立教女学院短期大学
立教女学院短期大学 | |
---|---|
立教女学院短期大学正門 | |
大学設置 | 1967年 |
創立 | 1877年 |
学校種別 | 私立 |
設置者 | 学校法人立教女学院 |
本部所在地 | 東京都杉並区久我山4-29-23 |
学部 | 現代コミュニケーション学科 幼児教育科 |
研究科 | 幼児教育専攻 |
ウェブサイト | 立教女学院短期大学公式サイト |
立教女学院短期大学(りっきょうじょがくいんたんきだいがく、英語: St.Margaret's Junior College)は、東京都杉並区久我山4-29-23に本部を置く日本の私立大学である。1967年に設置された。大学の略称は立短(りったん)。
目次
1 概観
1.1 大学全体
1.2 教育および研究
1.3 学風および特色
2 沿革
3 基礎データ
3.1 所在地
3.2 象徴
4 教育および研究
4.1 組織
4.1.1 学科
4.1.2 過去にあった学科
4.1.3 専攻科
4.1.4 過去にあった専攻科
4.1.5 別科
4.1.6 取得資格について
4.1.7 附属機関
5 学生生活
5.1 部活動・クラブ活動・サークル活動
5.2 学園祭
6 大学関係者と組織
6.1 大学関係者組織
6.2 大学関係者一覧
7 施設
7.1 キャンパス
7.2 学生食堂
7.3 寮
8 対外関係
8.1 他大学との協定
8.2 姉妹校
8.3 関係校
8.4 系列校
9 社会との関わり
10 卒業後の進路について
10.1 就職について
10.2 編入学・進学実績
11 参考文献
12 脚注
13 公式サイト
概観
大学全体
- 立教女学院短期大学は、東京都杉並区にある私立短期大学。1877年、米国聖公会から派遣された宣教師チャニング・ムーア・ウィリアムズにより現在の文京区湯島に設置された立教女学院に始まる。そのことから、開学以来、キリスト教の思想に基づいた女子教育が行われている。短大は、立教女学院創立90年を記念して設立された。サブネームとなっている「聖マーガレット」は、11世紀にスコットランド王妃となった聖マーガレットにちなんでいる。
教育および研究
- 立教女学院短期大学には開学当初から設置されていた英語科においてTOEICやTOEFL対策といった実用英語教育を重視したカリキュラムが組まれている(その後、英語科は現代コミュニケーション学科に改組されたが、この方針は引き継がれている。ただし、この改組によって、中国語を主とするアジア語圏に対するコミュニケーションや、対人コミュニケーションについての科目も開講されることとなった)。また、留学や編入学にも力をいれている。
学風および特色
- 立教女学院短期大学は、キリスト教精神に則った教育が行なわれているため、クリスマスをはじめとした各種礼拝が盛んに行なわれているのが特徴である。ほか、その精神を活かして様々なイベントが催される「アセンブリー・アワー」がある。
沿革
1877年9月1日 立教女学校開校
1908年4月1日 立教高等女学校と改称
1931年4月1日 附属尋常学校を設置
1947年4月1日 学制改革により中学校を設置
1948年4月1日 高等学校を設置
1963年4月1日 高等学校に専攻科を増設
1967年4月1日 立教女学院短期大学開学。英語科を置く:在籍者167人となっている[1]。
1970年4月1日 幼児教育科を増設:在籍者141人となっている[2]。
1972年4月1日 専攻科を設置。
- 英語専攻
- 幼児教育専攻
1999年 専攻科幼児教育専攻に保育士課程が設置される。
2008年4月1日 短期大学附属幼稚園天使園設置
2013年4月1日 現代コミュニケーション学科を設置(英語科、専攻科英語専攻を学生募集停止)
