第88回天皇杯全日本サッカー選手権大会


































第88回天皇杯全日本サッカー選手権大会
開催国
日本の旗 日本
参加チーム数
82
優勝
ガンバ大阪
準優勝
柏レイソル

ACL2009出場

ガンバ大阪
試合総数
81

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第88回天皇杯全日本サッカー選手権大会(だい88かい てんのうはいぜんにほんサッカーせんしゅけんたいかい)は、2008年9月13日から2009年1月1日まで開催された、天皇杯全日本サッカー選手権大会である。




目次






  • 1 概要


  • 2 特典に関して


  • 3 スケジュール


  • 4 出場チーム


    • 4.1 J1リーグ


    • 4.2 J2リーグ


    • 4.3 JFL


    • 4.4 大学


    • 4.5 都道府県代表




  • 5 試合結果


    • 5.1 1回戦


    • 5.2 2回戦


    • 5.3 3回戦


    • 5.4 4回戦


    • 5.5 5回戦


    • 5.6 準々決勝


    • 5.7 準決勝


    • 5.8 決勝




  • 6 関連項目


  • 7 外部リンク





概要


Jリーグチーム数の拡大に伴い、本戦(決勝大会)の参加チーム数が82チーム(前回から2チーム増)となった。また、本大会からスルガ銀行が特別協賛として筆頭スポンサーとなった。


2008年のJリーグがまれに見る大混戦となったため、Jリーグで上位につけている有力チームの多くがベストメンバーを積極的に出せず、次々に脱落する展開となり、準々決勝時点(ベスト8)にJ2のチームが2チーム残る形となった。



特典に関して


この大会から優勝チームの得るAFCチャンピオンズリーグ (ACL) の出場権が、翌々年のものから翌年のものに変わった。また、これまでは優勝チームが翌年のJリーグで優勝した場合は天皇杯の準優勝チームが繰り上がっていたが、ACLの日本の出場枠が2から4に拡大したことに伴い、その年のJリーグ3位までに入ったチームがその年の天皇杯で優勝した場合はその年のJリーグ4位チームが繰り上がる形式となった。


また富士ゼロックス・スーパーカップにおいても、今までその年にJ1リーグで優勝したチームが天皇杯で優勝した場合は天皇杯の準優勝チームが繰り上がっていたが、その年のJ1リーグ2位チームが繰り上がるように変更された。



スケジュール


試合会場については後述の試合結果を参照のこと。











































1回戦
9月13日、9月14日 都道府県代表チーム、大学シードチームの出場
2回戦
9月20日、9月21日
3回戦
10月12日 J2チーム、JFLシードチームの出場
4回戦
11月2日、11月3日[注 1][注 2]
J1チームの出場
5回戦
11月15日[注 3]

準々決勝
12月20日[注 4]

準決勝
12月29日
決勝
2009年1月1日



  1. ^ 予備日11月5日・ヤマザキナビスコカップ決勝進出チーム(大分・清水)が対象


  2. ^ 予備日11月16日・AFCチャンピオンズリーグ2008決勝に出場するJ1チーム(G大阪)の試合が対象


  3. ^ 予備日11月26日・11月16日開催の4回戦(G大阪vs甲府)の勝者の試合が対象


  4. ^ 予備日12月25日・FIFAクラブワールドカップ2008に出場するJ1チーム(G大阪)の試合が対象



出場チーム



J1リーグ


2008年のJリーグ ディビジョン1に参加した18チーム。





  • コンサドーレ札幌(28回目)


  • 鹿島アントラーズ(25回目)


  • 浦和レッドダイヤモンズ(44回目)


  • 大宮アルディージャ(14回目)


  • ジェフユナイテッド市原・千葉(44回目)


  • 柏レイソル(41回目)


  • FC東京(15回目)


  • 東京ヴェルディ(34回目)


  • 川崎フロンターレ(25回目)






  • 横浜F・マリノス(31回目)


  • アルビレックス新潟(17回目)


  • 清水エスパルス(17回目)


  • ジュビロ磐田(32回目)


  • 名古屋グランパス(32回目)


  • 京都サンガF.C.(26回目)


  • ガンバ大阪(28回目)


  • ヴィッセル神戸(22回目)


  • 大分トリニータ(13回目)





J2リーグ


2008年のJリーグ ディビジョン2に参加した15チーム。





  • ベガルタ仙台(15回目)


  • モンテディオ山形(17回目)


  • 水戸ホーリーホック(13回目)


  • ザスパ草津(6回目)


  • 横浜FC(10回目)


  • 湘南ベルマーレ(37回目)


  • ヴァンフォーレ甲府(17回目)


  • セレッソ大阪(40回目)






  • FC岐阜(3回目)


  • サンフレッチェ広島(57回目)


  • 徳島ヴォルティス(20回目)


  • 愛媛FC(10回目)


  • アビスパ福岡(17回目)


  • サガン鳥栖(17回目)[1]


  • ロアッソ熊本(9回目)[2]





