クロール
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クロール(crawl)とは水泳の泳ぎ方の一つで、両手で交互に水をかき、両足を交互に上下に動かして泳ぐ泳法である。
英単語としての“crawl”は「腹ばいで進む」を意味し、泳いでいる時の姿勢がそのように見えるところから名付けられた。
目次
1 概要
2 泳法
3 クロールの日本語名
4 脚注
概要
クロールの泳法は1回のストローク動作中(左右1回で1ストローク)でのキック回数の違いにより6ビート、4ビート、2ビートなどに分けられる。
もともと、南アメリカやオセアニアの人々はクロールに近い泳ぎをしていた。19世紀においてインディオが非常に速く泳いでしばしばヨーロッパ人を驚かせていた。19世紀後半、アーサー・トラジオン(John Arthur Trudgen)が南アメリカに旅行した際に見た原住民の泳ぎにヒントを得て、平泳ぎのように同時ではなく、片方ずつ腕を掻く泳法によって、平泳ぎよりも速く泳げることを見出した(トラジオン・ストローク)。20世紀に入り、オーストラリア原住民がカエル足ではなく、バタ足で泳いでいるのを見たフレデリック・キャビールによってトラジオン・ストロークが改良されて現在に近い泳ぎとなりました。
泳法
水泳の泳法としては現在最も速く泳げる泳法であるため、競泳において自由形(フリー)といえば、事実上この泳法で競われている。そのため、クロールのことを「フリー」と呼ぶことがあるが、定義上は誤りである。
また、動作としては
1.指先から水の中に入れ、腕を両方に伸ばす。(エントリー)
2.手のひらを少し外向きにして、手と腕で水をつかむ感じで水を下方に押す。(キャッチ)
3.肘を高く構えて体の下を手のひらで水を後方に押す。(プル)
4.手が太ももに触れるまで、体の下で水を後方に押す。(プッシュ)
5.肘を手の位置より高くして前方に運ぶ。
6.親指から手が入水できるように腕を内側にひねる。(リカバリー)
クロールの日本語名
1940年(昭和15年)、日本水上競技連盟(現在の日本水泳連盟)が、「平泳ぎや背泳ぎ同様に、クロールも日本語名があるのが望ましい」という声が挙がったことを受けて、『クロールの日本語名』を全国を対象に懸賞として応募を行った。全国からの応募の結果、日本水上競技連盟は294票で1位の票を獲得した『速泳(はやおよぎ)』を選出して命名した[1]。
脚注
^ 速泳(ハヤオヨギ)クロール日本語名決定 (PDF) 日本水上競技連盟機関誌『水泳』第73号33頁 1940年7月
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