世界の歴史
世界の歴史(せかいのれきし)では、太古、地球上に現れた人類が長い歴史を経て現代に至るまでを略述する。
目次
1 概要
1.1 人類史のはじまり
1.2 古代文明と諸地域世界の成立
1.2.1 4大文明の誕生と盛衰
1.2.2 メソポタミア文明
1.2.3 エジプト文明
1.2.4 インダス文明
1.3 ユーラシアの交流圏
1.4 アジア諸帝国の繁栄
1.5 ヨーロッパ世界の勃興と主権国家体制
1.6 近代の確立と帝国主義
1.7 20世紀世界へ
2 時代別・歴史の一覧
2.1 人類以前~人類の祖先
2.2 20万年前 - 前10000年
2.3 前10000年 - 紀元前6千年紀
2.4 紀元前5千年紀 - 紀元前3千年紀
2.5 紀元前2千年紀 - 紀元前7世紀
2.6 紀元前6世紀 - 紀元前3世紀
2.7 紀元前2世紀 - 2世紀
2.8 3世紀 - 4世紀
2.9 5世紀 - 6世紀
2.10 7世紀
2.11 8世紀
2.12 9世紀
2.13 10世紀
2.14 11世紀
2.15 12世紀
2.16 13世紀
2.17 14世紀
2.18 15世紀
2.19 16世紀
2.20 17世紀
2.21 18世紀
2.22 19世紀
2.23 20世紀
2.24 21世紀
3 世界の歴史の一覧
3.1 地域・各国史
3.1.1 東アジア
3.1.2 東南アジア
3.1.3 中央ユーラシア・中央アジア
3.1.4 南アジア
3.1.5 西アジア
3.1.6 アフリカ
3.1.7 ヨーロッパ・ロシア
3.1.8 アメリカ
3.1.9 オセアニア・太平洋
4 一体的な世界史を試みた歴史書
5 参考文献
6 関連項目
7 外部リンク
概要
人類史のはじまり
チャールズ・ダーウィンによれば、地球上のすべての生物は原始生物から自然淘汰を経てより高等な生物へ進化を遂げたものとして把握される(進化論)。ヒトを含む霊長類もその例にもれない。
人類と他の動物、他の霊長類の区別は、古来、神学上、哲学上の主要テーマのひとつとなり、諸学の発展した今日においてもさまざまな見解があるが、直立二足歩行こそが基準であるとの考えが有力である。それは、記録のない時代のことを証拠資料をもとに判断することはできないが、化石骨とその出土層位さえ与えられれば直立二足歩行の可能性は解剖学、人類学の見地からの検討が可能となるのである。その年代は従来約400万年前といわれていたが、今日では約500万年前、学者によっては550万年前ないし600万年前の年代があたえられている。
約540万年前、現在のところ最古の猿人とよばれるアフリカ大陸のアウストラロピテクス属が登場した。これが最初の人類とされている。東アフリカのタンザニアで、猿人の一種である、ジンジャントロプスの化石が発見された。
200万年前から100万年前、アフリカ大陸からユーラシア大陸に生活の場を広げたと考えられる。
約50万年前、原人が登場する。北京原人、ジャワ原人が著名である。かれらの脳容量は猿人の約2倍(約1,000ミリリットル)あったと推定される。洞穴や河岸に住み、堅果の採集や狩猟を生業としていたことが知られ、礫石器や火の使用の痕跡も確認されている。
約20万年前、旧人が現れた。ネアンデルタール人などの旧人の脳の容量は現世人類とほぼ同じ(1,300-1,600ミリリットル)で、剥片石器の使用が認められる。地質学上、氷河期にあたっていたため、炉をともなう住居に住んだり、毛皮の衣服を着るなどの生活上の工夫がみられる。死者の埋葬もおこなわれており、たがいに協力しあって生活を営んでいたことが知られている
