柳田殖生
横浜DeNAベイスターズ コーチ #85 | |
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2014年9月15日 横浜スタジアムにて | |
基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 兵庫県西脇市 |
生年月日 | (1982-03-31) 1982年3月31日(36歳) |
身長 体重 | 178 cm 77 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 三塁手、二塁手、一塁手、遊撃手 |
プロ入り | 2005年 大学生・社会人ドラフト5巡目 |
初出場 | 2007年6月20日 |
最終出場 | 2016年7月2日 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
選手歴 | |
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コーチ歴 | |
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柳田 殖生(やなぎだ しげお、1982年3月31日 - )は、兵庫県西脇市出身の元プロ野球選手(内野手)。プロ野球コーチ
目次
1 経歴
1.1 プロ入り前
1.2 中日時代
1.3 DeNA時代
1.4 現役引退後
2 人物
3 詳細情報
3.1 年度別打撃成績
3.2 年度別守備成績
3.3 記録
3.4 背番号
3.5 登場曲
3.6 代表歴
4 脚注
5 関連項目
6 外部リンク
経歴
プロ入り前
1999年に福知山商高(現・福知山成美高)が甲子園に初出場した時の4番ショート。その時は2回戦まで進出した。
卒業後は社会人野球のデュプロへ入社したが、1年で退部してアルバイト生活を送っていた。
2003年にNOMO Baseball Clubに入団。2005年のクラブ選手権で優勝した。都市対抗は1回戦で敗退。
2005年の大学・社会人ドラフトで、中日ドラゴンズから5巡目で指名され、入団。本クラブ出身選手としては初めてのプロ野球選手になった。
中日時代
- 2006年
- ルーキーイヤーは一軍出場なしに終わったが、二軍では遊撃手としてチームトップの57試合に起用され、将来のレギュラー候補と期待された。
- 2007年
6月20日の対オリックス戦で、代走として一軍初出場を果たす。6月23日、対福岡ソフトバンクホークス戦で、8番、三塁手の初のスタメン出場し、第1打席でプロ初安打を、第2打席ではプロ初本塁打をそれぞれ杉内俊哉より放った。
- 2008年
- 内野のレギュラーが固定されていたため一軍出場なしに終わったが、二軍では内野の全ポジションで起用された。
- 2009年
- 過去3年間2割台前半だった打撃が成長し、二軍でリーグ2位(チームトップ)の打率.325、リーグ3位の出塁率.403を記録した。
- 2010年
- 二軍で100試合に出場し、打率.270、出塁率.353に終わる。また4年連続で内野の全ポジションを守った。
- 2011年
- 二軍では主に4番で出場し、自身初タイトルの首位打者となる打率.319を記録し[1]ウエスタン・リーグ優勝に貢献、なお2位は同僚の中田亮二で、最終戦まで抜きつ抜かれつの僅差であった。しかし、ジョエル・グスマンや佐伯貴弘らがいたために、この年も一軍での出場機会に恵まれなかった。
- 2012年
高木守道新監督から「期待の選手」として名前を挙げられ[2]、昨年までの実績を買われてシーズンの多くを一軍で過ごした。5年ぶりの適時打[3]や、好走塁でサヨナラのホームを踏むなど[4]過去最高の成績を残した。8月2日の東京ドームでの読売ジャイアンツ戦では、勝ち越しとなる押し出し死球を受けてお立ち台に登った[5]。
- 2013年
- 一軍で24試合に出場したが、10月28日に戦力外通告を受ける[6]。
DeNA時代
11月10日に横浜DeNAベイスターズが獲得する事が発表された[7]。
- 2014年
- オープン戦での打撃好調と内野守備のユーティリティ性を買われ開幕一軍入りを果たす[8]。5月29日のソフトバンク戦では欠場した石川雄洋に代わり2番・二塁で先発出場し、7年ぶりの本塁打を含む5打数4安打2打点と活躍[9]。自身初の猛打賞を記録した。この年はほぼ全ての面で自己最高の成績を残し、キャリアハイの74試合に出場した。遊撃手や三塁手として先発出場することもあった[10]。
- 2015年
- 7月14日の巨人戦では代打で同点適時二塁打を放つと、その次の打席でも二点適時打を放つ活躍を見せ[11]、お立ち台に登った。だがシーズンを通しては24試合の出場で打率.209、3失策と打撃でも守備でも粗い面が目立った。
- 2016年
- 開幕一軍ベンチ入りし、主に代打、守備固めで起用されるも安打1本のみの打率.048と活躍することはできなかった。7月3日にシーズン二度目の二軍落ちをし、以後の昇格は無かった。10月2日、球団より戦力外通告を受け[12]、その後引退を表明。[13]。12月2日、自由契約公示された[14]。
