東京スポーツ杯2歳ステークス
東京スポーツ杯2歳ステークス | |
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開催国 | 日本 |
主催者 | 日本中央競馬会 |
競馬場 | 東京競馬場 |
2017年の情報 | |
距離 | 芝1800m |
格付け | GIII |
賞金 | 1着賞金3300万円 |
出走条件 | サラ系2歳(国際)(指定) |
負担重量 | 馬齢(55kg、牝馬1kg減) |
出典 | [1][2] |
東京スポーツ杯2歳ステークス(とうきょうスポーツはいにさいステークス)は、日本中央競馬会(JRA)が東京競馬場で施行する中央競馬の重賞競走(GIII)である。
寄贈賞を提供する東京スポーツは、東京都江東区に本社を置く新聞社[3]。
正賞は東京スポーツ杯[2]。
目次
1 概要
1.1 競走条件
1.2 賞金
2 歴史
2.1 歴代優勝馬
2.2 1995年までの優勝馬
3 脚注・出典
3.1 注釈
3.2 出典
3.2.1 各回競走結果の出典
4 外部リンク
概要
1966年にオープン特別「東京3歳ステークス(とうきょうさんさいステークス)」の名称で創設された、3歳(現2歳)馬による競走[4][5]。1968年より名称が「府中3歳ステークス(ふちゅうさんさいステークス)」に改められ、以来3歳オープンの特別競走として長らく施行してきたが、1996年に3歳重賞競走整備の一環として重賞(GIII[注 1])に格上げ、「朝日杯3歳ステークス(現:朝日杯フューチュリティステークス)」の前哨戦として位置づけられた[4][5]。あわせて指定交流競走にも指定され、地方競馬所属馬は2頭まで出走可能となった[4][5]。
1997年より名称を「東京スポーツ杯3歳ステークス(とうきょうスポーツはいさんさいステークス)」に改め、2001年から馬齢表記を国際基準へ変更したのに伴い、現名称となった[4][5]。創設時の施行距離は芝1400mだったが、1984年より芝1800mに改められ、現在に至る[4][5]。
格付表記は2007年に日本がパートI国へ昇格した際「JpnIII」へ変更。2010年には外国馬も出走可能な国際競走に指定され、国際格付の「GIII」に改められた[4][5]。
本競走の上位馬が翌年(3歳時)のクラシックでも活躍することがあるなど、大レースへの登竜門としても注目を集める競走である[5]。
競走条件
以下の内容は、2017年現在[2]のもの。
出走資格:サラ系2歳
- JRA所属馬
- 地方競馬所属馬(後述)
- 外国調教馬(9頭まで、優先出走)
負担重量:馬齢(牡馬・セン馬55kg、牝馬54kg)
ホープフルステークスのステップ競走に指定されており、地方競馬所属馬はホープフルステークスの出走候補馬(3頭まで)に優先出走が認められている[6]。また、本競走で2着以内の成績を収めた地方競馬所属馬にはホープフルステークスの優先出走権が与えられる。
なお、2016年までは朝日杯フューチュリティステークスのステップ競走に指定されており、地方競馬所属馬は朝日杯フューチュリティステークスの出走候補馬(2頭まで)に優先出走が認められていた[7][8]。また、本競走で2着以内の成績を収めた地方競馬所属馬には朝日杯フューチュリティステークスの優先出走権が与えられていた[7][8]。
賞金
2017年の1着賞金は3300万円で、以下2着1300万円、3着830万円、4着500万円、5着330万円[2]。
歴史
- 1966年 - 3歳馬によるオープン特別「東京3歳ステークス」の名称で創設、東京競馬場の芝1400mで施行[5]。
- 1968年 - 名称を「府中3歳ステークス」に変更[5]。
- 1977年 - 出走申込が3頭しかなかったため、競走取りやめ[9]。
- 1995年 - 特別指定交流競走に指定され、地方競馬所属馬が出走可能になる[5]。
- 1996年 - 重賞(GIII[注 1])に格付け[5]。
- 1997年 - 名称を「東京スポーツ杯3歳ステークス」に変更[5]。
- 2001年
馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件を「2歳」に変更。- 名称を「東京スポーツ杯2歳ステークス」に変更[5]。
- 2007年 - 日本のパートI国昇格に伴い、格付表記をJpnIIIに変更[5]。
- 2010年
国際競走に指定され、外国調教馬が9頭まで出走可能となる[5]。- 格付表記をGIII(国際格付)に変更[5]。
歴代優勝馬
優勝馬の馬齢は、2000年以前も現行表記に揃えている。