現生人類が登場するのは約4万年前のこととされる。化石人骨ではクロマニョン人が確認されている。クロマニョン人が描いたとされている壁画が、フランスのラスコーやスペインのアルタミラで発見された。
古代文明と諸地域世界の成立
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現生人類は、次第に、狩猟や採集などの獲得経済から、農耕、牧畜などの生産経済へと移行していった。その中でも、狩猟や採集が比較的困難な、砂漠及び乾燥地帯などの地域かつ、農耕に必要な条件である、川が近くにある地域の人類が、いち早く集住をはじめ、そこで農耕や牧畜を行い、一定の食料を安定して生産できるように努めた。そしてそれが次第に文明へと進化して行った。(日本の文明の発展が比較的遅れてしまったのは、日本が森林や海など、食料を採集や狩猟で供給できる十分な環境があったため、集住や農耕をする必要性が比較的低かったためという説もある。)
4大文明の誕生と盛衰
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そして、いち早く文明を築き、発展していったものが主に4つあると言われている。
一つは、今のイランなどの場所に位置する、メソポタミア文明、そしてエジプト文明、中国の黄河文明、そしてインダス文明。これらを総称して世界四大文明という。
また、これにアメリカ大陸のメソアメリカ文明とアンデス文明をくわえて、六大文明とすることもある。
エジプト文明とメソポタミア文明をあわせて、オリエント文明と呼ぶこともある。
オリエントとは「日ののぼるところ」及び「東方」を意味する。
メソポタミア文明
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メソポタミア文明は、ティグリス川流域やユーフラテス川流域、またはその間で発達した文明である。
灌漑農業が発達したメソポタミア南部では、急激に人口が増え、数多くの大村落が成立し、それはやがて都市へと発展していった。紀元前2700年頃までに、シュメール人という民族がウル、ウルクなどの都市国家を形成し、神権政治を行った。また、楔形文字とよばれる文字も発明された。
しかし、セム語系のアッカド人が彼らを征服しメソポタミアを統一した。アッカドの王ナラム・シンは「四方世界の王」と称し、この言葉は「四天王」の語源となった。
そして、時は進み今度はセム語系のアムル人が古バビロニア(バビロン第一王朝)を建て、バビロン第一王朝のハンムラビ王は「目には目を、歯には歯を」で有名なハンムラビ法典をつくった。
その後、その頃には珍しい鉄製の武器をはやくから使用していたインド=ヨーロッパ語族のヒッタイトが彼らを滅ぼし、アナトリア高原(現在のトルコ付近)に国家を建国した。また、バビロン第一王朝滅亡後のバビロニアにはカッシート人、その北にはミタンニ王国、そして後述のエジプト新王国も含めて諸王国が並立する複雑な政治状況が生じ、しばらく続いた。
この時代の過程で、太陰暦が誕生し、これに修正を加えた太陰太陽暦も誕生し、天文、数学など様々な学問が発達した。
エジプト文明
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エジプト文明はナイル川を中心として発展した文明である。エジプト文明は、エジプト古王国、エジプト中王国、エジプト新王国、の3つの時代に分けられる。
エジプトでは、国家統一以前にノモスと呼ばれる地域の政治的まとまり(領土国家、領域国家)が複数存在した。エジプトではメソポタミアよりもはやく統一国家が成立した。紀元前3000年にメネスがエジプトを統一し、古王国では、王はファラオと呼ばれた。また、ギザにはピラミッドも誕生した。
