ビワハイジ

















































































ビワハイジ


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品種
サラブレッド
性別

毛色
青鹿毛
生誕
1993年3月7日(25歳)
登録日
1995年4月6日
抹消日
1998年3月27日

Caerleon

アグサン
母の父
Lord Gayle
生国
日本の旗 日本(北海道新冠町)
生産
早田牧場新冠支場
馬主
有限会社ビワ
調教師
濱田光正(栗東)
調教助手
上籠三男
厩務員
樺沢司
競走成績
生涯成績
10戦4勝
獲得賞金
1億5328万0000円
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ビワハイジ(1993年3月7日 - )は、日本の競走馬で、現在は繁殖牝馬である。おもな勝ち鞍は、阪神3歳牝馬ステークス。おもな産駒にGI・6勝のブエナビスタや阪神ジュベナイルフィリーズの勝ち馬ジョワドヴィーヴル、近親にGI・3勝のマンハッタンカフェがいる。




目次






  • 1 競走馬時代


    • 1.1 3歳


    • 1.2 4歳


    • 1.3 5歳以降




  • 2 競走成績


  • 3 繁殖牝馬時代


    • 3.1 繁殖成績




  • 4 血統表


  • 5 出典


  • 6 外部リンク





競走馬時代


※馬齢は旧表記(数え年)で統一する。



3歳


デビュー戦は1995年6月10日、札幌芝1000mの新馬戦に出走し、単勝1.5倍の1番人気に応えて勝利した。次走の札幌3歳ステークスも制して、重賞ウィナーとなった。その後、約4ヶ月の調整を経て阪神3歳牝馬ステークスに直行、4番人気だったが、エアグルーヴらを退けて逃げ切りでGI初制覇を遂げた。このGI制覇が決め手となり、この年のJRA賞最優秀3歳牝馬を受賞した。



4歳


1996年、初戦のチューリップ賞ではエアグルーヴの2着と順調なスタートを切ったが、本番の桜花賞では2番人気に支持されるも体調不良により15着と大敗した。ここで陣営は次走にオークスではなく、シャダイソフィア(1983年の桜花賞馬)以来13年ぶりとなる牝馬による日本ダービー挑戦を選択したが、全く見せ場なく13着に敗れた。さらにレース後に骨折が判明し、長期休養に入った。



5歳以降


復帰したのは、翌1997年10月のオープン特別・カシオペアステークスだった。このレースで5着になった後、エリザベス女王杯に出走したが7着に敗れ、12月には阪神牝馬特別にも出走したが7着に終わった。


年が明けて1998年1月の京都牝馬特別で同期の桜花賞馬ファイトガリバーらを下し、2年1か月ぶりに勝利を飾った。だが、その後再び脚部不安に陥ったため、競走生活を断念。引退して、繁殖牝馬となった。



競走成績






































































































































































































年月日
競馬場
競走名

頭数
オッズ
(人気)
着順
騎手
斤量
距離(馬場)
タイム
(上り3F)
タイム

勝ち馬/(2着馬)

1995.
6.

10

札幌

3歳新馬

9
1.5
(1人)

1着

武豊
53
芝1000m(良)
0:58.8 (35.5)
-0.1
(コバルトウインド)

7.

30
札幌

札幌3歳S

GIII
15
6.1
(3人)

1着
武豊
53
芝1200m(稍)
1:12.0 (37.6)
-0.6
(キッスパシオン)

12.

3

阪神

阪神3歳牝馬S

GI
11
8.7
(4人)

1着

角田晃一
53
芝1600m(良)
1:35.3 (34.2)
-0.1
(エアグルーヴ)

1996.
3.

2
阪神

チューリップ賞

GIII
14
2.3
(1人)
2着
角田晃一
54
芝1600m(稍)
1:35.0 (36.2)
0.8
エアグルーヴ

4.

7
阪神

桜花賞

GI
18
4.8
(2人)
15着
角田晃一
53
芝1600m(良)
1:37.0 (37.3)
2.6

ファイトガリバー

6.