2018年度 募集停止。
基礎データ
所在地
- 東京都杉並区久我山4-29-23
象徴
- カレッジマークは「魚」と「盾」を象った形となっており、中央部には図案化された百合が描かれており、周囲には学名とその英称名が記されている。「魚」はイエス・キリスト、「盾」は「信仰」を意味し、「ユリ」は「清純」・「清楚」・「謙遜」のシンボルとされている。
教育および研究
組織
学科
- 現代コミュニケーション学科
- 幼児教育科
過去にあった学科
- 英語科→現代コミュニケーション学科に改組
専攻科
- 幼児教育専攻
過去にあった専攻科
- 英語専攻
別科
- なし
取得資格について
- 教職課程
幼稚園教諭二種免許状:幼児教育科にて設置されている。
中学校教諭二級免許状(英語)が、かつて英語科に設置されていた(概ね1984年~1985年頃の入学生まで[3]。
- 資格
保育士:専攻科幼児教育専攻に進学し、かつ卒業する必要がある。幼児教育科学生の大半は、専攻科に進学してこの資格取得を目指している。
附属機関
- 附属図書館:120,000冊の所蔵がある。
- 礼拝堂:「聖マーガレット礼拝堂」と「聖マリア礼拝堂」の2つがある。主に、「アセンブリー・アワー」、入学式、卒業式などのイベントで活用されている。
立教女学院短期大学附属幼稚園天使園:短期大学附属の幼稚園となっており、専攻科学生の保育実習としても活用されている。- 幼児教育研究所幼児研究室:乳幼児に関する相談活動を行うのに活用されている。
学生生活
部活動・クラブ活動・サークル活動
- 立教女学院短期大学のクラブ活動は、大別すれば「学友会クラブ」と「学生コミュニティ活動」から成る。前者には各種体育系・文化系のクラブ、後者には聖歌隊が含まれている。
学園祭
- 立教女学院短期大学の学園祭は「マーガレット祭」という呼ばれ、11月1日の創立記念礼拝を皮切りに行われる。聖歌隊による合唱、幼児教育科学生による人形劇、手遊びが名物となっている。
大学関係者と組織
大学関係者組織
- 立教女学院短期大学には、OPの集まりとして「卒業生の会」がある。学園祭や「マーガレット・コンサート」など学生イベントの催しに貢献したり、学内の文具店での企画・運営に携わったりしている。
大学関係者一覧
- 歴代学長
- 杉本喬
- 酒向誠
- 名取多嘉雄
- 高桑啓介
- 速水敏彦
- 鵜川馨
- 佐藤悦子
- 宮本瑞夫
- 酒向登志郎
- 若林一美
- 著名な卒業生
山口瑠美(テイチクエンタテインメント演歌歌手、歌謡物語歌い手。)
平淑恵(女優)- 大塚雅美
蔡阿信 台湾人初の女医。台湾女性史において大きく取り上げられる。- 中野めぐみ
山崎寛代(フリーアナウンサー、タレント、芸能レポーター、元FM群馬アナウンサー。)
中條現子(元フリーアナウンサー、ブルームバーグ情報テレビジョン代表取締役社長。早稲田大学大学院ファイナンス研究科非常勤講師。)
檜山久恵(ミス・ユニバース1980日本代表。)
堀江聖夏(フリーアナウンサー、タレント。ミス立教女学院短期大学2012、Miss of Miss Campus Queen Contest出場。幼児教育科および幼児教育専攻卒業。)
施設
キャンパス
- 交通アクセス:京王電鉄井の頭線三鷹台駅より徒歩。JR荻窪駅または西荻窪駅から関東バス荻40(荻窪駅始発、八丁・西荻窪駅経由)、西20系統(西荻窪駅始発)で「立教女学院」バス停留所下車する方法もある。
学生食堂
- 学内にある。
寮
- 無し
対外関係
他大学との協定
- 現在、以下の短大とともに「東京七短大加盟校」の一つとなっている。
- 青山学院女子短期大学
自由が丘産能短期大学:2014年以降は1部(通学部)が募集停止となり、2018年9月現在は大学通信教育のみ行っている。- 淑徳短期大学