中王国時代にはセム語系の戦士集団、ヒクソスがシリアから侵入し、国内は一時混乱したが、新王国が起こって彼らを追放し、トトメス3世(古代のナポレオン)は、シリアとヌビアを征服したが、次第に衰退しアッシリアやアケメネス朝の侵入を受けて滅亡した。新王国時代には、ツタンカーメンが存在した。また、神聖文字(ヒエログリフ)を使用し、太陽暦が誕生した。
インダス文明
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インダス文明とは、インダス川流域で発展した文明のことであり、位置はインドよりも、どちらかと言えばパキスタン寄りである。インダス文明はドラヴィダ人によって作られたとされる、インド最古の文明で、遺跡としては、モヘンジョダロ、ハラッパーなどがある。インダス文字が作られたが、いまだ解読されていない。
また、この頃のインダス文明では、強大な権力を示す、神殿や王宮が発見されていない。
やがて、滅亡し、インド=ヨーロッパ語族のアーリヤ人が侵入し、パンジャーブ地方に住み着いた。その後、ガンジス川に進出し、その後、今のカースト制と呼ばれる身分制につながるヴァルナ制やジャーティも誕生した。
また、これらの制度を否定して、ブッダ(ガウタマ=シッダールタ)が仏教を、ヴァルダマーナがジャイナ教を開いた。
ユーラシアの交流圏
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アジア諸帝国の繁栄
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ヨーロッパ世界の勃興と主権国家体制
ヨーロッパでは、ルネサンス、宗教改革、大航海時代が幕を開け、絶対王政が確立した。
近代の確立と帝国主義
アメリカ合衆国の独立、フランス革命とナポレオンによるフランスの第一共和政、第一帝政の後、ウィーン会議、フランスの復古王政、第二共和政、第二帝政、第三共和政、ドイツやイタリアの統一、アメリカの南北戦争、産業革命など
帝国主義で列強は世界各地に植民地を形成した。平等の思想である社会主義が台頭した。
20世紀世界へ
二度の世界大戦は総力戦となった。ロシア革命でソビエト連邦が誕生した。アメリカ合衆国とソ連との間で冷戦が勃発した。
ソビエト連邦の解体とドイツ再統一によって、アメリカが勝利する形で冷戦は終結した。
時代別・歴史の一覧
注:細かい項目をたくさん並べることが目的ではありません。
人類以前~人類の祖先
新 生 代 | 第 四 紀 | 完新世 | |
更新世 |
| ||
新 第 三 紀 | 鮮新世 | ピアセンジアン ザンクリアン | |
中新世 | メッシニアン トートニアン サーラバリアン ランギアン バーディガリアン アキタニアン | ||
古 第 三 紀 | 漸新世 | チャッティアン ルペリアン | |
始新世 | プリアボニアン バートニアン ルテシアン ヤプレシアン | ||
暁新世 | サネティアン セランディアン ダニアン | ||
中 生 代 | 白 亜 紀 | 後期 | マーストリヒチアン |
地質時代 - 古生物、化石、恐竜、ヒト
20万年前 - 前10000年
氷河期 - 更新世(洪積世)
- 約2万年前、氷期のピークに。以後、温暖化。
- 石器時代
- 旧石器時代
前10000年 - 紀元前6千年紀
- 完新世
中石器時代 - 亜旧石器時代
- 新石器時代
農耕の開始。温暖化進む。
- ヨーロッパ - 新石器時代のヨーロッパ
