ケヴィン・スペイシー




































ケヴィン・スペイシー
Kevin Spacey

Kevin Spacey
ケヴィン・スペイシー

本名
Kevin Spacey Fowler
生年月日
(1959-07-26) 1959年7月26日(59歳)
出生地
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ニュージャージー州サウスオレンジ
職業
俳優、監督、プロデューサー、脚本家、歌手
ジャンル
映画、舞台、テレビドラマ
活動期間
1981年-
主な作品

映画
『ユージュアル・サスペクツ』
『セブン』
『L.A.コンフィデンシャル』
『アメリカン・ビューティー』
『ペイ・フォワード 可能の王国』
『ビヨンド the シー 夢見るように歌えば』
『スーパーマン リターンズ』
『ベイビー・ドライバー』

テレビドラマ
『ハウス・オブ・カード 野望の階段』



























ケヴィン・スペイシーKevin Spacey, 本名: Kevin Spacey Fowler, 1959年7月26日 – )は、アメリカ合衆国の俳優、ロンドンのオールド・ヴィック・シアターの元芸術監督。1990年代中ごろからは脚本家・映画監督・プロデューサーとしても活動した。




目次






  • 1 来歴


    • 1.1 私生活




  • 2 フィルモグラフィ


    • 2.1 出演


      • 2.1.1 映画


      • 2.1.2 テレビシリーズ


      • 2.1.3 ゲーム




    • 2.2 監督・製作




  • 3 脚注


  • 4 関連項目


  • 5 外部リンク





来歴


ニュージャージー州サウスオレンジにて、3人兄弟の末っ子として生まれる。1963年に南カリフォルニアに転居。ノースリッジ軍人学校に通うも、喧嘩(同級生にタイヤを投げつけた)が原因で退学。ロサンゼルスの高校に転入したころから本格的に俳優への道を志すようになる。一時期、スタンダップ・コメディアンとして活動したのち、1979年にニューヨークへ渡り、ジュリアード学院に入学するが2年で中退[1]。1981年にシェイクスピア・フェスティバルで舞台デビューした。


1986年には『心みだれて』で映画デビューを果たすと、1991年にはニール・サイモン作の舞台『ロスト・イン・ヨンカーズ』でトニー賞を受賞。歌・ダンス・演技の全てをそつなくこなす俳優として次第に業界関係者の注目を集めるようになる。


1995年に『セブン』の演技で注目を浴び、同年の『ユージュアル・サスペクツ』でアカデミー助演男優賞をはじめとして数多くの映画賞を受賞し、映画俳優としての地位を確固たるものとした。1999年には『アメリカン・ビューティー』でアカデミー主演男優賞を受賞。同年にはユージン・オニール作の舞台『氷人来る(英語版)』への出演も話題になった。


2004年の映画『ビヨンド the シー 夢見るように歌えば』では、監督・製作・脚本・出演の4役を務めた。ロンドンのオールド・ヴィック・シアターの芸術監督を、2004年から2015年まで務めた。


2006年公開の『スーパーマン リターンズ』では、かつてジーン・ハックマンが演じた悪役レックス・ルーサーをハックマンと見まがうほど、役に入り込み演じたことで批評家・観衆双方の絶賛を得た。


モノマネが得意で、これまでアル・パチーノ、クリストファー・ウォーケン、ジャック・レモン、ビル・クリントンなどのモノマネを披露したことがある。


2015年、名誉ナイトとして第2位のKBE (Knight Commander of the Order) を受勲[2]


2017年10月、俳優のアンソニー・ラップが14歳の時にスペイシーにセクシャルハラスメントを受けたと告発した[3][4]。その後、多くの男性たちが同様の告発を行った[5][6]。その結果、Netflixはスペイシーとのあらゆる関係を打ち切り、主演映画『Gore』の放映を中止。主演ドラマ『ハウス・オブ・カード』シーズン6のキャストからもスペイシーを外した(彼が演じたフランシス・アンダーウッドは死亡した設定となった)[7]。撮影を終えて公開間近であった映画『ゲティ家の身代金』は、クリストファー・プラマーが代役に立てられ、スペイシーの全出演シーンが撮り直された。2018年公開の映画『ビリオネア・ボーイズ・クラブ』は、告発より前の2016年に完成していたこともあり、セクシャルハラスメントを黙認しない旨とキャスト・スタッフの努力を届けたいという思いを配給側が発表した上で、スペイシーの出演シーンに手を加えず公開に踏み切った[8]。2018年現在、芸能界からは事実上の引退状態である。



