ポケモンの一覧 (441-493)
本項では、任天堂のゲームシリーズ『ポケットモンスター』に登場する架空の生物「ポケモン」809種のうち、『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール』から登場し、シリーズ共通の全国ポケモン図鑑において441から493までの番号を付与されている種を掲載する。
目次
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ペラップ
分類: おんぷポケモン | タイプ: ノーマル/ ひこう | 高さ: 0.5m | 重さ: 1.9kg |
特性: するどいめ/ ちどりあし | かくれ特性: はとむね | 進化前: なし | 進化後: なし |
顔の部分が音符のようになったオウムのようなポケモン。尾羽をメトロノームのようにふってリズムを刻む。最大の特徴は人の言葉を覚えて口真似することで、舌の形状が人間のものと似ているためと言われている。仲間同士が集まると、全部のペラップが一斉に同じ言葉を覚える。
「おしゃべり」という専用技を持ち、DS本体のマイクを使いプレイヤーの音声を録音して技にすることができ、追加効果で相手を混乱させる確率は音量によって変化する(『第五世代』まで)。そのため、その機能による誹謗中傷などを懸念してWi-Fiランダムマッチや公式大会には『第六世代』で録音機能が廃止されるまで参加が禁止されていた。以降、追加効果は相手を“必ず”混乱させるものに変わる。
『ポケモン不思議のダンジョン 時の探検隊・闇の探検隊』ではプクリンのギルドの副リーダーとしてまとめ役をやっている。
TVアニメ版では『アドバンスジェネレーション』第184話にゲームに先駆けて登場。アンリという少女と『北海ペラッパーズ』という漫才コンビを組んでいて、漫才グランプリ出場を目指して旅立つことになっていた。『ダイヤモンド&パール』ではワイルドジュンサーの相棒として登場。
劇場版では『ポケモンレンジャーと蒼海の王子マナフィ』に登場。ファントム船長のポケモンで、ファントム船長の周りを飛んでいて、その語尾を真似していた。最終的にはサトシ達側に寝返っている。声優はモノマネ芸人のホリ。
ミカルゲ
分類: ふういんポケモン | タイプ: ゴースト/ あく | 高さ: 1.0m | 重さ: 108.0kg |
特性: プレッシャー | かくれ特性: すりぬけ | 進化前: なし | 進化後: なし |
108の魂が集まり誕生した、怨霊の集合体ともいえるゴーストポケモン。大昔(シンオウ地方のものは約500年前)に悪事を繰り返したため、石(要石)に封印・固着されている。封じ込まれた石のひび割れから紫色の霊魂が浮き出たような姿をしている。霊魂部を横から見ると、人魂の厚みがある。中心部には顔が浮かび上がっており、その周りには緑色の人魂のようなものを纏っている。
『ダイヤモンド・パール』で登場。アイテム「かなめいし」を使用して「みたまのとう」を修復したのち、ワイヤレス通信を利用し、地下通路で延べ32人以上のプレイヤーと会話した後、「みたまのとう」を調べると出現する。シンオウ地方のポケモンリーグチャンピオン、シロナが先発で繰り出してくる。『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではカントーのジムを全て制覇した後に四天王のカリンが使用するようになる。「オメガルビー・アルファサファイア」ではシーキンセツの一室に潜んでおり、この部屋の始末書を読んでをXボタンを押し、図鑑などを開くと背後から襲ってくる。この始末書には、ソライシ・ライゾウがシンオウのクロガネ炭鉱から寄贈されたかなめいしを紛失したことが書かれているが、そのかなめいしがミカルゲだったかどうかは不明。
TVアニメ版では『ダイヤモンド&パール』第56話に初登場。ブイゼルのソニックブームによって破壊された御霊の塔に、ピカチュウを連れた波動使いによって500年間封印されていたミカルゲが蘇り、近隣の村を襲った。声優は小西克幸。
フカマル
分類: りくザメポケモン | タイプ: ドラゴン/ じめん | 高さ: 0.7m | 重さ: 20.5kg |
特性: すながくれ | かくれ特性: さめはだ | 進化前: なし | 進化後: ガバイト |
極端な寸詰まり体型にデフォルメされたシュモクザメから短い手足の生えた様な外見をしており、鋭いキバが生え揃った大型の口を持つ。口は体のサイズと比較してかなりの大きさ。かつては熱帯に生息していたが、現在は主に地熱で暖かい洞窟内部に生息する。雄は背鰭に切れ込みが入り、進化後のガバイトやガブリアスにも同じ特徴が見られる。
TVアニメ版では『ダイヤモンド&パール』第145話に登場し、サトシとカズナリが争奪戦を繰り広げた結果、カズナリがゲットした。サトシも後に別個体(声優は阪口大助)をゲットし、アイリスもBW特別編にて別個体をゲット。アニメでのゲットシーンが最も多いポケモンとなっている。
ガバイト
分類: ほらあなポケモン | タイプ: ドラゴン/ じめん | 高さ: 1.4m | 重さ: 56.0kg |
特性: すながくれ | かくれ特性: さめはだ | 進化前: フカマル | 進化後: ガブリアス |
フカマルの進化形。サメの頭から短い手足が生えたような姿のフカマルから、小型の肉食恐竜のような姿に成長する。背中や腕にはサメの鰭のような器官を持ち、頭部はシュモクザメのような形状をしている。雄の背中の鰭には切れ込みが存在する。棲家には掘り出した宝石を集めており、稀にメレシーも捕らえられている。ヤミラミを始めとする、宝石を狙う泥棒が後を絶たない。また、その鱗から作った薬は、不治の病を治すと言われる。
『ポケモン不思議のダンジョン 時の探検隊・闇の探検隊』の『闇』のパッケージに描かれていて、ゲーム中イベントキャラクターとしては登場しないが、それを意識した後述のアニメ版が制作され、更にそのアニメ版を意識した配信イベントも行われた。
TVアニメ版では『ダイヤモンド&パール』第114話にてコーディネーターのウララのパートナーポケモンとして初登場。また、『ポケモン不思議のダンジョン 時の探検隊・闇の探検隊』のアニメ版では迷宮の洞窟のボスとして登場。声優は三宅健太。口は悪いが、素直に負けを認めるなど、戦いに対しては紳士的な性格をしている。
ガブリアス
分類: マッハポケモン | タイプ: ドラゴン/ じめん | 高さ: 1.9m | 重さ: 95.0kg |
特性: すながくれ | かくれ特性: さめはだ | 進化前: ガバイト | 進化後: なし |
ガバイトの進化形。細身の肉食恐竜のような体型をしている。背中や腕にはサメの鰭のような形状の翼を持ち、頭部の形状はシュモクザメに似る。二の腕と腿には牙のような突起が存在する。体を折り畳み、翼を伸ばすことでジェット機のようなフォルムとなり、音速での飛行が可能で、獲物を巡ってボーマンダと空中戦を繰り広げることもあり、狙った獲物は逃がさない[注釈 1]。特にとりポケモンの群れに突っ込んでうかつにそれと認識すると、その群れのポケモンすべてを丸のみするという。また、微細なうろこ状の皮膚は現実の鮫肌と同様に移動時の抵抗を軽減させる役割もあり、スピードの維持に役立っている。スピードは強力な攻撃能力にも転化され、高速移動中は衝撃によって翼にソニックブームを生み出し、周囲の木を両断してしまうほどの威力を持つ。
『ダイヤモンド・パール』ではシンオウ地方のチャンピオン・シロナが切り札として使用し、『ブラック・ホワイト』、『ブラック2・ホワイト2』においてシロナがゲスト出演した際も引き続き切り札となっているなど、彼女のシンボル的な存在となっている。また、『ハートゴールド・ソウルシルバー』では、一定の条件を満たした後はカントー地方のチャンピオン・ワタルも使用している。『ブラック2・ホワイト2』のPWTでは、チャンピオンズトーナメントでシロナが切り札として使用するほか、ワールドリーダーズトーナメントで元トキワジムリーダーのサカキやフスベジムリーダーのイブキが使用する。他には「オメガルビー・アルファサファイア」でミツル、「サン・ムーン」でリーグ防衛戦に挑戦してくるリュウキが使用する。強さは折り紙付きで、人気は非常に高い。公式には「きあいのタスキ」を持たせて、「つるぎのまい」で攻撃を高めて速攻を仕掛けるタイプのガブリアスが紹介されている[1]。
『X・Y』では「メガガブリアス」へとメガシンカを遂げる。
- メガガブリアス
両翼が巨大な刃になり、下顎や両肩が角ばった形状になる。手足に生えていたトゲが胴体にも生えている。自慢の翼が溶け鎌に変化したことで怒り狂っている。その鎌のパワー・切れ味は大地を切り刻むほど。
特性は「すなのちから」に変わり、バトル中の天気が砂嵐の時、タイプ一致のじめん技などの威力がさらに増す。
TVアニメ版では『ダイヤモンド&パール』第40話で、シンオウチャンピオンリーグマスター・シロナのポケモンとして登場。以後もシロナの主力として活躍し、『ベストウイッシュ シーズン2』にて再登場した際にも健在ぶりを見せつけた。移動時は原作の図鑑で書かれた飛行能力を見せており、高速の滑空を行う場面が多い。声優は小西克幸。『XY』2話ではプラターヌ博士のポケモンとして登場。ヒレに切れ込みが無いので性別は♀。68話でメガガブリアスにメガシンカした。
『ポッ拳 POKKÉN TOURNAMENT』のバトルポケモンの1匹。共鳴バースト時はメガガブリアスに進化する。パワフルでなおかつクリティカルが発生すると大きくリターンを得られる性質を持つ。
ゴンベ
分類: おおぐいポケモン | タイプ: ノーマル | 高さ: 0.6m | 重さ: 105.0kg |
特性: ものひろい/ あついしぼう | かくれ特性: くいしんぼう | 進化前: なし | 進化後: カビゴン |
カビゴンの進化前。カビゴンを小ぶりにしたような外見である。体長約60cmと小柄ながら体重は100kgを超える。カビゴンと同様に大食いであり1日に1度、自身の体重と同量の餌を食べる。長い体毛の下に食べ物を隠して持ち運ぶ習性があるが、隠したことを忘れてしまうこともある。その際、長期間隠し続けた食べ物から異臭が放ち、周囲で異臭騒ぎになることもある。
ゴンベは『ダイヤモンド・パール』発売に先駆けて、『ポケモンダッシュ』、『ポケモン不思議のダンジョン 青の救助隊・赤の救助隊』、『ポケモンXD 闇の旋風ダーク・ルギア』といった派生作品に登場した。ただし、その時点ではまだゴンベの詳細な設定が決まっていなかったこともあり、戦闘などでは登場しなかった。[注釈 2]。
TVアニメ版も『ダイヤモンド・パール』の前作『ルビー・サファイア』に相当する『アドバンスジェネレーション』からハルカのポケモンとして登場させている。声優は佐藤智恵。『ダイヤモンド&パール』では第76話に「レストラン七つ星」のチナツ(声 - 高垣彩陽)のゴンベも登場している。
上述のようにゲーム、アニメ双方で登場が早かったゴンベだが、最も早く公開されたのか劇場版で、『裂空の訪問者 デオキシス』にて野生のゴンベが登場している(声優は山本圭子)。また、このゴンベは物語終盤でカビゴンへと進化する。
『ポケモン☆サンデー』ではゴンベの着ぐるみが登場し、2006年10月から情報部部員としてルカリオとともにナビゲーターを務めていたが、2007年10月に、28代続く家業のふとん屋を継ぐことになった為、ポケサンカンパニーを辞め、ヒコザルと代わることになった。
ポケモンセンターヨコハマのロゴマークに描かれている。共に描かれているのはピカチュウ・キモリ。ポケモンセンターヨコハマのロゴマークに2008年10月までピカチュウ・キモリとともに描かれていた。
2018年2月にポケモンだいすきクラブに寄稿された『ウルトラサン・ウルトラムーン』の記事には、技「ゆびをふる」を使ったゴンべについて、「みかづきのまい」や「だいばくはつ」などの使ったポケモンがひんしになるデメリットの技が出て狼狽える、という趣旨の絵日記風のイラストが掲載されている[2]。
リオル
分類: はもんポケモン | タイプ: かくとう | 高さ: 0.7m | 重さ: 20.2kg |
特性: せいしんりょく/ ふくつのこころ | かくれ特性: いたずらごころ | 進化前: なし | 進化後: ルカリオ |
ルカリオの進化前であり、小型の獣人に近い容姿をしている。体中から波導を発する事ができる。この波導は恐怖や悲しみを感じた時に強まる傾向にあり、これにより自身の危機を仲間に伝える。小柄ながらしなやかで強靭な体をしており、一晩で山3つ、谷2つを超えるほどの運動神経を持つ。
『ダイヤモンド・パール』ではゲンというトレーナーと共にこうてつじまのギンガ団を倒し、お礼に貰えるタマゴを孵すことで手に入る。最高になつかせた状態で、朝か昼にレベルアップするとルカリオに進化する。
TVアニメ版では『ダイヤモンド&パール』第71・72話に登場する。本来はルカリオに進化しなければ使えない「はどうだん」を使えるリオルであり、ポケモンハンターJに狙われたが、サトシに助けられた。その後、安全な施設に保護された。声優は西村ちなみ。後にゲーム『ポケモンレンジャー バトナージ』にこの話を意識したエピソードが配信され、そのエピソードをクリアするとダイヤモンド・パールに「はどうだん」を覚えたリオルを送る事が可能。
ルカリオ
分類: はどうポケモン | タイプ: かくとう/ はがね | 高さ: 1.2m | 重さ: 54.0kg |
特性: せいしんりょく/ ふくつのこころ | かくれ特性: せいぎのこころ | 進化前: リオル | 進化後: なし |
