渥美かをる
渥美かをる(あつみ かおる、1911年(明治44年)7月20日 - 1977年(昭和52年)12月10日)は、愛知県出身の国文学者。『平家物語』の研究で知られる。
夫は名古屋市で区長や教育長を務めた渥美善三、娘に実業家・著述家の渥美育子がいる。
目次
1 略年譜
2 著書
3 校注
4 参考文献
略年譜
- 1939年(昭和14年) 東北帝国大学卒
- 1948年(昭和23年) 愛知県立女子専門学校教授
以後、愛知県立女子短期大学教授、愛知県立女子大学教授、愛知県立大学教授を歴任
- 1962年(昭和37年)「平家物語の基礎的研究」で東北大学から文学博士
- 1963年(昭和38年) 中日文化賞
- 1977年(昭和52年) 死去(満66歳)、瑞宝章を没後受勲
著書
- 『平家物語の基礎的研究』 三省堂、1962年
- 『軍記物語と説話』 笠間書院、1979年
平家正節刊行会 編『平家正節』 大学堂書店、1974年
奥村三雄 共編著『平家正節の研究』 大学堂書店、1980年
奥村家蔵 共編著『当道座・平家琵琶資料』 大学堂書店、1984年
校注
高木市之助・小沢正夫・金田一春彦 共校注『日本古典文学大系 平家物語』 岩波書店、1959年- 古典資料類従『源平盛衰記 慶長古活字版』全6巻 勉誠社、1977–78年
- 古典資料類従『平家物語 波多野流節付語り本』全6巻 勉誠社、1977–78年
横井也有 著『平語』 角川書店、1977年
参考文献
渥美かをる(kotobank.jp)
[1](娘・渥美育子の企業情報)