パトリック・セルキュ



































獲得メダル


パトリック・セルキュ


Olympic flag.svg

オリンピック
1964 東京 1kmタイムトライアル

Arc en ciel.svg
1963 アマ・スプリント
1967 プロ・スプリント
1969 プロ・スプリント
1968 プロ・スプリント

パトリック・セルキュ(Patrick Sercu、1944年6月27日- )は、ベルギー・ルーセラーレ出身の元自転車競技選手。6日間レース歴代勝利数第1位の88勝を挙げている。また1964年東京オリンピック(会場は八王子自転車競技場)における1kmタイムトライアル、世界自転車選手権におけるプロ・アマ通じてスプリントで3度の優勝を誇った他、ツール・ド・フランスでは1974年にポイント賞を受賞するなど、トラックレースとロードレースの両輪で大活躍。また自転車競技選手としては極めて稀有な、距離不問のオールマイティー選手であった。加えて、1Kmタイムトライアルの世界記録も保持していたことがある。現在は故郷のベルギーで開催される2つの6日間レース(ゲント、ハッセルト)の競技運営者を中心に活動している。




目次






  • 1 6日間レース


    • 1.1 88勝の足跡




  • 2 関連項目


  • 3 外部リンク





6日間レース


プロ入りした1965年にヘント6日間レースでエディ・メルクスとコンビを組んで優勝を果たしたのが記念すべき1勝目であった。以後メルクスとコンビを組んで15勝をマークする。


セルキュが6日間レースの王者として君臨するようになったのはオランダのペーター・ポストとコンビを組んだ1960年代後半から1970年代前半にかけてのこと。6日間レースでは百戦錬磨のポストが、まだ若手選手だったセルキュをうまくリードしていたからこその結果ともいえるが、この間、セルキュ・ポスト組はほぼ無敵の強さを誇った。


ポストが1972年に引退した後はメルクスの他、パートナーは色々と替わったこともあったが、こちらも6日間レース史上歴代3位の実績を誇ることになるオランダ人のレネ・パイネン、ディートリッヒ・チューラオ、アルベルト・フリッツを中心としたコンビで勝利を重ね、1979年のベルリン大会で、ポストが保持していた65勝を上回る66勝をマークして歴代第1位に躍り出た。そして、1983年のコペンハーゲン大会でゲルト・フランクと組んで最後の優勝を果たすまで実に88勝をマークした。現役選手として現在最多勝利数を誇るのはスイスのブルーノ・リシで47勝だが、リシは1968年生まれであり、恐らくそう長くは現役を続けられないというように考えると、セルキュの88勝という記録を更新する選手は恐らくしばらくは出現しないだろうと見られる。



