中郷 (薩摩川内市)
中郷 | |
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— 町丁・大字 — | |
薩摩川内市立育英小学校 | |
中郷 | |
座標: 北緯31度49分57.2秒 東経130度18分39秒 / 北緯31.832556度 東経130.31083度 / 31.832556; 130.31083 | |
国 | 日本 |
都道府県 | 鹿児島県 |
市町村 | 薩摩川内市 |
地域 | 川内地域 |
人口 (2011年(平成23年)4月1日現在) | |
- 計 | 4,559人 |
等時帯 | JST (UTC+9) |
郵便番号 | 895-0072 |
中郷(ちゅうごう Chūgō)は、鹿児島県薩摩川内市の町名[1]及び大字[2]。旧薩摩郡中郷中郷村、薩摩郡東郷中郷村、薩摩郡下東郷村大字中郷、川内市中郷町。中郷一丁目から中郷五丁目及び中郷町があり、中郷一丁目及び中郷二丁目の全域で住居表示を実施している[3]。郵便番号は895-0072。人口は4,559人、世帯数は1,908世帯(2011年4月1日現在)[4]。
「中郷」という地名は古代の託万郷(たくまごう)がのちに3つの郷に分けられた時に、この地域が3郷のうちで中央(西部は高城郷、東部は東郷)に位置していたことに由来している[5]。
目次
1 地理
1.1 河川
1.2 湖沼
2 歴史
2.1 成立から町村制施行まで
2.2 町村制施行以後
2.3 字域の変遷
3 施設
4 人口・世帯数
5 小・中学校の学区
6 交通
6.1 道路
7 脚注
8 参考文献
9 関連項目
地理
薩摩川内市の西部、川内川下流域に所在している。字域の北方には田海町、運動公園町、高城町、南方には東大小路町、原田町、西方には国分寺町、高城町、東方には川内川を挟んで、天辰町、白浜町が接している。
字域の中央部を南北に国道267号が通っており、南部を東西に九州新幹線の高架が通過している。中央部には中郷下池が所在しており、もう一つの中郷上池は運動公園町に所在している。
教育施設は字域の北東部に薩摩川内市立育英小学校が所在している。
河川
川内川(町域の東端を南北に流れる)
湖沼
- 中郷下池(中郷上池は運動公園町の区域)
歴史
成立から町村制施行まで
中郷という地名は平安末期より見え、薩摩国のうちであった。この地は「和名類聚抄」で見える高城郡託万郷の地であり、その後東郷と高城郷に分割され、さらに東郷を東郷と中郷に分割されたとされている。戦国期は渋谷東郷氏の支配下にあったが、入来院氏とともに渋谷東郷氏が所領を島津氏に献上し、当地を含めた川北部が薩州家島津義虎に与えられた[5]。
江戸期には薩摩郡中郷(外城)のうちであった。中郷は中郷村のみで構成されており、小之郷に位置づけられていた。明治3年に中郷が東郷に編入され中郷村は薩摩郡東郷のうちとなった[6]。
村高は「検地目録」及び「天保郷帳」には1,888石余、「旧高旧領」には1,303石余であったと記載されている[5]。
町村制施行以後
1889年(明治22年)に町村制が施行されたのに伴い、それまでの東郷の区域のうち田海村、白浜村及び中郷村の3村の区域より下東郷村が成立し、江戸期の中郷村は下東郷村の大字「中郷」となった。1957年(昭和32年)には下東郷村のうち大字田海の一部のみが東郷町及び高城村に編入され、その他の区域は川内市に編入されたのに伴い、大字中郷は川内市の大字「中郷町」となった[5]。
1981年(昭和56年)には字域の一部が原田町、東大小路町に分割された[5]。
1992年(平成4年)に原田町、中郷町の各一部より中郷一丁目、中郷二丁目、中郷三丁目及び中郷四丁目を設置する旨の告示があり、土地区画整理法による換地処分が行われた日の翌日に前述の丁目が設置された[7]。
2000年(平成12年)8月1日に中郷町の一部が運動公園町に分割された[8][9]。同年12月8日には中郷町の一部より分割され、川内市の町名「中郷五丁目」が設置され、中郷町の一部が中郷三丁目、中郷四丁目に編入された[10]。
2004年(平成16年)に川内市等が新設合併し薩摩川内市が成立したのに伴い、大字名及び町名の変更はなく、薩摩川内市の大字及び町名となった。
字域の変遷
分割実施後 | 分割実施年月日 | 分割実施前 |
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原田町の一部 | 1981年(昭和56年) | 中郷町の一部 |
東大小路町の一部 | ||
中郷一丁目及び中郷二丁目 | 1992年(平成4年) | 中郷町及び原田町の各一部 |
中郷三丁目及び中郷四丁目 | 中郷町の一部 | |
運動公園町の一部 | 2000年(平成12年) | |
中郷五丁目(全域) | ||
中郷三丁目及び中郷四丁目の一部 |
施設
- 公共
薩摩川内市消防局本部・中央消防署- 川内歴史資料館
- 野間島公園
- 教育
- 薩摩川内市立育英小学校
- 育英保育園
- 中郷保育園
- 郵便局
- 川内中郷郵便局
- 寺社
- 宅満寺
人口・世帯数
2011年4月1日現在の中郷一丁目から中郷五丁目、中郷町の人口、世帯数を以下に示す[4]。
町・字 | 世帯数 | 人口 |
---|---|---|
中郷一丁目 | 445 | 1,046 |
中郷二丁目 | 192 | 451 |
中郷三丁目 | 199 | 501 |
中郷四丁目 | 192 | 485 |
中郷五丁目 | 132 | 320 |
中郷町 | 764 | 1,774 |
計 | 1,908 | 4,559 |
小・中学校の学区
市立小・中学校に通う場合、学区(校区)は以下の通りとなる[11]。
町・字 | 番・番地 | 小学校 | 中学校 |
---|---|---|---|
中郷一丁目 | 全域 | 薩摩川内市立育英小学校 | 薩摩川内市立川内北中学校 |
中郷二丁目 | 全域 | ||
中郷三丁目 | 全域 | ||
中郷四丁目 | 全域 | ||
中郷五丁目 | 全域 | ||
中郷町 | 全域 |
交通
道路
- 国道
- 国道267号
脚注
^ 注:中郷一丁目から中郷五丁目までは町名として設置されている。
^ 注:中郷町は大字として設置されている
^ 住居表示 - 薩摩川内市HP
- ^ ab統計データ(町別住民基本台帳人口) - 薩摩川内市公式ウェブサイト 2011年4月21日閲覧。
- ^ abcde『角川日本地名大辞典 46 鹿児島県』角川書店 p.428
^ 鹿児島県の地名 p.420
^ 平成4年鹿児島県告示第1038号(町の区域の設定及び字の区域の変更、平成4年4月27日付鹿児島県公報第482号、 原文)
^ 平成12年鹿児島県告示第885号(町の区域の設定及び変更、鹿児島県公報平成12年7月7日付所収)
^ 『ぐるりっとせんで(川内市広報誌)』2000年9月号 - 川内市
^ 平成12年鹿児島県告示第1457号(町の区域の設定及び変更、平成12年12月8日付鹿児島県公報第1634号所収、 原文)
^ “薩摩川内市 義務教育”. 薩摩川内市役所. 2010年9月20日閲覧。
参考文献
- 『日本歴史地名体系 47 鹿児島県の地名』 平凡社、1998年。ISBN 4-582-49047-6。
関連項目
中郷(曖昧さ回避ページ)
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座標: 北緯31度49分57.2秒 東経130度18分39秒