- 西アジア - 農耕文化(ジャルモ遺跡など)、周壁の町の出現(イェリコなど)
- 中央アジア -
- 南アジア - メヘルガル文化
- 東南アジア -
- 東アジア - 黄河文明、長江文明
- 日本 - 縄文時代始まる。
- アメリカ -
- アフリカ -
紀元前5千年紀 - 紀元前3千年紀
- 温暖期。現在よりも暖かく、海面も若干高い。
- 初期の文明が出現し、地域によっては文字の記録が現れる。
- ヨーロッパ - 新石器時代のヨーロッパ
- 地中海世界 -
- エジプト - 古代エジプト、ピラミッド
- エジプト - 古代エジプト、ピラミッド
- 西アジア - メソポタミア文明
- 中央アジア -
- 南アジア - インダス文明
- 東南アジア -
- 東アジア - 黄河文明、長江文明、遼河文明
- 日本 - 縄文時代前期~中期
- アメリカ -クローヴィス尖頭器の出現
- アフリカ -
紀元前2千年紀 - 紀元前7世紀
- 温暖期がピークを超え、やや寒冷化傾向。
青銅器時代、鉄器時代
- ヨーロッパ -
- 地中海世界 - エーゲ文明(キクラデス文明、トロイア文明、ミノア文明、ミケーネ文明)、前1200年のカタストロフ
- エジプト - 古代エジプト
- エジプト - 古代エジプト
- 西アジア - メソポタミア文明、アッシリア
- 中央アジア - バクトリア・マルギアナ複合文化、アンドロノヴォ文化
- 南アジア - インダス文明、アーリア人の侵入
- 東南アジア -
- 東アジア - 黄河文明、夏商周年表、春秋時代
- 日本 - 縄文時代中期~後、晩期
- アメリカ - メキシコ湾岸を中心にオルメカ文明、ペルーを中心にチャビン文化
- 中南アフリカ -
紀元前6世紀 - 紀元前3世紀
- ヨーロッパ - スキタイ文明
- 地中海世界 - ギリシアの都市国家、アレクサンドロス3世の東征
- エジプト - プトレマイオス朝
- エジプト - プトレマイオス朝
- 西アジア - アケメネス朝、セレウコス朝
- 中央アジア - グレコ・バクトリア王国
- 南アジア - マウリヤ朝
- 東南アジア - ドンソン文化
- 東アジア - 春秋時代、戦国時代、秦の中国統一(始皇帝)
- 日本 - 縄文時代晩期、弥生時代
- アメリカ - 先古典期のマヤ文明、エル・ミラドールの繁栄、北アメリカ、アデナ文化の繁栄。チャビン・デ・ワンタル建設
- 中南アフリカ - ナイジェリアにノク文化の出現
紀元前2世紀 - 2世紀
- 古代の超大国の出現
- ヨーロッパ - ラ・テーヌ文化
- 地中海世界 - 古代ローマ
- エジプト - プトレマイオス朝から古代ローマへ
- 西アジア - ヘレニズム、古代ローマ、パルティア
- 中央アジア - ヘレニズム、
- 南アジア -クシャーナ朝、ガンダーラ美術、サータヴァーハナ朝
- 東南アジア -ドンソン文化
- 東アジア - 前漢、後漢
- 日本 - 弥生時代
- アメリカ -メソアメリカ:テオティワカンの建設、アンデス文明(モチェ文化、ナスカ文化)、北アメリカ、ホープウェル文化。
- 中南アフリカ -
3世紀 - 4世紀
- ヨーロッパ -
- 地中海世界 - 古代ローマ(軍人皇帝時代、ディオクレティアヌス帝、コンスタンティヌス1世)
- 西アジア - サーサーン朝
- 中央アジア - キダーラ朝
- 南アジア - グプタ朝
- 東南アジア - チャンパー、扶南
- 東アジア - 三国時代、西晋、五胡十六国時代
- 日本 - 邪馬台国、古墳時代始まる。
- アメリカ -テオティワカンのマヤ地域支配(ティカルなど)、アンデス地方(モチェ文化、ナスカ文化)