2

東京

東京優駿

GI
17
71.8
(10人)
13着
角田晃一
55
芝2400m(良)
2:27.9 (36.1)
1.8

フサイチコンコルド

1997.
10.

18

京都
カシオペアS
OP
8
9.6
(5人)
5着
角田晃一
55
芝2000m(良)
2:01.4 (36.7)
0.7
ユウトウセイ

11.

9
京都

エリザベス女王杯

GI
15
23.0
(5人)
7着
角田晃一
56
芝2200m(良)
2:12.9 (35.9)
0.4

エリモシック

12.

14
阪神

阪神牝馬特別

GII
16
8.9
(4人)
7着
角田晃一
55
芝1600m(良)
1:35.1 (36.2)
0.6
エアウイングス

1998.
1.

31
京都

京都牝馬特別

GIII
13
3.8
(3人)

1着

O.ペリエ
55
芝1600m(良)
1:35.1 (36.2)
-0.3
(ランフォザドリーム)


繁殖牝馬時代


繁殖入り後は生まれ故郷でもある早田牧場新冠支場で繋養されていたが、早田牧場の自己破産に伴い、2003年頃にノーザンファームへ移動している。


第3子アドマイヤジャパンが京成杯を勝ち、クラシックでも皐月賞3着、菊花賞2着と好走、ディープインパクトのライバルとして活躍した。また、第4子アドマイヤオーラがシンザン記念と皐月賞トライアルの弥生賞を勝利した。さらに、第6子ブエナビスタは阪神ジュベナイルフィリーズ(旧・阪神3歳牝馬ステークス)を勝ち、母娘制覇を果たしている。後に桜花賞・オークスに勝利し、牝馬二冠も達成したほか、天皇賞(秋)やジャパンカップで牡馬相手に優勝した。


なお、2005年7月12日のセレクトセールではビワハイジの2005(父:アグネスタキオン、競走馬名アドマイヤテンカ)が1億2500万円で落札されたが、2007年9月5日、ノーザンファームでの調教中に右後肢を粉砕骨折し、安楽死処分となった。


2007年にはディープインパクトと交配され、2008年に産駒は2億2千万円で落札された。この馬は後にトーセンレーヴと名づけられ2011年にデビューした。


アドマイヤジャパン以降の産駒はトーセンレーヴを除いてすべて松田博資が管理しているが、これは有限会社ビワの中島勇が2002年に急逝し、馬主業から撤退することになり、その時松田が吉田勝己を紹介してビワハイジを含む競走馬を引き受けてもらったことが関係している[1]



繁殖成績


※産駒の戦績は2017年7月5日現在





































































































































馬名 誕生年 毛色 厩舎 馬主 戦績
1 ビワワールド 1999年 鹿毛 ブライアンズタイム 栗東・濱田光正 (有)ビワ
24戦3勝(引退)
2 ファインセラ 2001年 青鹿毛 サンデーサイレンス
美浦・久保田貴士
など
吉田和美 14戦6勝(引退・繁殖)
3 アドマイヤジャパン 2002年 栗毛 栗東・松田博資
近藤利一 10戦2勝(引退・種牡馬)
4 アドマイヤオーラ 2004年 鹿毛 アグネスタキオン 16戦4勝(引退・種牡馬)
5 アドマイヤテンカ 2005年 鹿毛 未出走(死亡)
6 ブエナビスタ 2006年 黒鹿毛 スペシャルウィーク (有)サンデーレーシング
23戦9勝(引退・繁殖)
7 アーデルハイト 2007年 黒鹿毛 アグネスタキオン 1戦0勝(引退・繁殖)
8 トーセンレーヴ 2008年 鹿毛 ディープインパクト 栗東・池江泰寿
島川隆哉 33戦8勝(引退[2]・種牡馬)
9 ジョワドヴィーヴル 2009年 鹿毛 栗東・松田博資 (有)サンデーレーシング 6戦2勝(死亡)
10 サングレアル 2011年 青鹿毛 ゼンノロブロイ 栗東・松田博資
→栗東・池添学
13戦2勝(引退・繁殖)[3]
11 エルプシャフト 2013年 青鹿毛 ディープインパクト 栗東・角居勝彦
→栗東・中竹和也