私生活


結婚歴は一度もない。私生活についてはほとんど語らず、何も明かさなかったため[9]、ゲイではないかと長年にわたり指摘され続けていたが、本人は否定していた[10][11][12][13]


しかしながら2017年10月、1986年にアンソニー・ラップ(当時14歳)に性的暴行を加えようとした事実がラップ自身の告発により発覚[14]。この件を「深く酔っていて覚えていない」としながらも謝罪し、同時にゲイであると明言。カミングアウトに至った[15]。このカミングアウトに対しては「同性愛とペドフィリアの間に何らかの関係があるという偏見を強化した」「セクハラ告発から注目をそらすための巧妙な策だ」という主旨の批判が同業者及びLGBT関係者から殺到した[16][17][18]


高校ではメア・ウィニンガムとヴァル・キルマーと同級生だった[19]。在学中にメアがマリア役、スペイシーがトラップ大佐役で『サウンド・オブ・ミュージック』を上演したこともある。



フィルモグラフィ



出演



映画










































































































































































































































































































公開年 邦題
原題
役名 備考
1986
心みだれて
Heartburn
地下鉄泥棒 カメオ出演
1988 ジブラルタル号の出帆(たびだち)
Rocket Gibraltar
ドウェイン・ハンソン

ワーキング・ガール
Working Girl
ボブ・スペック
1989
見ざる聞かざる目撃者
See No Evil, Hear No Evil
キルゴ

晩秋
Dad
マリオ
1990
テロリストを撃て!
A Show of Force
フランク

ヘンリー&ジューン/私が愛した男と女
Henry & June
リチャード・オズボーン
1992
摩天楼を夢みて
Glengarry Glen Ross
ジョン・ウィリアムソン

隣人
Consenting Adults
エディ・オーティス
1994
白銀に燃えて
Iron Will
ハリー・キングスレイ
サイレントナイト/こんな人質もうこりごり
The Ref
ロイド
ザ・プロデューサー
Swimming with Sharks
バディ・アッカーマン 兼製作
1995
ユージュアル・サスペクツ
The Usual Suspects
ロジャー・キント(ヴァーバル)
アカデミー助演男優賞 受賞

アウトブレイク
Outbreak
ケイシー・シュラー少佐

セブン
Se7en
ジョン・ドゥ
MTVムービー・アワード 悪役賞 受賞
1996
リチャードを探して
Looking for Richard
ドキュメンタリー

評決のとき
A Time to Kill
ルーファス・バックリー
1997
L.A.コンフィデンシャル
L.A. Confidential
ジャック・ヴィンセンス

真夜中のサバナ
Midnight in the Garden of Good and Evil
ジム・ウィリアムズ
1998
交渉人
The Negotiator
クリス・セイビアン

バグズ・ライフ
A Bug's Life
ホッパー 声の出演

キャスティング・ディレクター
Hurlyburly
ミッキー
1999
アメリカン・ビューティー
American Beauty
レスター
アカデミー主演男優賞 受賞
英国アカデミー賞 主演男優賞 受賞
ビッグ・チャンス
The Big Kahuna
ラリー・マン 兼製作
2000
私が愛したギャングスター
Ordinary Decent Criminal
マイケル・リンチ

ペイ・フォワード 可能の王国
Pay It Forward
ユージーン・シモネット
2001
光の旅人 K-PAX
K-PAX
プロート

シッピング・ニュース
The Shipping News
クオイル
2002
オースティン・パワーズ ゴールドメンバー
Austin Powers in Goldmember
カメオ出演
2003
ライフ・オブ・デビッド・ゲイル
The Life of David Gale
デビッド・ゲイル
2004
ビヨンド the シー 夢見るように歌えば
Beyond the Sea
ボビー・ダーリン 兼監督・脚本・製作