- アフリカ -
5世紀 - 6世紀
- ヨーロッパ -ゲルマン民族諸国家建設
- 地中海世界 -西ローマ帝国滅亡、東ローマ帝国ユスティニアヌス帝の再統一
- 西アジア - サーサーン朝
- 中央アジア -エフタル
- 南アジア - グプタ朝
- 東南アジア - クタイ王国、タルマヌガラ王国
- 東アジア - 南北朝時代
- 日本 - 古墳時代
- アメリカ -テオティワカン、モチェ文化の全盛。
- アフリカ - ヴァンダル王国
7世紀
- ヨーロッパ --アングロサクソン七王国
- 地中海世界 -メロヴィング朝フランク王国、西ゴート王国、ランゴバルト王国
- 西アジア - ササン朝滅亡、イスラム帝国の建設
- 中央アジア -突厥
- 南アジア - ヴァルダナ朝、前期チャールキヤ朝、パラヴァ朝
- 東南アジア - シュリーヴィジャヤ王国
- 東アジア - 隋の中国統一、唐の建国と繁栄(太宗)、則天武后
- 日本 - 飛鳥時代、奈良時代
- アメリカ -テオティワカン放棄、マヤ諸都市の繁栄、モチェ文化衰退、ワリ文化の台頭
- アフリカ - 北アフリカ、イスラム帝国に征服される。
8世紀
- ヨーロッパ - カロリング朝成立、カール大帝時代
- 地中海世界 - 教皇領成立、東ローマ帝国(イサウロス朝)とアッバース朝の制海権争い、聖像破壊運動
- 西アジア - アッバース朝建国
- 中央アジア - 突厥、ウイグル、タラス河畔の戦い
- 南アジア - プラティーハーラ朝、パーラ朝、ラーシュトラクータ朝
- 東南アジア - シャイレンドラ朝、ボロブドゥール建設、シュリーヴィジャヤ繁栄続く
- 東アジア - 唐の繁栄(玄宗、李白、杜甫)、安史の乱
- 日本 - 飛鳥時代、奈良時代
- アメリカ - トルテカ諸都市の建設と繁栄。ワリ文化の繁栄
- アフリカ - ガーナ王国繁栄
9世紀
- ヨーロッパ -フランク王国分裂、キエフ大公国建国、イングランド統一
- 西アジア - アッバース朝の全盛と衰退
- 中央アジア - 西ウイグル国
- 南アジア - プラティハーラ朝、パーラ朝、ラーシュトラクータ朝
- 東南アジア - 古マタラム王国でプランバナン寺院群の建設
- 東アジア - 唐の衰退、黄巣の乱
- 日本 - 平安時代、貴族勢力の抗争
- アメリカ - マヤ文明の中部の諸都市の衰退、ワリ文化の衰退、シカン王国の建国
- アフリカ - ナイジェリア、イヴォ=ウクウ文化
10世紀
- ヨーロッパ - 神聖ローマ帝国成立
- 西アジア - アッバース朝の分裂(ブワイフ朝のバグダード入城、ターヒル朝 etc)
- 中央アジア - 西ウイグル国、カラハン朝
- 南アジア - ラーシュトラクータ朝
- 東南アジア - クディリ朝、ミャンマーのパガン朝建国
- 東アジア - 唐の滅亡、五代十国、遼、高麗、北宋建国
- 日本 - 平安時代、藤原氏北家の台頭、王朝国家体制の成立
- アメリカ - マヤ文明の北部諸都市及びトゥーラ=ヒココティトランの繁栄、チムー王国の建国(14世紀までペルー北海岸支配)
- アフリカ - 北アフリカファーティマ朝、ナイジェリア、イヴォ=ウクウ文化
11世紀
- ヨーロッパ - 東西教会の分裂(相互破門)、第1回十字軍、ドイツ騎士団の植民
- 西アジア - セルジューク朝
- 中央アジア -ガズナ朝
- 南アジア - チョーラ朝全盛、北西インドへイスラム流入
- 東南アジア - ベトナムの李朝建国
- 東アジア - 北宋、王安石の改革、西夏建国
- 日本 - 藤原氏の全盛と衰退、院政が始まる、王朝国家体制の変質と再編、荘園公領制の成立
