中山牝馬ステークス
中山牝馬ステークス | |
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第29回優勝馬レディアルバローザ | |
開催国 | 日本 |
主催者 | 日本中央競馬会 |
競馬場 | 中山競馬場 |
第1回施行日 | 1983年3月20日 |
創設 | 1972年 |
2017年の情報 | |
距離 | 芝1800m |
格付け | GIII |
賞金 | 1着賞金3600万円 |
出走条件 | サラ系4歳以上牝馬(国際) |
負担重量 | ハンデキャップ |
出典 | [1][2] |
中山牝馬ステークス(なかやまひんばステークス)は、日本中央競馬会(JRA)が中山競馬場で施行する中央競馬の重賞競走(GIII)である。競馬番組表での名称は「ローレル競馬場賞 中山牝馬ステークス(ローレルけいばじょうしょう なかやまひんばステークス)」と表記される[2]。
寄贈賞を提供するローレルパーク競馬場は、アメリカ合衆国のメリーランド州にある競馬場[3]。創設時より同競馬場との親善を目的として、競走名に場名を冠している[3]。
正賞はローレル競馬場賞[2]。
目次
1 概要
1.1 競走条件
1.2 賞金
2 歴史
2.1 歴代優勝馬
3 脚注・出典
3.1 参考文献
3.2 注釈
3.3 出典
3.3.1 各回競走結果の出典
4 外部リンク
概要
1972年に、5歳(現4歳)以上の牝馬によるオープン特別として創設[4]。1983年より重賞に昇格[5]、グレード制が導入された1984年よりGIII[注 1]に格付けされた[5]。
2006年に4歳以上の牝馬重賞路線が整備され、新設された「ヴィクトリアマイル」の前哨戦として位置づけられるようになった[5]。
外国産馬は1993年から、外国馬は2006年からそれぞれ出走可能になった[6][7]。
競走条件
以下の内容は、2015年現在[2]のもの。
出走資格:サラ系4歳以上牝馬
- JRA所属馬
- 外国調教馬(8頭まで、優先出走)
負担重量:ハンデキャップ
賞金
2017年の1着賞金は3600万円で、以下2着1400万円、3着900万円、4着540万円、5着360万円[2]。
歴史
- 1972年 - 5歳以上の牝馬によるオープン特別として創設[4]。
- 1983年 - 重賞に昇格[5]。
- 1984年 - グレード制施行によりGIII[注 1]に格付け[6]。
- 1993年 - 混合競走に指定、外国産馬が出走可能になる[6]。
- 2001年 - 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走資格を「4歳以上牝馬」に変更。
- 2006年 - 国際競走に変更され、外国調教馬が4頭まで出走可能になる[7]。
- 2007年 - 日本のパートI国昇格に伴い、外国調教馬の出走枠が8頭に拡大[8]。
- 2012年 - 「東日本大震災被災地支援競馬」として実施。
- 2018年 - 施行日を金鯱賞と交換。
歴代優勝馬
コース種別を表記していない距離は、芝コースを表す。
優勝馬の馬齢は、2000年以前も現行表記に揃えている。
回数 | 施行日 | 競馬場 | 距離 | 優勝馬 | 性齢 | タイム | 優勝騎手 | 管理調教師 |
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第1回 | 1983年3月20日 | 中山 | 1800m | ダンシングファイタ | 牝5 | 1:51.3 | 中野栄治 | 元石孝昭 |
第2回 | 1984年2月26日 | 中山 | 1800m | メジロハイネ | 牝4 | 1:52.7 | 的場均 | 大久保洋吉 |
第3回 | 1985年2月24日 | 中山 | 1800m | シャダイコスモス | 牝7 | 1:48.8 | 加藤和宏 | 二本柳俊夫 |
第4回 | 1986年2月23日 | 中山 | 1800m | ユキノローズ | 牝4 | 1:49.6 | 郷原洋行 | 佐々木猛 |
第5回 | 1987年3月1日 | 中山 | 1800m | カツダイナミック | 牝4 | 1:48.8 | 大崎昭一 | 和田正道 |
第6回 | 1988年2月28日 | 東京 | 1800m | ソウシンホウジュ | 牝4 | 1:47.2 | 柴田善臣 | 古賀末喜 |
第7回 | 1989年2月26日 | 中山 | 1800m | リキアイノーザン | 牝4 | 1:50.6 | 本田優 | 清水出美 |
第8回 | 1990年2月25日 | 中山 | 1800m | ジムクイン | 牝4 | 1:50.2 | 大塚栄三郎 | 八木沢勝美 |
第9回 | 1991年2月24日 | 中山 | 1800m | ユキノサンライズ | 牝4 | 1:47.6 | 増沢末夫 | 鈴木康弘 |
