おかず
おかず(御数、御菜)とは、食事の際の献立のなかで主食に付け合せて食べる料理を幅広く指すものである。漢字では菜。懐石等では、一汁三菜などと記述される。日本食の「おかず」は英語でもOkazuと表現されることがある。
「ウィキペディア英語版のen:Okazu」も参照
目次
1 概論
2 派生的語義
3 注釈
4 関連項目
概論
おかずとは、副食や惣菜のこと。もとは女房言葉で、「数を取り揃える」の意からこう呼ばれるようになった[1]。安土桃山時代に宣教師の日本語の記録に記載があり、日葡辞書に載っている[2]。江戸末期には、口語としては庶民にまで一般的に使われるようになった。
沖縄県の大衆食堂には「おかず」というメニューがある。内容は店や地域によってまちまちであるが、基本的には野菜炒めに卵焼きや豚肉の煮つけなどを組み合わせたものであることが多い。
派生的語義
音楽の分野ではオブリガートやフィルインなど、音楽全体に一味加えるものの事をオカズと呼ぶ場合がある。
自慰行為をする際に性的興奮を得るための材料とするもの。
視覚的なもの(写真、動画など)も含むが、主として想像上の事柄をオカズと呼ぶことが多い。
注釈
^ 語源由来事典「おかず」にも、おまわり同源説などと共に解説されている
^ 日葡辞書(1603-1604)「Vocazu (ヲカズ)。すなわち、サイ」
関連項目
- 女房言葉
- 会席料理
- 普茶料理
- 神饌
- おばんざい
- 惣菜