- アメリカ - マヤ文明の北部諸都市及びトゥーラ=ヒココティトランの繁栄
- アフリカ - モロッコ、ムラービト朝強勢、ガーナ王国滅亡
12世紀
- ヨーロッパ - 十字軍、ドイツ騎士団の植民、12世紀ルネサンス
- 西アジア - ホラズム・シャー朝
- 中央アジア - 西遼
- 南アジア - 北西インドへイスラーム流入続き、ゴール朝が北インド支配。
- 東南アジア - クメール王朝繁栄、アンコール・ワット建設
- 東アジア - 金の華北支配、宋の南渡
- 日本 - 院政続く、平氏の繁栄と滅亡、鎌倉幕府成立
- アメリカ - 北米でカホキアをはじめミシシッピ文化の祭祀センターが繁栄する。チチメカ人のメソアメリカ侵略
- アフリカ - サラディンのアイユーブ朝建国、モロッコ、ムワッヒド朝、ナイジェリア、イフェ文化始まる。
13世紀
- ヨーロッパ - 教皇権の最盛期、神聖ローマ帝国の大空位時代、東部でモンゴル帝国の侵入
- 西アジア - モンゴル帝国の侵入(イルハン朝成立)
- 中央アジア -モンゴル帝国においてオゴデイ家のウルスとチャガタイ家のウルスを包摂する形でカイドゥの国が成立
- 南アジア - 奴隷王朝、ハルジー朝
- 東南アジア -ベトナムの陳朝、インドネシアのシンガサリ朝、マジャパヒト王国建設
- 東アジア - モンゴル帝国の急拡大、南宋の滅亡、元の成立、
- 日本 - 承久の乱、モンゴル帝国の侵入(元寇)、永仁の徳政令、アイヌ文化の成立
- アメリカ - 北米で、ミシシッピ文化の繁栄(カホキア、エトワー、マウンドヴィルなど)、アメリカ南西部のプエブロ文化の繁栄(メサ・ヴェルデ、チャコ・キャニオン)など。南米にインカ帝国成立、メソアメリカで、マヤパンの建設とユカタン支配の開始
- 北アフリカ - マムルーク朝、ハフス朝
- 中南アフリカ -マリ帝国、カネム・ボルヌ帝国、マプングブエ
14世紀
- ヨーロッパ - 教皇権の動揺(アヴィニョン捕囚、教会大分裂)、黒死病、百年戦争、ハンザ同盟
- 西アジア - オスマン帝国黎明、ティムール朝による征服、イル・ハン朝滅亡
- 中央アジア - モンゴル帝国内でカイドゥの国を簒奪する形でチャガタイ・ハン国が成立するが、この政権の弱体化と共に王家の娘婿(キュレゲン)の資格でティムール朝が勃興
- 南アジア - ハルジー朝及びトゥグルク朝のインド統一、バフマニー朝及びヴィジャヤナガル王国の独立と建国
- 東南アジア - マジャパヒト王国繁栄
- 東アジア - 中国本土に明が成立し元がモンゴル高原に退避して北元に、親モンゴル帝国の高麗が倒れ親明の李氏朝鮮へ
- 日本 - 建武の新政、南北朝の成立と合一
- アメリカ - ミシシッピ文化(サザン・カルト関連の副葬品)。中米にアステカ王国成立、チムー帝国の拡大
- 北アフリカ - マリーン朝、ハフス朝
- 中南アフリカ - 西アフリカのマリ帝国、ジンバブウェにグレート・ジンバブウェ繁栄
15世紀
- ヨーロッパ - ビザンツ帝国の滅亡、大航海時代、イタリア=ルネサンス、モスクワ大公国独立
- 西アジア - オスマン帝国の隆盛、ティムール朝の文化的繁栄(シャー・ルフ時代)
- 北アジア・中央アジア -オイラート部全盛(エセン・ハーン)、タタール部台頭(ダヤン・ハーン)
- 南アジア - デリー・スルターン朝弱体化しつつ北インド支配。ヴィジャヤナガル王国の繁栄
- 東南アジア -マラッカ王国、ヴェトナム後黎朝独立
- 東アジア - 明の全盛、鄭和の南海遠征
- 日本 - 足利幕府の全盛と衰退、応仁の乱勃発し戦国時代へ
- アメリカ - マヤパン支配の崩壊、インカ帝国のチムー王国征服、アステカ王国の勢力拡大