第10回 | 1992年3月1日 | 中山 | 1800m | スカーレットブーケ | 牝4 | 1:47.6 | 柴田政人 | 伊藤雄二 |
第11回 | 1993年2月28日 | 中山 | 1800m | ラビットボール | 牝6 | 1:49.7 | 内田浩一 | 池江泰郎 |
第12回 | 1994年2月27日 | 中山 | 1800m | ホッカイセレス | 牝4 | 1:47.6 | 安田富男 | 伊藤正徳 |
第13回 | 1995年2月26日 | 中山 | 1800m | アルファキュート | 牝5 | 1:49.4 | 松永昌博 | 松永善晴 |
第14回 | 1996年2月25日 | 中山 | 1800m | プレイリークイーン | 牝6 | 1:48.2 | 菊沢隆徳 | 池江泰郎 |
第15回 | 1997年2月23日 | 中山 | 1800m | ショウリノメガミ | 牝6 | 1:49.3 | 武豊 | 武邦彦 |
第16回 | 1998年3月2日 | 中山 | 1800m | メジロランバダ | 牝5 | 1:49.8 | 横山典弘 | 池江泰郎 |
第17回 | 1999年2月28日 | 中山 | 1800m | ナリタルナパーク | 牝4 | 1:48.4 | 佐藤哲三 | 大久保正陽 |
第18回 | 2000年3月11日 | 中山 | 1800m | レッドチリペッパー | 牝4 | 1:48.5 | 横山典弘 | 松田博資 |
第19回 | 2001年3月10日 | 中山 | 1800m | エイシンルーデンス | 牝5 | 1:49.5 | 柴田善臣 | 野元昭 |
第20回 | 2002年3月9日 | 中山 | 1800m | ダイヤモンドビコー | 牝4 | 1:45.4 | O.ペリエ | 藤沢和雄 |
第21回 | 2003年3月15日 | 中山 | 1800m | レディパステル | 牝5 | 1:46.7 | 蛯名正義 | 田中清隆 |
第22回 | 2004年3月13日 | 中山 | 1800m | オースミコスモ | 牝5 | 1:46.1 | 蛯名正義 | 中尾正 |
第23回 | 2005年3月12日 | 中山 | 1800m | ウイングレット | 牝4 | 1:49.7 | 田中勝春 | 宗像義忠 |
第24回 | 2006年3月12日 | 中山 | 1800m | ヤマニンシュクル | 牝5 | 1:47.8 | 四位洋文 | 浅見秀一 |
第25回 | 2007年3月11日 | 中山 | 1800m | マイネサマンサ | 牝7 | 1:50.2 | 蛯名正義 | 中村均 |
第26回 | 2008年3月16日 | 中山 | 1800m | ヤマニンメルベイユ | 牝6 | 1:48.4 | 柴山雄一 | 栗田博憲 |
第27回 | 2009年3月15日 | 中山 | 1800m | キストゥヘヴン | 牝6 | 1:49.1 | 横山典弘 | 戸田博文 |
第28回 | 2010年3月14日 | 中山 | 1800m | ニシノブルームーン | 牝6 | 1:47.6 | 北村宏司 | 鈴木伸尋 |
第29回 | 2011年4月2日 | 阪神 | 1800m | レディアルバローザ | 牝4 | 1:45.4 | 福永祐一 | 笹田和秀 |
第30回 | 2012年3月11日 | 中山 | 1800m | レディアルバローザ | 牝5 | 1:50.6 | 福永祐一 | 笹田和秀 |
第31回 | 2013年3月10日 | 中山 | 1800m | マイネイサベル | 牝5 | 1:48.5 | 松岡正海 | 水野貴広 |
第32回 | 2014年3月16日 | 中山 | 1800m | フーラブライド | 牝5 | 1:48.5 | 酒井学 | 木原一良 |
第33回 | 2015年3月15日 | 中山 | 1800m | バウンスシャッセ | 牝4 | 1:47.5 | 田辺裕信 | 藤沢和雄 |
第34回 | 2016年3月13日 | 中山 | 1800m | シュンドルボン | 牝5 | 1:50.3 | 吉田豊 | 矢野英一 |
第35回 | 2017年3月12日 | 中山 | 1800m | トーセンビクトリー | 牝5 | 1:49.4 | 武豊 | 角居勝彦 |
第36回 | 2018年3月10日 | 中山 | 1800m | カワキタエンカ | 牝4 | 1:49.0 | 池添謙一 | 浜田多実雄 |
脚注・出典
参考文献
- 「ローレル競馬場賞中山牝馬ステークス(GIII)」『中央競馬全重賞競走成績集【古馬関東編】』 日本中央競馬会、2006年、445-474頁。
注釈
- ^ ab当時の格付表記は、JRAの独自グレード。
出典