リオルの進化形。獣人のような姿をしたポケモンで、イヌ科に似た頭部を持ち、体形はほぼ人間に近い。手の甲と胸にトゲ状の爪がそれぞれ1本ずつ付いており、後頭部には4つの房を持つ。足の裏には肉球が3つある。あらゆるものが発する波導(物理学の波動ではなく、気やオーラのこと)を感じ取る能力を持ち、これで1km先にいる相手でも行動や考えを読み取ることができる。また、人間の言葉を理解することも可能。
リオルが十分になついた状態で、朝か昼の時間帯にレベルアップすることで進化する。『ダイヤモンド・パール』のトバリシティジムリーダー・スモモが最後の切り札として使ってくる。またチャンピオンのシロナも使用し、こちらは弱点としているタイプに対して強いわざを持っている。『ハートゴールド・ソウルシルバー』では強化後の四天王・シバが使ってくる。『ブラック2・ホワイト2』では強化後の四天王・レンブが使ってくる。『X・Y』ではシャラシティジムリーダー・コルニが2体所持しており、このうち1体が主人公になついたため譲り受け、コルニのもとに残った方はバトルシャトーでの戦闘時に使用する(メガシンカも行う)。「サン・ムーン」は元スカル団のグラジオが使用する。
『X・Y』では「メガルカリオ」へとメガシンカを遂げる[3]。
- メガルカリオ
- 一回り大きくなり体重、身長がそれぞれ57.5kg、1.3mになる。後頭部の房が伸び、手足には黒い模様[注釈 3]が浮かび、更に房と手足の先端は赤茶色になった。手の甲の爪は前方に尖り、足の甲からも爪が伸びる。戦闘中は全神経を集中し、戦いの事のみを考える。メガシンカのエネルギーが膨張し、本能のままに戦う。メガシンカ中はとくせいが「てきおうりょく」に変化する。「はどうだん」「ドレインパンチ」「ラスターカノン」の他に、『ウルトラサン・ウルトラムーン』で新たに「コメットパンチ」も覚えるようになり、物理・特殊両方のタイプ一致技を存分に発揮しやすくなった。
『大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズでは第3作目『大乱闘スマッシュブラザーズX』からプレイヤーキャラクターとして参戦している(『X』では隠れキャラ扱い)。第4作目『for Nintendo3DS / Wii U』でも参戦することが発表された。声優は後述の劇場版「ミュウと波導の勇者 ルカリオ」と同じく浪川大輔が担当しており、劇場版を意識した台詞を話す。
自身のダメージが蓄積すると波導が昂ぶって、波導を用いた攻撃が強化されるというキャラクター(代わりに波導パワー最低時の攻撃力は全キャラ中最弱)。蓄積ダメージが大きくなった際の「はどうだん」「はっけい」は魅力的で、一発逆転もあり得る(同時に相手への牽制にもなる)。飛び道具・カウンター系の技なども揃っており、上必殺ワザ「しんそく」による復帰距離も長い。一方、それぞれの動作に隙が大きく、スピードキャラや反射系の技には弱い。ある程度のダメージがないと本領が発揮されないため、相手の動きを読むことが露骨に求められる(必殺ワザは適度に使う・適度に相手からダメージを受ける・適度に逃げる、という使い分けが必至)。
各キャラクター固有の大技「最後の切りふだ」は、『X』では空中からビーム状の波導を放出する「はどうのあらし」、『for』では一定時間メガルカリオとなり、波導強化を常に最大化する「メガシンカ」。最後の切りふだが変更になったのは新作の要素の導入によるものである[4]。
『ポッ拳 POKKÉN TOURNAMENT』のバトルポケモンの1匹。共鳴バースト時はメガルカリオに進化する。作中ではトレーニングモードの相手として固定されている。
TVアニメ版では『ダイヤモンド&パール』第66話でトバリシティジムリーダー・スモモのポケモンとして初登場し、第69話まで登場。劇場版のようにテレパシーは使わず言葉を発することはないがスモモはルカリオの言っている事がわかる様子。第110・111話では波導使い・ゲンのルカリオが登場。鋼ポケモンに影響する低周波から身を守れる程に波導を駆使できる。声優はともに阪口大助。
劇場版では『ミュウと波導の勇者 ルカリオ』にてアーロンのポケモンとして初めて登場した。波導を用いることによって、自らの意思を人間の言葉に訳して伝えることが可能。声優は上記と同じく浪川大輔。『キミにきめた!』にも登場。こちらはソウジ(声:本郷奏多)が使用する。
『ポケモン☆サンデー』では2006年10月よりルカリオの着ぐるみが登場し、ポケサンカンパニー調査部部長としてヒコザルとともにナビゲーターを務めている。声優は石野竜三が担当。
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ヒポポタス
分類: カバポケモン | タイプ: じめん | 高さ: 0.8m | 重さ: 49.5kg |
特性: すなおこし | かくれ特性: すなのちから | 進化前: なし | 進化後: カバルドン |
カバのような姿をしたポケモン。頭が大きく、上に突き出た目と砲口のような鼻の穴が特徴である。茶色または、黄土色の体色で、体は迷彩塗装のような模様をしている。雄よりも雌の方が濃い茶色となっている。乾燥した土地に生息し、砂の中を泳ぐように潜る。砂を全身に纏い体に付着した細菌を洗い流す。水に濡れることを苦手としており、体からは汗の代わりに砂粒が分泌される。性別による違いが体色であるので、進化系のカバルドンと合わせて最も区別しやすい。
TVアニメ版では『ダイヤモンド&パール』第44話に登場。木の実を取ろうとしてガケから落ちて身動きが取れなくなっていた所をナエトルに発見され、サトシ達に救出される。第65話にも再登場し、サトシ達がカバルドンに飲まれたパチリスを救出しようとカバルドンを探していた時に再会した。
カバルドン
分類: じゅうりょうポケモン | タイプ: じめん | 高さ: 2.0m | 重さ: 300.0kg |
特性: すなおこし | かくれ特性: すなのちから | 進化前: ヒポポタス | 進化後: なし |
ヒポポタスの進化形。♂と♀では体の色が違う(♂は茶色、♀は灰色)。ヒポポタスがおっとりとした外見だったのに対し、こちらは大きく開かれた口や赤く染まった眼球など、一転して攻撃的な外見となっている。自動車をペシャンコに噛みつぶすほど強力なアゴを持ち、最大直径2メートルまで開けられる。また、アゴには実際のカバと同様に巨大な歯を持つようになった。背中にはクレーターのような穴が複数存在し、そこから体内に溜めた砂を吹き上げて竜巻(砂嵐)を起こして攻撃する。
『ダイヤモンド・パール』では四天王のキクノが切り札として使用。ゲームでは後ろ足が砂で隠れてしまっているが、足はちゃんと四本存在する。また、登場時前足で地面を叩いて「バン!バン!」と音を立てながら登場するが、この地面を叩く音も鳴き声として入ってしまっている。
TVアニメ版では『ダイヤモンド&パール』第65話に登場。性別は♂。また第170話では四天王キクノのポケモンとして登場し、相性の悪いドダイトス相手に勝利している。
スコルピ
分類: さそりポケモン | タイプ: どく/ むし | 高さ: 0.8m | 重さ: 12.0kg |
特性: カブトアーマー/ スナイパー | かくれ特性: するどいめ | 進化前: なし | 進化後: ドラピオン |
サソリのような姿をしたポケモン。紫色の体色をしており、極端に吊り上がった目を持つ。尻尾の先端の爪で相手を挟み込むことで相手の全身に毒を送り込み、その毒が回るまで絶対に獲物を放さない執念深い性格を持つ。主に乾燥した土地に数多く生息している。
TVアニメ版では『ダイヤモンド&パール』にてシンオウ四天王・リョウの手持ちポケモンとして登場。
ドラピオン
分類: ばけさそりポケモン | タイプ: どく/ あく | 高さ: 1.3m | 重さ: 61.5kg |
特性: カブトアーマー/ スナイパー | かくれ特性: するどいめ | 進化前: スコルピ | 進化後: なし |
スコルピの進化形。サソリのような姿をしているが、実際のサソリは頭胸部と腹部がくびれずに繋がっているのに対し、こちらは上半身と下半身が独立し、長く伸びた蛇腹状の関節で繋がっている。両腕の爪の力は強大で自動車を簡単に破壊し、スクラップにするほどであり、先端部からは猛毒を分泌する。全身を強固な外骨格で覆われているものの、首の関節は柔軟に出来ており頭部を180度回転させて視界を確保する。砂漠を横切ろうとする人間やポケモンに襲い掛かる獰猛な性格の持ち主で、人々からは悪魔と呼ばれ恐れられている。
『ダイヤモンド・パール』ではシンオウ地方のポケモンリーグ四天王・リョウが切り札として使用する。『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではジムリーダー・アンズが再戦で使用。『ブラック・ホワイト』ではイッシュ地方のポケモンリーグの四天王のギーマが、『ブラック2・ホワイト2』ではプラズマ団のゲーチスが、『X・Y』ではフレア団の科学者・コレアがそれぞれ使用する。
TVアニメ版では『ダイヤモンド&パール』にてポケモンハンターのJ、シンジ、四天王のリョウなどが所持している。
グレッグル
分類: どくづきポケモン | タイプ: どく/ かくとう | 高さ: 0.7m | 重さ: 23.0kg |
特性: きけんよち/ かんそうはだ | かくれ特性: どくしゅ | 進化前: なし | 進化後: ドクロッグ |
コバルトヤドクガエルをモチーフにしたポケモン。どく・かくとうという珍しいタイプの組み合わせを持つ。ほっぺたに毒袋をもち、それを「ゴボゴボ」という不気味な音を立てて膨らませて威嚇したり、猛毒をにじませた指を相手の隙を突いて突き刺してきたりする。ヒネたような目つきをしていて、シシシシッと嫌味な笑いを浮かべる。胸部には包帯が巻かれたような白い模様が存在し、♂と♀で模様の高さが異なる。
だいしつげんに生息。ノモセシティではマスコットとして親しまれているほか、記念写真の顔ハメ看板が設置され、フレンドリーショップのカウンターに木彫りの置物が置かれる(この置物は後に予約受注生産にて商品化された)。ギンガ団のしたっぱの手持ちで多用される。『プラチナ』では、ハンサムの使用ポケモンとしても登場。ヒードランを悪用しようとしたプルートからかざんのおきいしを奪い返した。
TVアニメ版では『ダイヤモンド&パール』にてタケシのポケモンとして登場。声優は小西克幸。また、TVアニメ版のノモセシティではグレッグルを湿原の守り神として扱っており、各家庭で一体ずつ持つほど大切にされ、ノモセ大湿原でグレッグル祭りなるものが開催されている。
『ポッ拳 POKKÉN TOURNAMENT』のバトルポケモンの1匹。バトルポケモンに選出されるよりも先にサポートポケモンとして使用可能であった。非常に運要素の高いキャラクター。
ドクロッグ
分類: どくづきポケモン | タイプ: どく/ かくとう | 高さ: 1.3m | 重さ: 44.4kg |
特性: きけんよち/ かんそうはだ | かくれ特性: どくしゅ | 進化前: グレッグル | 進化後: なし |
グレッグルの進化形。4本指の1本から伸びる鋭いトゲから、たとえ掠り傷でも死に至るほどの強力な毒を分泌する。この毒はドクロッグの顎にある巨大な毒袋で作られ、腕の管を通って拳のトゲまで送られる。♀は♂に比べ、やや毒袋が小さい。
『ダイヤモンド・パール』ではギンガ団の幹部、サターンが使用する。また『ハートゴールド・ソウルシルバー』では四天王のキョウと、その娘であるセキチクジムリーダーのアンズが共に強化後に使用してくるほか、『ブラック・ホワイト』では強化後の四天王のレンブが使用してくる。また、『ブラック2・ホワイト2』ではプラズマ団のゲーチスも使用する。
TVアニメ版でもギンガ団幹部のサターンが色違いのドクロッグを所持しており、『ダイヤモンド&パール』(以下DP)第69話で初登場。「あくのはどう」でサトシ達を攻撃したり、タケシのグレッグルと睨み合いのバトルを繰り広げた。
マスキッパ
分類: むしとりポケモン | タイプ: くさ | 高さ: 1.4m | 重さ: 27.0kg |
特性: ふゆう | かくれ特性: なし | 進化前: なし | 進化後: なし |
ハエトリグサのような姿をしたポケモン。大きな口をあけて甘い匂いを出し、獲物が近づいてきたら飲み込むなど、ウツドンなどに近い特徴を持つ。食虫植物ではあるが、タイプ的にむしタイプに弱い。空中に浮かんで移動するが、下半身の蔦を木の幹に巻き付けたり、根のように地面の中に埋めたりする事もある。
TVアニメ版ではロケット団のコジロウの手持ちポケモンとして登場。声優は阪口大助。
『ポケモン☆サンデー』ではゴルゴ所長の手持ちとして登場。パワーウイップでパルキアを倒した。オクタンからきあいのハチマキを借りていたが肝心なところで発動しなかった。
ケイコウオ
分類: はねうおポケモン | タイプ: みず | 高さ: 0.4m | 重さ: 7.0kg |
特性: すいすい/ よびみず | かくれ特性: みずのベール | 進化前: なし | 進化後: ネオラント |
ネオンテトラのような姿をしたポケモン。チョウの翅(はね)のような形状をした2枚の尾鰭を持つ。目の高さにピンクのラインが走っており、このラインを境に上下で体色が分かれている。ラインより上は深い青、ラインより下はやや緑がかった水色をしている。尾鰭を羽ばたかせるように泳ぐことから、「海のアゲハント」とも呼ばれる。
TVアニメ版では『ダイヤモンド&パール』にノゾミのポケモンとして登場。
ネオラント
分類: ネオンポケモン | タイプ: みず | 高さ: 1.2m | 重さ: 24.0kg |