- 北アフリカ -ハフス朝強勢
- 中南アフリカ - ソンガイ帝国全盛、ジンバブウェのモノモタパ王国
16世紀
- ヨーロッパ - 宗教改革、オスマン帝国の第一次ウィーン包囲、スペイン黄金時代、マニエリスムと北方ルネサンス
- 重商主義
- 西アジア - オスマン帝国最盛期、サファヴィー朝建国
- アフリカ - オスマン帝国、北アフリカ征服、モロッコ、サアド朝全盛、ソンガイ帝国滅ぼす
- 北アジア・中央アジア -タタール部の全盛(ダヤン・ハーン、アルタン・ハーン)
- 南アジア - ムガル帝国成立
- 東南アジア - マタラム王国、ポルトガル海上帝国のマラッカ占領
- 東アジア - 北虜南倭、明で一条鞭法実施
- 日本 - 戦国時代の群雄割拠から関ヶ原の戦いに至る統一政権の成立、ヨーロッパ人の来航と東南アジアとの国交成立
- アメリカ - スペイン人によるアステカ帝国及びインカ帝国の征服と植民地化
17世紀
- ヨーロッパ - オランダの独立と経済繁栄、フランス・ブルボン朝、スウェーデン・バルト帝国の絶対主義化、三十年戦争とウェストファリア体制、イギリスの勃興、科学革命、バロック
- 西アジア - オスマン帝国最盛期から斜陽の兆し、サファヴィー朝全盛
- アフリカ - ナイジェリアのベニン王国
- 中央アジア -ジュンガル部
- 南アジア - ムガル帝国全盛、タージ・マハル建設、マラーター王国
- 東南アジア - オランダがマラッカ占領し、ポルトガルを駆逐、オランダ領東インド成立
- 東アジア - 明朝の崩壊、清朝の中国統一
- 日本 - 徳川幕府成立、鎖国、元禄文化
- アメリカ - 移民が活発
18世紀
- ヨーロッパ - 絶対王政、バロックからロココへ、農業革命、産業革命、フランス革命、大北方戦争、ロシア帝国の勃興、イギリス帝国の時代へ
- 西アジア - サファヴィー朝滅亡、オスマン帝国衰退
- アフリカ - ナイジェリアのベニン王国
- 中央アジア - 清朝の東トルキスタン制圧
- 南アジア - ムガル帝国斜陽、マラーター同盟(マラーター連合)、ヨーロッパによるインド植民
- 東南アジア - オランダ領東インド、ベトナム後黎朝滅亡
- 東アジア - 清朝の全盛(雍正帝、乾隆帝)
- 日本 - 享保の改革、田沼意次、寛政の改革
- アメリカ - 合衆国独立
19世紀
- 国際 - 工業化
- ヨーロッパ - ナポレオン戦争、ウィーン体制、1848年革命、普仏戦争、イタリア王国とドイツ帝国の成立
- 西アジア - オスマン帝国とガージャール朝の半植民地化、タンジマート
- アフリカ - アフリカ分割始まる
- 中央アジア - ロシアの中央アジア進出、アフガン戦争
- 南アジア - イギリスのインド支配
- 東南アジア - オランダ領東インド本国直轄化、ベトナム阮朝建国
- 東アジア - 清朝の衰退(太平天国の乱、洋務運動)
- 日本 - 天保の改革、鎖国崩壊、明治維新、日清戦争
- 北アメリカ - フロンティアの時代、南北戦争
- 中南アメリカ - 中南米諸国の独立
- オセアニア - 太平洋分割
20世紀
- 前半
- 国際 - 第一次世界大戦と第二次世界大戦
- 北アメリカ - 経済的繁栄、世界恐慌、ニューディール政策
- ヨーロッパ - ドイツ帝国・オーストリア帝国の崩壊、ヴェルサイユ体制、ロシア帝国の崩壊とロシア革命
- 西アジア - オスマン帝国崩壊とトルコ共和国成立(ケマル・アタテュルク)、パレスチナ問題
- アフリカ - ヨーロッパ諸国による植民地支配
- 中央アジア - ロシア帝国からソヴィエト連邦の支配へ、バスマチ運動
