取引は2005年4月8日にソニーを中心とするコンソーシアム(ソニー米国法人、コムキャスト、プロヴィデンス・エクイティ・パートナーズ、DLJマーチャント・バンキング・パートナーズ)と合同で行った、ハリウッド映画の老舗メトロ・ゴールドウィン・メイヤーの買収である。買収金額は50億ドル(約5500億円)で、このうち15億ドル(約1650億円)を、テキサス・パシフィック・グループ、ソニー、プロビデンス・エクイティ・パートナーズの3者で負担し、残り35億ドル(約3850億円)をMGMの負債を引き継ぐ費用で、ソニーのメインバンクである クレディ・スイス・ファースト・ボストンが資金を供給する形となって、最終的にMGMの全株を取得した。
日本の老舗玩具メーカー・タカラ(現:タカラトミー)に出資していたこともある。