88勝の足跡

























































































































































































































































































































































































































































































































































勝目 開催地 パートナー
1 1965 ヘント
エディ・メルクス
2 1966 フランクフルト
クラウス・ブッダール
3 1967 ケルン クラウス・ブッダール
4 1967 モントリオール
エミール・セヴェレイン
5 1967 ヘント エディ・メルクス
6 1967 ミュンヘン クラウス・ブッダール
7 1967 シャルレロワ
フェルディナン・ブラッケ
8 1968 ロッテルダム
ペーター・ポスト
9 1968 ロンドン ペーター・ポスト
10 1968 フランクフルト
ルディ・アルティヒ
11 1968 ドルトムント ルディ・アルティヒ
12 1969 ブレーメン ペーター・ポスト
13 1969 アントウェルペン ペーター・ポスト リック・ファン・ローイ
14 1969 ロンドン ペーター・ポスト
15 1969 ドルトムント ペーター・ポスト
16 1969 フランクフルト ペーター・ポスト
17 1969 シャルレロワ
ノルベール・ソーヴ
18 1970 ケルン ペーター・ポスト
19 1970 ブレーメン ペーター・ポスト
20 1970 ロンドン ペーター・ポスト
21 1970 ヘント
ジャンピエール・モンゼレ
22 1971 ロッテルダム ペーター・ポスト
23 1971 ロンドン ペーター・ポスト
24 1971 ベルリン ペーター・ポスト
25 1971 フランクフルト ペーター・ポスト
26 1971 ヘント
ロジェ・デフラミンク
27 1972 ロンドン
トニー・ゴーランド
28 1972 ドルトムント
アラン・バンランケル
29 1972 ヘント
ユリアン・ステーブンス
30 1973 ケルン アラン・バンランケル
31 1973 ミラノ ユリアン・ステーブンス
32 1973 ドルトムント エディ・メルクス
33 1973 グルノーブル エディ・メルクス
34 1973 ヘント
グラーム・ギルモア
35 1974 アントウェルペン エディ・メルクス
36 1974 ロンドン
レネ・パイネン
37 1974 ドルトムント レネ・パイネン
38 1975 ブレーメン レネ・パイネン
39 1975 アントウェルペン エディ・メルクス
40 1975 ベルリン
ディートリッヒ・チューラオ
41 1975 グルノーブル エディ・メルクス
42 1975 ヘント エディ・メルクス
43 1975 チューリッヒ
グンター・ハリッツ
44 1976 ロッテルダム エディ・メルクス
45 1976 アントウェルペン エディ・メルクス
46 1976 ミラン
フランチェスコ・モゼール
47 1976 ドルトムント
フレディ・マルテンス
48 1976 マーストリヒト グラーム・ギルモア
49 1977 コペンハーゲン
オーレ・リッテル
50 1977 アントウェルペン フレディ・マルテンス
51 1977 ロンドン レネ・パイネン
52 1977 ベルリン エディ・メルクス
53 1977 ミュンヘン エディ・メルクス
54 1977 ヘント エディ・メルクス
55 1977 チューリッヒ エディ・メルクス
56 1977 マーストリヒト エディ・メルクス
57 1978 ベルリン ディートリッヒ・チューラオ
58 1978 フランクフルト ディートリッヒ・チューラオ
59 1978 グルノーブル ディートリッヒ・チューラオ
60 1978 ミュンヘン
グレゴール・ブラウン
61 1978 ヘント
ジェリー・クネットマン
62 1979 ケルン グレゴール・ブラウン
63 1979 ロッテルダム
アルベルト・フリッツ
64 1979 ハノーファー アルベルト・フリッツ
65 1979 ロンドン アルベルト・フリッツ
66 1979 ベルリン ディートリッヒ・チューラオ
67 1979 ドルトムント ディートリッヒ・チューラオ
68 1979 ミュンヘン ディートリッヒ・チューラオ
69 1979 チューリッヒ アルベルト・フリッツ
70 1979 ブレーメン アルベルト・フリッツ
71 1980 コペンハーゲン アルベルト・フリッツ
72 1980 コペンハーゲン アルベルト・フリッツ
73 1980 ベルリン グレゴール・ブラウン
74 1980 ドルトムント グレゴール・ブラウン
75 1980 ヘント アルベルト・フリッツ
76 1980 ヘルニンク
ゲルト・フランク
77 1981 ケルン アルベルト・フリッツ
78 1981 コペンハーゲン アルベルト・フリッツ
79 1981 ミラノ フランチェスコ・モゼール
80 1981 グルノーブル
ウース・フローラー
81 1981 ヘント ゲルト・フランク
82 1982 ロッテルダム レネ・パイネン
83 1982 コペンハーゲン レネ・パイネン
84 1982 アントウェルペン ロジェ・デフラミンク
85 1982 ベルリン
マウリツィオ・ビディノスト
86 1982 ミュンヘン レネ・パイネン
87 1983 ロッテルダム レネ・パイネン
88 1983 コペンハーゲン ゲルト・フランク


関連項目


  • エディ・メルクス


外部リンク






  • パトリック・セルキュ - サイクリングアーカイヴス(英語)


  • パトリック・セルキュ - バイオグラフィーとオリンピックでの成績(Sports Reference)(英語)






Popular posts from this blog

Accessing regular linux commands in Huawei's Dopra Linux

Can't connect RFCOMM socket: Host is down

Kernel panic - not syncing: Fatal Exception in Interrupt