ドメーヌ
この記事は検証可能な参考文献や出典が全く示されていないか、不十分です。 出典を追加して記事の信頼性向上にご協力ください。(2010年1月) |
ドメーヌ (フランス語: domaine) は、フランス語で区画・領域・領地などを表すことばである。英語のドメインと同じ語源の単語で、フランスでは、コンピュータ・インターネット用語のドメイン、生物分類学、数学、経営学などの用語として、英語のドメインと全く同じ使い方をされている。それらの使い方については、ドメイン(曖昧さ回避)を参照。
日本では、主にブルゴーニュ地方などのワインの生産者を表す用語として用いられており[要出典]、ここではワイン用語としての「ドメーヌ」について説明する。
ワイン生産者
ブルゴーニュやローヌなどボルドー以外の地方で、ぶどう畑のなかの、一人の生産者が所有する「区画」を指し、そこからその所有者の意味に使われるようになった。ボルドーにおけるシャトーとほぼ同じで、自分の畑でぶどうを生産し、ワインを醸造・瓶詰めする者をさすが、ボルドーのシャトーは数十haの畑を所有する者が多いのに対し、ドメーヌは一般的に規模が小さく、、1区画が1ha未満のところが少なくない。シャトーは「城」なので、所有者は本来は殿様または貴族だが、ドメーヌの所有者は、農場主または地主といったかんじである。実際、一頃前までは、シャトーの経営者がいかにも気位が高い紳士然とした人が多かったのに対し、ドメーヌの主人は、無骨で律儀な職人といった感じの人が多かったという。
しかし現在は、畑の所有者が代わったり、新しくぶどう畑が開墾されるなど、ローヌやラングドック地方でもシャトーを名乗る生産者がかなりある。一方、規模が大きくなり、ネゴシアンとなっているドメーヌもある。