特性: すいすい/ よびみず | かくれ特性: みずのベール | 進化前: ケイコウオ | 進化後: なし |
ケイコウオの進化形。チョウの翅のような大きな胸鰭のほか、小さな腹鰭と尾鰭を持つ。全身は深い青色、鰭の縁や口元などは緑がかった水色をしている。海底に生息し、ランターンと獲物を巡って奪い合いになることがある。2枚の胸鰭で地面を這うように移動する。獲物を誘き寄せるときも4枚の鰭を光らせながら誘導する。雌は下の胸鰭(チョウの後翅にあたる)が雄のものより長く伸びる。
TVアニメ版では『ダイヤモンド&パール』第89話に登場したほか、ノゾミが所有している。
タマンタ
分類: カイトポケモン | タイプ: みず/ ひこう | 高さ: 1.0m | 重さ: 65.0kg |
特性: すいすい/ ちょすい | かくれ特性: みずのベール | 進化前: なし | 進化後: マンタイン |
マンタインの進化前。小型のエイのような姿をしている。背中には顔のような模様があり、この模様は生息する地域によって異なることが判明している。頭部の2本の触角は海水の微妙な動きを察知するために用いられる。人懐っこい性格を持つ。
『ダイヤモンド・パール』より登場。手持ちポケモンにテッポウオがいる状態でレベルアップすることでマンタインに進化する。
TVアニメ版では『ダイヤモンド&パール』第91話に初登場し、サトシがポケモントライアスロンで池を渡るときにスクールから借りて使用した。
劇場版では2006年公開の映画『ポケモンレンジャーと蒼海の王子 マナフィ』に、ゲームに先行して登場している。
ユキカブリ
分類: じゅひょうポケモン | タイプ: くさ/ こおり | 高さ: 1.0m | 重さ: 50.5kg |
特性: ゆきふらし | かくれ特性: ぼうおん | 進化前: なし | 進化後: ユキノオー |
植物の一種。「じゅひょう(樹氷)」の分類どおり、春になるとアイスキャンディーのような食感の木の実がなる。♂と♀ではお腹の茶色い部分が異なっている。普段は雪山に生息しており、山のふもとにも雪が残る季節になると山から下りてくる。雪山ではめったに出会わない人間に興味があり、人間の存在やその足跡を見ると近寄ってくる習性がある。
TVアニメ版には『ダイヤモンド&パール』第121話に登場。独りぼっちだったためか、最初はサトシ達に構ってほしいあまりに色々とちょっかいを出す。人懐っこく、首に生えているアイスキャンディーの様な木の実を快く分けてくれる。声優は西村ちなみ。また、キッサキジムではジムリーダー・スズナの手持ちポケモンとして3番手で登場(ゲーム版の『ダイヤモンド・パール』では1番手)。
ユキノオー
分類: じゅひょうポケモン | タイプ: くさ/ こおり | 高さ: 2.2m | 重さ: 135.5kg |
特性: ゆきふらし | かくれ特性: ぼうおん | 進化前: ユキカブリ | 進化後: なし |
ユキカブリの進化形。ブリザードを巻き起こしてあたりを真っ白にし、姿を隠す。アイスモンスターとも呼ばれ、雪男の正体とされる。万年雪の降り積もる雪山に生息しており、雪の花が咲く頃に姿を現し、花が散ると再び姿を隠す。
キッサキシティジムのジムリーダー・スズナの手持ちとして登場。『ハートゴールド・ソウルシルバー』では、チョウジタウンのジムリーダー・ヤナギ(再戦時のみ)が先発として使用している。『X・Y』ではエイセツシティジムリーダーのウルップが、『オメガルビー・アルファサファイア』では四天王のプリムが強化後に、それぞれ先発として使用。
TVアニメ版では『ダイヤモンド&パール』にてジムリーダー・スズナの手持ちとして登場。
『X・Y』以降は「メガユキノオー」へとメガシンカを遂げる一方、サトシとの再戦でジムリーダーのウルップが最後の切り札としてメガシンカさせた。
- メガユキノオー
四つんばいになり、全身の毛が逆立ち、背中から巨大な二本の氷柱が突き出している。そこからマイナス30℃の冷気を吹き出す。特性は変わらず、素早さが下がるが、そのほかの能力がパワーアップし、くさタイプの中で最も攻撃のステータスが高い。
マニューラ
分類: かぎつめポケモン | タイプ: あく/ こおり | 高さ: 1.1m | 重さ: 34.0kg |
特性: プレッシャー | かくれ特性: わるいてぐせ | 進化前: ニューラ | 進化後: なし |
ニューラの進化形。手足の爪が2本から3本に増え、より攻撃的な姿へと変化している。頭部からは赤い鳥の羽のような突起物が扇状に広がっている。寒冷地に4、5匹の群れで生息し、連携して獲物を追い詰めるという、ネコよりもオオカミに近い生態を持つ。進化して知能が発達し、周囲の石、樹木、氷の表面にツメで模様を刻んで、群れの仲間に合図を送る。
『ダイヤモンド・パール』より登場。なお、後述のようにTVアニメ版および劇場版では、ルカリオやマネネなどともにゲーム本編に先行して登場していた。『ダイヤモンド・パール・プラチナ』では、ギンガ団のボス・アカギの最後の切り札として登場する。なお、『プラチナ』に限ってジムリーダーのスズナも再戦で先発で繰り出してくる。『ハートゴールド・ソウルシルバー』では強化後の四天王・カリンが先発として使用する。『ブラック2・ホワイト2』ではプラズマ団のヴィオ、『X・Y』ではフレア団の科学者モミジ、「サン・ムーン」では元スカル団のグラジオがそれぞれ使用。
TVアニメ版では『アドバンスジェネレーション』第185話に登場。流れ者のマニューラとのリーダー同士の争いに敗れ、自らを鍛えるため「はぐれマニューラ」となったマニューラが、サトシたちを襲撃した。はぐれマニューラの声優は小西克幸、流れ者マニューラの声優は飛田展男。『ダイヤモンド&パール』ではシンジの手持ちポケモンとして登場。
劇場版では『ミュウと波導の勇者 ルカリオ』に、キッド・サマーズのパートナーとして2匹登場した。2匹とも実力は高いようだが怒るとすぐに熱くなってしまうのが欠点。声優は福島潤と阪口大助。
『ポッ拳 POKKÉN TOURNAMENT』のバトルポケモンの1匹。プレイヤーの応援を行う「ニア」というトレーナーのパートナーでもあるが、作中では登場しない。
ジバコイル
分類: じばポケモン | タイプ: でんき/ はがね | 高さ: 1.2m | 重さ: 180.0kg |
特性: がんじょう/ じりょく | かくれ特性: アナライズ | 進化前: レアコイル | 進化後: なし |
レアコイルの進化形。特殊な磁場を浴びた影響で、体の分子構造が組み替えられた。レアコイルの時は半連結状態だった3匹のコイルがジバコイルと化したことで完全に連結している。真ん中のコイルがUFOのような外見となり、残り2匹のコイルはあまり姿を変えずにアームのような役割になる。ジバコイルに対して人工的に同様の現象を起こし、さらに進化させようと試みた集団も存在したが、失敗に終わっている。U字磁石のようなユニットが、2つは前側左右、1つは後ろに合計3つあり、普段は全体的に黒っぽいが攻撃時などに両端が赤と青に光る。
レアコイルを、『ダイヤモンド・パール・プラチナ』ではテンガン山で、『ブラック・ホワイト』『ブラック2・ホワイト2』では電気石の洞穴で、『X・Y』では13番道路で、『オメガルビー・アルファサファイア』ではニューキンセツで、「サン・ムーン」ではポニの大峡谷でレベルアップさせると進化する。『オメガルビー・アルファサファイア』ではホウエン図鑑に加えられている。『ハートゴールド・ソウルシルバー』では、アサギジムリーダー・ミカンとクチバジムリーダー・マチスがそれぞれ再戦時に使用する。『ブラック2・ホワイト2』ではプラズマ団の科学者アクロマが、『オメガルビー・アルファサファイア』ではミツルがそれぞれ使用する。「サン・ムーン」ではククイ博士とキャプテンのマーマネ、元キャプテンのマーレインがそれぞれ使用する。
TVアニメ版では『ダイヤモンド&パール』第158話に登場。メタグロスとぶつかり稽古していた場所が水で埋まってしまっていた為、体内の磁場が溜まり、ロケット団のニャースも何を言っているのか分からないほど興奮し、暴れまわっていた。
劇場版では『ギラティナと氷空の花束 シェイミ』にゼロのポケモンとして登場。声優は特別出演したTIMのゴルゴ松本。
ベロベルト
分類: なめまわしポケモン | タイプ: ノーマル | 高さ: 1.7m | 重さ: 140.0kg |
特性: マイペース/ どんかん | かくれ特性: ノーてんき | 進化前: ベロリンガ | 進化後: なし |
ベロリンガの進化形。ベロリンガをそのまままるまるとした体型にしたような外見で体重はベロリンガの2倍以上となっている。ベロリンガよりも舌が長く、唾液の分泌量も多い。ベロリンガよりも大きな獲物を捕食することができる。食いしん坊なところは、ベロリンガと変わらない。頭部は前髪が上向きにカールしたような形状をしている。また、首筋から胸元にかけて白い模様があり、あたかもナプキンを首から垂らしているようにも見える。唾液にはあらゆる物を溶かす成分が含まれており、触ると痺れる。喉の奥に唾液を溜める場所があり舌を巻き取ってしまう事ができる。
『ダイヤモンド・パール』より登場。ベロリンガが「ころがる」を覚えた状態でレベルアップすることで進化する。『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではジョウト図鑑に加えられており、全国図鑑入手前に手に入れることができる。コガネジムリーダーのアカネも再戦時に使用する。
TVアニメ版では『ダイヤモンド&パール』第98話に登場。ズイタウンにある育て屋の娘・アオイが、両親が留守の間世話を任されていたベロリンガを誤って進化させてしまう。またコウヘイの手持ちとしても185話で登場。
劇場版では『ディアルガVSパルキアVSダークライ』にてアルベルト男爵の手持ちポケモンとして登場。アルベルト男爵の命令でダークライを攻撃するが、逆に「ダークホール」を受け眠りに落ちてしまう。その後、ポケモン達の悪夢が実体化するという怪現象が発生するが、このときベロベルトが見ていた悪夢の影響でアルベルト男爵がベロベルトになってしまう。
ドサイドン
分類: ドリルポケモン | タイプ: じめん/ いわ | 高さ: 2.4m | 重さ: 282.8kg |
特性: ひらいしん/ ハードロック | かくれ特性: すてみ | 進化前: サイドン | 進化後: なし |
サイドンの進化形。鼻から生えているドリルの角と、全身を覆う赤茶色のプロテクターが特徴であり、このプロテクターは火山の噴火にも耐えられるほどの強度・耐熱性を持つ。鼻先のドリルの角は縦に生えていたものが正面に倒れ、背中や頭部の突起がプロテクターで隠れたようなデザインに加え、プロテクターに覆われていない部分もやや黒っぽい灰色になり、尻尾の先端がごつごつとした球体状に変化しているため、進化前と大きくイメージが変わっていて、サイの様な姿から鎧竜科のアンキロサウルス科に近くなっている。手のひらには穴が開いており、この穴に岩やイシツブテを入れ、筋肉に力を込めて瞬間的に腕を膨らませることで、噴出することができる。
「プロテクター」を、サイドンに持たせて通信すると進化する。『ダイヤモンド・パール・プラチナ』および『ハートゴールド・ソウルシルバー』のタワータイクーン・クロツグが使用する。また、『プラチナ』ではカバルドンに代わり、四天王のキクノの切り札となっている。『ハートゴールド・ソウルシルバー』では、ジムリーダーのグリーンが初戦時に使用したサイドンが進化した形で、再戦時に使用してくる。『ブラック2・ホワイト2』では、PWTで元トキワジムリーダーのサカキが切り札(先鋒)として使用する。また、『オメガルビー・アルファサファイア』ではホウエン図鑑に加えられている。
TVアニメ版では『ダイヤモンド&パール』第141話にて、シンオウバトルフロンティア・タワータイクーンのクロツグのポケモンとして登場。フタバ祭りのバトル大会でサトシのハヤシガメと対決する。このほか、第164話にはトレーナーに捨てられたと誤解して自棄になって暴れまわるドサイドンが登場する。
モジャンボ
分類: ツルじょうポケモン | タイプ: くさ | 高さ: 2.0m | 重さ: 128.6kg |
特性: ようりょくそ/ リーフガード | かくれ特性: さいせいりょく | 進化前: モンジャラ | 進化後: なし |
モンジャラの進化形。その体長はモンジャラの2倍・体重は約3.5倍にまで成長しており、全身を覆う蔓もさらに伸び続け、暖かい季節には目玉も隠れてしまうほど。動かずにいることで大きな茂みに擬態、近づいてきた獲物をツルで絡めとり捕獲する。全身を覆うツルの一部が伸びて腕となっており、これにより獲物を絡めとる。腕を切断されても特にダメージはなく、短時間で再生する。
『ダイヤモンド・パール』より登場。モンジャラが「げんしのちから」を覚えた状態でレベルアップすることで進化する。『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではジョウト図鑑に加えられており、全国図鑑入手前に手に入れることができる。また、タマムシジムリーダー・エリカ(再戦時のみ)の手持ちにも加えられている。
TVアニメ版では『ダイヤモンド&パール』第134話に登場。裂けてしまった樹を元通りにするために他のポケモン、特に大きな体をしたポケモンから「すいとる」でパワーを奪っていた。
エレキブル
分類: らいでんポケモン | タイプ: でんき | 高さ: 1.8m | 重さ: 138.6kg |