コース種別を表記していない距離は、芝コースを表す。
競走名は第1回が「府中3歳ステークス」、第2回から第5回が「東京スポーツ杯3歳ステークス」[5]。
回数 | 施行日 | 競馬場 | 距離 | 優勝馬 | 性齢 | タイム | 優勝騎手 | 管理調教師 | 馬主 |
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第1回 | 1996年11月17日 | 東京 | 1800m | ゴッドスピード | 牡2 | 1:49.7 | 石橋守 | 瀬戸口勉 | 近藤俊典 |
第2回 | 1997年11月15日 | 東京 | 1800m | キングヘイロー | 牡2 | 1:48.0 | 福永祐一 | 坂口正大 | 浅川吉男 |
第3回 | 1998年11月21日 | 東京 | 1800m | アドマイヤコジーン | 牡2 | 1:49.5 | 南井克巳 | 橋田満 | 近藤利一 |
第4回 | 1999年11月20日 | 東京 | 1800m | ジョウテンブレーヴ | 牡2 | 1:48.6 | 蛯名正義 | 相沢郁 | 田邉久男 |
第5回 | 2000年11月18日 | 東京 | 1800m | タガノテイオー | 牡2 | 1:48.5 | 藤田伸二 | 松田博資 | 八木良司 |
第6回 | 2001年11月17日 | 東京 | 1800m | アドマイヤマックス | 牡2 | 1:48.2 | 福永祐一 | 橋田満 | 近藤利一 |
第7回 | 2002年11月16日 | 中山 | 1800m | ブルーイレヴン | 牡2 | 1:50.2 | 武豊 | 角居勝彦 | 金子真人 |
第8回 | 2003年11月22日 | 東京 | 1800m | アドマイヤビッグ | 牡2 | 1:48.9 | 武豊 | 橋田満 | 近藤利一 |
第9回 | 2004年11月20日 | 東京 | 1800m | スムースバリトン | 牡2 | 1:48.2 | 蛯名正義 | 国枝栄 | 金子真人 |
第10回 | 2005年11月19日 | 東京 | 1800m | フサイチリシャール | 牡2 | 1:46.9 | 福永祐一 | 松田国英 | 関口房朗 |
第11回 | 2006年11月18日 | 東京 | 1800m | フサイチホウオー | 牡2 | 1:48.7 | 安藤勝己 | 松田国英 | 関口房朗 |
第12回 | 2007年11月17日 | 東京 | 1800m | フサイチアソート | 牡2 | 1:47.4 | 横山典弘 | 岩戸孝樹 | 関口房朗 |
第13回 | 2008年11月22日 | 東京 | 1800m | ナカヤマフェスタ | 牡2 | 1:47.7 | 蛯名正義 | 二ノ宮敬宇 | 和泉信子 |
第14回 | 2009年11月21日 | 東京 | 1800m | ローズキングダム | 牡2 | 1:48.2 | 小牧太 | 橋口弘次郎 | (有)サンデーレーシング |
第15回 | 2010年11月20日 | 東京 | 1800m | サダムパテック | 牡2 | 1:47.3 | C.スミヨン | 西園正都 | 大西定 |
第16回 | 2011年11月19日 | 東京 | 1800m | ディープブリランテ | 牡2 | 1:52.7 | 岩田康誠 | 矢作芳人 | (有)サンデーレーシング |
第17回 | 2012年11月17日 | 東京 | 1800m | コディーノ | 牡2 | 1:46.0 | 横山典弘 | 藤沢和雄 | (有)サンデーレーシング |
第18回 | 2013年11月16日 | 東京 | 1800m | イスラボニータ | 牡2 | 1:45.9 | 蛯名正義 | 栗田博憲 | (有)社台レースホース |
第19回 | 2014年11月24日 | 東京 | 1800m | サトノクラウン | 牡2 | 1:47.9 | R.ムーア | 堀宣行 | 里見治 |
第20回 | 2015年11月23日 | 東京 | 1800m | スマートオーディン | 牡2 | 1:49.5 | 武豊 | 松田国英 | 大川徹 |
第21回 | 2016年11月19日 | 東京 | 1800m | ブレスジャーニー | 牡2 | 1:48.3 | 柴田善臣 | 本間忍 | 島川隆哉 |
第22回 | 2017年11月18日 | 東京 | 1800m | ワグネリアン | 牡2 | 1:46.6 | 福永祐一 | 友道康夫 | 金子真人ホールディングス(株) |
第23回 | 2018年11月17日 | 東京 | 1800m | ニシノデイジー | 牡2 | 1:46.6 | 勝浦正樹 | 高木登 | 西山茂行 |
