愛あいバス






愛あいバスで使用された小型低床バス「日野・ポンチョ」


愛あいバス(あいあいバス)は、八尾市が事業主体となって運行していたコミュニティバス。乗合バス(路線バス)方式で4ルート運行され、運行は近鉄バス(八尾営業所)に委託していた。


利用率低迷等の理由から、2008年6月末で全てのルートが廃止された。




目次






  • 1 概要


  • 2 運行ルート


    • 2.1 竹渕ルート


    • 2.2 北ルート


    • 2.3 東ルート


    • 2.4 中央ルート




  • 3 車両


  • 4 運賃


  • 5 外部リンク





概要


2000年4月1日に運行開始。当初は、市西部で大阪市に食い込む形になっており路線バスの空白地でもあった竹渕地区への1路線(のちの竹渕ルート)が開設された。当初は通常の路線バス(小型車・ステップリフト付)と同タイプの車両が用いられていたが、2003年7月には小型ノンステップバスを導入・路線数を拡大して全4路線となった。


その後、経路変更・運行本数の見直し等が行われたが、利用者の低迷などから2008年6月末には全路線が廃止された。



運行ルート


2008年6月末の廃止時、下記の4ルートが運行されていた。



竹渕ルート


2000年の運行開始当初から設定されたルートである。近鉄八尾駅・JR八尾駅と大阪市平野区に食い込む形で存在する竹渕地区を結ぶルートとして運行開始された。


2004年5月に八尾市立病院の移転、及び久宝寺駅前交通広場(ロータリー)の完成に伴って経路を変更された。2005年11月には、近鉄バス久宝寺線との重複区間を廃止(近鉄八尾とJR久宝寺間、乗り継ぎ通算運賃化)とすることで、経路を短縮。運行便数は19往復38便に増便されたが、代わりに毎日運行をやめて土・日・祝日(年末年始)は運休となった。


廃止後、2016年7月にJR久宝寺駅から竹渕コミセン前をへて出戸駅までの路線を大阪バスが開設しており、事実上の復活となった。


  • ルート

JR久宝寺駅前 - 八尾市立病院前 - 跡部本町 - 跡部 - 亀井町 - 竹渕コミセン前 - 竹渕第一公園前
  • 当初、系統番号として100番が与えられていた。近鉄バスとしては珍しい3桁の系統番号でもあった(2016年現在では茨木 - エキスポシティ系統と八戸ノ里 - 近畿大学系統が100番を名乗っている)。



北ルート


近鉄八尾駅と八尾市の北部を結ぶ環状線となっていた。右回り、左回りがあり、それぞれ1日6本設定されていた。



  • ルート(一部停留所省略)


近鉄八尾駅前 - 穴太神社前 - 泉町 - 西郡 - 桂人権ふれあいセンター - 高砂住宅 - 青葉町 - 福栄町 - 上之島町 - 山本高校前 - 旭ヶ丘一丁目 - 近鉄八尾駅前


東ルート


JR志紀駅・近鉄河内山本駅を起点・終点とし、八尾市の東部(高安・恩智地域)を東高野街道に沿って縦断し、近隣の鉄道駅を結ぶルートである。2006年7月には、「南高安中学校前」「信貴乃橋東」「高安駅前」「金光学園前」の4停留所を廃止して経路をショートカット。運行便数は5往復10便から7往復14便に増便されたが、代わりに毎日運行から土・日・祝日(年末年始)は運休となった。


2006年9月1日からは東山本地区での公共下水道工事に伴いルート変更され、「高安中学校前」「東山本小学校前」「東山本町8丁目」「東山本町5丁目」を通るルートから、「上尾町」「上之島町」「山本小学校前」に迂回する(近鉄バス恩智線と重なる)ルートとなっていた。



  • ルート(一部停留所省略)


志紀駅東口 - 神宮寺一丁目 - 南高安コミセン前 - 恩智駅前 - 郡川 - 服部川駅前 - 歴史民俗資料館前 - 大竹南 - 上尾町 - 山本小学校前 - 山本駅前


中央ルート


近鉄八尾駅とJR志紀駅間を楠根川や青山通りを縫うように通って結んでいる。2004年10月1日に一部ルート変更され、八尾市立障害者総合福祉センターを経由するようになった。平日・土日とも7往復14便であった。



  • ルート(一部停留所省略)

近鉄八尾駅前 - 緑ヶ丘 - 旭ヶ丘一丁目 - 中河内府民センター - 総合体育館前 - 清掃庁舎前 - 南本町八丁目 -障害者総合福祉センター前 - 八尾木 - 曙川小学校前 - 志紀駅東口













愛あいバス停留所標識  左:竹渕ルートの一部に採用されていたタイプ  中:近鉄バス木製タイプを流用したもの  右:愛あいバス標準タイプの標識


愛あいバス停留所標識  左:竹渕ルートの一部に採用されていたタイプ  中:近鉄バス木製タイプを流用したもの  右:愛あいバス標準タイプの標識


愛あいバス停留所標識  左:竹渕ルートの一部に採用されていたタイプ  中:近鉄バス木製タイプを流用したもの  右:愛あいバス標準タイプの標識

愛あいバス停留所標識
 左:竹渕ルートの一部に採用されていたタイプ
 中:近鉄バス木製タイプを流用したもの
 右:愛あいバス標準タイプの標識






車両




代車の日野・リエッセ(北ルート・近鉄八尾駅付近)


前述の通り、運行開始当初は近鉄路線バスと同タイプで、独自の塗装を施した専用の小型車「日野・リエッセ」(ステップリフト付)が用いられていたが、2003年に小型ノンステップバス「日野・ポンチョ」(初代・後面扉スロープ対応)を導入している。ただし検査等で所要台数が不足した場合は一般路線用の小型車(日野・リエッセ・ステップリフト付)が用いられることがあった。



運賃


※記載内容は廃止時


初乗りは大人200円で、距離に応じて220、240、270円と加算される。
指定停留所では、愛あいバス同士や近鉄路線バスとの乗り継ぎ運賃制度が施行されており、乗り継ぎ先の運賃が大人で50円割り引かれた。ただし、前述の竹渕ルートでは、JR久宝寺駅前での久宝寺線(JR八尾駅前・八尾市役所前・アリオ八尾方面行き)へ乗り継ぎする場合は通算運賃としていた。
近鉄バスの定期券や回数カード、スルッとKANSAIカード、Jスルーカードも利用できた。



外部リンク




  • コミュニティバスは運行終了いたしました(八尾市ホームページ、利用実績なども閲覧可能)[リンク切れ]


  • コミュニティーバス7月末廃止へ 八尾市 (asahi.com:マイタウン大阪 2008年2月20日の記事)[リンク切れ]








Popular posts from this blog

Accessing regular linux commands in Huawei's Dopra Linux

Can't connect RFCOMM socket: Host is down

Kernel panic - not syncing: Fatal Exception in Interrupt