特性: でんきエンジン | かくれ特性: やるき | 進化前: エレブー | 進化後: なし |
エレブーの進化形。2本の尻尾を押しつけながら2万ボルトを超える電気を流して相手を仕留める。また、この尻尾を掴んで拳に電気を貯め、そのまま「かみなりパンチ」を繰り出すこともある。パンチは強力だが、繰り出す前に腕を回して振りかぶる動作をするため、大抵の相手はその隙に逃げる。エレブーに比べてずんぐりとした体系になり、体重は4倍以上になる。背中にはコンセントの差込口のような模様がある。
エレブーにエレキブースターを持たせて通信交換すると進化できる。『ダイヤモンド・パール』の発売前の画像や体験版においてルカリオなどとともに初登場ポケモンとして登場していたが、エレキブルは唯一当時のシンオウ図鑑に含まれておらず、実質クリア後に全国図鑑にバージョンアップされるまで入手できなかった。『プラチナ』ではシンオウ図鑑に追加され、ナギサジムリーダーのデンジのポケモンとして登場する。『ハートゴールド・ソウルシルバー』では、クチバジムリーダーのマチスが初戦時のエレブーが進化した形として、強化後に使用してくる[注釈 4]。「サン・ムーン」ではキャプテンのマーマネが使用する。
TVアニメ版では『アドバンスジェネレーション』、『ダイヤモンド&パール』にてシゲルの手持ちポケモンとして初登場した。声優は石塚運昇。
『ダイヤモンド&パール』ではサトシのライバル・シンジのポケモンとして登場。声優は三宅健太。
『サン&ムーン』ではリゾートカンパニーの大会社の社長・ブルガン(声 - 水内清光)のポケモンとして登場。カキのバクガメスやガラガラを一度は負かすものの、再戦時にガラガラのZワザに敗れた。使用技は「かみなりパンチ」「かみなり」「あまごい」。声優は櫻井トオル。
ブーバーン
分類: ばくえんポケモン | タイプ: ほのお | 高さ: 1.6m | 重さ: 68kg |
特性: ほのおのからだ | かくれ特性: やるき | 進化前: ブーバー | 進化後: なし |
ブーバーの進化形。体は大きな卵型となり、貫禄が増しているが、ブーバーと体重は1.5倍程しか差はない。嘴のように突き出していた口は頬まで裂け、タラコ唇のようになっている。ブーバー同様、火山の火口付近に生息する。腕の先は大砲の砲口のような円筒形をしており、ここから摂氏2000度の火球を放つことが可能であり、撃ち出す瞬間は発生する熱のために身体がほのかに白くなる。手には爪があるが、火球を撃つ時は引っ込める。今もなお多くの工場で、この炎を利用して金属を加工する昔ながらの技法が使われている。
ブーバーに「マグマブースター」を持たせた状態で通信交換することで進化する。『プラチナ』ではシンオウ図鑑に追加され、四天王のオーバが切り札として使用する。『ハートゴールド・ソウルシルバー』では、グレンジムリーダーのカツラが初戦時に使用するブーバーが進化した形で、強化後に使用してくる。
TVアニメ版では『ダイヤモンド&パール』にてシンジの手持ちポケモンとして登場。第189話のシンオウリーグ決勝戦ではタクトの対戦相手が使用していたが、ダークライに倒された。
トゲキッス
分類: しゅくふくポケモン | タイプ: フェアリー/ ひこう | 高さ: 1.5m | 重さ: 38.0kg |
特性: はりきり/ てんのめぐみ | かくれ特性: きょううん | 進化前: トゲチック | 進化後: なし |
トゲチックの進化形。卵型に近い体型を持つ。トゲチックは首が長く、手とは別に背中に羽を持つが、こちらは首が短くなり、手が羽になっている。互いの存在を認め合い、無駄な争いを行わない人間のもとに姿を現し、さまざまな恵みを分け与える。一方で揉め事がある場所には決して姿を現さず、近頃では滅多にその姿を現さなくなった、と云われている。
トゲチックに「ひかりのいし」を使うことで進化する。『プラチナ』『ブラック2・ホワイト2』では、チャンピオンのシロナがトリトドン[5]に代わって使用する(性別は♂)。WEBサイト「ポケモンだいすきクラブ」で自分の誕生月にマイページをチェックすると、隠れ特性「きょううん」を持ったトゲキッスを『ブラック・ホワイト』に送ることができる。
『ポケットモンスター ブラック2・ホワイト2』まではノーマル・ひこうタイプだったが、『ポケットモンスター X・Y』からは、フェアリー・ひこうタイプに変更された。
TVアニメ版では『ダイヤモンド&パール』第171話からサルビア王女(声 - かかずゆみ)のポケモンとして登場。後にヒカリの仲間となる。声優は井上喜久子。
メガヤンマ
分類: オニトンボポケモン | タイプ: むし/ ひこう | 高さ: 1.9m | 重さ: 51.5kg |
特性: かそく/ いろめがね | かくれ特性: おみとおし | 進化前: ヤンヤンマ | 進化後: なし |
ヤンヤンマの進化形。古代に生息していた原始トンボであるメガネウラやステノディクティアのような原トンボ目のような姿となり、背中や尾には薄い羽根と鋭い突起を持つ。飛び立つ際に周囲の大木さえも薙ぎ倒してしまうほど羽ばたく力が非常に強く、発生した衝撃だけで相手の体の内部にダメージを与えることもできる。背中の羽根で空中を高速で飛行し、尻尾の小さな羽根を使ってバランスをとる。アゴや脚の力も発達しており、高速飛行してすれ違いざまに対象を噛みちぎり、6本の脚で大人でさえも軽々と抱えて飛行することができる。
『ダイヤモンド・パール』より登場。ヤンヤンマが技「げんしのちから」を覚えた状態でレベルアップすることで進化する。『プラチナ』では、四天王のリョウが先鋒で使用する。『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではジョウト図鑑102番に加えられており、全国図鑑入手前に手に入れることができる。また、ヒワダジムリーダーのツクシも再戦時に使用している。
TVアニメ版では『ダイヤモンド&パール』にてロケット団のムサシの手持ちポケモンとして登場。声優は古島清孝。性別はメス。
リーフィア
分類: しんりょくポケモン | タイプ: くさ | 高さ: 1.0m | 重さ: 25.5kg |
特性: リーフガード | かくれ特性: ようりょくそ | 進化前: イーブイ | 進化後: なし |
イーブイの進化形の一つ。タイプはくさ。体色はクリーム色に変わり、首周りを覆う毛が無くなりスマートな体型となる。体の各所から草が生え、緑色の耳や尾の先には葉のような切れ込みや葉脈が存在する。哺乳類に近い姿をしているが細胞は植物に近く、光合成を行う。イーブイの進化形の中では、最も争いごとを好まない温和な性格。
『ダイヤモンド・パール』より登場。同作では、「ハクタイのもり」にある不思議な岩周辺でイーブイをレベルアップさせることで進化する。『ブラック・ホワイト』、『ブラック2・ホワイト2』では「ヤグルマの森」に同じ岩が存在し、進化させることができる。その後のシリーズでも、「X・Y」では20番道路(迷いの森)、「オメガルビー・アルファサファイア」ではトウカの森、「サン・ムーン」ではシェードジャングルといった森系のダンジョンに同様の岩があり、それがあるエリアで進化できる。
トレーナーでは、「サン・ムーン」で最初にアシマリを選んだ場合、ライバルのハウが使用してくる。
TVアニメ版では『ダイヤモンド&パール』に登場したノゾミや『ベストウイッシュ シーズン2』に登場したバージルが所有している。
グレイシア
分類: しんせつポケモン | タイプ: こおり | 高さ: 0.8m | 重さ: 25.9kg |
特性: ゆきがくれ | かくれ特性: アイスボディ | 進化前: イーブイ | 進化後: なし |
イーブイの進化形の1匹。こおりタイプとなり、体色が水色となったほか、首周りを覆う毛がなくなり、耳元からはもみあげのような毛が垂れ下がっている。また、体の各所には氷の結晶を連想させる菱形の模様を持つ。体温をコントロールすることで周囲の空気を冷やし、細かな氷の結晶を作り出す能力を持ち、ダイヤモンドダストを降らせることもできる。全身の毛を凍らせて尖らせ、それを逆立てることで身を守る。
『ダイヤモンド・パール』より登場。同作では、217番道路にある不思議な岩周辺でイーブイをレベルアップさせることで進化する。『ブラック・ホワイト』、『ブラック2・ホワイト2』ではネジ山に同じ岩が存在し、進化させることができる。その後のシリーズでも、「X・Y」のフロストケイブ内部や「オメガルビー・アルファサファイア」の浅瀬の洞穴の最奥部の氷の部屋、「サン・ムーン」のラナキラマウンテンなどの氷雪系の道やダンジョンに同様の岩があり、そこで進化できる。
トレーナーでは『プラチナ』では、キッサキシティのジムリーダー・スズナが「しょうぶどころ」での再戦時に使用する。『ブラック2・ホワイト2』ではシロナとN(冬限定)も使用している。
TVアニメ版では『ダイヤモンド&パール』にてハルカが使用し、『ベストウイッシュ シーズン2』ではバージルが所有している(声優は大原桃子)。
グライオン
分類: キバさそりポケモン | タイプ: じめん/ ひこう | 高さ: 2.0m | 重さ: 42.5kg |
特性: かいりきバサミ/ すながくれ | かくれ特性: ポイズンヒール | 進化前: グライガー | 進化後: なし |
グライガーの進化形。体と翼が大きくなったが、より軽くなっている。また、「キバさそりポケモン」という分類どおり牙も大きくなった。羽ばたくことなく滑空する事を得意とし、わずかな風の流れに乗るだけで、一度も羽ばたかずに地球を一周する事も可能。長い尻尾も発達しており、獲物を捕らえる際は、尻尾を使って木の枝にぶら下がり、隙を見て上空から羽音さえ立てずに襲撃し、長い尻尾で獲物を捉え、大きく鋭い牙で急所を一突きしてとどめを刺す。
『プラチナ』ではシンオウ図鑑に追加されたことにより、四天王キクノの手持ちポケモンとして登場する。
TVアニメ版では四天王のキクノのほか、シンジやサトシも手持ちポケモンにしている。
かくれ特性のポイズンヒールとどくどくだまのコンボによる持久戦を得意とするポケモンとして知られる。持久戦を延々と続ける戦法「受けループ」は2018年1月に有名なプレイヤーによって寄稿されたポケモンだいすきクラブの記事にも名前が出て半ば公式用語になるほど有名な単語である[6]。
マンムー
分類: 2ほんキバポケモン | タイプ: こおり/ じめん | 高さ: 2.5m | 重さ: 291.0kg |
特性: どんかん/ ゆきがくれ | かくれ特性: あついしぼう | 進化前: イノムー | 進化後: なし |
イノムーの進化形。イノシシから一転しマンモスのような姿となり、長い体毛に覆われて外からは目が見えなかったイノムーと比べ、眼がはっきり見えるようになり体格や顔付きも立派になった。鼻は短い。また、氷でできた巨大な2本の牙が生えているが、雌の牙は雄のものより短い。氷河期に数多く存在していたらしく、1万年前の地面からマンムーがコールドスリープ状態で発見され、さらに目覚めてしまったために騒がれたという事例が報告されている。現在では氷河期が終わって暖かくなってしまったために、絶滅はしなかったまでも数が大きく減少してしまった。
イノムーが「げんしのちから」を覚えた状態でレベルアップすると進化する。『プラチナ』では、キッサキシティのジムリーダー・スズナが「しょうぶどころ」での再戦時に使用する。『ハートゴールド・ソウルシルバー』ではジョウト図鑑に加えられており、チョウジタウンのジムリーダー・ヤナギも再戦時で使用している。
TVアニメ版では『ダイヤモンド&パール』にてヒカリのポケモンとして登場。声優は石塚運昇。
ポリゴンZ
分類: バーチャルポケモン | タイプ: ノーマル | 高さ: 0.9m | 重さ: 34.0kg |
特性: てきおうりょく/ ダウンロード | かくれ特性: アナライズ | 進化前: ポリゴン2 | 進化後: なし |
ポリゴン2の進化形。異次元空間でも自由に行動可能となることを目的として、性能の向上を図りパッチプログラムを当てられプログラムを修正されたが、プログラムにミスが存在し本来の行動プログラムにもバグを生じさせ、不審な動作をするようになった。ポリゴン2の尻尾が一本足に、足に当たる部分が手のようになり、頭部は上下逆さまとなって首だった部位がアンテナのような形態に変化している。ポリゴンおよびポリゴン2同様、性別は存在しない。鳴き声はポリゴンとポリゴン2のものとは大きく異なり、甲高い電子音のような奇妙なものである。
ポリゴン2にアイテム「あやしいパッチ」を持たせて通信交換を行うことで進化する。
2018年3月にポケモンだいすきクラブに寄稿された『ウルトラサン・ウルトラムーン』の記事としては、ポリゴンZとメガガルーラの破壊力を活かしつつ、困ったらメタモンの特性かわりもので対処するという、ノーマルタイプのみを持つ3匹を活かしたパーティが掲載された[7]。
エルレイド
分類: やいばポケモン | タイプ: エスパー/ かくとう | 高さ: 1.6m | 重さ: 52.0kg |
特性: ふくつのこころ | かくれ特性: せいぎのこころ | 進化前: キルリア | 進化後: なし |
雄のキルリアの進化形。キルリアのもう一つの分岐進化形サーナイトは女性的でエレガントな姿を強調しているのに対し、エルレイドは男性的なシャープさを彷彿とさせているおり、サーナイトと共にほぼ人間のような外観を持っている。また頭部や両肘には鋭利な刃が備わっている。肘の刃は伸縮自在であり、伸ばすとともに性質を刀のように変化させることで武器として使用、これによる居合戦法を得意としている。相手の考えを敏感にキャッチする能力を備え、この能力を生かして相手より先に行動することができる。礼節を重んじる性格の持ち主で、誰かを守ろうとする時に肘の刀を使い激しく戦うと言われている。