JFL


第10回日本フットボールリーグの前期(第17節終了時)首位の1チーム。



  • 栃木SC(11年連続11回目)


大学


第32回総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント優勝チーム。



  • 大阪体育大学(2年連続12回目)


都道府県代表





  • 北海道 - 道都大学(5年ぶり6回目)


  • 青森県 - 青森山田高校(5年ぶり2回目)


  • 岩手県 - グルージャ盛岡(3年ぶり2回目)


  • 宮城県 - ソニー仙台FC(3年連続11回目)


  • 秋田県 - TDK SC(7年連続15回目)


  • 山形県 - 山形大学(3年連続3回目)


  • 福島県 - 福島ユナイテッドFC(初出場)


  • 茨城県 - 流通経済大学(3年連続5回目) 


  • 栃木県 - 日立栃木ウーヴァSC(3年ぶり2回目)


  • 群馬県 - アルテ高崎(2年ぶり7回目)


  • 埼玉県 - 尚美学園大学(2年ぶり2回目)


  • 千葉県 - ジェフリザーブズ(2年ぶり3回目)


  • 東京都 - 国士舘大学(6年ぶり14回目)


  • 神奈川県 - Y.S.C.C(6年ぶり2回目)


  • 山梨県 - 玉穂FC(初出場)


  • 長野県 - 松本山雅FC(2年ぶり3回目)


  • 新潟県 - 新潟経営大学(初出場)


  • 富山県 - カターレ富山(初出場)[3]


  • 石川県 - ツエーゲン金沢(2年連続5回目)


  • 福井県 - サウルコス福井(初出場)


  • 静岡県 - Honda FC(14年連続33回目)


  • 愛知県 - 愛知学院大学(2年ぶり8回目)


  • 三重県 - 四日市大学(2年連続3回目)


  • 岐阜県 - FC岐阜SECOND(初出場)






  • 滋賀県 - SAGAWA SHIGA FC(2年連続2回目)


  • 京都府 - 佐川印刷SC(2年連続5回目)


  • 大阪府 - 阪南大学(4年ぶり10回目)


  • 兵庫県 - バンディオンセ加古川(5年連続6回目)


  • 奈良県 - 奈良産業大学(7年ぶり4回目)


  • 和歌山県 - 海南FC(7年ぶり2回目)


  • 鳥取県 - ガイナーレ鳥取(9年連続11回目)


  • 島根県 - デッツォーラ島根(5年連続5回目)


  • 岡山県 - ファジアーノ岡山(初出場)


  • 広島県 - 福山大学(7年ぶり3回目)


  • 山口県 - 日立笠戸(初出場)


  • 香川県 - カマタマーレ讃岐(4年連続10回目)


  • 徳島県 - 徳島ヴォルティス・セカンド(3年連続3回目)


  • 愛媛県 - 愛媛大学(初出場)


  • 高知県 - 高知大学(6年連続13回目)


  • 福岡県 - ニューウェーブ北九州(初出場)[4]


  • 佐賀県 - 九州INAX(3年ぶり5回目)


  • 長崎県 - 三菱重工長崎(3年ぶり6回目)


  • 熊本県 - 大津高校(10年ぶり2回目)


  • 大分県 - 日本文理大学(5年ぶり4回目)


  • 宮崎県 - ホンダロック(2年連続7回目)


  • 鹿児島県 - ヴォルカ鹿児島(5年ぶり5回目)


  • 沖縄県 - 沖縄かりゆしFC(2年連続5回目)




