西尾の抹茶
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西尾の抹茶(にしおのまっちゃ)は、西尾茶を対象とする地域ブランド(地域団体商標)の一つ(登録番号:第5204296号、権利者:西尾茶協同組合)。「愛知県西尾市・安城市・幡豆郡吉良町で生産された茶葉を同地域においててん茶加工・仕上げ精製し、茶臼挽(ひ)きした抹茶」をさす。飲用から加工までのすべてが対象[1][2]。
茶の分野で抹茶に限定した地域ブランドとしては全国で初である[1]。西尾市は抹茶の生産量が日本一の自治体である[3]。
目次
1 経緯
2 ブランドマーク
3 特徴
4 関連項目
5 脚注
6 外部リンク
経緯
2005年4月、抹茶生産で全国有数の産地である西尾市周辺で栽培された茶葉を、より付加価値を高めることを目的として、西尾市茶業組合が地域ブランド取得の検討を開始した[2]。2007年4月に西尾茶協同組合が設立され、中心となって手続きを進める[2]。2008年7月末、西尾茶協同組合が「西尾の抹茶」を地域ブランドとして特許庁に申請[2]。2009年2月20日に地域団体商標(地域ブランド)に登録された[2]。
ブランドマーク
ブランドマークは、抹茶をイメージする抹茶茶わんと茶せんをデザインしており、抹茶色を使用。マークには、「茶道」をつなげ、「西尾の抹茶」を永久的に広げつなげていくという願いが込められている[1]。
特徴
地域ブランド「西尾の抹茶」は、生産、製造・加工地域が厳密に定義されている。伝統的な茶臼碾き(びき)が条件である。
生産地である西尾の土地は、矢作川と矢作古川の三角州に位置しているため、水はけのよい砂状の赤土であり、矢作川の川霧で適度な湿度が茶畑一帯を覆っている。これらがお茶の生育に適しているといわれている[2]。
棚下生産、寒冷紗の二枚がけ、JGAPなどの第三者認証の取得、トレーサビリティ、その他栽培技術の改良を行っている。
茶畑の中央部にある稲荷山茶園公園
畝ごとにネットが被せられる場合もある
ネットが被せられていない畝(手前)と被せられている畝(奥)
関連項目
- 地域団体商標の一覧
- 西尾茶
- 西条園
脚注
- ^ abc愛知 西尾の抹茶 西尾茶協同組合
- ^ abcdef西尾市役所 西尾の抹茶・お茶
^ http://www.240kanko.com/?page_id=1207
外部リンク
- 愛知 西尾の抹茶 西尾茶協同組合
- 西尾市役所 西尾の抹茶・お茶
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