キルリアの雄に「めざめいし」を使用することで進化する。『プラチナ』では、四天王であるゴヨウが使用する手持ちポケモンの1体であるほか、『プラチナ』『ハートゴールド・ソウルシルバー』のバトルキャッスルでは、フロンティアブレーンであるコクラン、『ハートゴールド・ソウルシルバー』では、ヤマブキジムリーダー・ナツメ(再戦時)[注釈 5]、『ブラック2・ホワイト2』では、四天王カトレアが手持ちポケモンの1体として使用する。
『オメガルビー・アルファサファイア』ではホウエン図鑑に加えられ、サーナイトにかわってミツルのポケモンとなった。同作から「メガエルレイド」にメガシンカできるようになった。
- メガエルレイド
- 胸にあったプレートが小さくなり、代わりに両腕に発生、緑色だった腕と胴体が白く変色。さらに背中にマントのようなものが生えて、騎士のようないでたちになった。特性は「せいしんりょく」に変化。
TVアニメ版では『ダイヤモンド&パール』にてノゾミのポケモンとして登場。声優は雪野五月。XY51話でも別個体が登場。声優は寺崎裕香。
ダイノーズ
分類: コンパスポケモン | タイプ: いわ/ はがね | 高さ: 1.4m | 重さ: 340.0kg |
特性: がんじょう/ じりょく | かくれ特性: すなのちから | 進化前: ノズパス | 進化後: なし |
ノズパスの進化形。鼻が大きくなり、全身から強力な磁力を放出している。ノズパスにあった手足はなくなり、目も一般的な瞳へと変化した。この目は杭のような頭部により引っ込めることが可能。まばたきするときも、頭部が同時に引っ込む。背中と両側部にはチビノーズと呼ばれる小さなユニットが3体装備されており、磁力によって本体であるダイノーズの意思で自由に操ることが可能で、これを用いて3方向から標的をしとめる。まれに、遠くへ飛ばしたチビノーズがどこかに引っ掛かるなどして戻ってこなくなり、ピンチに陥ることもある。ひげのように見えるものは、実際は鼻の強力な磁力に引き寄せられた砂鉄である。
ノズパスがシンオウ地方のテンガン山やイッシュ地方の電気石の洞穴内部、カロス地方の13番道路、ホウエン地方のニューキンセツ、アローラ地方のポニの大峡谷などの特殊な磁場を受けてレベルアップすると、ダイノーズに進化する。『オメガルビー・アルファサファイア』ではホウエン図鑑に加えられている。
『ブラック2・ホワイト2』ではPWTでツツジが、『X・Y』では四天王のガンピが、「サン・ムーン」ではしまクイーン兼四天王のライチがそれぞれ使用する。
TVアニメ版では『ダイヤモンド&パール』第58話に登場。アツオのノズパスがサトシのナエトルとのバトル中にテンガンざんの特殊な磁場を受けて進化した。第112話にも登場し、イースター島のモアイの様に並んでいた。
ヨノワール
分類: てづかみポケモン | タイプ: ゴースト | 高さ: 2.2m | 重さ: 106.6kg |
特性: プレッシャー | かくれ特性: おみとおし | 進化前: サマヨール | 進化後: なし |
サマヨールの進化形。死神のような姿をしたポケモン。サマヨールは頭部と胴体が一体化した体型をしていたが、こちらは頭部と胴体が区別できる。全身は暗褐色をしており、黄色いラインが走っている。胴体部分には恐ろしげな顔のような模様があり、この口は実際に開くこともある。サマヨールにあった足はなくなり、ヨマワルの様に宙に浮いているが、ふゆうではない。現世と霊界を行き来でき、頭部のアンテナで霊界からの指示を電波として受信し、それに従って人を長い腕で掴み霊界へと連れ去っていくとされる。
サマヨールに「れいかいのぬの」を持たせて通信交換することで進化する。『プラチナ』におけるジムリーダー・メリッサと、『ハートゴールド・ソウルシルバー』のジムリーダー・マツバがそれぞれ再戦時に使用してきて、それらの作品におけるバトルフロンティア・バトルルーレットのフロンティアブレーン・ダリアも1回目の戦いで使用してくる。『オメガルビー・アルファサファイア』ではホウエン図鑑に加えられ、四天王フヨウが使用する。
『ポケモン不思議のダンジョン 時の探検隊・闇の探検隊』では、豊富な知識を持つ凄腕の探検家として登場する。未来からやって来たポケモンで、同じく未来から来たジュプトルを捕らえるべく主人公たちに協力を求めてくるが、その正体は闇に染まった未来のディアルガの手先で、歴史を変えようとするジュプトルを消そうと暗躍する。
TVアニメ版では『ダイヤモンド&パール』第90話に登場。霊界への穴の番人。『不思議のダンジョン 時・闇の探検隊』のアニメ版2作目『ポケモン不思議のダンジョン 空の探検隊 時と闇をめぐる最後の冒険』では原作どおり敵役として登場し、ヤミラミを引き連れてポッチャマとヒコザル、ジュプトルらに立ち塞がった。声優は三宅健太が担当。
ユキメノコ
分類: ゆきぐにポケモン | タイプ: こおり/ ゴースト | 高さ: 1.3m | 重さ: 26.6kg |
特性: ゆきがくれ | かくれ特性: のろわれボディ | 進化前: ユキワラシ | 進化後: なし |
雌のユキワラシの進化形で振袖を纏った雪女のような姿をしたポケモン。ユキワラシのもう一つの分岐進化系のオニゴーリとは印象が大きく異なる。振袖の袖に当たる部分は頭部から垂れ下がっており、胴体部は空洞になっている。雪の多い土地では、雪山で遭難した女性の生まれ変わりという伝承が残っている。マイナス50℃の冷気を吹きかけて相手を凍らせる能力を持ち、氷漬けにした獲物は秘密の場所に飾られると言われている。人間の場合、好んで美男子のみを狙う。猛吹雪の夜、人里に降り民家の玄関をノックすることがあるため、雪国などでは「夜はノックされても玄関を開けてはいけない」という言い伝えがある。名前の“メノコ”はアイヌ語で“乙女”という意味で、全ポケモンの中で唯一名前にアイヌ語が使われる種類である。
ユキワラシの雌に「めざめいし」を使用することで進化する。『プラチナ』では、シンオウ図鑑に加えられており、キッサキシティのジムリーダー・スズナが切り札として使用している。『ハートゴールド・ソウルシルバー』では、チョウジタウンのジムリーダー・ヤナギが「かくとうどうじょう」での再戦で使用する。『ブラック・ホワイト』、『ブラック2・ホワイト2』では、一定の条件を満たすと四天王のシキミが使用してくる。『オメガルビー・アルファサファイア』ではホウエン図鑑に加えられ、四天王のプリムが『ルビー・サファイア』の2体のトドグラーに代わって使用する。「サン・ムーン」ではキャプテン兼四天王のアセロラが使用。
TVアニメ版では『ダイヤモンド&パール』第116話に初登場。声優は西村ちなみ。このほか、シンジが手持ちポケモンの一匹としている。こちらの声優は雪野五月。
ロトム
分類: プラズマポケモン | タイプ: でんき/ 本文参照 | 高さ: 0.3m | 重さ: 0.3kg |
特性: ふゆう | かくれ特性: なし | 進化前: なし | 進化後: なし |
プラズマでできた体を持ち、電化製品に潜り込み取り付いた機械を自由に操り悪さをするという、妖精「グレムリン」のような性質を持つ。その能力から特殊なモーターを動かす動力源として長い間研究されていた[注釈 6]。オレンジ色の小さな本体の周囲に青白い電流を纏っており、頭部にはアンテナのような突起が存在する。手足は持たないが、本体周囲の電流の一部が手のように伸びている。
『ダイヤモンド・パール』より登場。全国図鑑入手後、夜の時間帯に「もりのようかん」内のテレビを調べることで出現する。捕獲しない限りは逃げたり倒したりしても毎晩出現する。『プラチナ』では殿堂入り前にも出現するようになり、新たに5種のフォルムが登場した。『プラチナ』以降の作品では、5つの電化製品(あるいはそれが入ったダンボール箱)が置かれている場所にロトムを連れていくことで、フォルムチェンジ(形態変化)ができる。この時、図鑑のロトムの画像もそれぞれのフォルムのものとなる。また、『サン・ムーン』では専用に開発された「ロトム図鑑」に入り込み、冒険をサポートする。[8]
フォルムは以下の形態が確認されている。ロトム図鑑を除き、体色は変化しないが、まとっている電流の色が変化する。タイプは『ブラック・ホワイト』以降のもので、それ以前は変化しなかった。ちなみにロトムそのものはでんき・ゴーストタイプ。
- ヒートロトム (Heat Rotom)
- 赤い電流をまとった電子レンジのような形状で、でんき・ほのおタイプである。フォルムチェンジ時に「オーバーヒート」を覚える。家電「でんしレンジ」に入ると姿が変わる。
- ウォッシュロトム (Wash Rotom)
- 青い電流をまとった洗濯機のような形状で、でんき・みずタイプである。フォルムチェンジ時に「ハイドロポンプ」を覚える。家電「せんたくき」に入ると姿が変わる。
- フロストロトム (Frost Rotom)
- 紫色の電流をまとった冷蔵庫のような形状で、でんき・こおりタイプである。フォルムチェンジ時に「ふぶき」を覚える。家電「れいぞうこ」に入ると姿が変わる。
- スピンロトム (Fan Rotom)
- 黄色い電流をまとった扇風機のような形状で、でんき・ひこうタイプである。フォルムチェンジ時に「エアスラッシュ」を覚える。家電「せんぷうき」に入ると姿が変わる。
- カットロトム (Mow Rotom)
- 緑色の電流をまとった芝刈り機のような形状で、でんき・くさタイプである。フォルムチェンジ時に「リーフストーム」を覚える。家電「しばかりき」に入ると姿が変わる。
- ロトム図鑑 (Rotom Pokédex)
- 正式名称は「ロトム・ポケデックスフォルム」。ポケモン図鑑に入り込んだ姿。他のフォルムとは違って電流をまとわず、体色も変化している[9]。人間の言葉も話せ、冒険のサポートを行う協力者ポジションで、戦闘は行わない。
TVアニメ版では『ダイヤモンド&パール』第105話に登場。アニメではミオシティに森の洋館がホテルとして存在し、ロトムが住み着いていた。声優は阪口大助。『ベストウイッシュ シーズン2』ではムトロ島に大量に生息しており、オーキド博士に捕獲された。「サン&ムーン」ではロトム図鑑が登場し、声は浪川大輔が担当している。
「ロトム」の由来はモーターの英語表記「Motor」の逆さ読み (Rotom) である[10]。
ユクシー
分類: ちしきポケモン | タイプ: エスパー | 高さ: 0.3m | 重さ: 0.3kg |
特性: ふゆう | かくれ特性: なし | 進化前: なし | 進化後: なし |
知識の神と呼ばれるポケモン。遥か昔アルセウスが生み出した1つのタマゴから、エムリット、アグノムとともに誕生したと伝えられる。ユクシーが誕生し飛び回ったことで、人々に様々な問題を解決するための「知恵」が生まれたといわれる。小人や妖精のような姿をしており、2本の尻尾を持ち、頭にメロンパンの様な黄色い物を被っている。目を合わせた者の記憶を一瞬で消してしまう能力を持つと言われている。
シンオウ地方にある3つの湖のうち、エイチ湖に生息している伝説のポケモン。『プラチナ』では、シロナと主人公がギラティナの存在する「やぶれたせかい」に行く際に、足場を出現させる時のヒントとなる3つの石を落とす正しい場所を示すポケモンとして重要な役割を果たす。『オメガルビー・アルファサファイア』にも登場、みちのどうくつにて20時~20時59分に出現。『ウルトラサン・ウルトラムーン』では「にちりんのさいだん」(「がちりんのさいだん」)からウルトラワープライドで行ける「ウルトラスペースゼロ 水の世界」に出現。
TVアニメ版では『ダイヤモンド&パール』第133話にてエイチ湖に来たタケシが魂の状態のユクシーと遭遇した。第151・152話で、ギンガ団との決戦で実質的に姿を現す。このときタケシとシンクロした。声優は雪野五月。
開発者の増田順一はユクシー、エムリット、アグノムを「UMAコンビ(UMA:未確認動物)」と呼んでおり[11]、3匹それぞれのアルファベット表記の頭文字がUMAに対応していて(ユクシー:Uxie、エムリット:Mesprit、アグノム:Agnome[注釈 7])、下部の名前は妖精を意味する言葉(ユクシーの場合は「Pixie:ピクシー」)となっている。
エムリット
分類: かんじょうポケモン | タイプ: エスパー | 高さ: 0.3m | 重さ: 0.3kg |
特性: ふゆう | かくれ特性: なし | 進化前: なし | 進化後: なし |
感情の神と呼ばれるポケモン。遥か昔アルセウスが生み出した1つのタマゴから、ユクシー、アグノムとともに誕生したと伝えられる。エムリットが誕生し飛び回ったことで、生きる時の悲しみの苦しさ、そして喜びの尊さが、人々にもたらされたといわれている。他の2匹とともに、エムリットたちより先にアルセウスが生み出したドラゴンポケモン(ディアルガ、パルキア、ギラティナ)をつなぐ存在と言われている。シンオウ地方のミオシティの図書館にある「おそろしい神話」に書かれた伝承によれば、もし、エムリットに触れてしまった場合、3日後にして感情がなくなるという。
普段は湖の底で眠りについているのだが、時折魂だけが肉体を抜け出し飛び回るという。外見はユクシー、アグノムとほぼ同様で妖精のような姿だが、頭部の形状が異なり、頭は桃色で四つの突起のようなものがあり、額に赤い結晶がついている。
