2次元
2次元(にじげん、二次元)は、空間の次元が2であること。次元が2である空間を2次元空間と呼ぶ。
なおここでいう空間とは、物理空間に限らず、数学的な一般の意味での空間であり、さまざまなものがある(詳細は「次元」を参照)。
目次
1 2次元図形の例
2 2次元の例
3 2次元の特徴
4 転用
4.1 架空における2次元という呼称
2次元図形の例
平面
- 多角形
- 円
曲面
- 球面
- 二次曲面
2次元の例
身近な2次元には、次のようなものがある。
画像、絵画、図面、地図などは2次元である。
ヒトを初め大部分の生物の視覚は2次元である。ただし、両目での立体視により、距離情報がマッピングされた2.5次元情報が得られる。
行列はスカラーが2次元に配置されている。
ライフゲームは2次元セルオートマトンである。
複素数は2次元実空間(ガウス平面)上の点で表される。
2次元の特徴
2次元には、次のような特徴がある。
回転がスカラーで表される唯一の次元数である。
正多面体が無限にある唯一の次元数である。
転用
架空における2次元という呼称
「二次元コンプレックス」も参照
漫画・アニメのキャラクターなどについては、一部で二次元という言い方が多用されている。これは、キャラクターが主に、平面(2次元空間)の絵・画像で描写されているからである。ただキャラクターによってはフィギュアやコスプレなど立体(3次元)での表現をされることも少なくない。このような点を含みつつも現代の日本語において、2次元と言う言葉は(必ずしも本来の意味である「平面」ではなく)「架空」を表す比喩としてしばしば用いられている。
またこの文脈において、アイドル・歴史上の人物など実在のキャラクターは、それが映像・漫画など平面上で表現される場合であっても3次元と呼ばれ、これが2次元の対義語とされている(実在人物を題材にした創作についてはナマモノという呼称も一般的)。
ちなみに、近年では3D空間におけるキャラクターの表現にトゥーンレンダリングが登場している。
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