1995年までの優勝馬
施行日 | 優勝馬 | 性齢 | タイム | 優勝騎手 | 管理調教師 | |
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1966年11月3日 | ヤマニンカップ | 牡2 | 1:27.3 | 藤本勝彦 | 藤本冨良 | |
1968年11月23日 | スズサヤカ | 牡2 | 1:25.5 | 増沢末夫 | 森末之助 | |
1969年11月23日 | スイノオーザ | 牡2 | 1:28.5 | 大久保哲男 | 久保田金造 | |
1970年11月23日 | ヤシマライデン | 牡2 | 1:38.4 | 伊藤正徳 | 尾形藤吉 | |
1971年11月21日 | スズボクサー | 牡2 | 1:38.0 | 小林常泰 | 森末之助 | |
1972年11月26日 | ナスノチグサ | 牝2 | 1:37.4 | 中島啓之 | 稲葉幸夫 | |
1973年11月25日 | カネミクニ | 牡2 | 1:37.3 | 加賀武見 | 阿部正太郎 | |
1974年11月23日 | シャトードシンボリ | 牡2 | 1:38.7 | 池上昌弘 | 保田隆芳 | |
1975年11月22日 | スピリットスワプス | 牡2 | 1:41.0 | 中野栄治 | 荒木静雄 | |
1976年11月21日 | マルゼンスキー | 牡2 | 1:37.9 | 中野渡清一 | 本郷重彦 | |
1977年11月19日 | 競走取りやめ[9] | |||||
1978年11月19日 | シーバードパーク | 牝2 | 1:38.1 | 小迫次男 | 本郷重彦 | |
1979年11月18日 | リキウエーブ | 牝2 | 1:40.3 | 嶋田功 | 山岡寿恵次 | |
1980年11月16日 | ヘーゼルブロンド | 牝2 | 1:36.7 | 横山富雄 | 森安弘昭 | |
1981年10月17日 | トウショウペガサス | 牡2 | 1:23.1 | 中島啓之 | 奥平真治 | |
1982年10月23日 | デアリングパワー | 牡2 | 1:24.8 | 加藤和宏 | 二本柳俊夫 | |
1983年10月22日 | コンラートシンボリ | 牡2 | 1:26.3 | 岡部幸雄 | 田中和夫 | |
1984年11月18日 | シリウスシンボリ | 牡2 | 1:50.1 | 加藤和宏 | 二本柳俊夫 | |
1985年11月17日 | スイートナディア | 牝2 | 1:50.7 | 柴田政人 | 野平祐二 | |
1986年11月16日 | サクラロータリー | 牡2 | 1:49.7 | 小島太 | 境征勝 | |
1987年11月28日 | コクサイトリプル | 牡2 | 1:49.5 | 柴田政人 | 稗田敏男 | |
1988年11月26日 | サクラホクトオー | 牡2 | 1:48.6 | 小島太 | 境勝太郎 | |
1989年11月25日 | アサヒパシィオン | 牝2 | 1:48.6 | 中舘英二 | 石毛善衛 | |
1990年11月18日 | サクラヤマトオー | 牡2 | 1:51.2 | 小島太 | 境勝太郎 | |
1991年11月17日 | マチカネタンホイザ | 牡2 | 1:49.5 | 岡部幸雄 | 伊藤雄二 | |
1992年11月22日 | シュアリーウィン | 牡2 | 1:49.1 | 小島貞博 | 戸山為夫 | |
1993年11月21日 | アイネスサウザー | 牡2 | 1:51.2 | 横山典弘 | 本郷一彦 | |
1994年11月20日 | ホッカイルソー | 牡2 | 1:49.6 | 蛯名正義 | 田中清隆 | |
1995年11月19日 | バブルガムフェロー | 牡2 | 1:50.0 | 岡部幸雄 | 藤沢和雄 |
脚注・出典
注釈
- ^ ab当時の格付表記は、JRAの独自グレード。
出典
^ “重賞競走一覧(レース別・関東) (PDF)”. 日本中央競馬会. p. 42. 2015年11月14日閲覧。
- ^ abcd“平成29年第5回東京競馬番組 (PDF)”. 日本中央競馬会. 2015年11月16日閲覧。
^ “2015年度第5回東京競馬特別レース名解説(第7日) (PDF)”. 日本中央競馬会. p. 3. 2015年11月16日閲覧。
- ^ abcdefレースガイド(東京スポーツ杯2歳ステークス) - netkeiba.com、2014年11月22日閲覧