シンオウ地方にある三つの湖のうち、シンジ湖に生息している伝説のポケモン。ユクシー、アグノムとは異なり、イベント後はシンオウ地方の道路や水道を飛び回る。『オメガルビー・アルファサファイア』にも登場、みちのどうくつに昼に出現。『ウルトラサン・ウルトラムーン』では「にちりんのさいだん」(「がちりんのさいだん」)からウルトラワープライドで行ける「ウルトラスペースゼロ 水の世界」に出現。
TVアニメ版ではヒカリがシンジ湖に着いた時、姿が透明でシルエットだけのエムリットと遭遇。第151・152話で、ギンガ団との決戦で実質的に姿を現わす。このときヒカリとシンクロした。
開発者の増田順一はユクシー、エムリット、アグノムを「UMAコンビ(UMA:未確認動物)」と呼んでおり[11]、3匹それぞれのアルファベット表記の頭文字がUMAに対応していて(ユクシー:Uxie、エムリット:Mesprit、アグノム:Agnome[注釈 7])、下部の名前は妖精を意味する言葉(エムリットの場合は「Esprit:エスプリット(エスプリ。聖霊を意味する)」)となっている。
アグノム
分類: いしポケモン | タイプ: エスパー | 高さ: 0.3m | 重さ: 0.3kg |
特性: ふゆう | かくれ特性: なし | 進化前: なし | 進化後: なし |
意志の神と呼ばれるポケモン。遥か昔アルセウスが生み出した1つのタマゴから、ユクシー、エムリットとともに誕生したと伝えられる。アグノムが世界を飛び回ったことで、人々に困難に立ち向かい何かをするための「決意」がもたらされたと言い伝えられている。妖精のような姿で、胴は他の二匹とほぼ同じ形状だが、頭は三角形をしており青色である。額には他の二匹と同じように赤い結晶が付いている。普段は湖の底で眠りについており、そこで世界のバランスを保っていると言われている。アグノムを傷付けた者は7日後にして、たちまち何も出来なくなるという伝説がミオシティの図書館、「おそろしい神話」に残されている。
シンオウ地方にある三つの湖のうち、リッシ湖に生息している伝説のポケモン。『オメガルビー・アルファサファイア』にも登場、みちのどうくつに夜に出現。『ウルトラサン・ウルトラムーン』では「にちりんのさいだん」(「がちりんのさいだん」)からウルトラワープライドで行ける「ウルトラスペースゼロ 水の世界」に出現。
TVアニメ版では『ダイヤモンド&パール』第78話でサトシとピカチュウが、リッシ湖で姿が透明のアグノムと遭遇した。第151・152話で、ギンガ団との決戦で実質的に姿を現す。このときサトシとシンクロした。声優は真堂圭。
開発者の増田順一はユクシー、エムリット、アグノムを「UMAコンビ(UMA:未確認動物)」と呼んでおり[11]、3匹それぞれのアルファベット表記の頭文字がUMAに対応していて(ユクシー:Uxie、エムリット:Mesprit、アグノム:Agnome)、下部の名前は妖精を意味する言葉(アグノムの場合は「Gnome:グノーム(ノーム)」、英語名は「Elf:エルフ」)となっている。
ディアルガ
分類: じかんポケモン | タイプ: はがね/ ドラゴン | 高さ: 5.4m | 重さ: 683.0kg |
特性: プレッシャー | かくれ特性: テレパシー | 進化前: なし | 進化後: なし |
時を司る神と呼ばれるポケモン。シンオウ神話において、パルキア、ギラティナとともにアルセウスの3体の分身の1体として生まれたとされている。時間の流れを自在に操る能力を持ち、ディアルガの心臓が動くごとに時間が流れると言われている。その能力によって、セレビィと同じように過去や未来へ移動することが可能。神話では時の流れを生み出し、シンオウ地方を創造したと語られている。胸部の中心に輝くダイヤモンドのような結晶が特徴。深い藍色の全身に青白く輝くラインが走っているほか、頬や胸部、背中には銀色の装甲を持つ。後頭部は結晶のように大きく突き出した形状をしている。
パルキアとは『ダイヤモンド・パール』をはじめとした様々なメディアで対をなす存在として扱われることが多い。『ダイヤモンド』ではジャケットを飾っており、劇中ではその時間を操る力をギンガ団のボス、アカギに狙われる。『パール』では出現せず、古い書物でその姿が確認できるのみである。『プラチナ』では、殿堂入り後にカンナギタウンの長老の話を聞いて「こんごうだま」を手に入れることで、「テンガンざん」の「やりのはしら」に出現する。さらに『アルファサファイア』にも登場、ユクシー、エムリット、アグノムの3匹を手持ちに入れて「おおぞらをとぶ」を使うと出現し捕まえられるようになる。『ウルトラサン』では「にちりんのさいだん」からウルトラワープライドで行ける「ウルトラスペースゼロ 平地の世界」に出現。
『ハートゴールド・ソウルシルバー』では、2009年公開の映画『アルセウス 超克の時空へ』の上映劇場で配布されたアルセウスを手持ちに入れることで行けるようになる「シントいせき」で、ディアルガ、パルキア、ギラティナのうち1匹を入手することができる。
専用技は「ときのほうこう」。威力150を誇るドラゴンタイプの技だが、使用後は反動で1ターン行動できなくなる。
『ポケモン不思議のダンジョン 時の探検隊・闇の探検隊』ではラストボスとして闇のディアルガが登場する。未来の世界で時が壊れた影響から闇に染まり、理性を失って暴走してしまう。闇のディアルガは通常のディアルガとは異なり、全身のラインがオレンジ色へ、胸の結晶が赤色へと禍々しい姿に変化している。
TVアニメ版では『ダイヤモンド&パール』第152話に登場。赤い鎖でパルキアと共にアカギに操られ、異空間を生み出しかけるが、サトシ達とシンクロしたユクシー、エムリット、アグノムによって鎮められ、本来の世界に戻る。
劇場版では『神々の戦い』三部作全てに登場。
初登場である第1章『ディアルガVSパルキアVSダークライ』(2007年)では、アラモスタウンへ逃げ込んだパルキアを追って街に現れ、パルキアとの戦いの影響で街は消滅の危機に晒されることになる。
第2章『ギラティナと氷空の花束 シェイミ』(2008年)では、前作のパルキアとの戦いの影響で、反転世界に黒い瘴気と呼ばれる雲を発生させたことから、その世界の主であるギラティナの襲撃により反転世界へ引きずり込まれるが、あまり戦おうとせず、一撃をギラティナに当てて脱出し、ギラティナを反転世界から出られないように仕掛けた。
最終章『アルセウス 超克の時空へ』(2009年)でも冒頭で再びギラティナに攻撃されるが、サトシとピカチュウがギラティナを説得したことで確執はようやく解消された。ミチーナの湖で発生した竜巻にピカチュウとポッチャマが巻き込まれそうになった時には彼らを助けている。その後、人間への復讐のために現れたアルセウスに勝ち目がないと踏み、サトシ達を過去に転送し事態の解決を願う。自身は、パルキア、ギラティナと共にアルセウスに戦いを挑んでいった。
2015年公開『光輪の超魔神 フーパ』にも登場し、当時の前売り券の特典の引換券でも入手できた。
『大乱闘スマッシュブラザーズX』ではステージ「テンガンざん やりのはしら」に登場。
パルキア
分類: くうかんポケモン | タイプ: みず/ ドラゴン | 高さ: 4.2m | 重さ: 336.0kg |
特性: プレッシャー | かくれ特性: テレパシー | 進化前: なし | 進化後: なし |
空間を司る神と呼ばれるポケモン。シンオウ神話において、ディアルガ、ギラティナとともにアルセウスの3体の分身の1体として生まれたとされている。空間のつながりを自在に操る能力を持ち、パルキアが呼吸をするたびに空間は安定するといわれている。普段は並行して並ぶ空間の狭間に住んでおり、空間を歪める事で、遠く離れた場所や異空間へと移動することができる。神話では空間を拡げ、シンオウ地方を創造したと語られる。両肩の真珠を思わせる球体が特徴である。紫がかった白色の体には紫色のラインが走っている。背中には翼のような2対の鰭をもつ。
ディアルガとは『ダイヤモンド・パール』をはじめとした様々なメディアで対をなす存在として扱われることが多い。『パール』ではジャケットを飾っており、劇中ではその空間を操る力をギンガ団のボス、アカギに狙われる。『ダイヤモンド』では出現せず、古い書物でその姿が確認できるのみである。『プラチナ』では、殿堂入り後にカンナギタウンの長老の話を聞いて「しらたま」を手に入れることで、「テンガンざん」の「やりのはしら」に出現する。さらに『オメガルビー』にも登場、ユクシー、エムリット、アグノムの3匹を手持ちに入れて「おおぞらをとぶ」を使うと出現し捕まえられるようになる。『ウルトラムーン』では「がちりんのさいだん」からウルトラワープライドで行ける「ウルトラスペースゼロ 洞窟の世界」に出現。
『ハートゴールド・ソウルシルバー』では、2009年公開の映画『アルセウス 超克の時空へ』の上映劇場で配布されたアルセウスを手持ちに入れることで行けるようになる「シントいせき」で、パルキア、ディアルガ、ギラティナのうち1匹を入手することができる。
専用技として「あくうせつだん」を覚える。ルギアのエアロブラストと同じ力を持つドラゴンタイプの技。
TVアニメ版では『ダイヤモンド&パール』第152話に登場。赤い鎖でディアルガと共にアカギに操られ、異空間を生み出しかけるが、ユクシー、エムリット、アグノムによって鎮められた後は本来の世界に戻る。
劇場版では『神々の戦い』三部作において重要な役割を担うポケモンの一匹。
初登場である第1章『ディアルガVSパルキアVSダークライ』(2007年)では、時空の狭間で出会ったディアルガとの戦いで傷つき、アラモスタウンへ逃げ込む。街を異空間へ引き込み、追ってきたディアルガと再び戦いを始める。オラシオンにより怒りが静まった後、街を元に戻した。
第2章『ギラティナと氷空の花束 シェイミ』(2008年)では、回想シーンのみの登場となっている。
最終章『アルセウス 超克の時空へ』(2009年)では、ディアルガが竜巻に巻き込まれ、サトシ達も危ない時にサトシ達の目の前に現れ、「しんぴのまもり」でサトシ達を守り、「あくうせつだん」で竜巻を消滅させ、空間を操る力でディアルガを助けた。その後、ディアルガ、ギラティナと共にアルセウスに立ち向かっていった。
2015年公開『光輪の超魔神 フーパ』にも登場し、当時の前売り券の特典の引換券でも入手できた。
『大乱闘スマッシュブラザーズX』ではステージ「テンガンざん やりのはしら」に登場。
『大乱闘スマッシュブラザーズ for Nintendo 3DS / Wii U』ではアイテム「モンスターボール」から出現するポケモンの一体として登場。
ヒードラン
分類: かこうポケモン | タイプ: ほのお/ はがね | 高さ: 1.7m | 重さ: 430.0kg |
特性: もらいび | かくれ特性: ほのおのからだ | 進化前: なし | 進化後: なし |
シンオウ地方ができた際にこぼれおちた火の球から、ハードマウンテンとともに生まれたとされる伝説のポケモン。ハードマウンテンをむやみに噴火させないために、「かざんのおきいし」で封印されたと言われている。胴の短いトカゲやサンショウウオのような姿をしている。溶岩のような体色を持ち、頭部や足首は金属的な装甲に覆われている。火山のほら穴に生息するといわれている。マグマのように燃えたぎる高熱の血液が全身を循環しており、それゆえ身体からは高熱が発生、身体を覆う装甲もそれによりところどころ溶けてしまっている。四肢には十字型の爪を備え、これを食い込ませることで壁や天井を這い回ることができる。
『ダイヤモンド・パール・プラチナ』に登場する伝説のポケモン。『プラチナ』ではギンガ団の幹部、プルートが悪用しようとするがハンサムに阻止され未遂に終わる。また、『ブラック2・ホワイト2』ではエンディング後、リバースマウンテンで入手可能。トレーナーでは『ダイヤモンド・パール』および『プラチナ』『ハートゴールド・ソウルシルバー』のバトルタワーに登場するタワータイクーン・クロツグが使用する。『オメガルビー・アルファサファイア』にも登場、ひでりのいわとに出現する。『ウルトラサン』では「にちりんのさいだん」からウルトラワープライドで行ける「ウルトラスペースゼロ 洞窟の世界」に出現。
専用技は「マグマストーム」。ほのおのうずと同じく、2~5ターン連続でダメージを与え、さらにその間は逃げられなくする。何回攻撃されるかはランダム。
TVアニメ版・劇場版では伝説のポケモンとして扱われておらず、強大な力を持つポケモンの一種と目されている。TVアニメ版では『ダイヤモンド&パール』第169話に登場し、ポケモンレンジャーのナツヤが自然公園へ保護するためにロケット団からヒードランを守り、キャプチャに成功した。劇場版では2009年公開の映画『アルセウス 超克の時空へ』に登場。過去のミチーナにおいて、ミチーナの重役ギシン配下の魔獣(大昔にポケモンはこう呼ばれている)となっていた。ドータクンとともに魔獣装具を着けられて操られている。声優は三宅健太。
レジギガス
分類: きょだいポケモン | タイプ: ノーマル | 高さ: 3.7m | 重さ: 420.0kg |
特性: スロースタート | かくれ特性: なし | 進化前: なし | 進化後: なし |
巨人のような姿をした伝説のポケモン。白と黄色の体色を持ち、体中の随所に黒いボディラインが走り、両肩と両脚には植物のような緑色の物体が付着している。また、胸部から腹部にかけて3色の模様が存在する。特殊な岩石と粘土からレジロックを、氷山の氷からレジアイスを、マグマからレジスチルを創り出した創造主にして、この3体の上に君臨する王だという伝説があり、3体同様に顔にあたる部分に点字を模したと思われる7つの目がある。普段は石像のようにじっとしているが、3匹の存在を感じると動き出す。凄まじい怪力を持ち、縄で縛られた大陸を引張って動かしたという伝説が残っている。
