権現造




権現造(ごんげんづくり)は、日本の神社建築様式の1つである。石の間造(いしのまづくり)とも呼ばれる。




目次






  • 1 概要


  • 2 構造


    • 2.1 屋根


    • 2.2


    • 2.3




  • 3 権現造の代表例


  • 4 関連項目





概要


本殿と拝殿の2棟を一体化し、間に「石の間(いしのま)」と呼ばれる一段低い建物を設けているのが特徴。


権現造の発祥は静岡県の久能山東照宮(1617年建立の社殿)とされる[要出典]。その起源は仏寺の開山堂(相の間で祠堂と礼堂を結ぶ)とされるが、その基は八幡造と言われている。



構造


入母屋造・平入の3棟を、入母屋造・妻入の縦の棟で串刺し状に一体化している。


屋根の棟数が多い八棟造(やつむねづくり)を採用するものが多いが、その場合の実態は7棟である(下図参照)。


八幡造は前殿・後殿全てが本殿なのに対し、権現造では後方1棟のみが本殿で、拝殿・石の間・本殿の複合社殿といえる。






Gongen Zukuri.png

八棟造の権現造平面図、黄線が棟(日光東照宮)


屋根


萱葺に限らず瓦葺など幅広い。


正面の破風は、千鳥破風・軒唐破風である。





左右対称で、左右方向には偶数本の柱が配される。


拝殿が最も幅が広く、石の間と本殿はどちらかが広い。




  • 北野天満宮:拝殿13間、石の間7間、本殿5間


  • 日光東照宮:拝殿9間、石の間3間、本殿5間


尚、北野天満宮の本殿は左側に脇殿が設置されているため、左右対称となっていない。





北野天満宮のように古式では石の間は石敷であるが、板敷が多い。日光東照宮は畳敷である。



権現造の代表例



  • 久能山東照宮

  • 日光東照宮

  • 日吉東照宮

  • 上野東照宮

  • 日御碕神社

  • 北野天満宮

  • 大崎八幡宮


  • 名古屋東照宮(大戦の空襲による焼失以前)


  • 松山神社(東照宮に天満神社を合祀 主祭神 菅原道真公 徳川家康公)

  • 藤基神社


  • 歓喜院(奥殿・中殿・拝殿を権現造で一体化し、この1棟全体を本殿としている)




関連項目


  • 権現











Popular posts from this blog

Accessing regular linux commands in Huawei's Dopra Linux

Can't connect RFCOMM socket: Host is down

Kernel panic - not syncing: Fatal Exception in Interrupt