- ^ abcdefghijklmnopq“今週の注目レース(第20回東京スポーツ杯2歳ステークス:歴史・プレイバック)”. 日本中央競馬会. 2015年11月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年11月16日閲覧。
^ 地方馬が出走できるG1競走等とそのステップ競走について(平成29年度)日本中央競馬会、2016年11月16日閲覧
- ^ ab“「地」が出走できるGI競走とそのステップ競走について(平成27年度) (PDF)”. 日本中央競馬会. 2015年11月16日閲覧。
- ^ ab“平成27年度競馬番組一般事項 (PDF)”. 日本中央競馬会. 2015年11月16日閲覧。
- ^ ab日本中央競馬会『優駿』1978年1月号綴じ込みの競馬成績(p.462)
各回競走結果の出典
- 「東京スポーツ杯2歳ステークス (GIII)」『中央競馬全重賞競走成績集 【2歳・3歳編】』 日本中央競馬会、2006年、197-214頁。
- JRA年度別全成績
- (2017年)“第5回 東京競馬 第5日 (PDF)”. 日本中央競馬会. p. 6. 2017年11月19日閲覧。(索引番号:32059)
- (2016年)“第5回 東京競馬 第5日 (PDF)”. 日本中央競馬会. p. 6. 2016年11月20日閲覧。(索引番号:31083)
- (2015年)“第5回 東京競馬 第7日 (PDF)”. 日本中央競馬会. p. 6. 2015年11月24日閲覧。(索引番号:31083)
- (2014年)“第5回 東京競馬 第7日 (PDF)”. 日本中央競馬会. p. 6. 2015年11月16日閲覧。(索引番号:30083)
- (2013年)“第5回 東京競馬 第5日 (PDF)”. 日本中央競馬会. p. 6. 2015年11月16日閲覧。(索引番号:30059)
- (2012年)“第5回 東京競馬 第5日 (PDF)”. 日本中央競馬会. p. 6. 2015年11月16日閲覧。(索引番号:30059)
- (2011年)“第5回 東京競馬 第5日 (PDF)”. 日本中央競馬会. p. 6. 2015年11月16日閲覧。(索引番号:32059)
- (2010年)“第5回 東京競馬 第5日 (PDF)”. 日本中央競馬会. p. 11. 2015年11月16日閲覧。(索引番号:31059)
- (2009年)“第5回 東京競馬 第5日 (PDF)”. 日本中央競馬会. p. 11. 2015年11月16日閲覧。(索引番号:31059)
- (2008年)“第5回 東京競馬 第5日 (PDF)”. 日本中央競馬会. p. 11. 2015年11月16日閲覧。(索引番号:31059)
- (2007年)“第5回 東京競馬 第5日 (PDF)”. 日本中央競馬会. p. 11. 2015年11月16日閲覧。(索引番号:31059)
- (2006年)“第5回 東京競馬 第5日 (PDF)”. 日本中央競馬会. p. 11. 2015年11月16日閲覧。(索引番号:31059)
- (2005年)“第5回 東京競馬成績集計表 (PDF)”. 日本中央競馬会. pp. 3450-3451. 2015年11月16日閲覧。(索引番号:31059)
- (2004年)“第5回 東京競馬成績集計表 (PDF)”. 日本中央競馬会. pp. 3474-3475. 2015年11月16日閲覧。(索引番号:31059)
- (2003年)“第4回 東京競馬成績集計表 (PDF)”. 日本中央競馬会. pp. 3435-3437. 2015年11月16日閲覧。(索引番号:31059)
- (2002年)“第4回 中山競馬成績集計表 (PDF)”. 日本中央競馬会. pp. 3283-3284. 2015年11月16日閲覧。(索引番号:30059)
- netkeiba.comより(最終閲覧日:2014年11月22日)
- 府中3歳ステークス
1986年、1987年、1988年、1989年、1990年、1991年、1992年、1993年、1994年、1995年、1996年
- 東京スポーツ杯3歳ステークス
1997年、1998年、1999年、2000年
- 東京スポーツ杯2歳ステークス
2001年、2002年、2003年、2004年、2005年、2006年、2007年、2008年、2009年、2010年、2011年、2012年、2013年、2014年
- 府中3歳ステークス
外部リンク
今週の注目レース(第23回東京スポーツ杯2歳ステークス) - 日本中央競馬会
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