シンオウ地方各地に散らばるプレートに刻まれた文によると、かつてはノーマルタイプ以外の巨人型ポケモンも存在したのだが、アルセウスと思しき存在によって倒されプレートへと姿を変えられて、レジギガスだけが残ったのだという。それを示すかのように、ノーマルタイプのプレートは存在していない。
『ダイヤモンド・パール・プラチナ』では、キッサキ神殿の最深部に1匹だけ存在する。捕まえるには、レジロック・レジアイス・レジスチルの3匹が全て手持ちにいなければならない。3匹が手持ちにいないとただの巨像であるが、いると動き出して戦闘になる。『ダイヤモンド・パール・プラチナ』と『ハートゴールド・ソウルシルバー』のバトルタワーでは、タワータイクーンのクロツグが使用する。「ブラック2・ホワイト2」ではネジ山の地下深くに封印されており、やはりレジロック・レジアイス・レジスチルが手持ちにいると動き出して戦闘となる。『オメガルビー・アルファサファイア』にも登場。レジロック・レジアイス・レジスチル捕獲後に条件を満たすと「こじまのよこあな」に出現。『ウルトラムーン』では「がちりんのさいだん」からウルトラワープライドで行ける「ウルトラスペースゼロ 洞窟の世界」に出現。こちらは手持ちにレジロック・レジアイス・レジスチルを入れているという条件は不要。
2008年の映画『ギラティナと氷空の花束 シェイミ』では、前売券の特典として、レベル100のレジギガスが配布された。親は「テンイむら」。また、このレジギガスを『プラチナ』に連れて行くとイベントが起こり、レジロック・レジアイス・レジスチルを捕獲することができる。通常プレイで入手した(キッサキ神殿で捕まえた)レジギガスではこのイベントは起こらない。
専用技は相手の体力が多いほど威力が上がる「にぎりつぶす」。
TVアニメ版では『ダイヤモンド&パール』第129話に登場。普段はキッサキ神殿の奥で青い光の玉となって眠りについているが、ポケモンハンターJのボーマンダの攻撃で無理矢理目覚めさせられ、怒り狂って「はかいこうせん」を撃ちまくる。
劇場版では2008年公開の『ギラティナと氷空の花束 シェイミ』で初登場。テンイ村近くにある氷河の奥の祠で眠りについていた。反転世界が傷ついたことによって氷河が動きだし、村や花畑が危機に陥った時に登場。数十匹のマンムーとともに氷河を食い止めるべく奮闘する。声優は相馬幸人。2015年公開『光輪の超魔神 フーパ』にも登場した。
レジギガスの「ギガス」はギリシア神話の巨人「ギガース」が由来となっている[12]。
ギラティナ
分類: はんこつポケモン | タイプ: ゴースト/ ドラゴン | 高さ: [注釈 8]4.5m | 重さ: [注釈 9]750.0kg |
特性: 本文参照 | かくれ特性: テレパシー | 進化前: なし | 進化後: なし |
この世の裏側に存在する、時空のねじれたもう1つの世界(破れた世界)に棲むとされる伝説のポケモン。古代の墓場に姿を現すことがあるという。元々はディアルガ、パルキアとともにアルセウスの3体の分身の1体として生まれた「神」の一つであったのだが、暴れ者だったためにこの世から追放され、歴史からもその存在を消されたため、シンオウ地方に伝わる神話でもほとんど語られることがなかった。数少ない残された資料によれば、世界が生まれて間もない時空が安定していない時代に、世界の裏から時空を補完し安定させる役割を担うようになったとされている。
『ダイヤモンド・パール』より登場した伝説のポケモンの一種。『プラチナ』においては「影のギラティナ」という呼称が使われている。また『ハートゴールド・ソウルシルバー』では、「破れた世界の王」という呼称が加わっている。『プラチナ』ではオリジンフォルムの姿でジャケットを飾っており、シナリオ中でも重要な役割を担う。
「アナザーフォルム」「オリジンフォルム」と呼ばれる2つの姿を持つ。
- アナザーフォルム
- 現実世界においてギラティナがとる姿がこのフォルムである。とくせいはプレッシャー。6本の足を持ったドラゴンの骨格のような姿をしており、各3本の赤いトゲのようなものが突出した黒い1対の翼を持つ。体色は銀色で、頭部や脚の爪、首や脚部には金色のリング状の装飾のような部分がみられる。翼は首に3つある装飾の、中央の装飾が背中で少し伸びており、そこから生えている。オリジンフォルムと比較すると、体形の変化により体長が短くなり、赤と黒の縞模様は首前面のみになり、尾の円錐状の突起も無くなっている。なお、翼の形状やトゲの位置はある程度変化させられ、腕のように使うこともできる。
- 当初発表されたのはこのフォルムだけだったが、オリジンフォルムの登場に伴い、「アナザーフォルム」の呼称とともにこの姿は本来の姿ではない、という設定が明かされた。変身の理由は、2008年の劇場版や書籍において「重力の変化と関係があるらしい」という説明がされている。
- オリジンフォルム
- 『プラチナ』より登場した、ギラティナ本来の姿。とくせいはふゆう。2008年2月15日にシェイミと同時にその存在が発表された。これに伴い、既出の姿には前述の「アナザーフォルム」の呼称が与えられた。
- 長大な胴体に3対、尾に2対の円錐状の突起を持ち、その部分に黒と赤の横縞を持つ。翼はトゲ1本ごとに独立し、金色の装飾部分は三日月状の鋭い形状となっている。翼は首に3つある装飾の各々から生えている。このフォルムになると図鑑のギラティナの画像もオリジンフォルムの画像に変わる。
『ハートゴールド・ソウルシルバー』では、2009年公開の映画『アルセウス 超克の時空へ』の上映劇場で配布されたアルセウスを手持ちに入れることで行けるようになる「シントいせき」で、ギラティナ、ディアルガ、パルキアのうち1匹を入手することができる。このイベントでギラティナを選んだ場合のみ、同作でも「はっきんだま」を入手してオリジンフォルムにすることが可能。『オメガルビー・アルファサファイア』にも登場、同じソフトで捕まえたディアルガとパルキアを手持ちに入れて「おおぞらをとぶ」を使うと出現し捕まえられるようになる。『ウルトラサン・ウルトラムーン』では「にちりんのさいだん」(「がちりんのさいだん」)からウルトラワープライドで行ける「ウルトラスペースゼロ 洞窟の世界」に出現。こちらも手持ちにディアルガとパルキアを入れているという条件が必要。
専用技は「シャドーダイブ」。ゴーストダイブの強化版であり、1ターン無敵になり、次のターンで攻撃するゴーストタイプの技[注釈 10]。
劇場版では『神々の戦い』三部作において重要な役割を担うポケモンの一匹。
第2章『ギラティナと氷空の花束 シェイミ』(2008年)で初登場。第1章『ディアルガVSパルキアVSダークライ』(2007年)におけるディアルガとパルキアの戦いの影響で、現実世界を支えるもう1つの世界「反転世界」に黒い雲が大量に発生し、その原因を作ったディアルガに対して激怒。ディアルガを反転世界へ引きずり込もうとする。
最終章『アルセウス 超克の時空へ』(2009年)では、未だにディアルガのことを許しておらず、冒頭でディアルガが現れたミチーナに現れて攻撃を仕掛けたが、ギラティナはサトシとピカチュウの姿を見て怒りを静め、シーナの力でディアルガを誤解していたと理解する。その後、人間に激怒しているアルセウスに、ディアルガ・パルキアとともに戦いを挑む。
2015年公開『光輪の超魔神 フーパ』にも登場し、当時の前売り券の特典の引換券でも入手できた。
ギラティナの「反対の存在」、「現在の宇宙では姿を消した」といった設定は反物質をイメージソースとしている[注釈 11]。
クレセリア
分類: みかづきポケモン | タイプ: エスパー | 高さ: 1.5m | 重さ: 85.6kg |
特性: ふゆう | かくれ特性: なし | 進化前: なし | 進化後: なし |
「三日月の化身」と呼ばれるポケモンで、頭部をはじめとして全身に三日月型の意匠が取り入れられた流線型の体を持つ。ベールのような薄い紫色の羽を持ち、飛行する時には羽から光の粒子を放つ。宙に浮いているようなデザインがなされており、脚部を持たない。
性別(メス)があるためオス相手に「メロメロ」をしかけることも可能。
『ダイヤモンド・パール』より登場。殿堂入り後に行ける「まんげつじま」で出会った後は、シンオウ地方各地を飛び回る。トレーナーではタワータイクーンのクロツグが使用する。『オメガルビー・アルファサファイア』にも登場、まれに出現するマボロシのばしょのひとつ、『ゆみなりのしま』に出現する。『ウルトラサン・ウルトラムーン』では「にちりんのさいだん」(「がちりんのさいだん」)からウルトラワープライドで行ける「ウルトラスペースゼロ 崖の世界」に出現。
専用技は「みかづきのまい」。いやしのねがいの強化版で、自分をひんしにする代わりに後続の味方ポケモンのHP、PPを全回復するほか、状態異常も回復させる。
TVアニメ版では『ダイヤモンド&パール』第104話に登場。ダークライがミオシティにやってくる時期がくるとクレセリアがやってきてダークライの悪夢から町の人々を救うらしいが、時期外れでダークライが現れたことにより、クレセリアもその異変に気づきまんげつじまにやってきていた。
フィオネ
分類: かいようポケモン | タイプ: みず | 高さ: 0.4m | 重さ: 3.1kg |
特性: うるおいボディ | かくれ特性: なし | 進化前: なし | 進化後: なし |
クリオネのような姿をしたポケモン。姿はマナフィに酷似しているが、マナフィに進化することはない。体はマナフィよりもやや大きいが、マナフィと違い足が存在しない。全身は水色をしており、瞳と目の上のまつ毛のような模様は体色よりやや深い水色である。胸元には赤い宝石のような器官を持つ。また、頭頂部には一本の触手を持ち、触手の付け根には丸い浮き袋を持つ。暖かい海に生息し、頭の浮き袋を膨らませて、集団で海を泳ぐ。
『ダイヤモンド・パール』で登場。野生のものは存在せず、マナフィまたはフィオネをメタモンと一緒に育て屋に預けることでタマゴを発見できる。入手には幻のポケモンであるマナフィが必須であるため、フィオネも幻のポケモンとして扱われる。
TVアニメ版では『ダイヤモンド&パール』第113話に登場。見かけると幸運が訪れると言い伝えられている。声優はかないみか。
マナフィ
分類: かいゆうポケモン | タイプ: みず | 高さ: 0.3m | 重さ: 1.4kg |
特性: うるおいボディ | かくれ特性: なし | 進化前: なし | 進化後: なし |
クリオネと似た特徴を持つ、幻のポケモン。全身は水色をしており、目の上には黄色いまつ毛のような模様があるほか、胸元には赤い宝石のような器官を持つ。手はクリオネの足と同様、翼のように長く広がっている。頭頂部には一対の触手を持ち、先端部の玉は赤く発光する。帰巣本能を持ち、長距離を回遊して自らが生まれた海へ帰る。先天的に、どんなポケモンとも心を通わせることができる、不思議な力が備わっている。
『ダイヤモンド・パール』より登場。通常のプレイには出現しない[注釈 12]、幻のポケモンの一種で、劇場版『ポケモンレンジャーと蒼海の王子 マナフィ』の前売券に付属した引換券を使って『ポケモンレンジャー』にミッションを出現させ、そこで手に入れたマナフィを『ダイヤモンド・パール』へ転送することで入手できた。また、劇場版DVDの初回封入特典として『ダイヤモンド・パール』にマナフィを転送できる引換券が付属したり、『ポケモンレンジャー』のシリーズ作品である『ポケモンレンジャー バトナージ』や『ポケモンレンジャー 光の軌跡』でも、『ポケモンレンジャー』と同様にミッションを通して『ダイヤモンド・パール』などへマナフィを転送することができたりと、当時の幻のポケモンの中では比較的入手機会が多かった。
専用技は自分と相手の能力ランクの補正を入れ替える「ハートスワップ」。
劇場版では上述のように『ポケモンレンジャーと蒼海の王子 マナフィ』で初登場し、重要な役割を担う。タマゴから孵って最初に目にしたハルカを母親と思い込んでいる。「ハートスワップ」により人やポケモンの心を一時的に入れ替える力を持つ。声優は白鳥由里。短編映画『ピカチュウ、これなんのカギ?』で再登場。声優は伊瀬茉莉也。
ダークライ
分類: あんこくポケモン | タイプ: あく | 高さ: 1.5m | 重さ: 50.5kg |
特性: ナイトメア | かくれ特性: なし | 進化前: なし | 進化後: なし |
魔法使いを思わせる黒い衣を纏った幽霊のような姿をした幻のポケモン。頭部からは白い髪のようなものが伸びており、首の周りには赤い牙のような突起を持つ。細長い脚を持つが、普段は収納した状態で宙に浮いている。他者を深い眠りに誘い、恐ろしい夢を見せる能力を持つ。新月の夜に出現し、周りの人やポケモンに悪夢を見せるが、この行為は自分のなわばりから外敵を追い出し身を守るためであり、ダークライ自身に悪意はない。また、ダークライ自身もこの力を制御する事が出来ず、自分の意思とは無関係に悪夢を見せてしまう為に、自ら他者を避けて孤独に生きている。
『ダイヤモンド・パール』より登場した幻のポケモンで、2007年2月15日にその存在が発表された。通常のプレイでは出現せず、悪夢を見ていたミオシティの少年のうわごとからその存在を予見できるのみである。
2007年7月14日から9月9日の間、映画『ディアルガVSパルキアVSダークライ』の上映中に、各映画館で『ダイヤモンド・パール』向けにワイヤレス通信によりダークライが配布された。