^ “重賞競走一覧(レース別・関東) (PDF)”. 日本中央競馬会. p. 8. 2017年3月13日閲覧。
- ^ abcde“平成29年第2回中山競馬番組 (PDF)”. 日本中央競馬会. 2017年3月13日閲覧。
- ^ ab“2017年度第2回中山競馬特別レース名解説 (PDF)”. 日本中央競馬会. p. 3. 2017年3月13日閲覧。
- ^ ab“Nakayama25 中山牝馬ステークス”. 一般社団法人中山馬主協会. 2016年3月7日閲覧。
- ^ abcd“レースについて:中山牝馬ステークス 今週の注目レース”. 日本中央競馬会. 2017年3月13日閲覧。
- ^ abc『中央競馬全重賞競走成績集【古馬関東編】』
- ^ ab“第2回 中山競馬成績集計表 (PDF)”. 日本中央競馬会. pp. 633-634 (2006年). 2016年3月7日閲覧。(索引番号:05071)
^ “第2回 中山競馬成績集計表 (PDF)”. 日本中央競馬会. pp. 610-611 (2007年). 2016年3月7日閲覧。(索引番号:05071)
各回競走結果の出典
- 『中央競馬全重賞競走成績集【古馬関東編】』 第1回 - 第23回
- JRA年度別全成績
- (2018年)“第2回 中山競馬 第5日 (PDF)”. 日本中央競馬会. p. 6. 2018年3月11日閲覧。(索引番号:06059)
- (2017年)“第2回 中山競馬 第6日 (PDF)”. 日本中央競馬会. p. 6. 2017年3月13日閲覧。(索引番号:06071)
- (2016年)“第2回 中山競馬 第6日 (PDF)”. 日本中央競馬会. p. 6. 2016年3月14日閲覧。(索引番号:06071)
- (2015年)“第2回 中山競馬 第6日 (PDF)”. 日本中央競馬会. p. 6. 2016年3月7日閲覧。(索引番号:06071)
- (2014年)“第2回 中山競馬 第6日 (PDF)”. 日本中央競馬会. p. 6. 2016年3月7日閲覧。(索引番号:06071)
- (2013年)“第2回 中山競馬 第6日 (PDF)”. 日本中央競馬会. p. 6. 2016年3月7日閲覧。(索引番号:06071)
- (2012年)“第2回 中山競馬 第6日 (PDF)”. 日本中央競馬会. p. 6. 2016年3月7日閲覧。(索引番号:05071)
- (2011年)“第2回 阪神競馬 第3日 (PDF)”. 日本中央競馬会. p. 6. 2016年3月7日閲覧。(索引番号:09036)
- (2010年)“第2回 中山競馬 第6日 (PDF)”. 日本中央競馬会. p. 11. 2016年3月7日閲覧。(索引番号:05071)
- (2009年)“第2回 中山競馬 第6日 (PDF)”. 日本中央競馬会. p. 11. 2016年3月7日閲覧。(索引番号:06071)
- (2008年)“第2回 中山競馬 第6日 (PDF)”. 日本中央競馬会. p. 11. 2016年3月7日閲覧。(索引番号:05071)
- (2007年)“第2回 中山競馬 第6日 (PDF)”. 日本中央競馬会. p. 11. 2016年3月7日閲覧。(索引番号:05071)
- (2006年)“第2回 中山競馬 第6日 (PDF)”. 日本中央競馬会. p. 11. 2016年3月7日閲覧。(索引番号:05071)
- (2005年)“第2回 中山競馬成績集計表 (PDF)”. 日本中央競馬会. pp. 596-597. 2016年3月7日閲覧。(索引番号:05059)
- (2004年)“第2回 中山競馬成績集計表 (PDF)”. 日本中央競馬会. pp. 625-626. 2016年3月7日閲覧。(索引番号:05059)
- (2003年)“第3回 中山競馬成績集計表 (PDF)”. 日本中央競馬会. pp. 619-620. 2016年3月7日閲覧。(索引番号:05059)
- (2002年)“第1回 中山競馬成績集計表 (PDF)”. 日本中央競馬会. pp. 596-597. 2016年3月7日閲覧。(索引番号:05059)
- netkeiba.comより(最終閲覧日:2015年3月16日)
1986年、1987年、1988年、1989年、1990年、1991年、1992年、1993年、1994年、1995年、1996年、1997年、1998年、1999年、2000年、2001年、2002年、2003年、2004年、2005年、2006年、2007年、2008年、2009年、2010年、2011年、2012年、2013年、2014年、2015年
外部リンク
今週の注目レース(第36回中山牝馬ステークス) - 日本中央競馬会
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