12 プリメラビスタ 2015年 栗毛 オルフェーヴル 栗東・池添学

  • 産駒のおもな勝ち鞍


    • アドマイヤジャパン(京成杯-GIII)


    • アドマイヤオーラ(京都記念-GII、弥生賞-JpnII、シンザン記念-JpnIII)


    • ブエナビスタ(ジャパンカップ-GI、天皇賞(秋)-GI、優駿牝馬-JpnI、桜花賞-JpnI、ヴィクトリアマイル-GI、阪神ジュベナイルフィリーズ-JpnI、京都記念-GII、チューリップ賞-JpnIII)


    • トーセンレーヴ(エプソムカップ-GIII)


    • ジョワドヴィーヴル(阪神ジュベナイルフィリーズ-GI)


    • サングレアル(フローラステークス-GII)



2012年6月10日、トーセンレーヴのエプソムカップ優勝により、中央競馬の重賞を勝った産駒が5頭となり、初の記録と報じられた[4][5]



血統表









































































ビワハイジの血統(ニジンスキー系 / Princequillo4×5=9.38% Turn-to5×4=9.38%)
(血統表の出典)[§ 1]
父系
ニジンスキー系

[§ 2]



Caerleon
1980 鹿毛

父の父

Nijinsky II
1967 鹿毛

Northern Dancer

Nearctic

Natalma

Flaming Page

Bull Page
Flaring Top

父の母
Foreseer
1969 黒鹿毛

Round Table

Princequillo
Knight's Daughter
Regal Gleam

Hail to Reason
Miz Carol



*アグサン
Aghsan
1985 青毛

母の父
Lord Gayle
1965 黒鹿毛

Sir Gaylord

Turn-to

Somethingroyal
Sticky Case

Court Martial
Run Honey

母の母
Santa Luciana
1973 黒鹿毛
Luciano
Henry the Seventh
Light Arctic
Suleika
Ticino
Schwarzblaurot F-No.16-c

母系(F-No.)

16号族(FN:16-c)
[§ 3]
5代内の近親交配

Princequillo4×5、Turn-to4×5
[§ 4]
出典


  1. ^ JBISサーチ ビワハイジ 5代血統表2017年8月30日閲覧。


  2. ^ netkeiba.com ビワハイジ 5代血統表2017年8月30日閲覧。


  3. ^ JBISサーチ ビワハイジ 5代血統表2017年8月30日閲覧。


  4. ^ JBISサーチ ビワハイジ 5代血統表2017年8月30日閲覧。


母の半妹の仔に菊花賞、有馬記念、天皇賞(春)勝ちのマンハッタンカフェやオールカマー勝ちのエアスマップ。その孫にクイーンステークスやクイーンカップ勝ちのアプリコットフィズがいる。



出典





  1. ^ 週刊競馬ブック 12月24/25日号 芦谷有香の特別インタビュー『松田博資調教師』


  2. ^ トーセンレーヴ号が競走馬登録抹消日本中央競馬会、2017年7月5日閲覧


  3. ^ サングレアル号が競走馬登録抹消日本中央競馬会、2016年3月24日閲覧


  4. ^ 下村静史 (2012年6月10日). “【エプソムC】トーセンレーヴ重賞初制覇!5きょうだい重賞Vは初” (日本語). Gallop online. 産経デジタル. 2012年6月19日閲覧。


  5. ^ 有吉正徳 (2012年6月12日). “馬事当風「偉大なる母ビワハイジ」” (日本語). アスパラクラブ. 朝日新聞. 2012年6月19日閲覧。




外部リンク





  • 競走馬成績と情報 netkeiba、Yahoo!スポーツ競馬、JBISサーチ、Racing Post


  • ビワハイジ - 競走馬のふるさと案内所






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