『プラチナ』では2008年12月1日から2009年1月15日までの期間限定で、ニンテンドーWi-Fiコネクション(ふしぎなおくりもの)で「メンバーズカード」が配信された。ミオシティの少年を悪夢から解放した状態でこれを持っているとミオシティにある「はとばのやど」に入る事ができ、そこから「しんげつじま」へ行きダークライを捕獲することができるようになる。『プラチナ』の図鑑では「悪夢を見せるのはダークライが悪意を持って行ったことではない」と説明され、このイベントの最後に入る謎の声も「ダークライは悪夢を見せたくないため(無人島である)「しんげつじま」に自らの意思でいる」と語っている。
『ブラック・ホワイト』では冬休みプレゼントとして、2010年12月27日から2011年1月11日まで全国の総合スーパーやポケモンセンターなどで配信された。
専用技は「ダークホール」。ダブル・トリプルバトル時、最大二体ねむり状態にする事ができるあくタイプの技。ただし、命中率は80と若干低め。(後に命中は50に変更されかなり低くなった)
『ポケモンレンジャー バトナージ』では本編のラスボスとして登場する。また、『ポケモン不思議のダンジョン 時の探検隊・闇の探検隊』では世界を暗黒に変えようとする真の黒幕として登場。ディアルガが司る時限の塔に細工をして星の停止に向かうように仕向けた張本人である。
『ポッ拳 POKKÉN TOURNAMENT』のバトルポケモンの1匹。ナイトメアシフトという独自の自己強化を持つ極めてテクニカルなキャラクター。
TVアニメ版では『ダイヤモンド&パール』第104話に登場。声優は三宅健太。第183話では、シンオウリーグ・スズラン大会に出場したトレーナー・タクトの手持ちとして登場。
劇場版では『ディアルガVSパルキアVSダークライ』で初登場。ゲームなどでは悪役として描かれることの多いダークライだが、この映画では悪いポケモンと誤解されているだけで、人々に警告を送ったり、かつて助けてくれたアリシアの孫のアリスと庭園を守るポケモンとして描かれている。声優は特別出演の石坂浩二。2014年公開『破壊の繭とディアンシー』では、投票の結果、前売り券の特典ポケモンがダークライに決定し、『X・Y』で受け取ることができた。短編映画『ピカチュウ、これなんのカギ?』で再登場。
『ポケモン☆サンデー』内『ポケモンゲームアリーナ』でしょこたん部長が使用するポケモンのうちの1体である。このダークライは劇場版のポケモン配布企画発表で入手したもので、彼女が世界で最初に正規の方法でダークライをゲットした。
シェイミ
分類: かんしゃポケモン | タイプ: くさ/ 本文参照 | 高さ: [注釈 13]0.2m | 重さ: [注釈 14]2.1kg |
特性: 本文参照 | かくれ特性: なし | 進化前: なし | 進化後: なし |
大気中の毒素を分解する能力を持ち、その効果は荒廃した土地を一瞬にして花畑に変えるほどだという。その時の力を利用した「シードフレア」という技が存在する。
幻のポケモンの一種。2008年2月15日にその存在が発表された。発見が難しいことから幻のポケモンに数えられているが、ゲームなどの作品中では比較的身近なポケモンとして描かれている。「ランドフォルム」「スカイフォルム」と呼ばれる2種類の姿を持つ。
- ランドフォルム
- 緑色のハリネズミの様な姿で、側頭部には赤い花が髪飾りのように咲いている。とても小さく、花畑にまぎれると視認できなくなる。ある地方では感謝の意思を込め、シェイミを模したブーケを贈る風習がある。当初発表されたのはこのフォルムである。「グラシデアの花」の花粉を浴びることで下記のスカイフォルムへとフォルムチェンジする。とくせいはしぜんかいふく。
- スカイフォルム
- 『プラチナ』より登場したフォルムで、2008年6月13日にその存在が発表された。耳・四肢が伸び小型犬のような姿になり、表情も精悍なものとなる。赤い花は首筋に移動し、スカーフのような形状へと変化している。飛行能力を有し、「グラシデアの花」の種を遠方へと運ぶ「花はこび」と呼ばれる習性を持つ。このフォルムでいられるのは日中のみで、夜にはランドフォルムへと戻る。このフォルムになると図鑑のシェイミの画像もスカイフォルムとなる。スカイフォルムの存在の発表に伴い、既出の姿には前述の「ランドフォルム」の呼称が与えられた。このフォルムだと鳴き声が異なる[注釈 15]。とくせいはてんのめぐみ。スカイフォルム時のみひこうタイプが付加される。
『ダイヤモンド・パール』より登場。通常プレイでは出現しないが、『ダイヤモンド・パール』ではソノオタウンの民家で聞ける伝説やタッグパートナーのマイの言葉などからその存在が予見できる。2008年の映画『ギラティナと氷空の花束 シェイミ』を上映する映画館で、ワイヤレス通信により配布された。
『プラチナ』では2009年4月18日から5月15日までの期間限定で、ニンテンドーWi-Fiコネクション(ふしぎなおくりもの)で「オーキドのてがみ」が配信された。これを入手した後224番道路に行くと新たな道が開け、その先の「はなのらくえん」でシェイミが出現する。『プラチナ』以降の作品では、道具「グラシデアのはな」を使用することで、シェイミをスカイフォルムにフォルムチェンジさせることができる。ランドフォルムに戻る条件は、シェイミが「こおり」状態の場合、DS本体の内部時計がゲーム中の夜にあたる時間帯の場合、シェイミをボックスに預けた場合、シェイミを通信交換した場合の4つ。
専用技の「シードフレア」は威力120を誇るくさタイプの技で、攻撃後は40%の確率で相手の特防ランクを二段階下げる。
『ポケモンレンジャー 光の軌跡』では、2010年3月18日から5月17日までの期間限定で配信されたスペシャルミッション「まよえるシェイミをほごせよ!」に登場する。このミッションをクリアすると、『ダイヤモンド・パール・プラチナ』、『ハートゴールド・ソウルシルバー』へシェイミを転送できる。
TVアニメ版では『ダイヤモンド&パール』第168話に登場。ロケット団に追われていた所をマイに保護される。声優は西村ちなみ。
劇場版では2008年公開の『ギラティナと氷空の花束 シェイミ』に登場。グラシデアの花畑に向かう途中、ディアルガとギラティナのバトルに巻き込まれてしまう。辛うじて逃げてきたところサトシらと出会い、共にグラシデアの花畑を目指すこととなる。声優は山崎バニラ。作中に登場する「グラシデアの花」は、シェイミの姿を模してデザインされている[13]。
2008年に行われたYahoo!きっずのポケモン人気投票では1位を獲得し、2位のコイル、3位のギラティナと共に描かれた壁紙が期間限定で配布された。
アルセウス
分類: そうぞうポケモン | タイプ: 本文参照 | 高さ: 3.2m | 重さ: 320.0kg |
特性: マルチタイプ | かくれ特性: なし | 進化前: なし | 進化後: なし |
何もないゼロの状態から生命を生み出す力を持つとされる幻のポケモン。細くしなやかな純白の身体、宝石のようなパーツが埋め込まれた金属的な質感の装飾状部位、たてがみ状のパーツが頭部にあり4足歩行で白馬を思わせるシルエットなど、神々しい姿を持つ。
アルセウスという名前こそ風化してしまっているが、シンオウ地方ではアルセウスを千本の腕で世界の全てを創造した存在と語り継がれており、アルセウス自身はまだ宇宙が生まれていない、混沌のうねりの中に現れたタマゴの中から出現した最初の生命と言われている。神話ではアルセウスから生み出された2つの分身がディアルガ・パルキアになり[注釈 16]、さらにその後生み出されたタマゴからユクシー・エムリット・アグノムが誕生したと伝えられている。
『ダイヤモンド・パール・プラチナ』より登場した幻のポケモンの一種。2009年2月14日にその存在が発表された。通常プレイでは出現せず、『プラチナ』におけるシロナの会話から、それらしき存在を予見できるのみである。『アルセウス 超克の時空へ』を上映する映画館で、ワイヤレス通信により初めて配布された。また、『ブラック・ホワイト』では、発売日から約1カ月半にわたって実施された人気投票の結果アルセウスが1位になり、期間限定でポケモングローバルリンクで入手可能となった。2015年公開『光輪の超魔神 フーパ』の前売り券の特典にもなった。
アルセウスの最大の特徴は特性「マルチタイプ」である。これはゲーム中で手に入るプレートを持たせることによって、タイプを様々なものに変化させることができるアルセウス専用の特性である(どうぐを何も持たない、プレート以外のどうぐを持っている場合のタイプはノーマル)。また、タイプが変わると体の色や専用わざ「さばきのつぶて」のタイプも変化する。この特性は、「いえき」や「ミイラ」などで書き換えたり無効化したりする事は出来ず、「トレース」や「スキルスワップ」でコピーしたり入れ替えたりする事も不可能で、「はたきおとす」や「どろぼう」などでプレートを失ってもタイプと姿はそのままである。
劇場版では『アルセウス 超克の時空へ』で初登場。圧倒的な強さだけでなく非常に高い知性を持ち、人間の言葉も普通に話す事ができ、更にプレートが全て揃っている限りは不死身であるとされている。声優は特別出演の美輪明宏。上記の『光輪の超魔神 フーパ』にも登場した。
開発スタッフによると、コンセプトは「すべてを超越した神」とされ、『ハートゴールド・ソウルシルバー』のイベントで登場したテーマ曲は畏怖の雰囲気を織り交ぜたものとなっている[14][注釈 17]。
脚注
注釈
^ ただしゲームでは「そらをとぶ」を覚えられない。
^ 例えば『ポケモン不思議のダンジョン 青の救助隊・赤の救助隊』ではダンジョンでは出現しない。当初は登場させる構想もあったが、技や特性などの設定が決まっていなかったため見送られている(「青の救助隊・赤の救助隊 公式パーフェクトガイド」の巻末スタッフインタビューより)。
^ メガシンカと波導のエネルギーが混ざり合い駆け巡った痕とされる。
^ なお、再戦ではライチュウが手持ちの中で最高レベルとなったが、引き続きエレキブルが最後の切り札、いわゆる「賞金首」として扱われている。
^ なお再戦では、ジム戦と同じ最高レベルのフーディン(Lv.60)が先発となり、当ポケモンが手持ち中最低レベル(Lv.53)でありながら新たな切り札となっている。
^ ギンガハクタイビルやシルフカンパニーの書物に、『プラチナ』に登場するギンガ団の幹部・プルートが関係しているとほのめかす記述がある。
- ^ abただし、日本におけるユクシーとエムリットの商標登録上の綴り字は「Yuxi、Emrit」である。
^ 「オリジンフォルム」の時は6.9m
^ 「オリジンフォルム」の時は650.0kg
^ この時相手が「まもる」・「みきる」を選んでいても必ず命中する。
^ ゲーム雑誌の『ファミ通』や『ニンテンドードリーム』におけるのインタビューより。後に『ハートゴールド・ソウルシルバー』において、正式に「反物質を司るポケモン」との表現がなされた。
^ 『プラチナ』では全国図鑑入手条件の関係上、通常プレイにおいて「みつける」ことができるようになっている。
^ 「スカイフォルム」の時は0.4m
^ 「スカイフォルム」の時は5.2kg
^ 『ブラック2・ホワイト2』以降からはボルトロス、トルネロス、ランドロスおよびキュレムもフォルムチェンジするたびに鳴き声が異なる。
^ 『プラチナ』のストーリーによると、実際は歴史の表から消えたギラティナを含めた3つだったという。
^ 当テーマ曲は元々『ダイヤモンド・パール・プラチナ』版で使用されるはずだった幻のイベント ―「てんかいのふえ」で「はじまりのま」のアルセウスに逢って戦闘― のBGMを若干アレンジしたもの。
出典
^ ドラゴンタイプ ポケモンバトル研究所 ポケモンだいすきクラブ(2017年8月24日閲覧)
^ 【寄稿記事】『US・UM』プレイ日記 ~アローラゆるめぐり~ 第7回「個人的・イチオシの技はコレだ!(見た目の話)」 ポケモンだいすきクラブ 2018.02.05(2018年2月9日閲覧)
^ メガルカリオ - ポケットモンスターオフィシャルサイト、2013年9月13日閲覧。
^ 週刊ファミ通2014年10月30日号「桜井政博のゲームについて思うこと お答えします その4」より。
^ 『ブラック・ホワイト』ではウォーグル
^ 【寄稿記事】ライバロリバトル講座 第6回「受けループ対策のすゝめ?」 ポケモンだいすきクラブ 2018.01.17(2018年2月9日閲覧)
^ 【寄稿記事】ライバロリバトル講座 第9回「ノーマルタイプのポケモンだけで対戦!」 ポケモンだいすきクラブ 2018.03.30(2018年4月15日閲覧)
^ 図鑑の中にロトムのページはない。
^ “ロトム図鑑と新機能|『ポケットモンスター サン・ムーン』公式サイト”. 2016年6月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年6月11日閲覧。
^ ニンテンドードリーム2008年12月号掲載の『ポケットモンスター プラチナ』開発陣インタビューにおける増田順一の発言より
- ^ abc増田順一のブログ増田部長のめざめるパワー 第70回より。
^ 女子大生が訊く『ポケットモンスターブラック・ホワイト』(2010年12月28日時点のアーカイブ)
^ 家族で楽しむ ポケモン特集2008 - Yahoo! JAPAN(2008年6月11日時点のアーカイブ)
^ 『ニンテンドーDS ポケモン ハートゴールド&ソウルシルバー ミュージック・スーパーコンプリート』付属ブックレット22ページ
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