16歳の合衆国
The United States of Leland
アルバート・T・フィッツジェラルド 兼製作
2005
F.R.A.T./戦慄の武装警察
Edison Force
ウォレス
2006
スーパーマン リターンズ
Superman Returns
レックス・ルーサー
2007
ブラザーサンタ
Fred Claus
クライド
2008
ラスベガスをぶっつぶせ
21
ミッキー・ローザ 兼製作
2009
精神科医ヘンリー・カーターの憂欝
Shrink
ヘンリー・カーター 兼製作

月に囚われた男
Moon
ガーティの声 声の出演

ヤギと男と男と壁と
The Men Who Stare at Goats
ラリー・ホッパー
2010
ロビイストの陰謀
Casino Jack
ジャック・アブラモフ
Father of Invention Robert Axle
2011
ジャスト・ア・ヒーロー
形影不离
チャック 第7回大阪アジアン映画祭で『離れられない』の邦題で上映

マージン・コール
Margin Call
サム・ロジャース

モンスター上司
Horrible Bosses
デイヴ・ハーケン
2012 エンベロープ
Envelope
エフゲニー・ペトロフ 短編映画
2014
モンスター上司2
Horrible Bosses 2
デイヴ・ハーケン
2015
エルヴィスとニクソン 〜写真に隠された真実〜
Elvis & Nixon
リチャード・ニクソン
2016
メン・イン・キャット
Nine Lives
トム・ブランド [20]
2017
ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー
Rebel in the Rye
ウィット・バーネット(英語版)

ベイビー・ドライバー
Baby Driver
ドク

ゲティ家の身代金
All the Money in the World
ジャン・ポール・ゲティ ※のちに降板
2018
ビリオネア・ボーイズ・クラブ
Billionaire Boys Club
ロン・レヴィン


テレビシリーズ












































日本語題
原題
役名 備考
1988 ダーティ・ブル
Wiseguy
計7話出演
七十年目の審判
The Murder of Mary Phagan
ウェス・ブレント ミニシリーズ
1990 告発弁護人
Darrow
クラレンス・ダロウ テレビ映画
1994 ブラック・プロジェクト/アメリカを震撼させた男
Doomsday Gun
ジム・プライス テレビ映画
2008 リカウント
Recount
ロン テレビ映画
2013–2017
ハウス・オブ・カード 野望の階段
House of Cards
フランシス・アンダーウッド 兼製作総指揮
主演


ゲーム















日本語題
原題
役名 備考
2014
コール オブ デューティ アドバンスド・ウォーフェア
Call of Duty: Advanced Warfare
ジョナサン・アイアンズ


監督・製作






































































































公開年 邦題
原題
担当 備考
1994 ザ・プロデューサー
Swimming with Shark
共同製作 兼出演
1997
アルビノ・アリゲーター
Albino Alligator
監督
1999 ビッグ・チャンス
The Big Kahuna
製作 兼出演
2000 ダイヴ
Interstate 84
製作総指揮
2002
16歳の合衆国
The United States of Leland
製作 兼出演
2004
ビヨンド the シー 夢見るように歌えば
Beyond the Sea
監督・脚本・製作 兼出演
2006
パラダイス・ロスト
Mini's First Time
製作

バーナード・アンド・ドリス
Bernard and Doris
製作総指揮
2008
ラスベガスをぶっつぶせ
21
製作 兼出演

ファイナル・ミッション
Columbus Day
製作
2009
精神科医ヘンリー・カーターの憂欝
Shrink
製作 兼出演

ファンボーイズ
Fanboys
製作
2010
ソーシャル・ネットワーク
The Social Network
製作総指揮
2011
SAFE/セイフ
Safe
製作総指揮
2013
キャプテン・フィリップス
Captain Phillips
製作総指揮
2017 マンハント
Manhunt: Unabomber
製作総指揮


脚注


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  1. ^ Stated on Inside the Actors Studio, 2000


  2. ^ “ケビン・スペイシーに英国名誉ナイトの称号”. 映画.com (2015年6月22日). 2015年6月22日閲覧。


  3. ^ Nordyke, Kimberly (2017年10月29日). “'Star Trek' star claims Kevin Spacey made a pass at him at age 14; Spacey apologizes, comes out as gay”. The Hollywood Reporter. http://www.hollywoodreporter.com/news/star-trek-star-claims-kevin-spacey-made-a-pass-at-him-at-age-14-1052828 2017年10月30日閲覧。 