注釈





  1. ^ 鳥栖フューチャーズ(5回出場)の回数を含む。


  2. ^ アルエット熊本(5回出場)の回数を含む。


  3. ^ アローズ北陸(10回出場)とYKK AP(11回出場)がチーム統合


  4. ^ 但し前身の三菱化成黒崎は第65、68〜70回の計4回出場




試合結果



1回戦



佐川印刷SC v 愛知学院大学



















海南FC v 愛媛大学



















FC岐阜SECOND v 阪南大学



















四日市大学 v Honda FC



















サウルコス福井 v 奈良産業大学



















新潟経営大学 v 松本山雅FC



















ファジアーノ岡山 v 日立笠戸



















福山大学 v ヴォルカ鹿児島



















バンディオンセ加古川 v カターレ富山



















ツエーゲン金沢 v SAGAWA SHIGA FC



















流通経済大学 v Y.S.C.C



















玉穂FC v ソニー仙台FC



















道都大学 v 尚美学園大学



















福島ユナイテッドFC v 国士舘大学



















九州INAX v 沖縄かりゆしFC



















大津高校 v 日本文理大学



















三菱重工長崎 v デッツォーラ島根



















ニューウェーブ北九州 v ホンダロック































徳島ヴォルティス・セカンド v 高知大学



















カマタマーレ讃岐 v ガイナーレ鳥取



















日立栃木ウーヴァSC v 青森山田高校



















アルテ高崎 v ジェフリザーブズ



















TDK SC v 大阪体育大学



















グルージャ盛岡 v 山形大学



















2回戦



佐川印刷SC v 愛媛大学



















阪南大学 v Honda FC



















サウルコス福井 v 松本山雅FC



















ファジアーノ岡山 v ヴォルカ鹿児島



















カターレ富山 v ツエーゲン金沢



















流通経済大学 v ソニー仙台FC



















道都大学 v 国士舘大学



















沖縄かりゆしFC v 大津高校



















三菱重工長崎 v ニューウェーブ北九州



















徳島ヴォルティス・セカンド v カマタマーレ讃岐



















日立栃木ウーヴァSC v ジェフリザーブズ



















大阪体育大学 v グルージャ盛岡



















3回戦



佐川印刷SC v 愛媛FC



















サガン鳥栖 v Honda FC



















湘南ベルマーレ v 松本山雅FC































ヴァンフォーレ甲府 v ファジアーノ岡山



















栃木SC v ロアッソ熊本































ツエーゲン金沢 v FC岐阜



















セレッソ大阪 v ソニー仙台



















徳島ヴォルティス v 国士舘大学



















横浜FC v 沖縄かりゆしFC



















ベガルタ仙台 v ニューウェーブ北九州



















ザスパ草津 v 徳島ヴォルティス・セカンド



















アビスパ福岡 v 水戸ホーリーホック



















モンテディオ山形 v 日立栃木ウーヴァSC



















大阪体育大学 v サンフレッチェ広島



















4回戦



浦和レッズ v 愛媛FC



















横浜F・マリノス v コンサドーレ札幌



















大分トリニータ v サガン鳥栖



















松本山雅FC v ヴィッセル神戸



















ガンバ大阪 v ヴァンフォーレ甲府



















ジュビロ磐田 v 栃木SC



















名古屋グランパス v FC岐阜



















大宮アルディージャ v セレッソ大阪



















鹿島アントラーズ v 国士舘大学































清水エスパルス v ジェフユナイテッド市原・千葉



















アルビレックス新潟 v 横浜FC



















FC東京 v ベガルタ仙台



















柏レイソル v ザスパ草津



















水戸ホーリーホック v 京都サンガF.C.



















川崎フロンターレ v モンテディオ山形



















東京ヴェルディ v サンフレッチェ広島



















5回戦



浦和レッズ v 横浜F・マリノス































サガン鳥栖 v ヴィッセル神戸



















ガンバ大阪 v ジュビロ磐田



















名古屋グランパス v 大宮アルディージャ



















鹿島アントラーズ v 清水エスパルス



















アルビレックス新潟 v FC東京



















柏レイソル v 京都サンガF.C.



















川崎フロンターレ v サンフレッチェ広島



















準々決勝



サガン鳥栖 v 横浜F・マリノス



















ガンバ大阪 v 名古屋グランパス



















清水エスパルス v FC東京



















柏レイソル v サンフレッチェ広島



















準決勝



横浜F・マリノス v ガンバ大阪



















FC東京 v 柏レイソル



















決勝


2009年元旦の決勝に勝ち残ったのは、準決勝で横浜F・マリノスを延長で下したガンバ大阪と、準決勝でFC東京に終了間際のゴールで逆転勝ちした柏レイソルの2チームであった。


どちらが勝ってもJリーグ発足後初の天皇杯制覇となる決勝の戦いは、前半は柏の、後半はG大阪のペースになりながらどちらも決定力を欠き、試合は0-0のまま第81回大会以来の延長戦に突入することとなった。後半も一進一退の攻防を繰り広げるもどちらも得点を挙げることが出来ず、18年振りのPK戦決着が頭をよぎる中、延長後半11分にFWルーカス - MF遠藤保仁 - MF倉田秋とつながったパスを受けた延長後半から出場のFW播戸竜二がミドルシュート。相手ディフェンダーがはじいたところを播戸が自ら押し込んで貴重な決勝点を挙げ、G大阪が前身の松下電器時代以来、18年ぶり2度目となる優勝を果たした。


G大阪はこの年、Jリーグ公式戦(リーグ戦・ナビスコカップ)に加え、AFCチャンピオンズリーグ2008優勝とFIFAクラブワールドカップ2008への出場もあってJリーグクラブでは一番の過密日程になった。この影響もあって、国内ではリーグ8位に終わり無冠が危ぶまれたが、天皇杯制覇によりAFCチャンピオンズリーグ2009への出場権を獲得、ACL連覇の夢をつないだ。一方、柏は前身の日立製作所時代以来33年振りとなる天皇杯制覇の夢は叶わなかった。



ガンバ大阪 v 柏レイソル



















関連項目



  • 2008年のサッカー

  • 2008年のJリーグ

  • 2008年のJリーグカップ

  • 第10回日本フットボールリーグ

  • AFCチャンピオンズリーグ2009



外部リンク



  • 第88回天皇杯全日本サッカー選手権大会 - 日本サッカー協会




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