- 戸板女子短期大学
- 目白大学短期大学部
- ほか、留学制度がある関係上以下にあげるアメリカの大学との係わりがある。
- ウィリアム・スミス大学
- ウェスターン・ミシガン大学
- スティーヴンズ大学
姉妹校
- 立教女学院中学校・高等学校
- 立教女学院小学校
関係校
- 立教女学院短期大学と同じ日本の聖公会系短大には以下のものがある。
- 名古屋柳城短期大学
- プール学院短期大学
系列校
- 立教大学
社会との関わり
三重県菰野町にある社会福祉施設「菰野聖十字の家」にてボランティアキャンプが行なわれている。
卒業後の進路について
就職について
- 英語科:一般企業への就職者が多いものとなっている。一例として本田技研工業・全日本空輸・ベトナム航空・全日本空輸・東海旅客鉄道・日本通運・三井住友銀行・あおぞら銀行・横浜銀行・千葉興業銀行・常陽銀行・東日本銀行・城南信用金庫・コスモ証券・日本興亜損害保険・ディーシーカード・クレディセゾン・東京電力・トヨタ自動車・本田技研工業・三菱重工業・石川島播磨重工業・オリンパス・ニコン・シチズン時計・第一製薬・テルモ・トクヤマ・ニチロ・ホテルオークラ・プリンスホテル・プラザホテル・JALホテルズ・全日空ホテルズ・メトロポリタンホテルズ・ジェイティービー・日本旅行・ノヴァ・ソフトバンク・伊勢丹・小田急百貨店・丸井・ワコール・オンワード樫山・資生堂・野村不動産・国際興業などがある[4]。
- 幼児教育科:幼稚園への就職は、それを希望する学生のおよそ半数程度となっている[4]。
編入学・進学実績
- 英語科:専攻科に進学する人が大半である。編入学実績としては立教大学のほか高崎経済大学・明海大学・青山学院大学・杏林大学・恵泉女学園大学・玉川大学文学部・中央大学・東海大学・東京家政学院大学・東京経済大学・東京女子大学・東洋英和女学院大学・フェリス女学院大学・関西学院大学・神戸国際大学などがある[5]。
- 幼児教育科:保育士資格の取得を目指して、専攻科に進学する人が多い。ほか、編入学としては立教大学や東京福祉大学・聖学院大学・聖徳大学・東京成徳大学・駒澤大学・白百合女子大学・玉川大学教育学部・日本女子大学・目白大学・ルーテル学院大学・鎌倉女子大学などがある[5]
参考文献
- 『全国学校総覧』昭和43年度版~
- 全国高等学校長協会編『教員養成課程認定大学・短期大学等総覧』(第一法規出版)
- 『全国短期大学一覧』1967年度版~1985年度版[6]
- 『日本の私立短期大学』(日本私立短期大学協会発行:1980年)**頁
- 『進学年鑑』(『私大コース』シリーズ別冊)
- 『全国短期大学高等専門学校一覧』(財団法人文教協会)昭和49年度版~
- 『短大蛍雪』(全国短大&専修・各種学校受験年鑑シリーズ。旺文社)
- 『全国短期大学受験要覧』(廣潤社)1970年度版~1996年度版
- 『全国短期大学案内』(教学社)発行初年度版~
- 『全国短期大学受験案内』(晶文社)昭和43年度版~
- 『全国短期大学案内』(梧桐書院)1971年度用~
- 『立教女学院短期大学』入学案内小冊子
脚注
^ 昭和43年度版『全国学校総覧』31頁より
^ 昭和46年度版『全国学校総覧』34頁より
^ 1985年度用『全国短期大学受験案内』(晶文社)284頁には、英語科に教職課程があった記事があるが、同1987年度以降の同書にはその旨の記述がないことから。
- ^ ab2007年度用入学案内パンフレットより
- ^ ab『短大螢雪5月臨時増刊 短大・学科内容案内号』(旺文社。2000年5月)445ページより
^ 1979年度版以前は『短期大学一覧』
公式サイト
- 立教女学院短期大学
|
|
|
|