現役引退後
2017年はDeNAの球団職員に転職し編成業務に就いた[15]。2017年10月2日にDeNAのコーチ契約締結が発表された[16]。11月25日から台湾で開催される2017アジアウインターベースボールリーグにおいて、NPBイースタン選抜の打撃コーチを務める[17]。
人物
クラブチーム時代は堺市にある㈱コアー建築工房でAM8:00から建築現場でアルバイト、PM7:00からNOMO Baseball Clubで毎日野球をしていた。
入団会見には婚約者同伴で臨んだ。
遊撃手を中心に内野ならどこでも守れる器用さから、懸念問題とされていた「ポスト渡邉博幸(現守備走塁コーチ)」の筆頭と期待され、本人の目指すところも同じと語っていた。しかしその後ウエスタンリーグの打撃トップ10に名を連ねるなど打撃面での注目度も高かった。
プロ入り2年目の2007年のシーズンで周囲に指摘されるまで、デッドボールのことを「ゼットボール」と勘違いしていた。
詳細情報
年度別打撃成績
年 度 | 球 団 | 試 合 | 打 席 | 打 数 | 得 点 | 安 打 | 二 塁 打 | 三 塁 打 | 本 塁 打 | 塁 打 | 打 点 | 盗 塁 | 盗 塁 死 | 犠 打 | 犠 飛 | 四 球 | 敬 遠 | 死 球 | 三 振 | 併 殺 打 | 打 率 | 出 塁 率 | 長 打 率 | O P S |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2007 | 中日 | 9 | 12 | 12 | 1 | 2 | 0 | 0 | 1 | 5 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 | 0 | .167 | .167 | .417 | .583 |
2009 | 3 | 5 | 5 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | .200 | .200 | .200 | .400 | |
2010 | 2 | 2 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | .000 | .000 | .000 | .000 | |
2011 | 3 | 3 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | .000 | .000 | .000 | .000 | |
2012 | 29 | 26 | 24 | 3 | 5 | 0 | 0 | 0 | 5 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 6 | 1 | .208 | .269 | .208 | .478 | |
2013 | 24 | 32 | 32 | 1 | 7 | 1 | 0 | 0 | 8 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 8 | 0 | .219 | .219 | .250 | .469 | |
2014 | DeNA | 74 | 101 | 88 | 12 | 24 | 3 | 0 | 4 | 39 | 10 | 0 | 0 | 6 | 0 | 2 | 0 | 5 | 20 | 2 | .273 | .326 | .443 | .769 |
2015 | 24 | 49 | 43 | 1 | 9 | 2 | 0 | 0 | 11 | 5 | 0 | 0 | 3 | 0 | 1 | 0 | 2 | 11 | 2 | .209 | .261 | .256 | .517 | |
2016 | 23 | 24 | 21 | 2 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 6 | 0 | .048 | .130 | .048 | .178 | |
NPB:9年 | 191 | 254 | 230 | 21 | 49 | 6 | 0 | 5 | 70 | 18 | 0 | 0 | 10 | 0 | 5 | 0 | 9 | 62 | 5 | .213 | .258 | .304 | .563 |
年度別守備成績
年度 | 一塁 | 二塁 | 三塁 | 遊撃 | ||||||||||||||||||||
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試合 | 刺殺 | 補殺 | 失策 | 併殺 | 守備率 | 試合 | 刺殺 | 補殺 | 失策 | 併殺 | 守備率 | 試合 | 刺殺 | 補殺 | 失策 | 併殺 | 守備率 | 試合 | 刺殺 | 補殺 | 失策 | 併殺 | 守備率 | |
2007 | 4 | 4 | 0 | 0 | 2 | 1.000 | - | 4 | 4 | 3 | 0 | 0 | 1.000 | - | ||||||||||
