ランスロット・ブラウン
ランスロット・『ケイパビリティ』・ブラウン(Lancelot 'Capability' Brown、1716年 - 1783年2月6日)は、イギリスの風景式庭園の設計者。ブラウンに『ケイパビリティ』というニックネームが付けられたのは、ブラウンは造園の依頼主たちに、彼らの所有地は「もっと素晴らしい庭園になる将来性(ケイパビリティ)がある」と言うのが口癖だったからと言うわれてがある。
世界遺産にもなっているブレナム宮殿を始め、チャッツワース・ハウス、ハイクレア・カースル、ウォリック城など、ブラウンの設計した庭園。手がけた庭園の数は170超えるイギリスの庭園史に残る造園家である。
目次
1 人物
2 その他
3 作品
4 関連項目
人物
ブラウンは1716年、イングランド最北部、スコットランドとの境界に近いイングランド北東部ノーサンバランド、カークハールに生まれる。学業を終えたブラウンは、地元の大地主であるウィリアム・ロレイン卿の屋敷に、園芸の基礎を学んでいく。
1741年にバッキンガムシャーのストウ庭園 (Stowe Landscape Gardens)に庭師に任ぜられる。ブラウンはここで晩年を迎えていた造園家ウィリアム・ケントから様々な植物の知識や建築技術、土木工事といった大掛かりな技術までを学び、生来の才能に磨きをかけていく。
1750年ブラウンは十年近くを過ごしたストウ屋敷を離れロンドンへと向かう。この時期から約十年はブラウンの黄金期ともいうべき時期で、彼は前述のブレナム宮殿やチャッツワース・ハウス、ペットワース・ハウス (Petworth House) などに代表される名庭園を次々と作り出していく。
その他
18世紀最後の偉大な英国の芸術家。
イングランド地方の最も偉大な庭師。- 口癖から、ケーパビリティ・ブラウン。
などとも呼ばれる。
作品
- 170以上の庭園を設計した。
関連項目
- 小堀政一
- ウィリアム・ケント