  4. ^ Felman, Kate (2017年10月29日). “Anthony Rapp accuses Kevin Spacey of trying to seduce him when he was 14”. New York Daily News. http://www.nydailynews.com/entertainment/anthony-rapp-claims-kevin-spacey-seduce-14-article-1.3598031 2017年10月29日閲覧。 


  5. ^ Miller, Mike (2017年11月2日). “Kevin Spacey accused of sexual misconduct by eight House of Cards employees: report”. People. http://people.com/movies/kevin-spacey-accused-of-sexual-misconduct-by-eight-house-of-cards-employees-report/ 2017年11月3日閲覧。 


  6. ^ Brown, Mark; Weaver, Matthew (2017年11月2日). “Kevin Spacey: Old Vic accused of ignoring sexual misconduct allegations”. The Guardian. https://www.theguardian.com/culture/2017/nov/01/old-vic-accused-of-ignoring-sexual-misconduct-by-kevin-spacey 2017年11月3日閲覧。 


  7. ^ Adalian, Joe. “House of Cards Will Return for a Final 8-Episode Season Without Kevin Spacey” (英語). Vulture. http://www.vulture.com/2017/12/house-of-cards-will-return-for-a-final-8-episode-season.html 2017年12月4日閲覧。 


  8. ^ Stolworthy, Jacob (2018年6月20日). “Kevin Spacey returning to cinemas for first time since sexual assault allegations”. The Independent (London, England: Independent Print Ltd.). https://www.independent.co.uk/arts-entertainment/films/news/kevin-spacey-new-film-billionaire-boys-club-sexual-misconduct-allegations-release-date-trailer-a8407801.html 2018年7月25日閲覧。 


  9. ^ Jeff Mauro (July/August 2006). “Kevin Spacey's balancing act”. Player. http://www.drivingmrspacey.com/Player2006.htm 


  10. ^ “Playboy interview”. http://www.kevinspacey.de/Presse/Playboy_englisch/playboy_englisch.html 


  11. ^ “Kevin Spacey: fighting back”. http://www.rochestergoesout.com/mov/a/amesid.html 


  12. ^ Interview by Lesley White, portraits by Peter Marlow (1999年12月19日). “Spacey's Odyssey”. The Sunday Times Magazine. http://www.drivingmrspacey.com/TheSundayTimesMagazine.htm 


  13. ^ Sara Bliss (2007年5月). “The Drama King”. Gotham Magazine. http://kspacey.egloos.com/257064 


  14. ^ Kanetkar, Riddhima (2017年10月29日). “Kevin Spacey: Sexual Advances On Teenaged Anthony Rapp Was ‘Inappropriate Drunken Behavior’”. International Business Times (New York). http://www.ibtimes.com/kevin-spacey-sexual-advances-teenaged-anthony-rapp-was-inappropriate-drunken-behavior-2607825 2017年10月29日閲覧。 


  15. ^ https://twitter.com/KevinSpacey/status/924848412842971136


  16. ^ “Zachary Quinto Slams Kevin Spacey For Coming Out Amid Sexual Harassment Allegations”. 2017年10月30日閲覧。


  17. ^ “Kevin Spacey Criticized for Using Apology to Anthony Rapp to Come Out”. 2017年10月30日閲覧。


  18. ^ “Kevin Spacey's Coming Out Was the Worst in History”. 2017年10月30日閲覧。


  19. ^ “Driving Mr. Spacey - interview with actor Kevin Spacey”. Interview. (1997年2月). http://findarticles.com/p/articles/mi_m1285/is_n2_v27/ai_19192185/ 


  20. ^ “ケヴィン・スペイシーが猫になるコメディ「メン・イン・キャット」公開”. 映画ナタリー. (2016年9月21日). http://natalie.mu/eiga/news/202500 2016年9月21日閲覧。 




関連項目



  • トリガー・ストリート・プロダクション - ケヴィン・スペイシーが設立した製作会社。


外部リンク








  • ケヴィン・スペイシー - allcinema


  • Kevin Spacey - インターネット・ムービー・データベース(英語)


  • Kevin Spacey - インターネット・ブロードウェイ・データベース(英語)


  • Kevin Spacey - Internet off-Broadway Database(英語)


  • ケヴィン・スペイシー (@KevinSpacey) - Twitter
















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