2012 | 12 | 30 | 0 | 0 | 2 | 1.000 | 9 | 8 | 8 | 0 | 4 | 1.000 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1.000 | 2 | 2 | 1 | 0 | 0 | 1.000 |
2013 | 3 | 8 | 0 | 0 | 1 | 1.000 | 2 | 2 | 1 | 0 | 0 | 1.000 | 5 | 2 | 4 | 0 | 1 | 1.000 | 7 | 9 | 16 | 1 | 3 | .962 |
2014 | 36 | 97 | 5 | 1 | 8 | .990 | 9 | 16 | 18 | 1 | 6 | .971 | 8 | 2 | 6 | 1 | 0 | .889 | 9 | 8 | 18 | 1 | 2 | .963 |
2015 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | 6 | 6 | 8 | 0 | 1 | 1.000 | 2 | 0 | 4 | 1 | 1 | .800 | 6 | 4 | 12 | 2 | 3 | .889 |
2016 | 8 | 17 | 1 | 0 | 2 | 1.000 | 4 | 5 | 4 | 0 | 1 | 1.000 | 5 | 0 | 2 | 0 | 2 | 1.000 | 2 | 1 | 3 | 0 | 2 | 1.000 |
通算 | 64 | 157 | 6 | 1 | 15 | .994 | 30 | 37 | 39 | 1 | 12 | .987 | 26 | 8 | 20 | 2 | 4 | .933 | 26 | 24 | 50 | 4 | 10 | .949 |
記録
- 初出場:2007年6月20日、対オリックス・バファローズ4回戦(石川県立野球場)、6回裏に立浪和義の代走で出場
- 初先発出場:2007年6月23日、対福岡ソフトバンクホークス3回戦(ナゴヤドーム)、8番・三塁手で先発出場
- 初打席・初安打:同上、2回裏に杉内俊哉から左前安打
- 初本塁打・初打点:同上、4回裏に杉内俊哉から左越ソロ
背番号
53 (2006年 - 2013年)
36 (2014年 - 2016年)
85 (2018年 - )
登場曲
- 『Rockafeller Stank』 ファットボーイスリム(2012年)
- 『Green boys』 GReeeeN(2013年)
- 『ヒカレ』 ゆず(2014年 - )
代表歴
2017アジアウインターベースボールリーグ:NPBイースタン選抜:打撃コーチ[17]
脚注
^ 小斉連続打点王 ウエスタン全日程終了 nikkansports.com 2011年9月29日配信
^ 【中日】柳田2ラン「今年は結果出す」 nikkansports.com 2012年2月11日配信
^ 【中日】柳田5年ぶりタイムリー nikkansports.com 2012年7月25日配信
^ 竜サヨナラ高木監督大興奮「窒息しそう」 nikkansports.com 2012年8月17日配信
^ 【中日】柳田「痛くない」決勝死球 nikkansports.com 2012年8月2日配信
^ 来季の契約について中日球団公式サイト2013年10月28日配信
^ 選手獲得のお知らせDeNA球団公式サイト2013年11月10日配信
^ DeNA2014年開幕登録一覧 nikkansports.com 2014年3月26日配信
^ スコア速報 DeNA対ソフトバンク nikkansports.com 2014年05月29日配信
^ ベイスターズ・柳田殖生 2軍の帝王が、貴重な脇役へ ベースボールチャンネル 2015年02月25日配信
^ プロ野球速報スポーツ報知 2015年7月14日配信
^ “2017年度 選手契約について”. 横浜DeNAベイスターズ公式サイト (2016年10月2日). 2016年10月2日閲覧。
^ DeNA・柳田引退 今後は球団職員に「感謝しかない」 スポニチ 2016年10月21日
^ “自由契約選手|2016年度公示”. NPB.jp 日本野球機構 (2016年12月2日). 2016年12月3日閲覧。
^ “【決断】DeNA柳田 初めて見つけた居場所 球団職員で恩返しを”. Sponichi Annex. スポーツニッポン新聞社 (2016年12月10日). 2017年10月2日閲覧。
^ “DeNA、川村丈夫氏、柳田殖生氏とコーチ契約|publisher=デイリースポーツ” (2017年10月2日). 2017年10月2日閲覧。
- ^ ab“2017アジアウインターベースボールリーグ(AWB)NPBメンバー一覧”. NPB.jp (2017年11月17日). 2017年11月21日閲覧。
関連項目
- 兵庫県出身の人物一覧
- 中日ドラゴンズの選手一覧
- 横浜DeNAベイスターズの選手一覧
外部リンク
個人年度別成績 柳田殖生 - NPB.jp 日本野球機構
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