- 南アジア - ヨーロッパ諸国による植民地支配
- 東南アジア - ヨーロッパ諸国による植民地支配
- 東アジア - 韓国併合、辛亥革命(中華民国樹立)、三・一運動、五・四運動、満州国の成立と崩壊、日中戦争、太平洋戦争
- 日本 - 日露戦争、韓国併合、大正デモクラシー、日中戦争、太平洋戦争
- 中南アメリカ - モノカルチャー経済の発展
- オセアニア - イギリスと日本の太平洋再分割、ワシントン体制
- 後半
- 国際 - 国際連盟から国際連合へ、冷戦、第三世界、代理戦争、南北問題、石油危機、グローバリゼーション
- 北アメリカ - リベラリズムから新保守主義へ、宗教右派の台頭
- ヨーロッパ - 民主国家の西ヨーロッパと共産党国家の東ヨーロッパ、欧州共同体から欧州連合へ、ベルリンの壁の成立と崩壊、ソビエト連邦の崩壊、チェルノブイリ原子力発電所事故の発生
- 西アジア - 中東戦争、イラン革命、湾岸戦争
- アフリカ - アフリカの年(ヨーロッパによる植民地支配からの独立)
- 中央アジア - アフガン紛争、イスラム原理主義、カザフスタン、ウズベキスタン、タジキスタン、キルギスタンの独立
- 南アジア - ヨーロッパによる植民地支配の崩壊と独立(印パ分離独立など)、印パ戦争、南アジア地域協力連合設立
- 東南アジア - ヨーロッパによる植民地支配の崩壊と独立、東南アジア諸国連合設立、ベトナム戦争、マルコス(フィリピン)やスハルト(インドネシア)などの開発独裁政権
- 東アジア - 国共内戦、朝鮮半島分断、中華人民共和国の成立、中華民国政府の台湾遷都、中ソ対立、日本と韓国のアメリカ軍基地
- 日本 - GHQによる占領、55年体制、高度経済成長、バブル景気、連立政権の常態化
- 中南アメリカ - 米州機構設立、CIAの援助を受けた軍事政権の乱立、チリ・クーデター、クラウス・バルビーによるボリビアの支配
- オセアニア - ANZUSの結成、大国の核実験場、太平洋諸国の独立。
21世紀
- 国際 - グローバリゼーションとその反動、インターネットの普及、リーマンショック
- 北アメリカ - アメリカ同時多発テロ事件
- ヨーロッパ -
- 西アジア - イラク戦争
- アフリカ - アフリカ連合発足、アラブの春(エジプト、チュニジア、リビアの政権交代)
- 中央アジア -
- 南アジア -
- 東南アジア -
- 東アジア - 北朝鮮核問題、中華人民共和国の高度経済成長
- 日本 - 日本観測史上最大であるマグニチュード9.0の東北地方太平洋沖地震とそれに伴う大規模な津波や福島第一原子力発電所事故等が発生。
- 中南アメリカ -
- オセアニア -
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一体的な世界史を試みた歴史書
欧米で「歴史の父」と呼ばれるヘロドトスが紀元前5世紀頃に著したとされる『歴史』は、ヘロドトスが知りえた時代と地域の歴史に関するもので、自らが属するギリシア文明圏を超えた世界を展望した最初の歴史書といえるものであった。
参考文献
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関連項目
- 宇宙の年表
- 地球史年表
歴史の一覧(日本の地域史や分野別の歴史の一覧)
- 歴史のカテゴリ一覧
- 歴史上の人物一覧
- 歴史書一覧
- 年表一覧
外部リンク
- 人名歴史年表
- 人類進化の歴史
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