密輸
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密輸(みつゆ)とは、正規の手続きを経ず、物品の輸出入を行うことである。
目次
1 概要
2 主な密輸品
2.1 輸入禁制品・規制品
2.2 密輸出される物品
3 対策
4 脚注
5 関連項目
概要
密輸を行う目的としては、
法令(関税法、輸出貿易管理令等)や条約により輸出入が禁じられている物品を密かに輸出入するため- 課税される関税から逃れるため
- 手続きを怠るため
が挙げられる。多くの場合、暴力団やマフィアなどの犯罪組織が関わっており、それらの組織の資金源となっている。
主な密輸品
密輸が問題となる主な貨物は以下のとおり。
輸入禁制品・規制品
麻薬、大麻、あへん、覚醒剤、コカイン
拳銃などの武器・兵器
偽札、偽造クレジットカード等
ポルノ雑誌、ビデオ、児童ポルノ等
ニセブランド商品等知的財産権を侵害する商品
マジコン等不正競争防止法に違反する商品
絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約(ワシントン条約)に定められた動植物
経済制裁により輸入が禁止されている北朝鮮産の物品
密輸出される物品
- 盗難自動車
- 軍事転用の恐れがあり、法により輸出を禁止している物資。以前ヤマハ発動機が、中国の企業へ無人ヘリを不正に輸出した。参照:ヤマハ発動機、ミツトヨ
- 密輸先で輸入が禁止されている商品
- 密輸元で輸出が禁止されている商品
対策
日本では2005年から試験的に事前旅客情報システムを導入。2007年から義務化された。出発空港において搭乗者の情報を到着空港に送り、特に組織ぐるみの密輸対策を強化している。
脚注
関連項目
- アンダーバリュー
- 外国為替及び外国貿易法
- 禁輸
- 地下経済
- ブートレグ
- 貿易史
- 密航
- 密造酒
LIAR GAME 作中のゲームの一つに「密輸ゲーム」が登場。- 臨検